自分たちの旅行のスタイルです。海外でも国内でもエアラインとホテルを事前に決める以外は、現地で何をするかは基本的には何も決めない旅をするのです。
今回も同じです。せっかく、沖縄滞在の初日は北谷町の「北谷ダブルツリーbyヒルトン 沖縄北谷リゾート」に宿泊のですから、このあたりで観光をしたいなと思ったのでした。
何と、“船に乗らずにアイランドホッピング”ができるという「海中道路」のドライブがおすすめとのことです。ホテルをチェックアウトし、2日目のアクティビティはこれに決まりです。
ちなみに海中道路とはこんな説明です。
沖縄本島と平安座島を結ぶ全長4.7キロの海上道路。片道2車線で走りやすく、両側に海を眺めながらのドライブルートとして地元でも人気。ここから先は浜比嘉、宮城、伊計の3島と結ばれている。
最終地点の伊計島までドライブすることにしたのでした。ホテルを出発したのが、10時半過ぎです。ホテルから海中道路に入るまでは、30分はかかるのかな。海中道路の入り口のビーチでは、パラグライダーを楽しんでいる方が多数います。
確かに両面が海ですので、眺めはバツグンに良いです。
ふとガイド誌を見ると、右手に見える浜比嘉島(はまひがじま)に名物の立ち寄りSPOTがあるとのこと。丸吉食品の「もずくコロッケ」を食するべし、と書かれています。
海の恵みをテイクアウト
客のほとんどが注文する「もずくコロッケ」(450円/4個)はこの店の名物。見た目のインパクトがすごい新メニューのかにもずく天ぷらや、漁師から直接仕入れる鮮魚を使ったメニューも人気。
このコロッケを試食するために立ち寄ります。家族が厨房を覗き見しながら言うには、“店の中の厨房で作っている沖縄そば、美味そうよ”というのです。ついさっき朝食を食べてきたばかりですが、予定変更です。ソーキそばをいただくことにしました。
おばちゃんが言うには、家の中で座って食べれるよ、食券を買ってねということです。
家族はゴーヤチャンプル定食ともずく天ぷらも注文したとのことです。そして、言われるままに、中の食堂へ入ってビックリです。
普通の家のキッチンと座敷が食堂になっているのです。ここ、普通に生活している家ではないですか。
待つこと5分。おばちゃん達が作ったソーキそばとゴーヤチャンプルです。素朴で非常にうましです。もずく天ぷらは、衣が少しモワッとしすぎかな。サクサク感がないのが少し残念。
だけど、貴重な立ち寄りをさせていただきました。おそらく島で食堂はここだけなのかな、と言った風情です。本当に素朴なところでした。
その後、最終の伊計島までドライブです。この海中道路の最終地点の手前にはりっぱなホテルが1軒ポツンとあるかぎりでそこで行き止まりです。
思ったのは、こんな1軒ポツンとしかないホテルにどんな人達が泊まりに来るのか、少し異様な光景なのでした。やっぱりリゾートなのかな。殺人事件のおこる推理小説の舞台には最高だな。
おそらくもう人生で来ることのない海中道路、娘の初めての運転のテストコースとしては申し分のないものでした。
|