カテゴリー: グルメ

  • 本日も小津安二郎の「彼岸花」を観る、田中絹代ってこんな顔立ちの人なんだね

    本日も小津安二郎の「彼岸花」を観る、田中絹代ってこんな顔立ちの人なんだね

    2023年12月13日(水)

    本日も渋谷のル・シネマで“4Kデジタル修復版<小津安二郎:モダン・ストーリーズ>”特集を観に行ったよ。まずはその報告から。先週末から今週1週間で小津作品を3本観たことになります。本日観た作品は「彼岸花」です。読み方は「ヒガンバナ」です。

    1958年製作・公開ですね。主演は佐分利信 (出演), 田中絹代 (出演)です。小津監督第49作目にして初めてのカラー作品だそうです。

    あらすじはこんな感じ。

    平山渉(佐分利信)は娘、文子には良い縁談をと考えていた
    ある日、突然、文子との結婚を了解して欲しいという谷口(佐田啓二)が平山の会社を訪れ、文子と谷口の交際が発覚。知人(笠智衆)の娘の縁談には寛容な平山であったが、文子が相談なしに結婚の約束をしたと知り、激怒する
    文子と谷口との結婚を許さない平山のもとに、文子の友人、幸子が自分の縁談で困っている、と相談にやってきた。

    観ての感想。だんだん小津が好きになってきました、人気があるのもよく分かります。今回の映画では女優陣が絢爛なので、誰が誰なのか自分はその場ではよくわかりませんでした。

    確認です。

    • 主人公の父の奥さん 田中絹代
    • 娘の文子 有馬稲子
    • 京都の佐々木の娘 山本富士子
    • 三上(笠智衆)の娘 久我美子
    • 文子の結婚相手 佐田啓二

    自分が映画で分かったのは、有馬稲子ぐらいかな。田中絹代はこんな人だったんだ、山本富士子もね

    だけど、この映画はやっぱり主演は佐分利信で納得です。笠智衆ではあの傲慢さを出ないものね。映像で感心したのはこのカット。

    • 最初での彼岸花が置かれたテーブルのショットの美しさ
    • 終了間際の佐分利信と笠智衆の浴衣姿での橋上のシーン

    小津って本当にビジュアルチックですね。この感性には驚くばかりです。そして、やっぱりウェス・アンダーソンちっくな映像が頻発しますね。ウェスは絶対に小津をかなり研究しているね。今回3本続けてみましたが、これが向田邦子あたりに面々と続いているんだね、向田邦子の方が毒気はありますが。

    本日も映画終了後には劇場で拍手が沸き起こりました。明日はルーティーンの絵画教室があるのですが、どうしようかな。

    映画が終わればランチです。今日はラーメンはいいかな。というわけで、六本木に移動してカレー南蛮を食します。何故なら渋谷でカレー南蛮のお店は知らないのでね、お蕎麦、不毛の地だと思うので。

    徒歩で六本木に向かいます、健康のためにね。向かうはロアビル前の「薮そば」です。ここは店内が広くていいよ、そんなに激混みしないし。

    まずは瓶ビールです。注文は“カレー南蛮そば”です。普通に旨いです。ビール1本飲んで、お会計1,480円は非常に良心的なお店です。おすすめします。

    今日も幸せな1日でした。

    「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は幸福感たっぷり、渋谷ヒカリエ、必見だよ



  • 餃子だけを目当てに三田の「大連」へ、皮が厚くなり大陸風に変わってしまった、残念無念

    餃子だけを目当てに三田の「大連」へ、皮が厚くなり大陸風に変わってしまった、残念無念

    2023年12月9・10日(土・日)

    土日はいつもと同じルーティーンです。DVDを1本づつ鑑賞します。今週観た映画はこの2本。「エイラク」は毎週1本づつ観ています。観るごとに話しが盛り上がっていきますね。

    • ベル・カント とらわれのアリア
    • 瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~ Vol.3

    そして、「ベル・カント とらわれのアリア」です。エルザ・ジルベルスタインねらいで見つけた1本です。彼女は少しか出ていないね、残念。ジュリアン・ムーアと渡辺謙のラブシーンが観られるよ。話しはこんな感じ

    1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得て書かれたアン・パチェットのベストセラー小説をジュリアン・ムーア、渡辺謙、クリストファー・ランバート、加瀬亮らの豪華共演で映画化したヒューマン・ドラマ

    監督は「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ。

    1996年、南米の某国。高額な報酬につられてやって来たのは世界的オペラ歌手でアメリカ人のロクサーヌ・コス。副大統領邸で開催されるサロンコンサートは、工場誘致を目指す政府が、コスの長年のファンである日本人実業家ホソカワをもてなすためのものだった。通訳のゲンを従え、憧れのコスとの対面に興奮を隠せないホソカワ。やがてフランス大使をはじめ各国のVIPも列席する中、コスの美しい歌声がサロンに響き渡る。するとそこへ銃声とともにテロリストたちがなだれ込んでくるのだったが…

    題材はよいはずですが、映画はおもしろくないね。もっと緊迫感のある演出が欲しいよ。あんな状況で色恋沙汰があるはずもないのに。やはり緊迫感のある演出はやっぱりあのボーンのポール・グリーングラスがピカ一だよね。おもしろかったのは、北野武の「首」で狂気の信長役をした加瀬亮も出ているところ。対比がすごいよね

    そして、土曜日の夕食です。本日は数年ぶりに三田にある中華料理の「大連」に行こうということになったのです。もちろん、“ぎょうざ”だけが狙いです。我が家でぎょうざと言えば、亀戸の亀戸餃子かこの三田の大連しかないのです。


    「大連」はいろいろ安い中華メニューがありますが、“ぎょうざ”以外を頼んではいけないよ。我が家のルールです。予約なしで3名で遠征します。麻布台ヒルズの前を通ってね。

    行ってみれば、何と満席のようです。大宴会が開かれています。10分待って着席です。

    まずはビールで喉の消毒です。注文は決まっています。個数をいくつにするかだけです。

    本日は何か胸騒ぎがして、水餃子と焼き餃子を2皿づつにしてみました。そして、やってきました。この水餃子を見てイヤな予感が。何か皮が厚くなっているではありませんか。いわゆる大陸風です。食べてみても、やっぱりもモサッとしているのです。これは大連の餃子じゃないよ。料理人が変わってしまい、餃子も変わってしまった大連。残念ながら自分の中ではチーンと鐘がなったのです。

    追加注文もせずに退散した次第です。ビール2本飲んで、お会計は3千円。安っ

    東京の“ぎょうざの聖地”は亀戸だよ、「亀戸餃子」を巡礼訪問、あいかわらず行列だよ

     



  • 人生で初めて小津安二郎を観る、「早春」で劇場で拍手が起こったよ、ダニー・トレホも見つけたよ

    人生で初めて小津安二郎を観る、「早春」で劇場で拍手が起こったよ、ダニー・トレホも見つけたよ

    2023年12月8日(金)

    本日もまずは映画のお話しからです。

    自分は恥ずかしながら、あの小津安二郎の映画を1本も見たことないのです。日本人としてお恥ずかしい限りです。そして、数日前の日経新聞にあのビム・ベンダースの記事が出ていたのです。小津をずっと尊敬しているとね。ビム・ベンダースが監督で主演が役所広司の映画「PERFECT DAYS」が話題だもんね。

    そんな中、渋谷のル・シネマで“4Kデジタル修復版<小津安二郎:モダン・ストーリーズ>”という特集で小津の映画を上映しているのです。もう劇場で強制的に観ないと、小津安二郎の映画を観ることはない自分と思ったのでした。

    本日は「早春」を午前に鑑賞に出かけたのでした。主演は池部良と淡島千景です。

    映画館はかなりの人が入っており、思わずのけぞりました。すごい人気。

    この「早春」は小津の正統派からは少し外れている作品のようですが、小津のテイストはよくわかりました。細かい日常のことでの人情の機敏を描いていくのね。やっぱり脇役では笠智衆と山村聡ですね。岸恵子も若いね、キャンキャンしているもの。

    この小津のようなスタイルが現在の日本の主流の是枝裕和などに引き継がれているテイストと思うのですが。映像的には、ウェス・アンダーソンのような映像もありますよね。「シンメトリー+はっきりとした模様」というかね。

    2時間24分は少し長いような。話しからしても2時間以内におさめて欲しいな。小津ファンから怒りを買いそうですが。

    終われば、拍手が起こりました。映画館で拍手を聞くのは、あのインド映画の「RRR」以来かな。

    終わればランチを。本日は連日のラーメンから離れて、とんかつにします。この界隈でとんかつと言えば、表参道の「まい泉」です。2時ですか、外まで長蛇の列です。カウンター席に案内されるまで30分。外国人も含めて、もう尋常じゃない人気ですね。テーブル席だとまだ時間がかかると思います。

    カウンター席でまずはビール。“ロースかつ定食”を注文です。とんかつがくれば、まずはお塩でビールのつまみにします。小津の映画を観て、「まい泉」でビールととんかつ。もうたまらない金曜日です。

    そして、国連本部近くにある「青山ブックセンター」へ。こちらの本屋さんへ来たかいのある本を見つけたよ。何とダニー・トレホの自伝と料理本が発売されたようです。

    • ダニー・トレホのタコスを喰え! 「最凶」の漢による「最高」のL.A.スタイル・メキシカン・レシピ75
    • 世界でいちばん殺された男: ダニー・トレホ自伝

    悪い冗談かと思うこの2冊。特にダニー・トレホのレシピ本には参ったね。だけとこのレシピ本、自分は買うと思います。

    最後のダニートレホの落ちがついて、本当によい金曜日でした。

    胸熱インド映画「RRR」を観てきたよ、途中で“これはまいったな”と口ずさむことしきり、頭をからっぽにして楽しんでね



  • リドリー・スコットの「ナポレオン」は劇場で観るべしの映画、戦闘シーンだよ

    リドリー・スコットの「ナポレオン」は劇場で観るべしの映画、戦闘シーンだよ

    2023年12月4日(月)

    今日はあの話題の映画を観に行ったよ、六本木ヒルズのTOHOシネマズへ。

    観た映画というのがあのリドリー・スコットの「ナポレオン」です。主演はホアキン・フェニックスです。朝の回ということもあり広々とした六本木の東宝シネマズのスクリーン7ですが、観客は30名ぐらいかな。贅沢な鑑賞でした。

    ストーリーはこんな感じ。

    1789年 自由、平等を求めた市民によって始まったフランス革命。マリー・アントワネットは斬首刑に処され、国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦略で諸外国から国を守り 皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン。最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく。冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていくが―。フランスを<守る>ための戦いが、いつしか侵略、そして<征服>へと向かっていく。

    観ての感想。

    とにかく劇場の大スクリーンで観るべき映画。戦いのシーンは本当にお金がかかっている映画です。そのかわり俳優陣でギャラが高額なのはホアキン・フェニックスだけかな。

    ちなみにソニー映画とAppleとの共同プロデュースなのかな。歴史に残る名画とは全く思いませんが、払ったチケット代以上の満足感は得られます

    自分はこのマリー・アントワネットも含めた時代のフランスはあまり知らないのです。おそらくあの「ラ・ミゼラブル」時代とオーバーラップするのかな

    結局、ナポレオンはワーテルローの戦いで負けて、セントヘレナに流され、そこで亡くなったのですね。自分的にはどうしても何故、あのジョゼフィーヌに入れ込むのかわからないね。

    いろいろ言いましたが、本当に劇場に足を運ぶべき映画です。

     

    そして、週末の土曜日の外食です。2週続けての六本木の「おつな寿司」へ、3名で訪問です。予約は1週間前の帰り際にしておきました

    夜7時に訪問です。今日はお客さんの入り良く、店内は賑わっているね。クリスマスも近いしね。良いことです。

    本日の瓶ビールはあえてアサヒスーパドライです。これでどの企業グループに関係しているかわかるよね。本日のつまみは、“つぶ貝”と“白子”です。大当たりの日だね。

    前半戦の握りのラインナップです。

    • いか
    • ほたて
    • 中トロ
    • 赤身まぐろ

    ここで茶碗蒸しがサーブされて、中休み。続いて後半戦です。

    • あじ
    • かに
    • いくら
    • 玉子焼き
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻
    • あなご

    やっぱり安定の握りのラインナップです。デザートは栗アイスの最中だったよ。

    本日は芋焼酎を3杯いただき、酩酊中。これでお会計は24,000円。六本木の真ん中の老舗お寿司屋さんだよ、考えられないね

    ご馳走様でした。

    「サタデー・フィクション」のコン・リー様の降臨には参ったね、超スタイリッシュ



  • 「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は幸福感たっぷり、渋谷ヒカリエ、必見だよ

    「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」は幸福感たっぷり、渋谷ヒカリエ、必見だよ

    2023年11月28日(火)

    ヘルシンキ旅行記が続いていますが、本日は一服。

    実は月曜日にすごい展覧会に行ってきたので、その報告を。その展覧会とは、

    • ウェス・アンダーソンすぎる風景展 -あなたのまわりは旅のヒントにあふれている
    • 開催期間: ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)
    • 開催期間: 2023/11/25(土)~12/28(木)
    • 入場料: 一般 2,200円

    ウェス・アンダーソンは映画監督で、一番有名な映画は「グランド・ブダペスト・ホテル」かな。最新作は「アステロイド・シティ」。自分的には少し縁遠い監督なのです。どうしてもその世界観になじめないのです。「グランド・ブダペスト・ホテル」も途中で観るのを止めたしね。

    そんなウェスの展覧会ですのであまり期待しないで行ったのです。観ての感想は度肝を抜かれて、すごい展覧会だったよ。自分にとっては実に吸収の多い会だったな。一番は理屈抜きに楽しかったよ。写真を観ながらニヤニヤする自分。

    このプロジェクトは2017年に始まり、6年後の今年ようやく日本にやってきました。

    本展はウェス・アンダーソン監督の映画の1シーンを切り取ったかのような世界観を映し出す300点余りの写真を、旅に関する10のキーワードと興味深いストーリーで紹介するというもの。

    この活動を行うのはAWAという団体。アメリカのブルックリンでワリーとアマンダ・コーヴァル夫妻が旅行計画のバゲットリスト(死ぬまでにしたい100のこと)を構想したことから始まったSNS上のコミュニティ。

    夫妻が自ら撮った写真はもちろんAWAが「冒険者」と呼ぶ世界中のフォロワーから提供されたネットワーク上にあげて積極的に交流しているとのこと。

    ちなみに、ウェス・アンダーソンすぎる風景とはどんなものなのか。一言で言えば「シンメトリー+ポップなパステルカラー+はっきりとした模様」のことみたいです。

    能書きは別にして、写真を見てもらえば一目瞭然ですね。

    いやぁ、世界中の旅先では楽しいところがたくさんあるね。

    そして、少し遡って土曜日の夕食です。ヘルシンキから帰ってくれば、やっぱり日本の美味しい寿司が食べたくなるのです。というわけで六本木の「おつな寿司」さんへ直行です。最近は月1のペースです。

    本日は突き出しの“あん肝”が最高だったよ。これでビールがグイグイ進みます。

    • いか
    • ほたて
    • ひらめ
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ここで茶碗蒸しが出て、中休み。飲み物は既に芋焼酎のお湯割りです。

    後半戦のラインナップはこんな感じ。

    • かに
    • 大トロ
    • いくら
    • 玉子焼き
    •  おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻
    • あなご

    あなごの握りの写真がないのは、美味さのあまり失念です。デザートは栗アイスの最中だったよ。今日の白眉は“大トロ”でしたね。大将の心意気で出してくれたんだと思います。

    お会計は16,000円なり。ご馳走様でした。

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  • ロイ・ハーグローブのドキュメンタリー映画を観たよ、すごいトランペッターだったんだね

    ロイ・ハーグローブのドキュメンタリー映画を観たよ、すごいトランペッターだったんだね

    2023年11月20日(月)

    週初めの月曜日です。明日の朝のJAL便で極寒のヘルシンキに行くというのに、前日も呑気に映画館通いです。よってこのブログは羽田空港からアップします。

    本日観に行ったのはあるトランペッターのドキュメンタリー映画です。日比谷へ。

    • 「ロイ・ハーグローブ 人生最後の音楽の旅」

    自分はこのロイ・ハーグローブという人を実は知らなかったのです。(汗)ジャズは少し知っているつもりなのですが。映画を観て分かったのは、結構、ジャズというジャンルに囚われない活動をしていたんだね、ラップとかもね。それで自分の守備範囲ではなかったのかな。

    ロイ(気軽に呼ぶね)は2018年11月2日に49歳の若さでなくなっています。腎臓が悪くて十数年透析を続けていたんだね。映画はこんな感じ。

    10代でプロ・デビューし、ジャズの伝統を受け継ぐ正統派かつエネルギッシュなプレイで、瞬く間にシーンの寵児となったトランペット奏者。
    若くしてソニー・ロリンズ、オスカー・ピーターソン、ハービー・ハンコックなどの巨匠に起用される一方、自身のバンド「ロイ・ハーグローヴ・クインテット」を率いて活躍
    さらに、エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、クエストラヴ、モス・デフ(ヤシーン・ベイ)など、同世代のR&B/ヒップホップのアーティストと交流し、
    “ネオソウル”と呼ばれた新しいブラック・ミュージックの潮流の創出に貢献した。
    そして、プロジェクト「RHファクター」では、ジャズとR&B/ヒップホップを本格的に繋ぐ先駆者となり、ロバート・グラスパーに連なる現代ジャズ・シーンの礎を築いた

    華やかなキャリアの一方、その生涯は病と隣り合わせで、晩年は腎障害により透析治療を受けながらの活動だった。
    本作品は、人生最後となった2018年夏のヨーロッパ・ツアーに密着。体調が万全でない中、ステージで命を燃やすようにトランペットを演奏する壮絶な姿を捉えている。
    また、ロイ自身の口からだけでなく、彼と親しかった数々の音楽仲間たちの貴重な証言が綴られる。

    映画の感想。ロイの全体像と人間性がわかる非常に良質なドキュメンタリーです。ロリンズ、ハンコック、マルサリスなどがかなり長くコメントしています。だけど、マルサリスを久しぶりに見ましたが、おやじになったね。ビックリしました。日本人ピアニストの海野雅威さんも出てきますが、ロイは彼のことをすごく褒めています、映画でね。

    ある人が彼の死後、彼の財産(家と金)がなくなっていたと激怒していたよ。マイルスと対面した時の逸話はすごいね。やっぱり、マイルスは偉大なりです。(このブログのタイトルのとおり、“空にはマイルス”だよね)

    終われば、本日は近くの「泰明庵」に顔を出そうかな。そろそろ根っこ入りの“セリカレーそば”を食べたくなったんでね。寒い季節にはこれに限ります

    まずは駆けつけのビールを1本です。いつ行っても大賑わいの「泰明庵」です。

    そしてやってきました、“セリカレーそば”。もうこの根っこを見ただけでたまりませんね。ご馳走様でした。これで心置きなくヘルシンキに出発できそうです。

    CCRのメンバーはサンフランシスコのベイエリアの兄ちゃん、服と髪型がイケてないよ



  • ルルーシュ監督の「アンナとアントワーヌ」は大人の恋愛映画、超おすすめ

    ルルーシュ監督の「アンナとアントワーヌ」は大人の恋愛映画、超おすすめ

    2023年11月18・19日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。その2日間で自宅で鑑賞したDVDは次の2本です。

    • グロリア
    • アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲

    「グロリア」はあの目黒シネマで監督のジョン・カサヴェテスの特集を上映していて、そのつながりで観てみたいと思ったんでね。

    1980年代当時のニューヨークの風景がいいよね。鉄火場の女、ジーナ・ローランズの独壇場の映画ですが、改めて観ると、なかなか彼女、年季が入っているよね。その後製作されたリュック・ベッソンの「レオン」の女性版と言われるけど、子供が入っているだけで全く違う映画だよ。自分としては「レオン」の方が数倍よいと思うのですが。

    ちなみに本作は1980年のヴェネチア国際映画祭 金獅子賞です。

    2本目は「男と女」の名匠クロード・ルルーシュ監督がインドを舞台に、名作曲家フランシス・レイとのコンビで贈る異国情緒溢れる大人の恋の物語という「アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲」です。

    主演は「アーティスト」のジャン・デュジャルダンと「モディリアーニ 真実の愛」のエルザ・ジルベルスタイン。話しはこんな感じ。

    ボリウッド版「ロミオとジュリエット」の音楽制作の依頼を受け、美しい恋人をパリに残してインドのニューデリーへやって来た一流映画音楽作曲家のアントワーヌ。大使館のレセプションに招待され、そこでフランス大使の妻アンナと出会い、意気投合する。会話がはずむ中、子どものいないアンナは、子宝に恵まれたいと聖者アンマに会うため、インド南部の村へ旅に出ると告白する。多忙を極めていたアントワーヌは、気分転換にうってつけとアンナの旅に同行するのだったが…。

    この映画、思いもかけずよい映画でした。クロード・ルルーシュうまいねと、思わずうなりました。特に主演の女優エルザ・ジルベルスタインがすごく魅力的です。ルルーシュは女性の起用がうまいね。特に魅力的な女優を引っばってくるよね。

    この人、フランスでは有名な女優さんなのね。

    そして、土曜日の夕食はいつもの鰻屋さん、赤坂の「ふきぬき」さんへ。連れの1人が今、歯の矯正をしているので、うなぎが丁度よいのです。

    まずはアサヒのスーパードライで喉の消毒です。今日のつまみは、“にこごり”のみです。骨せんべいは歯の矯正中の連れが食べれないのでね。

    そして、うな重はこれもいつもの“梅”を3つです。やっぱり最高にうまいよね

    ご馳走様でした。

    明日からはまた極寒らしいヘルシンキに出かける自分。今度は家族ずれでね。2泊4日の強行軍です。大人の事情があってね。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね



  • SOMPO美術館の「ゴッホと静物画」展に行った、ゴッホも大したことない絵もあるんだね

    SOMPO美術館の「ゴッホと静物画」展に行った、ゴッホも大したことない絵もあるんだね

    2023年11月15日(水)

    本日は絵画展に行ってきたよ。その絵画展とはこちら。

    • 「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」
    • SOMPO美術館・新宿

    天下のあのゴッホだよ。“ひまわり”を所有するSOMPO美術館としては満を持しての展覧会だよね。日時指定した方が入場料も安くて入場がスムーズそうなので、前日に11:30 – 12:30の回に予約したのでした。

    展覧会のみどころはこんな感じでアピールされています。

    1. 《ひまわり》、《アイリス》をはじめ25点のゴッホ作品が集結

    国内外24か所からの出展作品全69点のうち、25点がゴッホによる油彩画

    2. 静物画を見なければ、ゴッホは語れない

    画家が主観で描く静物画で、ゴッホは独自のスタイルを身につけた

    3. 17世紀から20世紀の静物画の流れのなかで、ゴッホを位置づけ

    名だたる画家たち(クラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなど)の静物画とともにゴッホを紹介

    まあ、こんな能書きは別にして、訪問です。会場は日時指定でもかなり人が多いね。特にゴッホの作品の前は人が集まっています。そして、年配者が多いね。みんな絵画が好きなんだね。

    自分が気に入った作品はこれ。

    • 青い花瓶にいけた花 ゴッホ
    • 皿とタマネギのある生物 ゴッホ
    • アイリス ゴッホ
    • 花束 ゴーギャン
    • あとこの絵 (誰かわからなくなりました)

    ゴッホの“皿とタマネギのある生物”は自分が絵画教室に通っているせいかもわかりませんが、構図的に参考になったのです。ゴッホも良い絵とそうでもない作品があることを確認できて、自分的には面白かった絵画展でした。圧倒的な傑作とそうでもない作品との対比がおもしろいです。ピカソなんかはどれも平均以上の絵を描くというイメージで。(ピカソ先生に対して失礼な物言い、最敬礼です)

    鑑賞後はアウェイの新宿でランチです。

    やっぱりお得にランチを食べたいよね。あの東京都が行っている対象のQRコード決済での「食べて応援!海の幸キャンペーン」でまだd払いの残高があるのを意識したのです。

    新宿西口でならd払いができるのは「磯丸水産」をチョイスです。名前は知っていますが、磯丸水産に入店するのは初めてです。

    まずはビールです。こちらのお店はジョッキしかないのね。注文は“海鮮こぼれ丼”(1,099円)を注文してみました。ランチ利用での海鮮丼はありだと思いました。

    だけど肝心のd払いですが、あのシステム障害にもろにぶち当たりました。利用できません。残念無念。気持ちを入れ替えて、Paypay決済です。

    ご馳走様でした。

    上野の国立西洋美術館で開催中の「キュビスム展」へ、ピカソとブラックだね



  • あの「男と女」の続編は製作してはいけなかったよ、年老いた主人公は観たくない

    あの「男と女」の続編は製作してはいけなかったよ、年老いた主人公は観たくない

    2023年11月11・12日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。その2日間で自宅で鑑賞したDVDは次の2本です。

    • ラウンダーズ
    • 男と女 人生最良の日々

    まずは「ラウンダーズ」はInterFMでロバート・ハリスさんが迫真のポーカーゲームを描いていると推奨していたので興味を持って鑑賞です。主演は若きマット・デイモンです。素直な感想ですが、非常に良いエンターテイメントもある映画です。普通に観て普通におもしろい映画は貴重です。これ最大限の褒め言葉です。この普通に製作するのが難しいんだな、これが。

    マット・デイモンの彼女役のグレッチェン・モルですが、いいよね、これも普通に。だけどあんまり映画に出ていないのは残念だね。よい女優さんなのにね。

    続いて「男と女 人生最良の日々」です。あの名作「男と女」の続編です。先週の水曜日に“午前十時の映画祭”で日本橋で「男と女」を鑑賞した感激で、その勢い余ってその続編を観たのです。あの「男と女」から53年経過しているのですね。

    鑑賞して、はっきり申します。これは制作してはいけませんでした。関係者のいろいろな事情と損得があるのでしょうが、「男と女」が名作だっただけに、悔やまれます。誰もこんな陳腐な年老いた有名俳優の老後を観たくないと思うんだな。これをOKした監督のクロード・ルルーシュもどうかしているよね。ゴッドファーザーのパート3以下の評価しかありません。

    年老いたアヌーク・エーメとトランティニャンと過去の映画の残像を流して映画にするなんて、映画に対する侮辱しかありません。

    そして、話しは変わって土曜日の夕食です。本日は半年ぶりに六本木の「中国飯店」です。前日でも予約がとれたのでね。上海蟹の季節ですが、自分たちはいつもの黄金メニューで攻めます。まずしサッポロの黒ラベルで喉を潤します。そして、オーダーはこちら。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包7個(自分1個、連れ2名は各3個づつ)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    周りを見渡すと今日はカップルが多いようです。みんな上海蟹目当てなのかな。

    そしてサーブされたお皿を見ると、今日はどれも量が多いような気がします。小籠包も少し大きめです。“里芋の葱油炒め”がこんなに多かったのは記憶にありません。

    そして、最後ややっぱり胡麻団子で締めます。この胡麻団子も心持ち大きいような

    お会計は16,000円です。今日も、ご馳走様でした。

    映画館でゴットファーザー3部作を全観る。至福の時だった。映画館を出る時、どうしてマイケル・コルレオーネの目つきになるんだろうな





  • ロン・ハワード に外れなしの格言に間違いなし、ビューティフル・マインドも素敵な映画

    ロン・ハワード に外れなしの格言に間違いなし、ビューティフル・マインドも素敵な映画

    2023年11月4・5日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。但し土曜日の夕食にはいつものように外食に出かけたけどね。だけど金曜日も休みで3連休ですので、いつものリズムが壊れるね、サラリーマンを脱した今の心境です。今週の2本はこれ。

    • ビューティフル・マインド
    • ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

    何故この2本かと言いますと、理由があるのです。「ビューティフル・マインド」はInterFMの番組でナビゲーターのロバート・ハリスさんが取り上げてコメントをされていたのです。監督があのロン・ハワードでハリスさんは最後あたりがいま一歩という評価であり、これに自分は関心を持ったのです。自分としては、ロン・ハワードに外れなしだろうという思いがあるのです。

    ストーリーはこんな感じ。

    1947年9月、プリンストン大学院の数学科に入学を果たしたジョン・ナッシュ。彼の頭にあるのは「この世のすべてを支配する真理を見つけ出したい」という欲求のみ。ひとり研究に没頭するナッシュは次第にクラスメートからも好奇の目で見られるようになる。

    しかし、ナッシュはついに画期的な“ゲーム理論”を発見する。やがて希望するMITのウィーラー研究所に採用され、愛する人と結婚もしたナッシュ。しかし、米ソ冷戦下、彼の類い希な頭脳が暗号解読という極秘任務に利用され、彼の精神は次第に大きなプレッシャーに追いつめられていく

    主演:ラッセル・クロウ 、 ジェニファー・コネリー 監督:ロン・ハワード

    自分の感想としては感動ドラマとして映画はよく出来ているな、と素直に思ったのでしたが。題材的には難しい地味な話しをサンペンスタッチにも思える演出は秀逸だと思います。

    やっぱりロン・ハワードに外れなしかな。

    次の「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」をチョイスした理由は先週劇場で見た「SISU/シス 不死身の男」に大感激したので、その監督の過去作を見たくなったのでね。その監督とはヤルマリ・ヘランダー。

    この「ビックゲーム」も楽しめるよい映画だとは思いますが、監督がまだ吹っ切れていないね。あのサミュエル・L・ジャクソンがこんなフィンランド映画に出るんだというのが印象強いです。

    そして、土曜日の夜は銀座の「ニュー鳥ぎん」へ。予約は19時30分でなんとか確保です。出向けば、お店の前には数名の行列が。

    本日は珍しく1Fです。隣は欧米人の男性4人組。奥は大阪のおばちゃん観光客です。おばちゃん、うるさいです。自分は砂肝と鶏皮があれば、他の串焼きはいりません。ビールはサッポロの黒ラベル633です。至福の3連休の中日です。

    そして、釜飯はいつものように鳥釜めしを2つです。3人でこの量が丁度よい塩梅です。

    怪しい銀座の裏通りで素敵な時間を過ごさせていただきました。ご馳走様でした。

    「SISU/シス 不死身の男」は今年必見のアクション映画、タランティーノ好きにはたまらんね



  • ドミノを鑑賞、ロバート・ロドリゲスがクリストファー・ノーランになっちゃったよ

    ドミノを鑑賞、ロバート・ロドリゲスがクリストファー・ノーランになっちゃったよ

    2023年11月1日(水)

    とうとう本当に11月になってしまいました。

    本日もまずは劇場で映画を1本です。本日の映画は劇場での予告編から是非観るべしと確信していた映画です。

    • 「ドミノ」(原名: Hypnotic)

    原名の読み方は「ヒプノティック」です。意味は「催眠術的な」ぐらいの意味でしょうか。自分にとって是非観るべしと思ったのは、監督と脚本があのロバート・ロドリゲスだからです。タランティーノの盟友です。なんたってあの世紀の傑作「マチェーテ」他を作った人間だよ。

    だけど少しマイナーな感じのするロバート・ロドリゲスですが、今回の「ドミノ」の日本公開は配給会社が力が入っていますね。東宝シネマズでもやるし、SNSでの広告宣伝量が半端ありません。映画配給関係の方、何を血迷ったのでしょうか

    出演俳優で知っているのは、主演のベン・アフレックのみです。映画の宣伝文句はこんな感じ。

    想20年、ロバート・ロドリゲスの仕掛ける多重構造のストーリー&世界観。

    想像は、必ず覆される

    選んだ脚本に外れなし:ベン・アフレック×映像の魔術師:ロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んだ本作は、公開されるやいなや、瞬きさえも許さないその挑戦的なストーリーと革新的な映像で一気に話題を浚った

    刑事:ダニー・ロークは、最愛の娘の行方不明に、心身のバランスを崩しているが、正気を保つために仕事に復帰。 そんな彼のもとに、銀行強盗の予告のタレコミが入る。現場で不可解な動きをする容疑者が、娘の行方に関与している手がかりを見つけたロークは、ふたりの警官を伴って屋上まで男を追い詰めるも、警官は突然暗示をかけられたようになってお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降り姿を消す。

    決して捕まえられない男を追い、現実と見紛う〈世界〉に踏み込み追い詰められていくロークはやがて─。 次々に、はまっていくどんでん返しのドミノの連鎖。ラストに待ち受けるのは、想像の3周先を行く驚愕のラスト。 必ず、もう1度観たくなる。世紀のアンリアル・エンターテインメント

    観ての感想。ロバート・ロドリゲスがクリストファー・ノーランになったかと思ったよ。この一言がこの映画を言い表しています。ノーランの「インセプション」とか「テネット」のように時間軸をさわるから結構難しい映画ですね。日本名のドミノもよくないね。英語のタイトルの方が映画を表しているね。

    ロドリゲスぽいのはやっぱりメキシコが出てくるところくらいかな。自分としてはロドリゲスにはもう少し単純で痛快な映画が良いと思うのですが。

    そして、終わればあの東京都の魚の幸キャンペーンに再度、参戦します。今日の決済は「d払い」でね。本日は渋谷のテアトルシネマで鑑賞したので、渋谷の「寿司清」へ。瓶ビールとバラちらしをカウンターでいただきます。ここは空いていていいね。

    このお店の横にはすごい行列の「蒙古たんたんめん 中本」があるのですね。自分は食したことはありませんが、この行列を見れば上手いのかな、一蘭よりも並んでいるよね。

    俄然、興味を持ちました。だけど、渋谷にはなじみの喜楽と桂花があるしね。

    どうなんだろう。

    タランティーノが激賞の「影の軍団」を視聴中、昔はコンプライアンスなんて関係ないね、よき時代



  • 「K.G.F: CHAPTER 2」、あのRRRを抜きインドで興収1位でも自分にはダメ

    「K.G.F: CHAPTER 2」、あのRRRを抜きインドで興収1位でも自分にはダメ

    2023年10月28・29日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末もDVDを2本鑑賞し自宅でまったりです。但し土曜日の夕食にはいつものように外食に出かけたけどね。今週の2本はこれ。

    • K.G.F: CHAPTER 2
    • ハイ・ヒート その女 諜報員

    最初に結論を。はっきり言ってこの2本はダメですね。

    インド映画の「K.G.F: CHAPTER 2」はその1を半年前に劇場で観てもダメと思ったのですが、怖いもの見たさでその2もDVDで借りたのです。どうしてこれがインドで歴代1位のヒットしたのかわかりません。

    インド映画界から新たな傑作が上陸する!「サンダルウッド」と呼ばれるカンナダ語の映画だ。
    インド全域で大ヒットする作品がなかったが、2018年に『K.G.F: CHAPTER 1』が公開されると全国的に人気爆発
    発禁処分となったある書物を巡る思わせぶりなイントロから始まる「K.G.F」こと「コーラーラ金鉱地区」と主人公ロッキーの物語だ。
    サンダルウッドのスーパースター・ヤシュ扮する長髪で髭面のロッキーが、マフィアたちを凄まじい破壊力でせん滅し、観客を興奮の渦に巻き込んだ!
    更に2022年に公開された続編『K.G.F: CHAPTER 2』は、あの『RRR』を抜きインド国内で興収No.1、世界興収でも上回る快挙を成し遂げた

    「ハイ・ヒート その女 諜報員」は主演がオルガ・キュリレンコということのみで視聴です。はっきり言って、B級どころかC級ですね。もう脚本からメタメタです。

    最初にエグゼクティブ・プロデューサーが延々と流れた時点でもうこれはダメだと思ったのでしたが。さすがにオルガ・キュリレンコも出る映画は厳選した方がよいと思います。

    そして、土曜日の夕食です。本日はお肉を食したくなったんでね。

    というわけで六本木にあるGRALIC[グラリック](旧名: ステーキてっぺい)を肉を喰らいに行きます

    ちなみにこのGRALIC[グラリック]は、「Garlic」×「Gravy」の造語です 旨みたっぷりの「Gravy(肉汁)」をさらに引き立てる「Garlic(ガーリック)」、目指す美味しさの原点を象徴して名付けたとのこと。いかにガーリックが強烈がわかります。まさにニンニクいれますか?、です。

    訪問直前に3名で予約して訪問です。テーブル席を確保です。

    ここでは、ビールはなしで赤ワインをデカンタでいただきます。注文です。

    • ハンギングテンダーステーキ(150g)創業時からのメニュー
    • グラリックハンバーグ(シングル)

    ソースはそれぞれ、“大根おろし醤油ソース”と“バター醤油ソース”にしました。

    そして、最初に名物のニンニクソースがたっぷりかかったキャベツが登場です。このソースがうまいのなんの、市販では味わえないニンニクソースです。これで赤ワインがグイグイ進みます。ステーキもこの一番安価なハンギングテンダーステーキで十分です。

    今日もおいしいお肉をありがとう。

    コルカタの「アルサラン」のビリヤニはジャガイモ入りで絶品ソウルフード、インド人の食いっぷりが半端ないぞ



  • 「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ

    「⽣誕120年 棟⽅志功展」を訪問、やっぱりすごかったぞ、世界のムナカタ

    2023年10月25日(水)

    本日は美術展のお話しです。銀座の画廊などでよく展示されているあの“棟方志功”です。このおじさんの描く絵と版画は断片的に目にはしているのですが、ちゃんと系統立てて見たことはないのです。菩薩の版画のイメージなんだね。

    だから生い立ちもまったく知りません。数ヶ月前に見た山下清と同じ知識なのです。

    そんな棟方志功ですが、今回、東京で大きな回顧展を開催しており、のこのこと出かけてきました。

    [開催概要]

    • 「⽣誕120年 棟⽅志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」
    • 会場: 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
    • 会期: 2023年10月6日(金)−12月3日(日)
    • 開館時間: 午前10時〜午後5時(金・土曜日は午後8時まで)
    • 観覧料: 一般:1,800円  ※消費税込

    webでチケットを購入しての訪問です。この国立近代美術館は初めて訪れます。上野ではなく大手町にあるのね。お昼の12時ぐらいに訪問しましたが、かなりの混雑です。明らかに年配の人が多いです。

    感想です。やっぱり圧倒されるね。版画もいいけど油絵もいいよ。東北出身の方で後期には外国でも高い評価を受けたんだね。やっぱり菩薩をはじめとする宗教色の強いものもありますが、それだけでは終わりません。宇宙とか書いたものはメキシコのタマヨに通じるものがあるよね。やっぱり天才ですね。色使いでは赤と青の色使いに特色があります。

    油絵はルオーとかゴッホのタッチに似ているよね。

    やっぱり欧米で人気になるのもわかります。この年代、山下清といいすごいね。メキシコの土着のアートに通じるものがあります。

    こんなに一同に揃うのは貴重なのでしょう。やっぱりすごかったぞ、世界の棟方志功

    本日は画録は購入しまい(なるべく紙本は避けたい)と心に誓ったのですが、あの棟方先生の作品に圧倒されて購入です、2,800円なり

    鑑賞が終われば、1時前です。この竹橋界隈は全く地の利がありません。だけど棟方志功を観たあとは、“とんかつ”を食べたくなったんだね。ビールとキュッとね

    検索すると大手町界隈から竹橋界隈は「とんかつ まるや」の勢力圏のようです。全く知らない屋号です。地元の有力店に行くべし、これ鉄則です。

    というわけで、毎日新聞社ビルの地下の「とんかつ まるや」へ直行します。時間帯的に行列を意識していましたが、何とかカウンター席に1席確保です。外の文句を見れば、こんな都心なのに“ローカかつ定食”(750円)の文字が。すごいね

    まずは瓶ビール(650円)を1本いただきます。周りはサラリーマンだらけ、その中に混じってビールをグビッとする優越感、たまりません。(あなたマゾだね)

    注文はもちろん“ローカかつ定食”です。ビールを1/3残した所で登場です。これが750円、ボリューム的には驚きです。但し、お塩はありません。とんかつソースだけです。その代わりに、ねりからしは壺入りです、一番好きなタイプ。

    これで750円、信じられません。これで十分じゃないか、ランチのとんかつは。

    ビールを1本飲んでお会計は1,400円、本当に信じられません。その跡は気分も良くなり、江戸城散策でした。

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  • フランス映画「私はモーリーン・カーニー」は意識高い系のサンスペンスだよ

    フランス映画「私はモーリーン・カーニー」は意識高い系のサンスペンスだよ

    2023年10月23日(月)

    本日は週初めの月曜日。いつものようにお昼に映画を1本。何か生活が池波正太郎先生のようになってきたね。

    本日は渋谷のル・シネマ渋谷宮下で意識高い系の映画を見てきたよ。フランス映画です。イザベル・ユペール主演の社会派サスペンス

    • 私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?

    フランス原子力発電会社の労働組合代表として働くモーリーン・カーニーは、中国へのハイリスクな技術移転に関する内部書類を手にする。会社の未来と従業員5万人の雇用を守るために告発を決意するが、その行為を警告するように自宅で何者かに襲われる。さらに、襲撃はモーリーンの自作自演だと疑われ――。 「エル ELLE」に続き、主演のイザベル・ユペールがまたも強烈な熱量をスクリーンに放つ本作。傷つきながらも闘い続けるモーリーンを、強く繊細に演じます。実際にフランスで起きた国家的陰謀渦巻く「モーリーン・カーニー事件」を描き本国で大ヒットを記録した社会派サスペンスが、ついに日本公開です。

    後味がすっきりする映画ではありませんが、日本人から観てもおもしろいサスペンスタッチの映画です。原子力というかエネルギー関係、フランスの政界を含む闇も深いね、警察という行政機関も含めてね。まあナポレオンを産んだ国、権謀術数極まるですね。

    主演のイザベル・ユペールは自分は知りませんが、この役、ジェシカ・チャステインにやらせたらもう少し怖い感じで適役だよね、もっと真っ赤な口紅をさせてね。

    おもしろい映画ですよ。

    終われば13時過ぎの渋谷です。行く手は松坂町ならぬ、道玄坂の「喜楽」しかありません

    13時20分ぐらいに行列に参戦です。7-8名の行列です。これなら余裕で待機です。自分は「喜楽」ではビールを絶対飲まないのです。ニ郎系にビールは毒だと思うのでね。

    そして、本日は体調も回復していつもの“チャーシューめん”を。ご馳走様でした。

    そして本日は旅行に役立つ小物を。

    ファイスブックのビームス(BEAMS)の広告で見つけた逸品です。

    • Matador / Waterproof Travel Canister 40ml キャニスター ¥1,430 (税込)

    アイテム説明

    中身をドライにキープ!

    サプリメントやマッチなどを水や砂から守ってくれる、アルミ製キャニスターです。1mまでの水中に30分間浸かっても問題がない、IPX7の保護等級に適合。シリコン製のキャップに付いているリリースタブを引き上げることで、簡単に開けることができます。軽量なアルミニウムを使用しているうえ、BPAフリーで食品安全な素材を採用。ミニマムで機能的なトラベルアイテムです。 【仕様・詳細】

    • 容量:約40ml
    • 保護等級:IPX7
    • BPAフリー
    • 重量:約17g

    ありそうでなさそうな逸品です。無印良品だとプラスチック製になりそう。旅先でコーヒー粉を入れて持参してもよさそうです。まずは薬入れかな。

    ビームスも変わったものを輸入・販売しているね。思わず2個ポチッ。

    禁断のイヤホンを発見、ルイ・ヴィトンのホライゾン ライト・アップ



  • 緊迫のイスラエルものなら「特攻サンダーボルト作戦」を観て死ね、夜は六本木の「おつな寿司」

    緊迫のイスラエルものなら「特攻サンダーボルト作戦」を観て死ね、夜は六本木の「おつな寿司」

    2023年10月21・22日(土・日)

    今週の週末もいつものルーティーンです。今週末は日曜日にDVDを1本鑑賞しただけです。その1本とは中東の国際情勢が緊迫していますが、イスラエルをめぐる映画です。76年のエンテベ空港ハイジャック事件です。人質に取られたイスラエル人を救出すべくイスラエル軍が急襲し、救出する話しです。

    • 特攻サンダーボルト作戦

    主演はチャールズ・ブロンソンです。

    1976年6月27日、テルアビブ発パリ行きのエール・フランス機139便が、アテネ空港出発30分後にハイジャックされた。乗客は245人。飛行機はリビアを経て、ウガンダのエンテベに着陸。イスラエル人(ユダヤ人)以外の人質全員が解放され、テロリストたちは世界各国に拘留されているゲリラの釈放を要求する。要求のタイム・リミットは7月4日午前11時。イスラエルのラビン首相はショムロン准将を司令官に精鋭部隊を組織、決死の救出作戦を展開する・・・。 実際の事件を重厚な演出で映画化したテレビ・ムービー超大作。当時、日本では政治的理由から公開が見送られ、10年後の1987年に初めて公開されたいわくつきの作品である。

    この題材では何回も映画化されていますが、自分はおそらく一番古いであろうこの「特攻サンダーボルト作戦」は初めて見るね。題材があれなので、一定以上にはおもしろいです。ブロンソンは後半の少ししか出ませんが、一番いい役をさらっていくね。

    ちなみにこの時に殺されたイスラエルの将校は殉死してもなお超英雄です。この弟が今の首相ののネタニヤフです。こんな生き様からネタニヤフが右派というのも理解できます。

    国際情勢緊迫ではおすすめの1本です。

    そして、土曜日の夜は2名で六本木の「おつな寿司」へ。前日に予約してカウンター席を確保です。まずは、サッポロの黒ラベルで喉の消毒です。今日のつまみはつぶ貝とぶりのしゃぶしゃぶです。至福の時ですね。

    本日の板前さんは若い衆の前で。大将以外の人は2年ぶりぐらいかな。楽しみです。本日は店の奥座敷で10名以上の宴会のようです。お店の中はもう一組しかいませんが、忙しそうです。

    早速、にぎりです。

    • たい
    • ほたて
    • いか
    • かに(かにの卵のせ)

    前半、最後の“かに”は大変美味でしたよ。握り手が違うと握りの順番も微妙に変わって少しとまどうね。

    ここで中入りで茶碗蒸しです。飲み物は既に芋焼酎のお湯割りに。

    • 赤身まぐろ
    •  中トロ
    •  こはだ
    •  いくら
    • 玉子焼き
    •  おつな名物“いなり寿司”
    •  鉄火巻
    • あなご

    後半戦は“中トロ”だったね。おつな寿司で“こはだ”は珍しいね。今日は珍しく芋焼酎のお湯割りは2杯で打ち止めです。まだ病み上がりの体なのでね。

    デザートは栗のアイス最中だったよ。お会計は今日は少しお高めで16,000円なり。連れがいなり寿司を追加で食っていたもんね。

    今日もご馳走様でした。

    赤坂の老舗名店「志乃ぶ寿司」で再度ドボン、きっかけはお店に預けている“My 塩”でシャリ玉を食べるお客さんに引きづられて



  • [カレー南ばん放浪記]六本木は薮そばのカレー南ばん、味・麺・値段・雰囲気の四拍子揃いぶみ

    [カレー南ばん放浪記]六本木は薮そばのカレー南ばん、味・麺・値段・雰囲気の四拍子揃いぶみ

    2023年10月20日(金)

    本日は財津一郎さんの訃報の話から。

    ネットに流れる情報を見ると、財津一郎さんの記憶ではタケモトピアノのCMとか「てなもんや三度笠」での役どころ。だけど自分にとっての財津一郎はもうこれしかありません。決して主役ではないのですが。

    あの伊丹十三の第一作「お葬式」での侘助夫妻のマネージャー役自分の親の葬儀に向かう場面で財津一郎が腕に黒い喪章をしたとき、宮本信子が発声、「よぉー、葬儀委員長」

    財津一郎さんのお葬式で是非、宮本信子さんに弔事を読んでもらいたいな。

    だけど財津さんの顔を見るたびにフランキー堺さんと間違える自分。

    ともかく、合掌。

    話変わって、今日はカレー南ばんのお話しからです。

    六本木で映画を見終わって午後3時。今日はラーメンではなくなんとなくカレー南ばんが食べたくなったんだな。六本木は蕎麦屋の“不毛の地”なんだよね。街の蕎麦屋がない街なのです。

    だけど何とか思い出したのが、ロアビルの対面の先に蕎麦やがあったよねと。店の前まで来て看板を見れば、“藪そば”系なんだね。今までは入ったことがなかったのは店構えがパリッとしていて何となく意識高い系なのかなと思っていました。少しの盛りのざるそばで1200円ぐらいするのかなと思って足が向かなかったのです。今日は思い切って入店です。

    まずはメニューを見て一安心です。実にリーズナブルなメニューなのでした。ビール中瓶が580円です。何と良心的。

    そして、まずはビールを1本。五臓六腑に染み渡ります。そして余裕ができて店内を見れば、なんとなく家族経営なのかな。給士の方も高齢の奥さんですもんね。

    そして、頃合いを見計らって注文です。本日は当然のごとく

    • カレー南ばん(そば)900円

    六本木のこの門構えの薮そばでカレー南ばんのこの価格、安すぎです。ビールを塗終わった頃にカレー南ばんの登場です。

    カレー南ばんは、まずは麺からです。こちらのおそばは少し太めでかなりアルデンテです、少し驚きました。ちまたのカレー南ばんの麺はかなり柔らかめが大半なのでね。スープは普通のうまいスープです。豚肉が少し変わっているね。少し厚めの一旦冷凍したものだね、この豚肉は初めてです。カレー南ばんの評価です。お味、麺、お値段、雰囲気の四拍子揃っているね

    リピ決定です。

    最後に映画の話しを。あの大作、監督はスコセッシ、ディカプリオ、デ・ニーロが組んだ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」です。上映時間は3時間26分。スコセッシの大作は駄作もあるので腰が少し引けていたのですが。

    感想は、話しは淡々としていますが、肩に妙に力が入っていなくて、よかったよ。長さも感じさせないぐらい。リリー・グラッドストーンが最高にいい表情と雰囲気を醸し出しているね。普通にいけば、アカデミーでの主演女優賞なのでしょう。ディカプリオの役はジョニーデップだったらどうだったんだろう。何か凄みがあって、良かったと思うね。

    とにかく映画館で観る一作です。

    「アラビアのロレンス」を二度観み、ピーター・オトゥールの妖しさはLGBTぽい



  • [マニラ旅行記3]フィリピン料理なら「manam」、中華なら「楽天皇朝」がおすすめ

    [マニラ旅行記3]フィリピン料理なら「manam」、中華なら「楽天皇朝」がおすすめ

    2023年10月14日(日)

    今回は先週に初上陸したフィリピンというかマニラの食事情について書きたいと思います。

    まず特筆すべきことは、日本食のレストランチェーンが市場を席巻しているということです。確かに地元資本のバーガー店のジョリービーが一番お店が多いと思いますが、日本のチェーンもすごいよ。特にモールで丸亀製麺をよく見るね。そしてここが一番お客さんが入って繁盛しているのです。妻に言わせれば、うどんのこしが日本とはくらべものにならない、と嘆いていました。こちらのスープは日本より甘めだと思いますが、全体的には海外で食べるうどんとしてはよく出来ていると思いました。値段は日本とほぼ同じです。

    レストランで食べる食事は日本と同じぐらいの価格と思っていた方がよいね。

    そして、もうひとつ驚いたのは、外国の食事で困った時には中華ですが、その中華料理店をあまり見かけないのです。圧倒的に日本勢がすごいです。もちろんディンタイフォン(鼎泰豐)などは目に付きますが。

    こんな光景はマニラならではのかな。

    そして、自分たちが行ったお店を3店紹介します。

    まず1件目です。モールのTHE PODIUMの確か4Fにある中華料理のお店です。

    • 楽天皇朝(PARADISE DYNASTY)

    こちらで注文したのは写真で一押ししていた「Stir-hried pork in Black Sauce with Crepes」(488ペソ)を注文です。豚を細切りにして炒めたものを北京ダックのように小麦の皮で包んで食べます。日本円で1,200円ぐらの一皿です。

    こちらのお店は一皿の量が日本人に丁度良く、2人であれば3皿注文すれば十分満足できます。2回目は名物らしい小籠包を注文しましたが、大陸風の厚い皮でなく薄くてジューシーなこぶりな小籠包でした。サービスは愛想ないですが、店内は清潔でオススメできるレストランです。

    2件目はチャイナタウンでの中華です。

    マニラのチャイナタウンは中華料理店がひしめくチャイナタウンではないのね。その中で、大ぶりのお店を選択。

    • 裕幸大酒樓

    チャイナタウンでなかなかお店を見つけられず、こちらを選択。中は大陸系の広々としたお店です。注文したのがチキンロースト(半身)、ブロッコリー炒め、揚州炒飯です。だけどこの炒飯の量がすごすぎて。これ5人で来てシェアで丁度いいよ。

    というわけでマニラはあえてチャイナタウンに行く必要なし

    そして、もう1店。フィリピンの地元料理ぽいものを。

    ハイアットや三越に近いモールで見つけた「manam」というファミレスかと思う造りです。

    注文したのが、

    • House Crispy Sisig(メニューで一番のイチオシだったから)
    • これもフィリピン料理の名物らしい豚の揚げ物(豚足がすごいよ)

    ここの料理はサイズがS・M・Lと選べて良いね。House Crispy Sisigは砂肝を骨ごと細かく潰したような料理でした。ここは貴重な体験でした。サービスも立地もいいしおすすめです。

    だけど決して最初はLサイズを頼まない方がいいよ。

    そしてもう1店はホテル横の「丸亀うどん」へ。マニラで大変な進化を遂げているのね。これにはびっくりです。日本と同じように行列だよ、信じられる?

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  • 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は本当に静かなよい映画、夕食は芝大門の「味芳斎」へ

    「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は本当に静かなよい映画、夕食は芝大門の「味芳斎」へ

    2023年10月7・8日(土・日)

    今週の週末もいつもと同じルーティーンです。土日に1本づつDVDを鑑賞し、土曜日の夜は外食です。だけどこの週末は世の中は3連休ですが、自分たちは月曜日の深夜便にマニラに行く予定なんだね。

    まずは今回観た映画はこの2本です。今週は我ながら渋い映画を見たよ。

    • ツィゴイネルワイゼン
    • マンチェスター・バイ・ザ・シー

    まずは鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」です。いわゆる難解な文芸物と思っていたのでした。何故この映画を選んだかは、先日の渋谷のユーロスペースで鈴木清順の特集をするとかでこの映画の予告を見て興味を持ったのです。

    まあ面白かったかな。女優陣では大谷直子が懐かしかったよね。あの旅芸人の3名がいい味を出しています。文芸と商業主義の真ん中で綱渡りをしている映画だね、自分にはそんなに難解とは思いませんでした。よい映画です。

    次は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」です。マンチェスターと行ってもアメリカのボストン近くの街のことだよ。非常に淡々としている話しです。

    • ケネス・ロナーガン (監督)
    • ケイシー・アフレック (出演)
    • ミシェル・ウィリアムズ (出演)

    何と行っても主演のケイシー・アフレック(あのベン・アフレックの弟とは知りませんでした)が出色の出来です。何か、あのサム・シェパードのような渋い演技をします。寡黙で何か悩みを抱えた男を静かに演じます。

    地味な映画ですが、結構な賞をとってるのね。観てよかった映画です。

    そして、土曜日の夕食です。本日は4名で伺うので、久しぶりに芝大門にある町中華の王様「味芳斎 支店」を訪問です。コース料理以外での予約しか受け付けしなくなったので、少し足が遠ざかりました。そのため本日はガチでの突撃です。

    19時に訪問です。外には“空席あり”との表示で一安心です。入口近くのテーブル席に陣取ります。まずはスーパドライの瓶ビールで喉の消毒です。

    本日は4名ですので、鉄板の3皿以外に、“茄子と挽肉の辛子うま煮”を加えてみました。大盛りはニラレバと野菜のうま煮です。前回心配していたピーマンレバーのお味ですが、今日はいつもどおりの美味しさでした。

    • ピーマンレバー炒め
    • ニラレバー炒め(大)
    • 豚肉と野菜のうま煮(大)
    • 茄子と挽肉の辛子うま煮

    本当は麻婆豆腐も食べたかったのですが、みんなの意見で却下されたのです。だけどやっぱりどのお皿も絶品の美味しさでした。ご馳走様でした。

    ちなみに、エスビー食品から味芳斎の麻婆豆腐が販売されています、こちらも絶品ですよ。

    そして、本日の深夜便でマニラに向かいます。朝にはマニラ到着です。

    今日も妖しい光を放ちながら営業中の「中国茶房8」。北京ダックのテイクアウトを許して。家北京ダックが夢なんだけど



  • 1980年代の音楽で歴史に残ったのはアバとクイーンだけだったね、「アバ ザ・ムービー」を観て

    1980年代の音楽で歴史に残ったのはアバとクイーンだけだったね、「アバ ザ・ムービー」を観て

    2023年10月3日(火)

    フィンランドのヘルシンキから帰ってきて翌日のことです、丁度1週間前かな。

    帰ってきて翌日ですが、慌ただしく映画館に駆け込んだのです。何故なら、もうその日しかあのアバの「アバ ザ・ムービー」を1回限りしかやってないので、急遽参戦です。

    こんな感じの映画です。

    「アバ ザ・ムービー」は、「ショコラ」などで知られるスウェーデンの名匠ラッセ・ハルストレム監督が、ABBAのオーストラリアツアーを、一人のジャーナリストがインタビューのために追う設定で描いたセミドキュメンタリー。舞台上のABBAだけでなく舞台裏の彼らの素顔も捉えたカルト的な人気を誇る映画だ。

    今回のリマスター版公開は、ロンドンで驚異的な成功を収めたショー「ABBA Voyage」(現在、世界中の100万人以上のファンが鑑賞)の舞台裏や、ストックホルムのABBA The Museumの短編映像、映画館で身も心も踊りだすように楽しめるヒット曲のMV、1977年ツアーの超貴重映像など、多数の特別映像が世界中の映画館に同時上映される究極のファンイベントとなる。

    今回は北欧から帰ってきたばかりなので、感慨もひとしおです。自然の風景はフィンランドでそっくりです。

    1980年代に青春時代を送ったものとしては、当時、アバとQueenのファンはバカにされたものです。軽薄でミーハーな軽い音楽だとね。だけど、今に残ってビックネームはこの2つだよね。映画を観ながら思ったのは、歌詞も哲学的でない、曲もそんなにというアバが生き残ったかについて考えたんだね。ディスコ的にはビーズーズやアース・ウインド & ファイアーだよね、アースはミュージカル的だしね。でも何故、アバなのかです。やっぱり楽曲を大事にしたからかなと思うのです。映画でも感じたけど、アバの音楽を聞いた後の多幸感はあるよね。

    当時を同世代で生きたものとしては感慨もひとしおでした。

    そして、話しは突然変わり、先週土曜日の夕食です。実はSNSで知ったのですが、赤坂にある中華料理「たけくま」のオーナーが競争馬のオーナーの西山さんというのを初めて知ったのです。(古くはニシノフラワーね)

    その投稿者は「たけくま」の五目あんかけ焼きそばが絶品とのこと。となれば急行するしかありません。土曜日のよる7時に3名で予約なしで突撃です。運良くテーブル席が1つ空いていました。

    まずはサッポロの黒ラベルです。本日の注文です。

    • 豚肉ときくらげの玉子炒め(1,500円)
    • 茄子と挽肉の辛子煮込み(1,500円)
    • 小籠包(5個)
    • チャーシュー炒飯(1,300円)

    この中で少し不満なのは、茄子と挽肉の辛子煮込みはもっと茄子がクタクタになるまで煮込んだ方が美味しいと思うな、あの味芳斎のようにね。これだけ食べて、「五目あんかけ焼きそば」(1,350円)もまだいけるということになり、これも注文です。まあまあかな。

    本日はこんな感じで。

    フランス映画「ふたりのマエストロ」は終わりの後味が良いね、そして渋谷の「喜楽」へ



  • 久々に日本映画の怪作「バッド・ランズ」、安藤サクラのキャラ立ちが凄いよ

    久々に日本映画の怪作「バッド・ランズ」、安藤サクラのキャラ立ちが凄いよ

    2023年10月2日(月)

    本日は映画とせりカレー蕎麦のお話しです。

    その前に本日最初の一仕事は、あの狭い機械の中に入る苦行を行ったのでした。そうMRI検査です。心臓のMRI検査をしてこいとかかりつけ医よりの指令です。4年ぶりのMRIです。30分穴蔵に体を入れました。この苦行を乗り切る唯一の方法は目を絶対に開けないこと、これにつきます

    終われば日比谷のTOHOシネマズへ直行です。今日観たのはこれ「BAD LANS バッド・ランズ」です。これを観に行ったのは日経新聞の映画欄でかなり褒められていたからです。

    安藤サクラのキャラ立ちがすごいと。いわゆる振り込め詐欺(オレオレ詐欺)ものです。全く眼中に入ってなかった映画です。結論から先に言うと、久々に日本映画で快作を観たね

    こんな感じの映画です。

    第151回直木賞を受賞した『破門』や、『後妻業』などで人間を突き動かす欲望を描いてきた黒川博行の重厚な傑作小説を、名匠・原田眞人監督が待望の映画化。監督の熱意が伝播し、歳月を懸け実現した本作の主演は、第46回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した安藤サクラ。日本映画界を牽引する両名が初タッグを組み、大胆かつ疾走感ある映像をスクリーンに焼き付ける

    そして、安藤サクラ演じる主人公ネリの弟・ジョー役には山田涼介。映画『燃えよ剣』以来の原田監督作品に出演し、気迫のこもった演技で新境地を魅せる。
    ネリの“生きにくい世界を生き抜く美しさと強さ”を映し出す安藤サクラと、ジョーの抱える異常な愛と衝動に狂う姿を表現した山田涼介の二人が魅せる化学反応。さらに犯罪組織や警察といった姉弟の周囲で蠢く登場人物に、生瀬勝久や江口のりこ、吉原光夫、宇崎竜童といった多くの豪華俳優陣が脇を固め、名実ともに日本映画界の最前線を駆け抜ける傑作が誕生した

    西成の映像もおもしろいし、とにかく安藤サクラだね、いつも思うになんでこの人と思う女優さんですが、今回ははまっていました。今のふりこめ詐欺の分業体制(おそらく本当だろうね)はすごいよ、これを知るだけでも映画を見た価値はあるよ。

    最後の終わり方もナイスです、ここであの巫女の役割がわかるのね

    あの何とかコーポレーションの社長はちょっとどうかな、今どきあんなやついるのかな。

    だけどこれを監督・脚本・プロデュースした原田眞人は能力あるね。安藤サクラを主人公にしたのは眼力というものです。驚いたのはあの岡田准一があの端役で友情出演していたのね、すごいね、思わず目をこらしたもの。

    とにかく久々に観たね、日本映画の怪作を。

    そして終われば日比谷でランチです、10月の“せり”のシーズンに入ったのであそこに「せりカレー蕎麦」を食べに行こうかな。日比谷の蕎麦やと言えばこの「泰明庵」でしょう。

    昼間っから、身なりのいいジャケットを着た定年をかなり過ぎたおやじがくだを巻いています。昔の会社の悪口を言いながら。

    まずはサッポロの黒ラベルで安藤サクラの悪を流します。そして、「せりカレー蕎麦」です。もうせりの根っこは入っているよ。(せりの根っこが入るのは10月から3月のシーズンだけだよ)今日もご馳走様でした。楽しかった!

    日本映画の「バカ塗りの娘」を観て、自分も津軽塗のお椀が欲しくなった、そんな映画