ミラノ滞在中にある事件が起きたのです。ミラノ滞在は明日丸一日はフリーでその翌日午前の便で日本に帰る予定です。夕方6時頃に、地下鉄のモンテ・ナポレオーネ駅から電車でホテルに帰ろうと思って電車に乗り込んだ時です。地下鉄はかなり混んでいました。
窓が閉まろうとする時に若者4人組がなだれ込んで、窓が閉まろうという時にすぐに電車から降りていったのです。ドアが閉まって何か変だったなと思った時に、娘のバックからiPhoneがなくなっていたのです。
あの乗降の騒ぎで一瞬のうちにバックから抜き取って、すぐに電車から降りたようです。本当に一瞬の出来事です。盗難にあった時はショックというか、悔しいなと思ったな。少し前から狙いをつけていたようですね。
だけど、以前、イタリアで盗難に合った経験が役立ったのです。(ちなみに、10年前はホテルのチェックインの際にベルボーイに預けたスーツケースが盗まれました。)
心を鎮めるために、一旦ホテルに帰って落ち着きます。
まずは、警察署に行って盗難事故の証明書を入手する必要があります。クレジットカード付帯の旅行保険のためにです。
ホテルの人に事情を話し、英語の話せる警察官がいる最寄りの大きい警察署を教えてもらいます。UBERで10分のところにある警察署に到着したのは夜の8時です。
門番にいた警察官(美人の警察官)に話しをすると、ここで待っていなさいと。この時間でも警察にくる人がたくさんいるようです。10分待っていると警察官が交代です。また、事情を話すとここの窓口は受付まで1時間かかるので近くの小さい警察署に行きなさいと。そこならすぐに証明書もらえると思うとのこと。
近くの警察署に急行です。英語はあまり通じない警官でしたが、すぐに無事に盗難証明書をもらえたのです。
これで一安心。前述の中華料理店で腹ごしらえです。後は、東京に帰って保険金の請求をすればよいだろうと。
食事をして更に時間を置いて冷静になれた自分です。スマホがないということは、ワクチン接種の証明がないということ、visit japan webでワクチン証明書がアップロードできないことにその時はたと気づいたのです。
調べると、ワクチン証明書がない人はPCR陰性証明書が必要ではないですが。ガーン。
何とまたPCR検査をしないといけないのか。そして、陰性が必要です。
調べます。ミラノ中央駅近くに「SYN LAB」という機関があるようです。市内にはいくつかの支店があるようです。念のためにホテルの人にこの機関のことを尋ねると、よく知られた機関であるようで「OK、大丈夫だよ」ということで明朝朝一で検査に出かけたのでした。
中央駅から徒歩6-7分のところです。朝8時から開業していました。なんたって明日の午前10時の帰国便なのです。病院もきれいですぐに検査できるようです。本日の夕方には検査結果がメールで送られてくるとのこと。その一番早い検査費用は110ユーロとのこと。
良心的なお値段です。というわけでサクッと検査を受けたのです。紙の証明書が必要なら明日の朝一で用意できるとのこと。
陰性が出るかドキドキしましたが、夕方の5時には陰性とのメールが。安心しました。
総括です。スマホを今海外でなくすということは、盗難証明書の他に今でもPCR検査が必要になるということですね。
それが無いと帰れないよ。よい勉強になりました。
本当に盗難に合うのはイタリアばかりなり。それでも嫌いになれないんだよね。