2024年5月18日(土)
本日もまずは映画のお話しからです。
今週末から封切りの中で一番期待していたのが、「ボブ・マーリー ONE LOVE」です。なんたって、あのボブ・マーリー様だからね。
封切り初日に日比谷の東宝シネマズのプレミアム・シアターに行ってきました。
ジャマイカが生んだ伝説のレゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの波乱万丈な人生を映画化した音楽伝記ドラマ。
1976年、カリブ海の小国ジャマイカは独立後の混乱から政情が安定せず、2大政党が対立していた。30歳にして国民的アーティストとなったボブ・マーリーは、その人気を利用しようとする政治闘争に巻き込まれ、同年12月3日に暗殺未遂事件に遭う。2日後、マーリーは怪我をおして「スマイル・ジャマイカ・コンサート」に出演した後、身の安全のためロンドンへ逃れる。名盤「エクソダス」の発表やヨーロッパツアーを経て、世界的スターの階段を駆け上がっていくマーリーだったが、その一方で母国ジャマイカの政情はさらに不安定となり、内戦の危機が迫っていた。
「あの夜、マイアミで」のキングズリー・ベン=アディルがボブ・マーリー役で主演を務め、「キャプテン・マーベル」のラシャーナ・リンチが妻リタを演じた。「ドリームプラン」のレイナルド・マーカス・グリーンが監督を務め、プロデューサーにはボブ・マーリーの妻リタ、息子ジギー、娘セデラが名を連ねた。
2024年製作/108分/PG12/アメリカ
原題:Bob Marley: One Love
観ての感想。ブラピ出資の製作会社が製作したんだね。題材はもう極上なんだから、もう少し映画としては違う切り口がなかったのかな、と思った次第です。正面から行くとあの政治的な話しになるわけでね。父親との葛藤もかなりあったんだね。
映画の感想はこんな感じだけど、ボブ・マーリーの歌さえあれば、熱い映画にはなるよね。主演の彼はすばらしいね。
あんな雰囲気のノリで曲を作っているなんて、やっぱり天才だよね。そこはすごく勉強になりました。
自分的にボブ・マーリーのアルバムの中で一番すごいのはやっぱりこれだと思うんだね。
- 「ライヴ!」
このアルバムのライナーノーツを書いている石田昌隆さんが書いているコメントがすばらしい。1998.3.27記。
ベストと言ってよいのがこの「ライヴ!」だと思う。
その第一の理由は、ここに収録されているテイクの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」がとにかく最高だからだ。
第ニの理由は、ボブ・マーリーが世界を震撼させた瞬間がこの1枚に凝縮されているということだ。
でもやっぱり72年らアイランド・デビューを果たした「キャッチ・ア・ファイアー」は、インターナショナルな音を見事に提示していた。それでもなお、ウェイラーズからすでにバニー・ウェイラーやピーター・トッシュが脱退してしまっていても、この「ライヴ!」が世界を震撼させたのである。
ボブ・マーリーが本当に世界に認知されたのは、やはり「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をエリック・クラプトンがカヴァーして特大ヒットしたのがきっかけだったという事実があるからだか、そのオリジナルの本当の凄さが、「アイ・ショット・ザ・シェリフ」も演っているこの「ライヴ!」によって証明されたのである。
自分のコンサート人生での大失敗は渋谷公会堂でのボブ・マーリーのコンサートに行かなかったこと。同時代に東京にいたのに。このライナーノーツの筆者の石田さんはこの東京でのコンサートを目撃して、自分の人生を変えてしまったとのこと。
音楽の力で世界を変革していけるかという命題について確信をもってYESとは言えないけれど、音楽の力が個人の人生を変えてしまうことは確実にあるとのこと。名言です。
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