カテゴリー: 映画

  • シネマ歌舞伎の「唐茄子屋 不思議国之若旦那」を鑑賞、観客のいる劇場中継だね

    シネマ歌舞伎の「唐茄子屋 不思議国之若旦那」を鑑賞、観客のいる劇場中継だね

    2024年1月24日(水)

    昨日は珍しい会に参加してきたよ。

    「大人の休日倶楽部カード」の趣味の会で応募していた「シネマ歌舞伎を楽しむ講座」(3,800円)が当選したので、その会に参加してきたのです。場所は東京は東銀座の東劇です。スケジュールはこんな感じ。

    • 葛西聖司氏による上映する作品についての解説(約40分)
    • シネマ歌舞伎鑑賞「唐茄子屋 不思議国之若旦那」(約2時間)
      • 中村勘九郎・中村獅童・中村七之助

    自分はシネマ歌舞伎なるものを観るのは初めての体験です。東銀座の東劇も初めての訪問です。道を挟んで歌舞伎座の対面ななめにあるのね。

    まずは主催者の「大人の休日倶楽部カード」の担当者から。

    本日は貸し切り興行で、120名が参加。全員、「大人の休日倶楽部カード」会員なので60歳以上。遠くは岩手から駆けつけた人も。最高齢は女性で94歳の方だそうです。

    この会、貸し切りで混雑していなくていいね。

    まずは葛西聖司氏の解説です。元NHKのアナウンサーで古典芸能の解説者だそうです。道理で喋りがうまく、歌舞伎に詳しいのね。

    この題目は、宮藤官九郎がNHKの大河ドラマ「いだてん」を製作した際、自分も主人公と同様にマラソンをしなくては良いドラマが作れないと思い、その時、走りながら落語を聞いていたので、この演目を考えついたそうです。

    古典落語「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」の要素を織り交ぜたのが本作。本作は「唐茄子屋政談」だけではなく、「大工調べ」や「十八檀林」「鈴ふり」などたくさんの落語の要素が絶妙なバランスで混ざり合って、唯一無二の物語に仕上がっていますので、落語ツウも楽しめる新作シネマ歌舞伎です

    あらすじはこんな感じ。

    吉原遊びが過ぎて勘当された若旦那・徳三郎は橋から身を投げようとしているところを偶然通りかかったおじに助けられる。事情を聴いたおじの勧めで徳三郎は唐茄子(かぼちゃ)売りの商いをはじめることに。商いの途中で様々な人に出会い少しばかり成長した徳三郎だったが、執心していた傾城・桜坂の身請けが決まったと聞き、たまらず吉原へ向かう。しかし、徳三郎が迷い込んだのは、どこかイビツで不思議なパラレルワールド「第二吉原」で…!?

    初めて観た感想は、このシネマ歌舞伎は観客を入れた普通の芝居を収録して観せているのね。これには少し驚きました。確かに、カメラのアップもあるので分かりやすくて、臨場感もあるよね。

    この「唐茄子屋 不思議国之若旦那」は歌舞伎というより、普通のお芝居なのね、歌舞伎役者が演じるね。存在感があったのは、“達磨町の八百八/吉原田んぼのあめんぼ役”の荒川良々かな。座をもたせる存在感

    中村獅童もよかったね。

    まあ、面白い演劇のやり方だとは思いました。また行ってもよいかな。

    ランチはこの会の前に銀座の「はしご」でパーコーだんだん麺を。

    今日も楽しい一日でした。

    2024年の初笑いは恒例のパルコ劇場の「志の輔らくご」、モモリンには参ったね

     



  • アレンの映画「サン・セバスチャンへ、ようこそ」はバスクが舞台で勝ちだね

    アレンの映画「サン・セバスチャンへ、ようこそ」はバスクが舞台で勝ちだね

    2024年1月23日(火)

    週初めの月曜日です。本日もいつものように映画館に行くよ。本日観に行った映画はこれ。

    • 「サン・セバスチャンへ、ようこそ」

    観に行った理由は単純。サン・セバスチャンということで心惹かれたんだね。そして、映画館に行って気づいたのですが、これ監督はウッディ・アレンなのね。2020年製作だのね。

    あらすじはこんな感じ。

    ウッディ・アレン監督が、スペイン最大の国際映画祭であるサン・セバスチャン国際映画祭を舞台に、妻の浮気を疑う映画学の大学教授が体験する不思議な出来事を描いたコメディ。

    ニューヨークの大学の映画学を専門とする教授で、売れない作家のモート・リフキンは、有名なフランス人監督フィリップの広報を担当している妻のスーに同行して、サン・セバスチャン映画祭にやってくる。リフキンはいつも楽しそうな妻とフィリップの浮気を疑っているが、そんな彼が街を歩くと、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が突然目の前に現れる。さらには、夢の中でオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」の世界に自身が登場するなど、クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々と巻き起こる。

    アレン作品の常連俳優ウォーレス・ショーンがリフキンを演じるほか、ジーナ・ガーション、エレナ・アナヤ、ルイ・ガレルが顔をそろえる。

    映画を観ても俳優陣で知った人はいませんでした。あの女医役は予算があればペネロペクルスが最適だね。だけどこんなグダグダした映画を製作するアレンもスゴイよね、ストーリーはあってないようなもの。救いはサン・セバスチャンの美しい風景かな。

    だけど古い映画へのオマージュもあり、こんな映画を観させるアレンはすごいね。影武者とかの話しには参ったね

    いろいろ批判も書きましたが、良い映画でしたよ。

    ところでサン・セバスチャンと言えば、自分も語らずにはいられません。

    自分たちも家族で約10年ほど前にバスクに旅行でいったのです。バルセロナから鉄道でサンセバスチャンに向かったのです。目的はまずはサンセバスチャンの隣町(フランス側)のオンダビリアにあるパラドールで宿泊したかったのでね。このオンダビリアの港の反対側はフランスです。このパラドールは風光明媚でバスクでの宿泊するならおすすめの宿ですよ。もう1泊はビルバオだったかな。サンセバスチャンでは軽くバル巡りをしたぐらいなのですが。

    アレンの映画の中で出てきたあのレストランの窓の眺めはすごいね。

    そして、映画が終われば、いつもの日本橋の「ますたに」へ。今日も飽きずにビールのアテはたくあんです。やっぱり“ますたにラーメン”いつ食べても美味いね。

    今日も良い1日でした。

    オンダビリアのパラドールは1つ手前のバス亭で降りること、崖の上までのエレベーターがあるよ

     



  • 映画館で「バベットの晩餐会」を観たよ、背筋がピンと伸びるね、すばらしい

    映画館で「バベットの晩餐会」を観たよ、背筋がピンと伸びるね、すばらしい

    2024年1月20日(土)

    昨日の金曜日はいつものように日本橋のTOHOシネマズに「午前十時の映画祭」を観に行ったのです。本日からあの名作「バベットの晩餐会」が上映されるのでね。

    自分も一度、DVDで鑑賞したことはあるのですが、やっぱり大画面で観ないとね。その時も実に上質で良い映画と思った記憶が。

    アカデミー賞・外国語映画賞を受賞した文芸ドラマ。原作は『愛と哀しみの果て』の作者としても知られるデンマークの作家アイザック・ディネーセン。見どころは何といっても豪勢極まりないフランス料理のフルコース。次々と出される美味しそうな料理の数々は、目を楽しませるだけでなく、大勢で食卓を囲むことの幸せを実感させる。

    原作はアイザック・ディネーセンなんですね。やはり原作が素晴らしかったんだね、納得です。ストーリーはこんな感じです。

    19世紀末、デンマークの小さな漁村。牧師の娘マーチーネ(ビルギッテ・フェダースピール)とフィリパ(ボディル・キュア)は、厳格な父の教えを守り、結婚もせず、清貧のまま年老いていた。そんなある日、フランスから亡命してきたバベット(ステファーヌ・オードラン)が家政婦として働くことに。老姉妹は亡き父の生誕100年記念の晩餐会に村人を招くことを計画するが、そんな折、バベットに1万フランの宝くじが当たったという知らせが届く。

    ちなみに監督は、ガブリエル・アクセルという人。だけど、こんな宗教色が強い映画を造ったね、だから一層、晩餐会が盛り上がる構成が狙いなのかな。

    ちなみに、晩餐会のメニューです。

    • 「海ガメのスープ」
    • 「ロシア産キャビアのドミドフ風」
    • 「ウズラのパイケース詰めソースペリグルディーヌ」
    • 「サラダ」
    • 「チーズ」
    • 「ラム酒入りババ」
    • ワインは、食前酒の「アモンティヤード・シェリー」から「ヴーヴクリコ・ボンサルダン」「クロ・ド・ヴージョ」「ハイン・コニャック」

    良い映画はよいですね、率直な感想です。終わった後には、背筋がピッと伸びる感じの映画です。良い意味でね。有名な俳優もドラマティックな構成もないのによくこんな名画を作れたよ、本当にね。

    俗世に毒された自分にカツですね。

    そして観終わった後は、京都ラーメンの「ますたに 室町店」へ。いつものように、瓶ビールと“たくわん”(60円)で至福のときです。飲み終われば、ラーメンを1杯。うまし

    それから銀座へ。先日読んだ文具王の高畑正幸さんの著書「人生が確実に幸せになる文房具100」で紹介されていた逸品を探しに。何を購入したのかは、今回はこれ。

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  • 「燈火(ネオン)は消えず」はド直球の香港のノスタルジーを感じる映画

    「燈火(ネオン)は消えず」はド直球の香港のノスタルジーを感じる映画

    2024年1月18日(木)

    昨日はまたいつものように午前に映画を1本観に行きます。観たのは、

    • 燈火(ネオン)は消えず

    という香港映画です。そう言えば、香港のあのケバケバしいネオンはあっという間になくなったね。あのケバケバしさが香港だと思うのですが。ノスタルジーかな。

    予告編を観ていてなんとなくあらすじは分かっていたので二の足を踏んだのですが、ジェイソン・ステイサム先生の「エクスペンダブルズ ニューブラッド」よりは情緒がありそうな気がしてね。

    ストーリーはこんな感じ。

    腕ききのネオン職人だった夫の死後、夫がやり残した最後のネオンを完成させようと妻は決めた。

    腕ききのネオンサイン職人だった夫(サイモン・ヤム)の死後、妻(シルヴィア・チャン)は夫がやり残した最後のネオンを完成させようと決意し……。

    『返校 言葉が消えた日』で知られる人気女優セシリア・チョイと本作で香港電影金像奨新人賞にノミネートされたヘニック・チャウが共演。 2010年の建築法等の改正以来、2020年までに9割ものネオンサインが姿を消したと言われる香港

    昨年、東京国際映画祭アジアの未来部門で上映された際には、独自の文化が少しずつ消えてゆく香港の今と物語を重ね合わせながら、それでもその灯を消さないと奮闘する香港人の心意気と、ネオン職人たちによる映画のラストサプライズが大きな感動を呼んだ

    観ての感想。タイトルの通り、ど直急の展開です。ただ、映画の構成は夫との生前の馴れ初めや生活が現在と交差していくので、多少、解りづらくて忙しい展開になっていますね。

    自分としてはもう少し違う展開があってもよかったのかな。タイトルもコンセプトもよいので、もっと意外な展開が欲しかったね。俳優陣は主人公が年配のシルヴィア・チャンだしね、華も欲しいね。

    ふと思ったのは、あのニューシネマパラダイスのような懐古ものだったらよかったかな、そうすると脚本にもっと工夫が必要です。

    まあ、よい映画には違いないのですが。最後のエンドロールの現在のネオン職人の映像を見て、香港の良き時代は終わったんだね、としんみりするね

    中国の傘下に下った香港、ネオンの消滅と同時にますます魅力を失っていくね。そんなノスタルジーを覚えた香港映画でした。

    そうゆう意味では2日前に観たひたすら棺桶を担いでいくトルコ映画の摩訶不思議さに屈するよね。

    渋谷で映画を観終われば、ランチタイム。本日は水曜日なので「喜楽」は定休日。

    そうなればセンター街の「桂花ラーメン」に向かうしか選択肢はありません

    13時に到着です。こちらはまだ行列がなくて一安心。まず、ビールと茎わかめでまったりです。このゆるい時間がいいね。

    ビールを飲み終えれば、“桂花ラーメン”の大盛りをお願いします。やっぱりこの塩辛いスープとしわしわ麺が最高だね。外人にこの味が解ってもらえないことを祈願します。

    最後の砦、「桂花ラーメン」にかの国の人達は来てはダメだよ

    おじさんからのお願い。

    2024年も宇宙最強の男はドニー・イェンだね、「シャクラ」を観てしまったよ

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  • トルコ映画「葬送のカーネーション」を観て、自分の哲学的素養のなさを知る

    トルコ映画「葬送のカーネーション」を観て、自分の哲学的素養のなさを知る

    2024年1月16日(火)

    今日もまずは映画の話しからです。本日は実に難解な映画を観たよ、こんな難しい映画、久しぶりだよね。昔観た「旅芸人の記録」のような映画だったよ。

    題名は、

    • 「葬送のカーネーション」

    トルコとベルギーの合作ですね。あらすじはこんな感じ。

    圧倒的な映像が静かに問いかける、現代トルコ映画の到達点 リアリズムと虚構が交差する、現代社会の新しい寓話

    荒涼とした冬景色のトルコ南東部。年老いたムサは、亡き妻の遺体を故郷の地に埋葬するという約束を守るため、棺とともに旅をしている。

    紛争の続く場所へ帰りたくない孫娘のハリメだったが、親を亡くし、仕方なく一緒に歩いている。亡き妻とともに故郷への帰還を渇望するムサ。旅で出会う様々な人たちから、まるで神の啓示のような[生きる言葉]を授かりながら進んでゆく。

    国境、生と死、過去と未来、自己と他者、棺をかつぐ祖父と孫娘の心の融和。トルコから届いた3人のおとぎ話は、境界線の先に小さな光を灯す。

    監督はベキル・ビュルビュルという人。この映画の主人公はまさに棺桶とお祖父ちゃんとその孫娘です。ひたすらトルコの荒涼として道を棺桶を引きずりながら歩いていきます

    道中、特に何も起こらずにひたすら荒涼とした地が描かれます。最初と最後の祝祭のシーン。意味深な映像です。

    観終わって監督は何を訴えたかったんだろうかと考えさせられます。映画の終わりにも何もも語られないのでね。

    国境線で不条理にしばられる現在の国際情勢、クルドの問題(これは想像)、トルコの抱える問題、そんなことではなくて何か人間の不条理を寓話的に描いているのかな

    自分の頭では、あまりにも哲学的でわからない映画でした。たまには訳のわからないものを観ること大事。それと驚いたことに、こんな難解な映画でもお客さんが結構はいっているのには驚いたね。みんな好きだね。

    いろいろと書きましたが、おすすめできる映画です。心を空っぽにして映画を観て下さい。あなたなら、監督の訴えたいことがわかるかも

    だけど、現代の日本ではこんな映画を製作したいと提案しても、予算がつかないだろうね。恐るべし、トルコ映画です。

    終われば、いつものように日本橋のラーメン店「ますたに」へ。

    難解な映画で固まった頭をほぐすにはまずはビールだね

    今日は少し興奮しはていたせいで、ラーメンの写真は失念です。

    本日も勉強にさせていただいた1日となりました。

    (2021年10月ターキッシュエアラインズ搭乗記199便)羽田-インタンブールのビジネスクラス、コロナ影響大

     



  • 佐分利信の「華麗なる一族」、山崎豊子の原作にハズレなし、夜は「グラリック」でお肉を

    佐分利信の「華麗なる一族」、山崎豊子の原作にハズレなし、夜は「グラリック」でお肉を

    2024年1月15日(月)

    週末はいつものようにルーティーンどおりの行動です。今週末に自宅でDVD鑑賞した映画はこの2本です。

    • 華麗なる一族(1974年製作)
    • 瓔珞<エイラク> ~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~ Vol.7

    山崎豊子の「華麗なる一族」は何回もドラマ化されていると思いますが、今回は初めて映像化されたもの。佐分利信が目当てでこちらを観ることにしたのです。

    出演者は今から見れば、豪華絢爛です。

    • 佐分利信/月丘夢路/仲代達矢/山本陽子/目黒祐樹/中山麻里/酒井和歌子/田宮二郎/香川京子/京マチ子/北大路欣也

    田宮二郎や北大路欣也が脇役とは、驚きですね。だけど京マチ子が一番いいところをさらっていくのかな。少しお年をめされてますが、愛人役にはぴったり。太地喜和子といい、近年こんな感じの女優さんはいなかなったね、残念です。酒井和歌子も若いね。

    映像はいわずもがな。これだけの俳優と山崎豊子の原作ではハズレはないものね。名作でした。

    そして、毎週1巻づつ観ている中国ドラマの「瓔珞」です。よくこれだけ毎回、いろんな出来事が起こるね。感心します。物語はだんだん魏瓔珞がのし上がっていくようで、話しは盛り上がってきました。本当におすすめのドラマです。先週も言いましたが「光る君へ」なんかでは到底太刀打ちできません

    そして土曜日の夕食のです。我が家ではステーキが食べたいとなると、現在、間違いなくこのお店が第一候補になるのです。六本木二丁目の「グラリック」です。何たって店名の由来が、

    • GRALIC[グラリック] は『Garlic』×『Gravy』の造語です 旨みたっぷりの『Gravy(肉汁)』をさらに引き立てる『Garlic(ガーリック)』

    には参ったね。というわけで、雪も降った東京ですが、直前に空席を確認して訪問です。今日は2名でね。カウンター席に陣取ります。

    まずはカラフェで赤ワインをいただきます。久しぶりの赤ワインだね。美味し。

    そして、ステーキの注文です。

    • ハンギングテンダーステーキ 150g(ソースはバター醤油)
    • テンダーロインステーキ 150g(ソースは大根おろし醤油)

    連れがお値段の高いテンダーロインにしたいと言い出しまして。自分は一番お安いハンギングテンダーでね。焼き上る前のお楽しみ。きゃべつのサラダです。上の“にんにくソース”がとにかく絶品なのです。本当にこのソースを単品で販売してくれないかな。間違いなく買います。

    そしてステーキがやってきました。本日もお肉は柔らかく、肉汁がたっぷりです。どうして家で焼くステーキはパサパサなのだろうか。ハナマサで買う肉質が悪いのかな、自分の腕なのか、まあどちらもなのでしょう。

    今日もおいしいステーキをありがとう。お会計は7,500円なり。

    本日もよき1日でした。

    葉加瀬太郎さんはステーキで、マイユの黒トリュフ入りマスタードがないと暴れるぞ、というほどの逸品

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  • 必見のドキュメンタリー映画、「ビヨンド・ユートピア 脱北」北朝鮮ものだよ

    必見のドキュメンタリー映画、「ビヨンド・ユートピア 脱北」北朝鮮ものだよ

    2024年1月14日(日)

    今日もまずは劇場映画の話しから。本日は予告編を劇場で観た時から是非観たいと思った作品なのでした。いわゆる北朝鮮からの脱北もののドキュメンタリーなのです。やっぱり怖いもの観たさだよね、地上の楽園をね(皮肉を込めてね)。

    お金をもらっても決して足を踏み入れたくない国だもんね。

    • ビヨンド・ユートピア 脱北

    映画はこんな感じです。

    脱北を試みる家族の死と隣り合わせの旅に密着したドキュメンタリー

    これまで1000人以上の脱北者を支援してきた韓国のキム・ソンウン牧師は、幼児2人と老婆を含む5人家族の脱北を手伝うことに。キム牧師による指揮の下、各地に身を潜める50人以上のブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す、移動距離1万2000キロメートルにもおよぶ決死の脱出作戦が展開される。

    撮影は制作陣のほか地下ネットワークの人々によって行われ、一部の詳細は関係者の安全のため伏せられている。世界に北朝鮮の実態と祖国への思いを伝え続ける脱北者の人権活動家イ・ヒョンソをはじめ、数多くの脱北者やその支援者たちも登場。「シティ・オブ・ジョイ 世界を変える真実の声」のマドレーヌ・ギャビンが監督を務めた。2023年サンダンス映画祭にてシークレット作品として上映され、USドキュメンタリー部門の観客賞を受賞。

    製作は2023年です。観ての感想。

    さすがに映像素材は乏しいながら、実に緊迫感ただよう映画でした。上映時間の115分は緊迫の中で過ぎます。知らない北朝鮮の逸話が脱北者からも聞けます。

    メインの話しは家族5名が北朝鮮から脱北し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して自主的にタイで警察に捕まり、韓国に行く家族ですね。タイに入国して初めて安心できるという国際情勢。そんな話し初めて知りました。この家族は非常に幸運な家族ですね。製作者側からも金銭の提供があったんだろうね。沢山のブローカーを使うのでね。

    ラオスについて一段落の時の、家族の興味深いコメント

    • (80歳のお婆ちゃん)外国はこんなに発展しているのに、そして金正恩も立派なのに、国(北朝鮮)が発展していないのは国民がダメなのか
    • (10歳くらい子供)金正恩を尊敬しています

    数カ月後、韓国に落ち着いて

    • (80歳のお婆ちゃん)金正恩の北朝鮮はダメなんだね
    • (家族の50代の父)この歳になって韓国を見て、自分の人生を無駄にしてしまった、もう取り返せないよ

    そりゃあ、世界最貧国のラオスを見ても何と豊かだと思うお婆ちゃんです。

    脱北者の話しと映像が記憶に残ります。

    • マスゲームの完璧を見る度に、過酷な膨大な練習に涙するしかない
    • 人間の人糞も農村の肥料、すべて溜めて運ぶ、人糞の出の悪い人は糾弾される

    まあ、すごい世界だね。タイトルも「ビヨンド・ユートピア」(皮肉なのかな)ではなくて、もう少し違う表現があるのでは。

    とにかく一見に値する映画です。

    終われば、日本橋に移動して京都ラーメンの「ますたに」へ。今週、2回目の訪問です。

    映画の余韻に浸りながら瓶ビールを1本。そして渾身のラーメンを1杯。

    今日も充実の一日でした。

    横田めぐみさんは武力で奪還するしかないね、あの国からは。精鋭の自衛隊は行くと思うのですが。岸田ではダメかな。

    赤坂の本格韓国料理「チョンギワ 本館」のフローズンマッコリは危険な飲み物、キムチの値段にビックリ

     



  • 2024年も宇宙最強の男はドニー・イェンだね、「シャクラ」を観てしまったよ

    2024年も宇宙最強の男はドニー・イェンだね、「シャクラ」を観てしまったよ

    2024年1月11(木)

    今日も映画の話しからですが、この映画は全くのノーマークでした、劇場で予告編も全くやってなかったしね。

    TOHOシネマズ日比谷であの“宇宙最強の男 ドニー・イェン”の映画をひっそりと封切っているではありませんか。何と今回は、製作・監督・主演を兼ねていると。正しく全宇宙を制覇する勢いです。

    2023年は「ジョン・ウィック コンセクエンス」で日本が誇るアクションスターの真田広之がドニー・イェンに討ち取られたしね、残念無念。

    というわけで本日はこの「シャクラ」に参戦です。宇宙最強の男にしては、スクリーンも小さかったし、お客さんも少なく少し寂しかったよ。

    話しの筋は全く知らずに鑑賞です。ストーリーはこんな感じ。2023年製作の香港・中国映画です。

    宇宙最強の異名を持つ国際的アクションスター、ドニー・イェンが自ら製作・監督・主演を務め、超絶武侠アクション『シャクラ』を創り上げた!ドニー映画ではお馴染みの俳優たちが多数出演し、中華圏を代表する小説家・金庸(きんよう)の長編武侠小説「天龍八部」を壮大な世界観で描き出した。金庸の熱烈なファンであるドニーは、作品に対する豊富な知識と敬意をもって、「天龍八部」の4人の武芸者のひとり、喬峯(きょうほう)を自分にしか演じられない人物に仕上げた

    アクションを通してキャラクターを雄弁に語り、作品ごとにスタイルを変えて変幻自在のバトルを繰り広げていたドニーだが、『シャクラ』ではさらなる進化を遂げる。武侠映画ならではの動きで宙を飛び交い、武術に於いて最高峰と言われる達人技を次々と繰り出していく。アクション監督を『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治が務め、ダンスと武術を融合させ、スクリーンを縦横無尽に駆け巡り闘う武芸者たちの凄技を実現させた!

    宋代の中国。丐幇(かいほう)の幇主・喬峯(きょうほう/ドニー・イェン)は誰からも慕われる英雄的な存在だった。だがある日、何者かに副幇の馬が殺害され、その犯人に仕立て上げられてしまう。しかも自分が漢民族ではなく契丹人であるという出自まで明かされ丐幇を追放される。自らを陥れた人間を探し出し、さらに自身の出生の真実をつきとめるため喬峯は旅にでる。しかし、彼の行く手には更なる罠が仕掛けられていた!武林最強の技、「降龍十八掌」を使い、襲い来る刺客たちをなぎ倒す喬峯。果たして彼は黒幕を突き止め復讐を果たすことが出来るのか!?

    観ての感想。映画は楽しめましたが、やっぱりやりすぎ感はアリアリ。武侠アクションにスパイダーマンのように空を飛び、ウルトラマンのスペシウム光線が合体しては、この宇宙で敵う人間は存在しません。それだけやりすぎ感のあるアクションです。

    話しは複雑でよくわからないところがありますが、まあ結構楽しめますよ。出会いなどがかなり都合よくできているかな。「RRR」好きなら似ているのかな。

    率直な感想、ウクライナ軍にドニー・イェンをスカウトすればと思ったね。彼一人でロシアに勝てます、間違いなく。だけど、あの終わり方は続編があるということ、怖いね。

    終われば、日本橋のラーメン店「ますたに」へ。ビールでドニー・イェンの毒気を抜きます。いつもの“ますたにラーメン”でほっこりです。

    今日も充実した一日でした。

    目黒シネマで“宇宙最強の男、ドニー・イェン”の映画を観たあとは、「かづ屋」へ直行するしかないだろう、美味いね“支那そば”

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  • 「笑いのカイブツ」はあのPerfect Dayに匹敵するよ、まさしく狂の世界感

    「笑いのカイブツ」はあのPerfect Dayに匹敵するよ、まさしく狂の世界感

    2024年1月10(水)

    年末年始から怒涛の3連休も終わり、ようやく平時に戻りました。一安心です。

    というわけで映画館も落ち着いて来たので、午前は渋谷の劇場に足を運んだよ。今日観た映画は日本映画の「笑いのカイブツ」です。あまり内容は知らないで出かけたのですが、これは大当たりの映画でした。あの「Perfect Days」が洗練の局地なら、こちらは洗練されてはいませんが人間がもろにぶつかってくる感じです。自分は決して落語以外のお笑いには感心がないのですが、見入りました。

    • 主演: 岡山天音
    • 原作: ツチヤタカユキ「笑いのカイブツ」
    • 監督: 滝本憲吾

    唯一知っている役者で出ていたのは、菅田将暉だけでした。だけどいい感じで持ち味を出していたよ。主役で出ないのはスゴイね

    話しはこんな感じ。

    「伝説のハガキ職人」として知られるツチヤタカユキの同名私小説を原作に、笑いにとり憑かれた男の純粋で激烈な半生を描いた人間ドラマ

    不器用で人間関係も不得意なツチヤタカユキは、テレビの大喜利番組にネタを投稿することを生きがいにしていた。毎日気が狂うほどにネタを考え続けて6年が経った頃、ついに実力を認められてお笑い劇場の作家見習いになるが、笑いを追求するあまり非常識な行動をとるツチヤは周囲に理解されず淘汰されてしまう。失望する彼を救ったのは、ある芸人のラジオ番組だった。番組にネタを投稿する「ハガキ職人」として注目を集めるようになったツチヤは、憧れの芸人から声を掛けられ上京することになるが……。

    なんと言っても主演の岡山天音くんです。あの役所広司とは正反対の狂を熱演です。まあ原作のチカラがすごいのだと思いますが。

    お笑いに興味のない自分からすると何故そこまで入り込まないといけないのか理解はできず。笑いはそもそも人付き合いから始まるので、そこまでコミ症であればいいネタも書けないのではと、普通は思うんだよね。もっと世の中を見て、コントを書いたほうが充実すると思うのですが。

    映画の最後はどうするのかと思っていましたが、こんな終わり方なのね。自分はその前の川のシーンでブッと切っても面白いな、と思ったね

    自分探しとは違いますが、そんな心境の若者は一度観て自分を客観的に見た方がよいとおもいました。なんか説教臭くなったね。

    映画を観終われば、ランチタイム。渋谷であれば、あの道玄坂の「喜楽」しかないね。12時ジャストに到着すれば25分待ちの行列です。50分待ちと出ていた「一蘭」よりはいいね。自分の価値観では20分以上待ちの「一蘭」はないね

    いつものように、チャーシューメン(1,000円)を注文です。ここではビールは飲みません。人気店なので並んでいる人への気遣いからです。

    ともかく、「笑いのカイブツ」は怪作です、ぜひ鑑賞あれ。

    映画「Perfect Day」もいいけど、イタリアの“MARVIS”のポーチも素敵だよ

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  • 2024年最初の外飯は六本木の「おつな寿司」へ、寿司やの味噌汁はなぜ美味い

    2024年最初の外飯は六本木の「おつな寿司」へ、寿司やの味噌汁はなぜ美味い

    2024年1月7日(日)

    この週末は成人の日を含む3連休ですが、週末はいつものようにルーティーンどおりの行動です。今週末に自宅でDVD鑑賞した映画はこの2本です。

    • 氾濫
    • 瓔珞<エイラク> ~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~ Vol.6

    まずは「氾濫」の方からです。こちらの古い映画を選んだ理由は、昨年12月に集中的に観た小津安二郎の映画の影響からです。

    主演は佐分利信と若尾文子。特に佐分利信が目当てです。笠智衆と佐分利信では父親像として体格も含め正反対ですが、佐分利信の父親像は昔こんなおやじがたくさんいたよね、と妙に納得できるのです。

    話しはサラリーマン家庭での会社と家族のごたごたの話しですが、やっぱり小津の映像美とは違うね。話しとしても、向田邦子の「阿修羅のごとく」の方が圧倒的だものね。

    だけど、興味深い映画だったよ。

    「瓔珞」<エイラク>は話しがだんだん進展してきました。どうして毎回いろんなことが起こるのかね。いろんな策略を仕掛けられて切り抜けていく魏瓔珞の知恵もすごいね

    これは中国嫌いの人でも素直におもしろいよね。少なくとも2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」より圧倒的に面白いよね

    そして、いつもの土曜日の外食です。

    2024年の最初の外食ですので、やっぱり馴染みの寿司屋のカウンターで美味しい寿司を食べたいね。というわけで、いつものように六本木の「おつな寿司」へ。

    前日でも予約できたよ、2名で19時に訪問です。今日は奥カウンターは先約があり、久々に手前のカウンターへ。というわけでイケメンの若大将の前です。若大将の握りは久しぶりです。

    まずはサッポロの黒ラベルです。

    今日のつまみは、つぶ貝と焼き白子です。“焼き白子”、クリーミーでたまりません。不思議と日本酒が欲しくなるね。危険な食べ物です。レモンを絞って、塩か七味でいただきます。シンプル イズ ベスト。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • たい
    • ほたて
    • いか
    • かに

    ここで仲入り、茶碗蒸しです。飲み物は当然、芋焼酎のお湯割りに移行しています。

    後半戦です。

    • さば
    • 赤身まぐろ
    • 中トロ
    • いくら
    • 玉子焼き おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻
    • あなご

    今日の絶品握りは、“いか”と“中トロ”かな。だけど、今日の味噌汁の具材は海老で大変美味しゅうございました

    デザートは百合根の最中アイスです。

    連れはお腹が空いたとかで、いなりを追加注文していたね。本日も美味しゅうございました。お会計は17,000円なり。

    ごちそう様でした。次は2月だね。

    皆に大人気「美登利寿司」、こんなに待っても食べたい寿司なのかな?





  • ジュリエット・ビノシュの「ショコラ」、ジョニデがいいところを持っていくね

    ジュリエット・ビノシュの「ショコラ」、ジョニデがいいところを持っていくね

    2024年1月6日(土)

    今日もまずは映画のお話から。

    昨日は「午前十時の映画祭」で主演がジュリエット・ビノシュの“ショコラ”をやっているというので日本橋のTOHOシネマズへ。

    この映画は観たことないのです。別にジュリエット・ビノシュのファンでも何でもありませんが、amazonの評価を見ると評価がよかったのですね。

    フランス映画でファンタジーぽいなら、あの“アメリ”ぽいのかなを期待してね。

    ちなみに監督はラッセ・ハルストレム、主演はジュリエット・ビノシュ、主演というか脇役でジョニー・デップです。

    ストーリーはこんな感じ。

    フランスの小さな町に謎めいたヴィアンヌが娘とともにやって来た
    伝統と規律を守り、日々静かに生活を送るその町で母娘はチョコレート・ショップを開店する。
    見たこともないおいしそうなチョコレートで溢れた店、人々は自分の好みにピタリとあわせて勧められ、すっかりチョコレートの虜になる。
    おいしいチョコレートとヴィアンヌの不思議な魅力が、閉ざされた人々の心を解き放つ。
    だがそれが古き伝統を守ろうとする町の指導者の反感をかってしまう

    まあ良い映画です。ジュリエット・ビノシュの魅力満載というところでしょうか。だけどジョニー・デップがいいところをさらっていくのね。終わりをどうするんだろうなと思っていると、寓話的な終わり方で良かったね

    だけどあれだけのカカオを使って商売としてはどうかな、現実的かな。まあファンタジーの話なのでね。このころのジョニー・デップは顔艶もよく、若くて魅力的だね、ジプシー的な役にもよく合っているし。

    まあ“アメリ”の方が少し毒気が強いファンタジーかな。だけど、よく出来ている映画です、北風が吹いている時が観頃かな、考えすぎかな。考えてみると、少し変形の女版“フーテンの寅さん”かなと思ったね。

    ところで、ジョニー・デップ様です。自分が観たジョニー・デップ様が出演している映画の中で一番と思うのは、「ウェイティング・バーバリアンズ 帝国の黄昏」かな。原作はあのノーベル文学賞受賞者のJ・M・クッツェーの「夷狄を待ちながら」です。

    さすがに現代の小説家で突出しているクッツェーの寓話的で示唆するものが深い話しです。

    帝国に支配される辺境の町。そして遠方から移動してくる姿の見えない夷狄

    ジョニー・デップ様は主演ではなく、敵対する悪役ですが、これが役柄にマッチして実にいい味を出しているのです。この映画はそんなに有名ではないかもわかりませんが、その寓話性という意味ではピカイチだと思うのですが。

    今日の最後の方は思わず力が入りました。

    今観れる、観るべき、最高のショーであり映画、「アメリカン・ユートピア」を観たぞ!これぞ現代の大傑作





  • 2024年は激動の予感、「ティル」を観て、アメリカどうしたんだと

    2024年は激動の予感、「ティル」を観て、アメリカどうしたんだと

    2024年1月4日(木)

    2024年は辰年ですが、新年早々、能登地震やJAL機事故など大きなニュースが起こる激動の年の様相です。今回の地震での東京の揺れは大きく横に波打つような揺れで、あの東日本大震災の時の突き上げるような縦揺れとは大きく違っていましたね。

    JAL機事故のニュースも夕方の6時頃に目に飛び込んできた映像にはびっくりしました。ライブでしかもカメラがある中であんな事故をテレビで見るとは驚きの映像でした。あの911のような臨場感がありました。

    それにしても、正月番組の特番は少し休んで、ニュースや情報系の番組を突っ込むべきだったのではないかと思います、特に民放はね。

    この年末年始に劇場で観た映画はこの1本。

    • ティル TILL

    1950年代アメリカで、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった実在の事件「エメット・ティル殺害事件」を劇映画化したものです。

    ストーリーはこんな感じ。

    1955年、イリノイ州シカゴ。夫を戦争で亡くしたメイミー・ティルは、空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の息子エメットと平穏に暮らしていた。ある日、エメットは初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れる。しかし彼は飲食雑貨店で白人女性キャロリンに向けて口笛を吹いたことで白人の怒りを買い、8月28日、白人集団に拉致されて凄惨なリンチの末に殺されてしまう。息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世間に知らしめるべく、ある大胆な行動を起こす。

    名優ウーピー・ゴールドバーグが共演し、製作にも名を連らねている作品です。映画の中ではかなりショッキングな映像もあります。

    だけど、日本人の感覚からすると、あの店主の白人妻はあれぐらいで何を激怒しているのかな、と思うぐらい不思議な出来事なんだね。あれがアメリカ南部と言われればそうだろうけど。

    そして、2022年になって、エメット・ティル・反リンチ法案に署名し、同法が成立するのも不思議。米国史上初めてリンチ行為を憎悪犯罪(ヘイトクライム)と定義したとのこと。

    アメリカどうしたんだ、と思う自分

    エンドロール前のその後の情報も腹立つ事ばかりで嫌な気持ちになるよね

    確かに、年末年始向きの映画ではなかったね。そのあとに「Perfect Days」を見れば一服の清涼剤になるかもね。

    映画「Perfect Day」もいいけど、イタリアの“MARVIS”のポーチも素敵だよ

     



  • 映画「Perfect Day」もいいけど、イタリアの“MARVIS”のポーチも素敵だよ

    映画「Perfect Day」もいいけど、イタリアの“MARVIS”のポーチも素敵だよ

    2023年12月28日(木)

    バンコク2泊3日の旅行も書き終え、通常モードのブログに戻ります。

    本来木曜日はルーティーンの絵画教室があるのですが、年末ということで本日はお休みです。そのかわりに話題のあの映画を見に行ったよ。カンヌ映画祭で役所広司が主演男優賞に輝いたヴィム・ヴェンダース監督の「Perfect Days」です。

    観たのは日比谷の東宝シネマズです。午前の回です。

    まず驚いたのは、観客の多さです。こんな地味な映画なのに何故、こんなに観客が、ビックリマークです。

    ストーリーはこんな感じ

    東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた

    その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた



    映画は本当に静寂に満ちた良い映画です。あの朝の箒の音、たまらないね。小津を慕うヴィム・ヴェンダース節、炸裂ですね。「パリ・テキサス」よりも静かな映画です。

    ちなみに、役所広司が演じる平山という主人公の名前は、小津安二郎の『東京物語』(1953年)で笠智衆が演じた平山周吉から取られている(他の小津映画でも平山という名前の男は何度か登場するが)、のは初めて知りました。

    こだわりが凄いね。

    良い映画を観た後は、木曜日の食のルーティーン、銀座の「共楽」へ。1周間に1度は顔を出さないと忘れられるのでね。

    いつものように、ビールとワンタンメンで2023年の「共楽」の食べ納めです。

    そして、今日の本題ね。

    実は最近のSNSの広告でたまらないものを見つけたのでした。

    イタリア・フィレンツェで誕生し長い間イタリアで愛され続けているデンタルケアブランドの
    MARVIS(マービス)の白いポーチなのです。
    2024年も旅行が多くなるし、歯磨きセットをこれに集約するのには最適ではないかと、妄想したのです。特に限定色の白はかっこいいよね。
    このマービスの歯磨き粉は、“歯が白くなる”ということで有名らしいですが、自分はミラノで購入して使用しましたが、白くならないよね。だけどオシャレ度はすごいね。イタリアでは普通のドラッグストアで売られていました。
    まあ、歯磨き粉はともかく、このMARVIS(マービス)印の白ポーチは貴重だと思い思わずポチッしました。
    これで旅行先のデンタル収納は完璧になりました。
    イタリア好きの方々、おすすめします。

     



  • 小津の「東京暮色」は悲劇的な作品と言われるが、笠智衆の存在が救いだな

    小津の「東京暮色」は悲劇的な作品と言われるが、笠智衆の存在が救いだな

    2023年12月16・17日(土・日)

    土日はいつもと同じルーティーンです。DVDを1本づつ鑑賞します。今週観た映画はこの2本。「エイラク」は毎週1本づつ観ています。観るごとに話しが盛り上がっていきますね。

    まずは小津安二郎の「東京暮色」です。実は先日の劇場での小津安二郎フェアの時に観れなかったのでね。主な俳優陣は原節子、有馬稲子、笠智衆、山田五十鈴ですね。

    • 東京暮色
    • 瓔珞<エイラク> ~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~ Vol.4

    ストーリーはこんな感じ。

    心に傷を抱えた登場人物がおりなす、異色の家族ドラマ
    銀行に勤める周吉(笠智衆)には、妻の喜久子(山田五十鈴)が自分の部下と駆け落ちして以来、男手ひとつで育ててきた二人の娘がいる。

    姉の孝子(原節子)はしっかり者だが不幸な結婚に苦しみ、幼子を連れて実家に戻って来る。妹の明子(有馬稲子)は不実な大学生にだまされ妊娠してしまう。そんなある日、周吉の妹・重子(杉村春子)が兄と子供を捨てたはずの喜久子を街で見かける。明子もまた、自分の母とは知らずに喜久子と出会う。
    いったい、彼女の過去に何があったのか…。

    それは、壮絶な暴力と復讐の物語の始まりだった

    小津作品の中でもユーモアは影を潜め、最も暗い、悲劇的な印象の作品と言われていますが、笠智衆が主演だとそんなお話しも和らげてくれるよね。やっぱりこの映画は有馬稲子が光っているよね。本来は小津は岸恵子を熱望したそうてすが、岸恵子ではこんな感じにはならなかったと思うのです、そこはキッパリ。

    山田五十鈴と杉村春子はやっぱり大女優だけあって存在感は半端ありません。

    だけど笠智衆、この人に尽きるよね。佐分利信では怖い感じがありありだもんね。

    そして、毎週2話づつ観ている「エイラク」は面白さ継続中です。

    そして、土曜日の夕食です。本日は2名ということで。

    久しぶりにあの牛タンの「ねぎし」に行こうかなということに。「ねぎし」は本当に久しぶり、2年振りかな。メニューもいろいろ変わっているね。

    何はともあれ、まずは赤ワインです。つまみはミニ牛タン(400円)です。これだけでもうご機嫌ですね。ワインがグイグイ進みます。そして、今日の注文です。

    • まるねセット 白たん+赤たん(1,800円)
    • ブラッキーセット(1,600円)

    やっぱり牛タンはお店に限るね。スーパーの牛タンはペラペラだもんね。小さいボトルワインも3本いただいて、お会計は6千円です。

    ご馳走様でした。

    そして、このブログは今、羽田の第3ターミナルのTIATラウンジで書いています。本日日曜日の深夜便でタイのバンコクに行きます。

    というわけで明日からはバンコクの旅行記になる予定です。

    中国ドラマの瓔珞(エイラク)は陰謀渦巻く紫禁城の話し、主演はチャン・ツィイー似



  • あのウォン・カーウァイ監督の初期の傑作と言われてもね、「欲望の翼」

    あのウォン・カーウァイ監督の初期の傑作と言われてもね、「欲望の翼」

    2023年12月15日(金)

    本日の午前中は月に1回のかかりつけ医のところへ。もう10年以上、通っているね、血圧が高いので心臓系も含めての循環器系の名医です。かかりつけ医を持つと、大学病院でもどこでも紹介状を書いてもらえ気楽にいけるのがメリットです。

    薬局で処方箋の薬をもらったのが11時過ぎ。どうしようかな。

    予定通り、渋谷で映画でも観るかな。12時半からレスリー・チャン主演の4Kレストアした「欲望の翼」をやっているのでね。時間的にもピッタリ。監督はあのウォン・カーウァイ監督だよ。彼の初期の傑作だと言われているようです。

    あらすじはこんな感じ。

    「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)にそう話しかける。ふたりは恋仲となるも、ある日ヨディはスーのもとを去る。
    ヨディは実の母親を知らず、そのことが彼の心に影を落としていた。ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)と出くわし、サブはひと目で彼女に恋をする。
    スーはヨディのことが忘れられず夜ごと彼の部屋へと足を向け、夜間巡回中の警官タイド(アンディ・ラウ)はそんな彼女に想いを寄せる。60年代の香港を舞台に、ヨディを中心に交錯する若者たちのそれぞれの運命と恋──やがて彼らの醒めない夢は、目にもとまらぬスピードで加速する

    映画を観ての感想。はっきり言って、全くその良さがわかりません。自分は感性に乏しいのかな。何か話しに主題はあるのかな。話しが突然に始まり、切り替わるしね。わかりにくい映画だと思います。映像も暗い場面が多いのでスタイリッシュでもないと思うんだな。

    “その後のウォン・カーウァイの方向性を決定づけた重要作”と言われてもさっぱりワカラン、自分

    自分的にはこんな評価です。レスリー・チャンは人気あったスターだったようですが、自分的には同時代の香港映画なら、チョウ・ユンファだよね。

    そして、残念だったのは今日のお昼。何と渋谷の立ち食いそばの「ゆで太郎」で天ぷらそばだったのです。映画を観る前に小腹が空いたので。これがいけなかった。映画が終わった後で、空腹感もなく、「喜楽」に行く意欲がなかったのです。ガックリ

    実は昨日の「カンブリア宮殿」に出演したのです。特集は「1円でも稼ぐ!地獄を見たANAの新戦略」です。そのカートの映像は何を隠そう、自分なのです。

    究極の羞恥プレーを披露したのです。失礼しました。

    「<ANAオリジナル>機内搭載カート(未使用品)」が遂に到着。開封の儀。やっぱり新品だよね



  • 本日も小津安二郎の「彼岸花」を観る、田中絹代ってこんな顔立ちの人なんだね

    本日も小津安二郎の「彼岸花」を観る、田中絹代ってこんな顔立ちの人なんだね

    2023年12月13日(水)

    本日も渋谷のル・シネマで“4Kデジタル修復版<小津安二郎:モダン・ストーリーズ>”特集を観に行ったよ。まずはその報告から。先週末から今週1週間で小津作品を3本観たことになります。本日観た作品は「彼岸花」です。読み方は「ヒガンバナ」です。

    1958年製作・公開ですね。主演は佐分利信 (出演), 田中絹代 (出演)です。小津監督第49作目にして初めてのカラー作品だそうです。

    あらすじはこんな感じ。

    平山渉(佐分利信)は娘、文子には良い縁談をと考えていた
    ある日、突然、文子との結婚を了解して欲しいという谷口(佐田啓二)が平山の会社を訪れ、文子と谷口の交際が発覚。知人(笠智衆)の娘の縁談には寛容な平山であったが、文子が相談なしに結婚の約束をしたと知り、激怒する
    文子と谷口との結婚を許さない平山のもとに、文子の友人、幸子が自分の縁談で困っている、と相談にやってきた。

    観ての感想。だんだん小津が好きになってきました、人気があるのもよく分かります。今回の映画では女優陣が絢爛なので、誰が誰なのか自分はその場ではよくわかりませんでした。

    確認です。

    • 主人公の父の奥さん 田中絹代
    • 娘の文子 有馬稲子
    • 京都の佐々木の娘 山本富士子
    • 三上(笠智衆)の娘 久我美子
    • 文子の結婚相手 佐田啓二

    自分が映画で分かったのは、有馬稲子ぐらいかな。田中絹代はこんな人だったんだ、山本富士子もね

    だけど、この映画はやっぱり主演は佐分利信で納得です。笠智衆ではあの傲慢さを出ないものね。映像で感心したのはこのカット。

    • 最初での彼岸花が置かれたテーブルのショットの美しさ
    • 終了間際の佐分利信と笠智衆の浴衣姿での橋上のシーン

    小津って本当にビジュアルチックですね。この感性には驚くばかりです。そして、やっぱりウェス・アンダーソンちっくな映像が頻発しますね。ウェスは絶対に小津をかなり研究しているね。今回3本続けてみましたが、これが向田邦子あたりに面々と続いているんだね、向田邦子の方が毒気はありますが。

    本日も映画終了後には劇場で拍手が沸き起こりました。明日はルーティーンの絵画教室があるのですが、どうしようかな。

    映画が終わればランチです。今日はラーメンはいいかな。というわけで、六本木に移動してカレー南蛮を食します。何故なら渋谷でカレー南蛮のお店は知らないのでね、お蕎麦、不毛の地だと思うので。

    徒歩で六本木に向かいます、健康のためにね。向かうはロアビル前の「薮そば」です。ここは店内が広くていいよ、そんなに激混みしないし。

    まずは瓶ビールです。注文は“カレー南蛮そば”です。普通に旨いです。ビール1本飲んで、お会計1,480円は非常に良心的なお店です。おすすめします。

    今日も幸せな1日でした。

    「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は幸福感たっぷり、渋谷ヒカリエ、必見だよ



  • 小津の「晩春」を映画館で初鑑賞、原節子の顔立ちは派手なんだね、ビックリ

    小津の「晩春」を映画館で初鑑賞、原節子の顔立ちは派手なんだね、ビックリ

    2023年12月12日(火)

    本日もまずは映画の話しから。数日前のブログで渋谷のル・シネマで小津安二郎を初めて観たという報告をしました。その時の映画は「早春」でした。今、渋谷のル・シネマでは“4Kデジタル修復版<小津安二郎:モダン・ストーリーズ>”という特集をやっており、今週木曜日までのかなり限定された企画なんですね、調べてわかったことですが。毎日2本ずつ、それぞれの作品が1回限りの上映です。そんな貴重な映画会なんですね。

    というわけで、本日ものこのこ渋谷に出かけたのでした。

    本日の上映は「晩春」です。主演は笠智衆と原節子ですね。親子を演じています。

    話しのすじはこんな感じ。

    妻を亡くして久しい大学教授の周吉は、27歳になっても未だに嫁に行こうとしない娘の紀子のことが心配でならない。周吉の妹まさが縁談を持ち込んでも、なかなか首を縦に振らない紀子。一方でまさは茶会で知り合った未亡人の秋子を周吉の再婚相手に薦めるが、常々男が後妻をもらうことに嫌悪感を抱いていた紀子の心は、そのことで揺れ始めていく。それを察知した周吉は、彼女と再婚すると紀子に告げた……。

    公開が1949年というのにまずビックリですね。自分にとっては原節子を映画の大スクリーンで観るのは初めてです。話しのすじはさておいて、原節子さんはかなり派手なお顔なんですね。自分としてはしっとりとした姿かたちの女優さんと思っていましたので、そのギャップが激しすぎたのが驚きでした。

    やっぱり笠智衆は戦後を代表する大俳優だね。三船とは正反対でね。あの独特の間のとり方は特筆もの。小津も風景を切り取る絵が本当にいいよね、センスの良さがでています。あの能を観ている時の2人のシーン、一服の絵のようです。すばらしいと思いました。

    杉村春子の役は、あんなおばさん、昔はよくいたよね。

    そして本日も映画館の入りは上々でした、こんなにお客さんが入っている映画館は久しぶりに観るよね。終われば、多数の拍手だもんね。

    小津さん自体の問題ではありませんが、この小津テイストを現代まで引きずっている日本映画の方が問題だと思うんだな。まったく進歩していないと思います。

    終われば、12時30分です。昨日は「喜楽」にいったので、今日は渋谷では「桂花ラーメン」にしようと。今日は券売機の前に行列はありません。

    まずは定番の瓶ビールと茎わかめです。もうお店の方が覚えていて、食券を購入する前から席の前にビールがあるという羞恥プレー炸裂です。

    ビールが五臓六腑に染み渡ります。(大げさな表現だね)

    ビールを飲み終えれば、桂花ラーメンです。今日も大変充実な1日でした。

    阪妻版と三船版の「無法松の一生」を劇場で観たよ、阪東妻三郎を初めて観たが、迫力あるね、あの故田村正和のお父さんだものね



  • 餃子だけを目当てに三田の「大連」へ、皮が厚くなり大陸風に変わってしまった、残念無念

    餃子だけを目当てに三田の「大連」へ、皮が厚くなり大陸風に変わってしまった、残念無念

    2023年12月9・10日(土・日)

    土日はいつもと同じルーティーンです。DVDを1本づつ鑑賞します。今週観た映画はこの2本。「エイラク」は毎週1本づつ観ています。観るごとに話しが盛り上がっていきますね。

    • ベル・カント とらわれのアリア
    • 瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~ Vol.3

    そして、「ベル・カント とらわれのアリア」です。エルザ・ジルベルスタインねらいで見つけた1本です。彼女は少しか出ていないね、残念。ジュリアン・ムーアと渡辺謙のラブシーンが観られるよ。話しはこんな感じ

    1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得て書かれたアン・パチェットのベストセラー小説をジュリアン・ムーア、渡辺謙、クリストファー・ランバート、加瀬亮らの豪華共演で映画化したヒューマン・ドラマ

    監督は「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ。

    1996年、南米の某国。高額な報酬につられてやって来たのは世界的オペラ歌手でアメリカ人のロクサーヌ・コス。副大統領邸で開催されるサロンコンサートは、工場誘致を目指す政府が、コスの長年のファンである日本人実業家ホソカワをもてなすためのものだった。通訳のゲンを従え、憧れのコスとの対面に興奮を隠せないホソカワ。やがてフランス大使をはじめ各国のVIPも列席する中、コスの美しい歌声がサロンに響き渡る。するとそこへ銃声とともにテロリストたちがなだれ込んでくるのだったが…

    題材はよいはずですが、映画はおもしろくないね。もっと緊迫感のある演出が欲しいよ。あんな状況で色恋沙汰があるはずもないのに。やはり緊迫感のある演出はやっぱりあのボーンのポール・グリーングラスがピカ一だよね。おもしろかったのは、北野武の「首」で狂気の信長役をした加瀬亮も出ているところ。対比がすごいよね

    そして、土曜日の夕食です。本日は数年ぶりに三田にある中華料理の「大連」に行こうということになったのです。もちろん、“ぎょうざ”だけが狙いです。我が家でぎょうざと言えば、亀戸の亀戸餃子かこの三田の大連しかないのです。


    「大連」はいろいろ安い中華メニューがありますが、“ぎょうざ”以外を頼んではいけないよ。我が家のルールです。予約なしで3名で遠征します。麻布台ヒルズの前を通ってね。

    行ってみれば、何と満席のようです。大宴会が開かれています。10分待って着席です。

    まずはビールで喉の消毒です。注文は決まっています。個数をいくつにするかだけです。

    本日は何か胸騒ぎがして、水餃子と焼き餃子を2皿づつにしてみました。そして、やってきました。この水餃子を見てイヤな予感が。何か皮が厚くなっているではありませんか。いわゆる大陸風です。食べてみても、やっぱりもモサッとしているのです。これは大連の餃子じゃないよ。料理人が変わってしまい、餃子も変わってしまった大連。残念ながら自分の中ではチーンと鐘がなったのです。

    追加注文もせずに退散した次第です。ビール2本飲んで、お会計は3千円。安っ

    東京の“ぎょうざの聖地”は亀戸だよ、「亀戸餃子」を巡礼訪問、あいかわらず行列だよ

     



  • 人生で初めて小津安二郎を観る、「早春」で劇場で拍手が起こったよ、ダニー・トレホも見つけたよ

    人生で初めて小津安二郎を観る、「早春」で劇場で拍手が起こったよ、ダニー・トレホも見つけたよ

    2023年12月8日(金)

    本日もまずは映画のお話しからです。

    自分は恥ずかしながら、あの小津安二郎の映画を1本も見たことないのです。日本人としてお恥ずかしい限りです。そして、数日前の日経新聞にあのビム・ベンダースの記事が出ていたのです。小津をずっと尊敬しているとね。ビム・ベンダースが監督で主演が役所広司の映画「PERFECT DAYS」が話題だもんね。

    そんな中、渋谷のル・シネマで“4Kデジタル修復版<小津安二郎:モダン・ストーリーズ>”という特集で小津の映画を上映しているのです。もう劇場で強制的に観ないと、小津安二郎の映画を観ることはない自分と思ったのでした。

    本日は「早春」を午前に鑑賞に出かけたのでした。主演は池部良と淡島千景です。

    映画館はかなりの人が入っており、思わずのけぞりました。すごい人気。

    この「早春」は小津の正統派からは少し外れている作品のようですが、小津のテイストはよくわかりました。細かい日常のことでの人情の機敏を描いていくのね。やっぱり脇役では笠智衆と山村聡ですね。岸恵子も若いね、キャンキャンしているもの。

    この小津のようなスタイルが現在の日本の主流の是枝裕和などに引き継がれているテイストと思うのですが。映像的には、ウェス・アンダーソンのような映像もありますよね。「シンメトリー+はっきりとした模様」というかね。

    2時間24分は少し長いような。話しからしても2時間以内におさめて欲しいな。小津ファンから怒りを買いそうですが。

    終われば、拍手が起こりました。映画館で拍手を聞くのは、あのインド映画の「RRR」以来かな。

    終わればランチを。本日は連日のラーメンから離れて、とんかつにします。この界隈でとんかつと言えば、表参道の「まい泉」です。2時ですか、外まで長蛇の列です。カウンター席に案内されるまで30分。外国人も含めて、もう尋常じゃない人気ですね。テーブル席だとまだ時間がかかると思います。

    カウンター席でまずはビール。“ロースかつ定食”を注文です。とんかつがくれば、まずはお塩でビールのつまみにします。小津の映画を観て、「まい泉」でビールととんかつ。もうたまらない金曜日です。

    そして、国連本部近くにある「青山ブックセンター」へ。こちらの本屋さんへ来たかいのある本を見つけたよ。何とダニー・トレホの自伝と料理本が発売されたようです。

    • ダニー・トレホのタコスを喰え! 「最凶」の漢による「最高」のL.A.スタイル・メキシカン・レシピ75
    • 世界でいちばん殺された男: ダニー・トレホ自伝

    悪い冗談かと思うこの2冊。特にダニー・トレホのレシピ本には参ったね。だけとこのレシピ本、自分は買うと思います。

    最後のダニートレホの落ちがついて、本当によい金曜日でした。

    胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね



  • カランダッシュからキース・へリング柄の限定品ボールペンが出た、プレゼントに最適

    カランダッシュからキース・へリング柄の限定品ボールペンが出た、プレゼントに最適

    2023年12月6日(水)

    本日も初めては映画のお話しから。先週、劇場に観に行った映画です。あの松田優作の怪演の「ブラック・レイン」です。監督は「ナポレオン」のリドリー・スコットです。「午前十時の映画祭」のラインナップで上映されていた日本橋の“TOHOシネマズ”で鑑賞です。

    あらすじはこんな感じ。

    高倉 健vs.松田優作――二度と叶わないただ一つの競演映画。
    日米オールスターキャストで贈るアクション・サスペンス巨編が最強になって蘇る!!

    ニューヨークで起きた惨殺事件の犯人・佐藤を逮捕したNY市警のニックとチャーリー。彼らは日本へ護送する途中で佐藤に逃げられてしまう。
    大阪府警の協力を得て捜査のため足を踏み入れた大阪で、ニックたちはミステリアスな暗黒街にうごめくヤクザの標的になってしまう…。

    配役はすごいよ、今にして思えば。

    • マイケル・ダグラス
    • アンディ・ガルシア
    • 高倉健
    • 松田優作

    アンディ・ガルシアも若いね。高倉健の演技は正しく高倉健。このころの健さんはボクトツなんだね。やっぱり光っていたのは、松田優作と思うんだな。がんに侵されていて出演したとのこと。やっぱり不気味だもの。あの内田裕也なんか足元にも及ばない不気味さです。内田裕也も若いね。

    舞台がバリバリの日本というのも凄いよ。しかも大阪。画面の色合いがセピア色ちっくなんだよ。正しくこれってブレードランナーの世界だよ。ちなみにブレードランナーとブラック・レインはこんな感じで製作年が7年違うのね。1989年と言えば、日本のバブル最高潮の時だね。感慨深いものがあります。監督はもちろんどちらもリドリー・スコットです。

    • ブレードランナー Blade Runner(1982年)
    • ブラック・レイン Black Rain(1989年)

    ちなみに、リドリー・スコットは自分の次作にも松田優作を起用しようとオファーしていたんだとか。健さんの英語、うまいね。あの渡辺謙よりもね。

    ただただ名作でした。タイトルの「ブラック・レイン」とはあのことなのね

    話しは変わって文房具の話しです。カランダッシュです。つい最近販売が始まったようですが、このボールペンいいよね。

    • CARAN D’ACHE(カランダッシュ)限定品 キース・へリング

    愛と芸術を讃える、ポップで遊び心にあふれたコレクションが登場!  世界的なポップ・アーティストであるキース・ヘリングとコラボレーションした849 ボールペンのスペシャルエディションです。

    ホワイトサテン仕上げの1本は鮮やかなハートが愛への賛歌を表し、マットブラックのもう1 本は白と黒の特徴的なパターンが躍動感あふれるデザインとなっています。

    カランダッシュのボールペンは何本か保有していますが、更にもう1本買ってもよいかなと思わせる逸品です。

    今年のプリスマスプレゼントに最適かな。自分は思案中です。

    並みいる著名な外国製のボールペンより、国産の「伊東屋 ITOYA110 アクロインキボールペン」は一番書き味が良い、秀逸なボールペン