ブログ

  • [パリ旅行記2024秋-7]リュブリャナのレストランはここ、「S Hisa d. o. 」

    [パリ旅行記2024秋-7]リュブリャナのレストランはここ、「S Hisa d. o. 」

    スロベニアの首都リュブリャナでの食事のことです。

    ホテルに到着したのが日曜日は夜の8時15分です。明日の午後はザグレブに移動するので、外のレストランで食事をとれる機会は本日の夜の1回のみです。

    美味しいレストランがあるかな。しかも日曜日の夜です。

    ホテルを出たのが8時45分。ホテルの前は街の中心部なのに全くお店やレストランが見当たりません。(明日の午前に旧市街を観光して分かったのですが、レストランやカフェは旧市街の川沿いにあるのね、インターコンチから徒歩10分)

    そんな土地勘もわからずホテルの近くを探します。ファーストフードに毛の生えたようなピザ屋やタコスぐらいです。本当に何にもない街、だと思いました

    1軒よさげなレストランを見つけましたが(白いテーブルクロスがかかっているお店)、中に入るともう本日は閉店でオーダーストップとのこと。

    そして、娘がインスタで見つけたこのお店に行ってみようとのこと。インターコンチから徒歩3分のお店。少し奥まったところにある、外観はレストランと気付かないお店でした。

    そのお店とはこちら。

    • 「S Hisa d. o. o.」
    • 住所: Cesta dveh cesar jev 170, 1000 Ljubljana

    この外観、どうみてもレストランには見えないよね

    だけど、もう選択の余地はありませんので、ここに突撃です。入店OKのようです。少し銀座のライオンを狭くしたビアホールのようで、地元の人が多いね

    非常に良さげな雰囲気です

    まずは何はともあれビールだよね。この雰囲気とメニューを見る限り、ワインよりビールの方が正解のようです。

    ウェイトレスの人に声をかけ、最もここでポピュラーなビールはどれと聞いたところ、おすすめはこのビール。

    • toceno Union

    自分はこの0.5 Lit(3.8€)を注文です。結果的にはこのビールを2杯、これ美味しです。

    そして、娘がインスタでこのレストランでの有名なお皿を探しました。それから注文したのはこちら。

    • Bograc (8ユーロ)
    • Prazena telecja jetrca na ptujskem Luku (12.40ユーロ)
    • Idrijski zlikrofi po Figcevo (15.30ユーロ)

    写真でどのお皿が上記なのかわかりませんが、肉系、汁系、つまみ系でこの3皿にしました、インスタの写真を見てね。

    食します。パンもこんな感じでチャージ料なしの明瞭会計でした。

    一番感動したのが、家族一同、このお肉を焼いたような一皿。このお肉、牛のレバーを炒めた一品だと思いました。最初に食べたときは何かザラッとした食感があったので、アレッと思いましたが、これはレバー肉だよねということ。

    こんなお肉料理、初めてだよねと、家族一同感心というか感動の一皿でした。

    今でも東京でこんな逸品があったら、食べたいねと回想しているぐらいです。

    そして、お会計は43.30ユーロでした。

    空港からのタクシー代は異常ですが、良いところだよ、リュブリャナ。インターコンチに泊まってこのレストランでの食事、最高だよ

    [パリ旅行記2024秋-3]パリでリーズナブルなお薦めレストラン「ブイヨン シャルティエ」





  • [パリ旅行記2024秋-6]リュブリャナのホテルはインターコンチだよ、朝シャンあり

    [パリ旅行記2024秋-6]リュブリャナのホテルはインターコンチだよ、朝シャンあり

    スロベニアの首都リュブリャナに初上陸です。

    空港からのタクシーで70ユーロを取られましたが、まあ無事にリュブリャナの中心にあるインターコンチネンタルホテルに到着しました。時刻は夜8時15分です。

    外観は中心地に建つ実に立派なビルです。道路を挟んだ対面にも同じようなビルで立派なホテルがあります。こちらのホテルはチェーン系ではないようです。名前の知らないホテルでした。こちらのインターコンチ、ロビーはこんな感じで豪華さは全くありません

    1Fのエレベーター横にはATMが1台ありましたよ。

    当方はIHGではダイヤモンドなので、チェックインも非常にスムーズです。選べるベネフィットはいつものように朝食無料を選択です。2名までとも言われなかったので、おそらく3名無料ということなのだろう、と判断しました。(実際に3名無料でした)

    ちなみにリュブリャナにはIHG系のホテルがもう一つあり(Holiday Inn Express)、価格差が60ユーロぐらいなら、インターコンチを選んだ方が立地もお部屋も断然良いです。

    こちらのお部屋は日本円で3万円ほど。

    お部屋はこんな感じで50平米強の広いお部屋です。どのお部屋もそうだと思います。

    キングベット1台とソファーベット1台です。ソファーベットは別部屋にあります。

    水回りも完璧でした。このお部屋、パリなら15万円はするね。

    お部屋は高層階で眺めはこんな感じ。首都リュブリャナ、本当に田舎の都市ということがわかります。

    テレビもこんな感じでオシャレです。頑張っています、リュブリャナのインターコンチ。

    そして、遠距離バスも含むバス停は目の前、鉄道駅は徒歩3分、観光地の旧市街まで徒歩10分かな。というわけでここにしておけば問題なし。

    そして、特筆すべきはこちらのホテルの朝食が凄かったよ

    • 会場は最上階(20F)の見晴らしの良さ
    • 何と朝から“シャンペン”のボトルが置いてある
    • プロシュートハムは自分で機械を使って切っていくスタイル

    これに生サーモンとエッグベネディクトも揃っているという正に黄金の朝食ブュッフェです。

    少なくとも自分が今まで泊まったホテルでマイセルフでプロシュートハムを切らせてくれるところはありませんでした。そしてこのハムが美味いのね、塊から切り出した直後だものね

    そして、シャンパンを飲んでいるのは自分だけという天国の境地。みんな節操が凄いね、見つけていないのかな。朝シャンで怖いのは家族の目でけです、3杯でストップがかかりました。

    このビュッフェ、お値段はお一人いくらなんだろうね、最低25ユーロぐらいかな

    これが3名無料であれば、ホテル代の元は取った気分だね。

    自分の人生でもうこのリュブリャナへは行かないと思いますが、行かれる方は是非にお薦めできるホテルでしたよ。

    [ハノイ旅行記3]インターコンチ・ウエストレイクは絶景ホテル、ウォシュレット付





  • 「十一人の賊軍」、東映的には大作なんだろうが少し話しが小さすぎるのでは

    「十一人の賊軍」、東映的には大作なんだろうが少し話しが小さすぎるのでは

    2024年11月7日(木)

    パリ旅行記を中断して、日々の日常をね。

    火曜日と昨日の水曜日はこの映画を1本づつ。まずは渋谷のル・シネマで。

    • 「捕えられた伍長 4K レストア」<ルノワール 新しい波>

    2024年に生誕130年を迎えるフランス映画の巨匠ジャン・ルノワール監督、フランス映画の巨匠の軌跡を辿る珠玉の2作品を4Kレストアで限定上映

    「コルドリエ博士の遺言 4Kレストア」もあったけど、こちらの方が面白そうと思ってチョイスです。

    映画はこんな感じの話しです。

    ただひたすら、自由を求めて。名作『大いなる幻影』の変奏ともいうべき傑作喜劇。 生の歓びを高らかに謳い上げるルノワール最後の人生讃歌!

    何度失敗しても果敢に捕虜収容所からの脱走を試みる伍長の姿を通して、生きる歓びと素晴らしさを描いたルノワールの遺作。自身の代表作『大いなる幻影』(37)の変奏とも言える作品だが、シリアスでペシミスティックな『大いなる幻影』に対し、本作はより軽快なタッチと魅力的なキャラクター描写により軽快な喜劇に仕上がっている。

    まあ歴史的に見ていい映画なんだろうけど、この手の映画はシリアスな方がいいかな。やっぱり「大脱走」なんか大傑作だもんね。フランスのエスプリを好む人はこちらかな。楽しい時間でした。

    そして昨日、六本木のTOHOシネマズで観た最新作はこちら。

    • 「十一人の賊軍」

    江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、11人の罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀が主演を務めて映画化した。

    1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人が、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く

    山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演

    2024年製作/155分/PG12/日本
    配給:東映

    やっぱり話しが小さすぎるのでは、脚本もさすがに少し古くさいと思いました。もう少し話しをコンパクトにして2時間ぐらいの映画にすればよかったのに。

    監督の力技は認めますが、話しも展開も少々分かりづらいしね。阿部サダヲの家老も話しが美味すぎでリアリティないのが残念かな。

    観終われば、いつものように麻布十番の「新福菜館」へ。

    13時過ぎで行列は2名ほど。ビールをラーメン(並)のチャーシューをつまみに食す幸せ

    今日も充実した一日でした。

    映画「碁盤斬り」、刀で碁盤が切れるわけ無いだろう、草薙のやつれ役はいいね

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    捕えられた伍長 ジャン・ルノワール 4Kレストア【Blu-ray】 [ ジャン=ピエール・カッセル ]
    価格:5,161円(税込、送料無料) (2024/11/7時点)

    楽天で購入

     

     



  • [パリ旅行記2024秋-5]パリからスロベニアへ、Transavia航空はおすすめ

    [パリ旅行記2024秋-5]パリからスロベニアへ、Transavia航空はおすすめ

    パリには2泊3日だけ滞在して、脱出します。やっぱりホテル代が尋常ではないのでね

    最終地はクロアチアのザグレブに決めていました。カタール航空が飛んでいるのでね。ザグレブに2日いるのも芸が無いと思い、別の場所をさがします。

    丁度、イタリアとクロアチアにまたがった国があるではありませんか。自分は行ったことのない国、スロベニア。アドリア海に面して、風光明媚なところみたいです。

    その首都のリュブリャナを目指すことにしたのでした。

    パリのオルリー空港からLCCのTransavia(トランサヴィア航空)が片道1万円でのチケットを見つけたのでした。このTransavia全く知りません、大丈夫なのか?

    オランダの格安航空会社。エールフランス‐KLMグループ

    まあこれしかリーズナブルなエアラインはないのでしかたないね。

    フライトは17時50分。ホテルは14時までのレイトチェックアウトを受けていただき、シャワーを浴びてオルリー空港に向かいます。3名なのでUBER利用です。35ユーロだったかな

    オルリー空港は少し変わったエントランスだね、車を降りて地下を歩く構造です。あまりなじみのない造りです。

    そして、このTransaviaはLCCであっても、Ryan AirやEasy Jetのようにチェックインの渋滞はまったくありません。チェックインシステムは全くエールフランスと同一です。

    このスムーズさには驚きました。

    そして、LCCの夕方便なので遅延して出発するんだろうなと確信していたのですが、何と出発時刻の17時50分には離陸していて空の上。こんな出発、体験したことはありません。というわけでリュブリャナには20以上早く到着です。

    残念なことにオルリー空港の我々のターミナルにはラウンジがなかったことかな。

    飛行も非常にスムーズでしたよ、このTransavia大変お薦めしますよ。おそらくフランスとオランダ中心なのかな。

    というわけで19時30分にリュブリャナ空港に初めて降り立ったのでした。

    空港からホテルまで移動です。3名なのでタクシー一択と思いました。残念ながらUberはなし。調べたところによると乗り合いバスが一般的なようですが、3名なのでまあタクシーでも30-40ユーロぐらいだろうと。

    空港のタクシー乗り場に向かいます。初老の人がドライバーのタクシーに乗り込みます。本日のホテルは市内中心のインターコンチネンタルです。

    空港から市内中心までは30分ぐらいかな。ひたすら田舎道を走ります。

    ホテルに着いて料金をドライバーに尋ねると70ユーロとのこと。ぼったような感じではなかったのでそのまま支払いましたが、これじゃパリのタクシーより高いよね

    今回の旅でこれが唯一の失敗だったかな。

    翌日にクロアチアで乗ったUberの運転手に聞くと、「スロベニアは怠惰な国だから、Uberも導入していないんだよ」と悪口を言っていたね。

    気をつけろ、リュブリャナ空港でのタクシーですね。

    [パリ旅行記2024秋-1]現在のパリのICカードはスマホNavigo一択だよ

     



  • [パリ旅行記2024秋-4] オルセー美術館は事前予約必須だよ

    [パリ旅行記2024秋-4] オルセー美術館は事前予約必須だよ

    2024年秋のパリ旅行記です。ホテルとレストラン以外の行動です。

    日本から事前に予約していたのは、オルセー美術館のみです。(渡仏1週間前に公式サイトから予約です)

    確か11時30分の入場予約だったのですが、当日朝は小雨模様のお天気です。

    対岸のルーブル周辺でぶらぶらして、オルセーに徒歩で向かいます。自分はオルセーは初めての訪問です。行ってビックリです。まず小雨の中、当日入場券を求める人で長蛇の列です。この光景に恐れをなしました。

    ネットの事前購入は2€ほど高いですが、オルセーは絶対に事前購入予約して行くことを強くお薦めします

    事前勉強せずに訪れたオルセーですが、時間がない人は直接5階に行ったほうがいいですね、モネとルノワールとゴッホ。これだけで入場料のもとはとれますね、先日の田中一村よりは空いていたよ。

    そして、パリと言えばクロワッサンです、女性陣のたっての頼みでこちらのお店へ。パリ5区へ。

    • 「La Maison d’Isabelle」

    フランスのクロワッサンで2018年1位のお店だそうです。食しましたが、自分にはその良さが今一わかりませんでした。だけど、このお店の左右においしい惣菜やさんが3軒とワインやさんがあり、ホテルでの夕食の仕込みには最適なところでした。

    こんな感じで日本では考えられない惣菜を購入したよ、これとワインが1本あれば天国だな、自分にとっとは。

    そして、良かったのはデパートのラファイエットの屋上です、自分初めてです。

    映えするスポットですね。無料で来られるエリアですので、たくさんの観光客が、皆さんよく知っているね。こんな感じでオペラ座も目の前です。エッフェル灯も手の上にかざせるスポットもあるよ。

    そして、あの“Cafe De Flore”にも行ったよ、連れのたっての頼みでね。

    メニューを見てビックリ。みんな高すぎるよね、たかがカフェでね。

    自分はベルギービール一択だと思いました。50ミリリットル16€のベルギービールの生です。価格は別にしてこのビールは美味かった、2,500円も仕方ないと思いました。

    だけど、女性陣は飲み物とケーキ類。これでお会計は1万円超えです。すごいね、パリの一流カフェは。

    まあこんな感じで2泊3日の駆け足のパリでしたが、ホテルとiPhoneのNavigoで全くストレスなく、快適に過ごせました

    自分はあんまり今までフランスには近づきたくない派(イタリア大好き)でしたが、今回の旅行で見直しました、家族全員。港でのあの醜い入国審査さえ回避できれば、すぐにでもまた行きたいね

    そしてパリ滞在のあとは、スロベニアのリュブリャナへLCCで移動です。

    スロベニアはイタリアとクロアチアの間にある国だよ。

    [パリ旅行記2024秋-2]おすすめします「Hilton Paris La Villette」

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    マンガでわかるオルセー美術館の見かた 西洋絵画がもっと愉しくなる! [ 有地 京子 ]
    価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/11/4時点)

    楽天で購入

     

     



  • プリンセス・シシーとかけてとんかつの“まい泉”と解く、その心は成熟

    プリンセス・シシーとかけてとんかつの“まい泉”と解く、その心は成熟

    2024年11月2日(土)

    昨日の金曜日も渋谷のル・シネマに満を持して映画を観に行ったよ。

    • 「プリンセス・シシー」

    もちろんあの世界の大女優のロミー・シュナイダーのデビュー作です。この映画は数週間前から上映されていましたが、自分は敢えて避けていたのです。なんとなくお姫様映画の女性向けかなと。やっぱりロミーには大人の色気を出してもらわないとね。

    というわけで、自分としては意を決して映画館に向かったのでした。

    映画はこんな感じ。

    オーストリアの最も美しく最も悲劇的な皇后とも言われるエリーザベトと、夫であるフランツ・ヨーゼフ1世の出会いや結婚を描いた歴史恋愛ドラマ

    後に「夕なぎ」「ルートヴィヒ」などで活躍する名女優ロミー・シュナイダーが、主人公エリーザベト(通称シシー)を演じ、当時弱冠17歳だった彼女の名をヨーロッパ中に知らしめた作品。

    19世紀のオーストリア。皇太后ゾフィーは若き皇帝フランツ・ヨーゼフのお后候補として、妹ルードビカの長女ネネに白羽の矢を立てる。ネネ一家の主であるマックス公爵は宮廷暮らしを嫌い、家族そろって田舎暮らしをしていたが、フランツが一目で恋に落ちたのはネネではなく、田舎暮らしを楽しむ自由闊達な妹シシーの方で……

    フランツを演じるのはライナー・ベルナー・ファスビンダー作品ほか、のちに「血を吸うカメラ」などにも出演するカール=ハインツ・ベーム。ロミーの母であるマグダ・シュナイダーが、シシーの母役で出演した。2024年10月、「ロミー・シュナイダー傑作選2024」にて4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。

    1955年製作/102分/オーストリア
    原題または英題:Sissi

    お姫様映画としては、非常によく出来ていました。だけど、あまりにも王道すぎて、2回目はいいかな。ロミー・シュナイダーも確かに美人ですが、色気はないね、この頃。

    この手の映画では「ローマの休日」との比較ですが、やっぱりローマの方が話としては面白いし、数段上といった感じです。だけど、オーストリアの絶頂期の華やかし宮廷の様子がよくわかる超良質な映画でした。

    観客は年配の女性の多いこと、そんな映画です。男の人も楽しめるよね。

    自分の中での評価は、ロミーの魅力を伝える映画としてはNo.1は「太陽が知っている」ですね、白い水着には勝てません。N0.2はヴィスコンティ監督の「ルートヴィヒ」です、もう完全倒錯の世界です。

    観終われば、現実社会です。本日のランチは表参道の「まい泉」へ

    長い行列を覚悟して13時に訪問。あれ、今日は行列はなしです、インバウンドどうしたの。

    何と奥の4人席のテーブルに案内されました、一人なのにね。

    そして、まずは瓶ビールを、モルツです。

    食事はランチメニューの「ロースカツ定食」(1,150円)でした。

    明日からは3連休ですが、よい金曜日を過ごせました、ご馳走様でした。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    太陽が知っている[DVD] HDマスター版 / 洋画
    価格:3,465円(税込、送料別) (2024/11/1時点)

    楽天で購入

     

     



  • パナソニック美術館の「ベル・エポック―美しき時代」、パリ華やかし時代だね

    パナソニック美術館の「ベル・エポック―美しき時代」、パリ華やかし時代だね

    2024年11月1日(金)

    とうとう11月になりました。年の瀬まであと2ケ月です。早いね。

    昨日は東京は快晴で、芸術の秋の日としました。

    訪問した展覧会はこちら。

    • 「ベル・エポック―美しき時代」
    • 会場: パナソニック汐留美術館
    • 展覧会会期: 2024年10月5日(土)〜 12月15日(日)
    • 入館料 一般: 1,200円

    8

    こんな感じの展覧会です。

    19世紀末から1914年頃までのパリが芸術的にもっとも華やいだ時代「ベル・エポック」。

    本展は、ベル・エポック期から1930年代に至る時代の美術、工芸、舞台、音楽、文学、モード、科学といったさまざまなジャンルで花開いた文化のありようを重層的に紹介するものです。
    会場には、トゥールーズ=ロートレックやジュール・シェレによるポスター、当時のブルジョワたちが身にまとった衣服に装身具、エミール・ガレやルネ・ラリックの工芸作品に加えて、芸術家同士の交流がうかがえる書簡や稀覯本など、その頃のパリの繫栄や活気を鮮明に伝える、多様な分野の作品が並びます。

    とりわけ、展示の中核をになう、デイヴィッド・E.ワイズマン氏とジャクリーヌ・E.マイケル氏の絵画コレクションは、往時のモンマルトルの世相を色濃く反映した珠玉の作品群です。本邦初公開の同コレクションにもご注目ください。

    2週間前までパリにいたので、なんとなく雰囲気がよくわかりますね。

    ベル・エポックは今から約120年前でパリが都市として栄え、華やいだ時代ですね。第一次世界大戦でその時代は終焉なのかな。当然、若きピカソもいたんだろうね。

    自分はあまり知識のない時代なので、展覧会は楽しめました。ムーラン・ルージュなどのキャバレーとブルジョワの台頭と大衆芸能華やかし頃

    展覧会も興味を引く絵も多数あり。ルノールのこのアクリル画は気に入りました。お客さんも程よい入りでしたよ。

    だけどこちらの美術館が保有しているルオーの絵画はやっぱりいいよね、ルオーも20代から60代までがこのベル・エポックの時代と同世代だそうです。

    そして、観終われば遅いランチです。どうして本日、汐留に来たかった訳は銀座のあの老舗に行きたいからだったのです。毎週木曜日のルーティーンを崩したくなかったのでね。

    銀座の超老舗ラーメン店の「共楽」さんを訪問です。

    15時過ぎですが、5名ほどの行列です。

    やっぱり“いつもの”で通じる幸せ。ビールと“たけのこ”のつまみです。

    今日はこの時間でも行列が絶えないようです。飲み終えれば、“麺お願いします”コールです。

    やっぱり“ワンタン麺”、超絶うまいよね

    ご馳走様でした。来週からまた絵画教室が再開しますね。

    東京都美術館の「マティス展」に行ったよ、やっぱりドローイングの天才だよね

     



  • 映画「八犬伝」を観終わって悲劇が、イヤホンを失くしたらアプリを、里見家のたたりか

    映画「八犬伝」を観終わって悲劇が、イヤホンを失くしたらアプリを、里見家のたたりか

    2024年10月31日(木)

    昨日の東京は雨。そんな時は映画鑑賞に限るね。

    映画館は六本木ヒルズのTOHOシネマズ。観に行ったのはこちらの映画。

    • 「八犬伝」

    やっぱり今が一番の充実期の役所広司主演だものね、劇場に観に行かない手はないよね。

    話しはこんな感じ。

    山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する“虚構”パートと、その作者である江戸時代の作家・滝沢馬琴の創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描く

    人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。連載は馬琴のライフワークとなるが、28年の時を経てついにクライマックスを迎えようとしたとき、馬琴の視力は失われつつあった。絶望的な状況に陥りながらも物語を完成させることに執念を燃やす馬琴のもとに、息子の妻・お路から意外な申し出が入る。

    滝沢馬琴を役所広司、葛飾北斎を内野聖陽、八犬士の運命を握る伏姫を土屋太鳳、馬琴の息子・宗伯を磯村勇斗、宗伯の妻・お路を黒木華、馬琴の妻・お百を寺島しのぶが演じる。監督は「ピンポン」「鋼の錬金術師」の曽利文彦

    2024年製作/149分/G/日本
    配給:キノフィルムズ

    八犬伝の映画と滝沢馬琴の生涯が入れ子になっている構成です。最初は多少の違和感もありましたが慣れてくればOK。全体としてみれば良く出来た映画と素直に思いました

    だけど役所広司が出る映画としてはどうなのかな、かなり疑問。もっと魅力的な映画のオファーがありそうだけど。だけど、河合優実は今売れている女優だね、あの「ナミビアの砂漠」

    自分としては映画館で没入して観れたので非常に満足感が高かったです。

    原作が山田風太郎なのね。だけど、寺島しのぶの演技は鼻についたよ。

    是非、劇場で観ることをおすすめします、決して配給会社の回し者ではありません。

    そして、観終わってランチに行くときに悲劇は起こりました。六本木ヒルズどJBLのイヤホン1個を付ける時に落としてしまい、見つからないのです。15分探しましたが、見当たりません。

    諦めて、トボトボと麻布十番の「新福菜館」に向かいます。

    いつものように瓶ビールとラーメン(並)。ラーメンを食べていても思いは失くしたイヤホンのこと。もしやそのJBLのアプリに何か探せるツールがあるのでは、と思ったのです。

    何と、無くした方に大きなビープ音を鳴らせて探す機能があったのです。

    もうラーメンを早く食べ終わることだけです。戻ってこのビープ音を鳴らしたところ、失くしたイヤホンが見つかりました。

    今日の格言、「イヤホン失くしたらアプリを」ね。

    禁断のイヤホンを発見、ルイ・ヴィトンのホライゾン ライト・アップ

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    八犬伝 上【電子書籍】[ 山田 風太郎 ]
    価格:968円 (2024/10/31時点)

    楽天で購入

     

     



  • 映画「まる」、最近の監督の荻上直子に外れなしを確信、やっぱり毒気と風刺ね

    映画「まる」、最近の監督の荻上直子に外れなしを確信、やっぱり毒気と風刺ね

    2024年10月30日(水)

    昨日の東京都心はかなり冷え込みましたね。2週間前に行ったパリと同じ気温かな。

    そして本日もまずは映画のお話から。

    日本橋のTOHOシネマズにこの映画を観に行ったよ。

    • 「まる」

    堂本剛が主演で話題ですが、自分は監督の荻上直子が目的です。彼女の前作「波紋」の辛辣な風刺が気に入ったのでね。今回もきつい風刺がいっぱいなのかな。

    「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子が監督・脚本を手がけ、堂本剛が27年ぶりに映画単独主演を務めた奇想天外なドラマ

    美大を卒業したもののアートで成功できず、人気現代美術家のアシスタントとして働く沢田。独立する気力さえも失い、言われたことを淡々とこなすだけの日々を過ごしていた。そんなある日、彼は通勤途中の雨の坂道で自転車事故に遭い、右腕にケガをしたために職を失ってしまう。部屋に帰ると、床には1匹の蟻がいた。その蟻に導かれるように描いた○(まる)が知らぬ間にSNSで拡散され、彼は正体不明のアーティスト「さわだ」として一躍有名人に。社会現象を巻き起こして誰もが知る存在となる「さわだ」だったが、徐々に○にとらわれ始め……。

    田の隣人で売れない漫画家の横山を綾野剛、沢田と同じく美術家のアシスタントとして働く矢島を吉岡里帆、コンビニ店員・モーを森崎ウィン、ギャラリーオーナーの若草萌子を小林聡美が演じる。堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として音楽を担当。

    2024年製作/117分/G/日本
    配給:アスミック・エース

    現代アーティストが単純な絵で突然有名人になることはたまにある話しですが、やっぱり風刺たっぷりの映画でした。この手の映画をとらせると今では荻上直子がピカ一だと思います。昔ではアイロニーを効かせたのは伊丹十三だったと思います。

    今回は映画を観ながら、西加奈子の「さらば」を思い出したよ。(ちなみにここ15年で読んだ小説で一番自分が感銘を受けた小説です、小説の力を考えさせられました)

    綾野剛は適役だと思いましたが、小林聡美では筒井真理子(波紋の主人公)の毒舌に負けていると思います、適役は筒井真理子だね

    あの切れている女、吉岡里帆なのか、今気づきました。

    自分が観た会はやっぱり堂本贔屓の女性が多いと思いましたが、入りはいまいちかな。だけど飽きさせないよい映画でした、やっぱり最近の荻上直子にはずれなし

    見終わればここは日本橋室町です。お決まりの京都ラーメンの「ますたに」へ

    いつものようにまずはビールを1本。飲み終わればラーメンを。

    毒気もありましたが、今日も良い1日でした。

    ノルウェー版大豆田とわ子?映画「わたしは最悪。」を見たぞ。恋愛と人生に悩む現代人に送る、セリフが刺さる映画だよ

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    波紋 [ 荻上直子 ]
    価格:3,646円(税込、送料無料) (2024/10/30時点)

    楽天で購入

     

     



  • 「ジョイランド わたしの願い」は良質な映画、パキスタンの社会は窮屈だね

    「ジョイランド わたしの願い」は良質な映画、パキスタンの社会は窮屈だね

    2024年10月29日(火)

    本日は毎月恒例のANAのキュンの日だね。

    そんなことはさておいて、まずは映画のお話しから。

    昨日、渋谷のテアトルシネマに観に行った映画はこちら。

    • 「ジョイランド わたしの願い」

    めずらしいパキスタンを舞台にした映画です。

    パキスタンで伝統的な価値観に縛られながら暮らす若い夫婦が、自分らしく自由に生きたいと願い揺れ動く姿を描いたドラマ

    パキスタンで2番目の大都市である古都ラホール。保守的な中流家庭ラナ家の次男ハイダルは失業中で、メイクアップアーティストの妻ムムターズが家計を支えている。ハイダルは家父長制の伝統を重んじる厳格な父から、早く仕事を見つけて男児をもうけるようプレッシャーをかけられていた。そんなある日、ハイダルは就職先として紹介されたダンスシアターでトランスジェンダー女性ビバと出会い、そのパワフルな生き方にひかれていく。

    監督は、本作が長編デビューとなる新鋭サーイム・サーディク。本国パキスタンではLGBTQを描いたことで保守系団体の反発を受けて政府から上映禁止命令が出されたが、監督・出演者たちの抗議活動やノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイらの声明によって撤回された。2022年・第75回カンヌ国際映画祭にパキスタン映画として初めて出品され、「ある視点」部門審査員賞とクィア・パルム賞を受賞。

    2022年製作/127分/G/パキスタン
    原題または英題:Joyland

    非常に上質で余韻を引く映画でした。予告編は観た限り、もう少しドラマ性のない同性愛を描いた映画かなと思っていましたが。展開もおもしろく、パキスタンの家族社会の窮屈な姿がよくわかりました。インドと隣接していますが、インド映画恒例の踊りと歌はないのね、パキスタン。

    上映館は少ないですが、意識高い系の人には絶対おすすめの映画です。自分は意識高くないですが、非常に好感を持ちました。

    そして週末は土曜日の夕食です。本日は新しく出来た赤坂のスペイン料理のバルへ

    • 「PINCHOS TIGER」
    • 港区赤坂2-12-13

    1週間前を通った時、感じがよさそうだったので。2名ですが、予約して訪問しました。

    店内はテーブル席が3つとカウンターだれの小さいバルです。男性1名で料理とホールを担当されています。ちょうど良い感じかな。

    まずは生ビールです。最初に注文したのはこの3品。

    • おまかせピンチョス3種盛り
    • ハモン・セラーノ(400円、メニューに原価出しと記載あり)
    • 海の幸のフリット

    突き出しで、日本で言う魚の南蛮漬けが出ます。(1人500円)これもビネガーが効いて、うまし。だけど出色なのは“ハモン・セラーノ”です。これ普通のレストランなら1,800円でもOKなのでは。ボリュームといい味といいすばらしい。お店の横で切り出しです。これはあまりの美味にもう一皿注文です

    サクッとワイン2杯飲んで、このハモン・セラーノ、たまりません。

    リピ必死のお店になりました。2人でお会計は6,900円。すばらしいです。

    別所哲也さんもお薦めのスペインのギタリスト、カニサレス。ほぼコンサート完売とは日本の観客はすごいな。

     



  • [パリ旅行記2024秋-3]パリでリーズナブルなお薦めレストラン「ブイヨン シャルティエ」

    [パリ旅行記2024秋-3]パリでリーズナブルなお薦めレストラン「ブイヨン シャルティエ」

    2024年秋パリ滞在記で、本日はグルメというか食事の話しです。ホテルも高いけれど、レストランの食事代も高騰しているパリと伝聞には聞いています。

    マクドナルドのセットメニューが2,000円とかラーメン一杯が2,500円とかね。

    実際はどうだったか。やっぱり高かったよね

    だけど朝はホテルの無料朝食、夜はデパートでテイクアウトしたものをワインで食します、これはこれで最高の贅沢です。

    というわけで、外食したのはカフェを除いてランチのみです。自分的には、パリでの外食は高くてどうしようかなと思っていたのですが、お会計を支払う身としてね。

    そんな時に、facebookのパリ通の人に教えてもらった、パリ北駅のこちらのお店です。

    • Bouillon CHARTIER (ブイヨン シャルティエ)

    パリに早朝に着いて、ホテルでシャワーを浴びた後に、パリの第1食に向かったのがこちらのレストラン。12時頃だったと思いますが、50名ぐらいの行列だったかな。これは良い方で並んでいると列がどんどん伸びて150名ぐらいまーの行列に。外国でこんなに行列観たことない雰囲気に。

    自分たちは30分待ってテーブルに。すごい店内の喧騒とキャパです。

    そして、注文したのはこちら。

    • お店おすすめのワイン 15ユーロ
    • エスカルゴ 12個
    • 鶏のコンフィ(ダックのコンフィを注文したつもりだったのですが)
    • 伝統的な牛タンのステーキ
    • ホームメイドのポークテリーヌ
    • デザート

    そして注文したものは、ウェイターの方がテーブルクロスに書いて、お皿がくれば消すという方法なのですね。これで56€ぐらいだったかな。

    ワインはハウスワインをカラフェで頼めばよかったかな。横のフランス人のテーブルを見て気づきました。カラフェがあるんだ。

    注文した中では、ポークテリーヌず出色のおいしさでした。

    今のパリはレストランで食事すると高いと覚悟していましたが、こんなにリーズナブルに食事できるとは新発見でした。並んでも食べる価値がありました

    というわけで、実は翌日のランチもシャルティエに行きました、今度はモンマルトル店の方です。土曜日の13時30分に伺ったのですが、すごい行列に度肝を抜かれました。100人ぐらい並んでいるのではと、ようやく入店した時が15時。1時間30分待ちです。

    外国でもこんなに行列するんだと、ラーメンに二郎の三田本店以上です。

    そして、注文したのはこちら。

    • ハウスワインのカラフェ 5.8ユーロ
    • エスカルゴ 12個
    • ダックのコンフィ
    • ビーフシチュー
    • 海老入りドレッシングをかけたアボガド(他のテーブルで頼んでいる人が多かったので)

    やっぱり定番のビーフシチューが美味しかったね。そして2日続けてのエスカルゴです。

    2日続けて同じレストランに来たということで、そのおいしさとコスパの良さがわかっていただけたかと思います。

    パリでおすすめのカジュアルなレストランです。

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

     



  • 「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」は大混雑、オルセーのゴッホよりすごい人だよ

    「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」は大混雑、オルセーのゴッホよりすごい人だよ

    2024年10月25日(金)

    早くパリ旅行記に戻りたいのですが、毎日、話題が多すぎるんだね。

    本来は木曜日は銀座の絵画教室に出かける日なのですが、本日は秋のスケッチ会開催(ちなみにスケッチする場所は上野公園)のために教室はなし

    だけど朝一で毎月のかかりつけ医の所へ。中性脂肪の値を低くすることに思案中なのです。

    まあ、まだ元気に生きていることに感謝です。

    そして、本日は1ケ月前から前売り券を仕込んでいたこちらの展覧会へ。奇しくも上野公園にお出かけです。その展覧会とはこちら。

    • 「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」
    • 会期: 2024年9月19日(木)~12月1日(日)
    • 会場: 東京都美術館
    • 観覧料: 一般 2,000円

    展覧会はこんな感じ。

    自らの芸術の探究に生涯を捧げた画家・田中一村(たなか・いっそん/1908-1977)
    本展は、一村の神童と称された幼年期から、終焉の地である奄美大島で描かれた最晩年の作品まで、その全貌をご紹介する大回顧展です。
    世俗的な栄達とは無縁な中で、全身全霊をかけて「描くこと」に取り組んだ一村の生涯は、「不屈の情熱の軌跡」といえるものでした。
    自然を主題とする澄んだ光にあふれた絵画は、その情熱の結晶であり、静かで落ち着いた雰囲気のなかに、消えることのない、彼の魂の輝きをも宿しているかのようです。
    本展は、奄美の田中一村記念美術館の所蔵品をはじめ、代表作を網羅する決定版であり、近年発見された資料を多数含む構成により、この稀にみる画家の真髄に迫り、「生きる糧」としての芸術の深みにふれていただこうとする試みです。

    見どころです。

    みどころ
    1. 最大規模の回顧展!
      絵画作品を中心に、スケッチ・工芸品・資料を含めた250件を超える作品で、一村の全貌に迫ります。
      奄美で描いた代表作《不喰芋(くわずいも)と蘇鐵》、《アダンの海辺》はじめ、未完の大作も展示。近年発見された初公開作品も多数出品し、未知の軌跡もたどります。
    2. 一村ゆかりの地、上野での展覧会がついに実現!
      現在の東京藝術大学に東山魁夷等と同級で入学したものの、2ヶ月で退学。
      その後は独学で自らの絵を模索した一村。
      「最後は東京で個展を開いて、絵の決着をつけたい」と述べたその機会が訪れます。
    3. 奄美の文化や自然を体感!
      展示空間の中で、一村が魅了された奄美の自然を高精細映像で紹介。
      会期中に奄美の文化を紹介する関連イベントも実施します。

    田中一村の今見れる絵画がすべて集結している感じでボリュームはすごかった。もちろん絵画がすごかったね。若い頃は掛け軸も相当書いていたのですね。幼年期の絵のうまさ、負けました。人の多さもすごかったよ。平日のお昼にうかがったのですが、絵の前には3重ぐらいの人垣が。2週間前に行ったオルセーのゴッホやルノアールより人が溢れていたよ、田中一村

    自分的には構図と絵の具の使い方がすごく参考になりました。自分の主観ですが、良い絵と自分の好みでない絵の対比がかなりあるね

    見終われば、ここは上野、とんかつの「山家」に突撃です。

    13時過ぎでも10分の待ちで入れたよ。まずはビールです。ロースカツ定食850円は出色ものでしょう。

    ご馳走様でした。本日の遠征も楽しかったね。

    SOMPO美術館の「ゴッホと静物画」展に行った、ゴッホも大したことない絵もあるんだね

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    田中一村作品集増補改訂版 [ 田中一村 ]
    価格:3,960円(税込、送料無料) (2024/10/24時点)

    楽天で購入

     

     



  • 映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」まるでミュージカルじゃないの、失敗作かな

    映画「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」まるでミュージカルじゃないの、失敗作かな

    2024年10月24日(木)

    昨日も満を持して映画を六本木のTOHOシネマズへ観に行ったよ。

    その映画とは大作で話題作のこちら。

    • 「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

    「バットマン」に悪役として登場するジョーカーの誕生秘話を描き、第76回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、第92回アカデミー賞で主演男優賞を受賞するなど高い評価を得たサスペンスエンターテインメント「ジョーカー」の続編。トッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女リー役でレディー・ガガが新たに参加した。

    理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。

    トッド・フィリップス監督のほか、脚本のスコット・シルバー、撮影のローレンス・シャー、前作でアカデミー作曲賞を受賞した音楽のヒドゥル・グドナドッティルらメインスタッフも続投。第81回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。タイトルの「フォリ・ア・ドゥ(Folie à deux)」は、フランス語で「2人狂い」という意味で、ひとりの妄想がもうひとりに感染し、2人ないし複数人で妄想を共有することがある感応精神病のこと。

    2024年製作/138分/PG12/アメリカ
    原題または英題:Joker: Folie a Deux
    配給:ワーナー・ブラザース映画

    観た人の評価が上がらないと言うか、賛否両論ということがよくわかりました

    自分の観た第一印象は、プチ・ミュージカルじゃないのと思いました。まあレディー・ガガを起用した時点からこんな風になったのかね。刑務所と法廷シーンが大半を占めるという意外な展開でした。自分は予想していませんでした。

    これ監督のトッド・フィリップスが考えすぎの映画じゃないのかな、まるでマイケル・チミノの「天国の門」のよう。ワーナーにしてもこれがこけると痛いのじゃあないのかな。

    次作はどうするんだろうか。アウトレイジの大友のようによみがえるのだろうか。

    余計なお世話ですがレディー・ガガ、胸が小さくなっていない?(これ、セクハラ?)

    観終われば、ここは六本木。麻布十番のこちらのラーメン店に急行します。約3週間ぶりかな。黒ラーメンと黒チャーハンで有名な京都発祥の「新福菜館」さんです。

    まずはビールでジョーカーに乾杯。こちらのお店はビールを飲み終わるまで待ってくれとは言えません。ラーメンのチャーシューをつまみに急いでビールを飲みます。

    やっぱり九条ネギいっぱいのラーメン、美味し

    ご馳走様でした。

    映画「チャレンジャーズ」は正に“ゼンデイヤ”様の降臨だね、超スタイリッシュ

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    ジョーカー [ ホアキン・フェニックス ]
    価格:1,320円(税込、送料無料) (2024/10/23時点)

    楽天で購入

     

     



  • 映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    映画「国境ナイトクルージング」は中朝国境の貴重な映像が見れるよ、寒い街

    2024年10月23日(水)

    フランス旅行記を中断して本日は映画のお話しです。

    昨日は有楽町のテアトルシネマにこの映画を観に行ったよ、中朝国境の町が舞台ということに惹かれてね

    • 「国境ナイトクルージング」

    話しはこんな感じ。

    中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉を舞台に、偶然出会った男女3人が街をクルーズ(ぶらぶらと観光)するなかで起こる心情の変化を、繊細な映像美と抒情的音楽でつづった青春映画

    友人の結婚式に出席するため冬の延吉にやって来た青年ハオフォンは、上海へ戻る翌朝のフライトまでの暇つぶしに観光ツアーに参加した際に、スマートフォンを紛失してしまう。観光ガイドの女性ナナはお詫びとしてハオフォンを夜の延吉に連れ出し、男友達シャオも合流して飲み会で盛り上がる。翌朝、寝過ごしたハオフォンはフライトを逃し、シャオの提案により3人でバイクに乗って国境クルージングに出かける

    「少年の君」のチョウ・ドンユイがナナ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオランがハオフォン、「流転の地球」のチュー・チューシャオがシャオを演じた。「イロイロ ぬくもりの記憶」で第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手がけ、シンガポールと日本を拠点に活動するアーティストのキン・レオンが音楽を担当。

    2023年製作/100分/PG12/中国・シンガポール合作
    原題または英題:燃冬 The Breaking Ice

    北朝鮮と接する中国側の街、延吉。寒い街だね、映像を見る限り朝鮮族の影響が濃い街なんだね。中国で作るこの手の映画は難しいよね、ヌードは出せないしね。すべて妄想の世界。

    上海の男ハオフォンがふわふわした人物像で少しリアリティに欠けるのかな。だけどなかなか見ることのできない中朝国境の様子が見れてこの映画を観る価値はありました

    だけど中国映画としてはジャ・ジャンクーの「長江哀歌」には遠く及ばないね。

    そして、前々日に観た映画がロミー・シュナイダー主演のこの映画

    • 「デス・ウォッチ」

    いくらロミー・シュナイダーとハーヴェイ・カイテルと言えども、こんな訳のわからないSFチックな映画はなかろうと。中盤は眠くなったものね。本作公開の2年後、実際にロミーはこの世を去ったのですが、かなしいね。

    有楽町で映画を観終われば、いつものように日本橋へ移動します。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。いつものようにビールと“たくあん”でしっぽりと。ここに来る外人さんは少ないけれど、一蘭に行くよりセンスがいいと思うんだがね。

    ビールを飲み終えれば、いつものように“麺お願いします”コールです。小ご飯とラーメン、やっぱり週一で来ないと収まりません。

    本日も良い1日でした。

    ジャ・ジャンクーの「長江哀歌」、主演のハン・サンミンには参るよね

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    離愁 UHDマスター版 [ ジャン=ルイ・トランティニャン ]
    価格:2,219円(税込、送料無料) (2024/10/23時点)

    楽天で購入

     

     



  • [パリ旅行記2024秋-2]おすすめします「Hilton Paris La Villette」

    [パリ旅行記2024秋-2]おすすめします「Hilton Paris La Villette」

    本日はパリで宿泊したホテルの話しです。

    本当に今のパリのホテルは高いです。ヒルトン系とかIHG系のホテルでは5万円以上出さないと泊まれないもんね、中心部はね。(ロンドンもニューヨークも同じですが)

    今回のパリ滞在は4日ですので、3泊する必要があります。自分的なホテルチェーンの優先順位としては朝食無料とレイトチェックアウトができるIHG系とヒルトン系になるのです。

    フランスならアコーホテルズ系でステイタスがあれば一番良いのでしょうが。

    そして、本題の今回のパリのホテルです。

    今回自分がチョイスしたのが、ヒルトン系のこちら。

    • 「Hilton Garden Inn Paris La Villette」(ヒルトン・ガーデン・イン・パリ・ラ・ヴィレット)

    地理的には19区にあるホテルです。ヒルトン系列ですね。

    自分はパリの地理には疎いのですが、少しパリ郊外ということは分かっていましたが、やっぱり値段が魅力的だったのでね。1泊3名で34,000円ほど。(ステイタスで2名は朝食無料、結果的には3名全員無料でした)

    地下鉄は7号線、Corentin Cariou駅から200メートルです。徒歩2分かな。7号線はオペラ駅まで乗換なしで約20分です。この7号線の客層は普通の庶民の方ですね。危険な感じは全くありません。

    中心部へのバス路線ももちろん充実です。

    シャルル・ド・ゴール空港のCDGからは、UBERで35€でした。中心部に行かないので圧倒的にリーズナブルです。

    そして、ホテルとお部屋です。

    チェックインカウンターはこんな感じで非常にカジュアルな感じ。カウンター横にはお酒や乾きもののスナック等が販売されています。ちなみにホテルから徒歩1分圏内にスーパー3店とレストラン多数があります。

    お部屋はこんな感じで少し山小屋風な造りかな。水回りはバスタブはありませんが、綺麗で全く問題なしです。3名でこのお部屋なら快適に過ごせそうです。(実際にすごく快適でした)

    朝食です。定番の料理が一通り揃っています。但し、オムレツコーナーなどはなし。変わったところでは、ゆで卵は自分でお湯に投入して、作るスタイル、茹でた卵を最初から置いておけばいいのにと思う自分。

    ワッフルを自分で焼くコーナーもあったよ。この朝食、実際にお金を払えばいくらするんだろう、25€ぐらいかな。ゴールドステイタスで3人目も無料という太っ腹でした。

    ホテル総評です。

    パリの高騰しているホテルを考えれば、駅近でオペラまで電車で20分、広めで清潔感のあるこちらのホテルは非常におすすめです。次の訪問でも他のホテルとの価格比較ですが、この値段ならこのホテルにするかな。

    [ナポリ旅行記2]ナポリのおすすめホテル「パラッツォ カラッチョロ」はヒルトン系列





  • ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    ウォン・カーウァイの「恋する惑星」、自分には響かなかったよ、どうしてかな

    2024年10月21日(月)

    週末はいつものように自宅でDVDを2本鑑賞です。そして観た映画はこちら。

    どちらも旧作です。

    • 「マンボ・キングス/わが心のマリア」
    • 「恋する惑星」

    「マンボ・キングス」の方は確か先日のラジオでロバート・ハリスさんが自分の恋愛映画のベスト2に挙げられていたのでね。まあ、アントニオ・バンデラスに外れなしの自分の格言を信じて

    だけど、主演はお兄ちゃん役のアーマンド・アサンテなのかな。

    ’53年、キューバからNYへやって来たセサールとネスターのカスティーヨ兄弟は当地のクラブ・シーンに喰い込み、徐々に頭角を現す。歌手の兄はタフなセックス・アピールと美声を武器に、アメリカを楽園のように思い、享楽の人生を望むが、トランペッターで作曲担当の弟は違う。かつてキューバで激しく愛しあい、冷たくつき放されたマリアの面影に縛られながら、新生活で出会ったドロレスと堅実な家庭を育むことでそれを断ち切ろうとしていた。いつしか兄弟は何かと反目しあうようになる……。

    まあストーリーは安易でリアルさがないのが残念です。音楽はすばらしいですが。若いアントニオ・バンデラスを見れるだけでもいいか、だけど若い頃から面魂はいいよね。

    一度はキューバに行ってみたいもんだね。

    一方「恋する惑星」はかのウォン・カーウァイ先生の出世作。自分はまだ観ていなかったのでね。

    香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリー

    エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。

    刑事223号を金城武、刑事633号をトニー・レオンが演じる。第14回香港電影金像奨で最優秀作品賞など3部門を受賞した。1995年に日本初公開。

    1994年製作/100分/G/香港
    原題または英題:重慶森林 Chungking Express

    自分的にはあまり響かなかったね、この映画は。スタイリッシュさと音楽だけが目立って、ストーリーというストーリーはないんだね。自分的にはウォン・カーウァイは傑作と凡作の振れ幅が大きい監督だと思います。

    観終われば、1ヶ月ぶりに六本木の「おつな寿司」へ

    まずはサッポロの黒ラベルで喉の渇きを潤します。本日のつまみは、“まぐろ煮付け“と“ぶりしゃぶ“です。ビールと美味いつまみ、これだけで来た甲斐があります。

    今日の握りです。まずは前半戦。

    • いか
    • ほたて
    • たまご(焼き上がったのが来たので、順番を変えてね、熱々を)
    • たい
    • さば
    • 赤身まぐろ

    ここで、茶碗蒸しで仲入りです。後半戦です。

    • ボタンエビ
    • 大トロ
    • いくら
    • 鉄火巻
    • おつな名物“いなり寿司”
    • あなご

    最後のデザートはアイスもなかで。

    本日もご馳走様でした。美味しかったー

    「花様年華」は香港映画の超傑作、ウォン・カーウァイの才能に最敬礼、小津だね

     



  • 映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    映画「二つの季節しかない村」、超良質な映画だけど監督のメッセージは難しいね

    2024年10月19日(土)

    フランス・パリ旅行記を本日は中断して、映画のお話しをします。

    昨日の金曜日は帰国2日目ですが、どうしても映画を観たくて劇場へね。観た映画はこちら。

    • 「二つの季節しかない村」

    トルコの辺境の村を舞台にした実に渋い映画。日経新聞の映画評でも評価が高かったのでね。

    話しはこんな感じ。

    春は来ない トルコ、

    アナトリア東部。

    果てしなく続く壮大な自然の前で、

    人間は如何に小さなものか――。

    「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が、トルコ・アナトリア東部に広がる荘厳な自然の大きさと、自我に縛られた人間の悲しいほどの小ささを大胆に対比させて描いたドラマ。

    冬が長く雪深いトルコ東部の村。プライドの高い美術教師サメットはこの村を忌み嫌っているが、村人たちからは尊敬され、女生徒セヴィムからも慕われていた。ところがある日、サメットは同僚ケナンとともに、セヴィムたちから身に覚えのない“不適切な接触”を告発されてしまう。そんな中、サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合う。


    主人公サメット役に「シレンズ・コール」のデニズ・ジェリオウル。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ヌライ役のメルベ・ディズダルがトルコ人として初めて女優賞を受賞した

    2023年製作/198分/G/トルコ・フランス・ドイツ合作
    原題または英題:Kuru Otlar Ustune

    観ての感想。まず崇高な映画で題材は本当に身近なちょっとしたことの話しから展開していきますが、監督が何を訴えたいのか、おそらく自分も含め日本人にはわからないと思う

    厳しい土地での生活と人間というか、そうゆう漠然としたメッセージなのかね

    映画の内容はともかく、近年稀に見る自分にはきつかった映画です。まだ時差ボケが大いに残る体調でこの映画は厳しかった。そして3時間を超える長編です。

    やっぱり意識が飛ぶよね。

    そんな中でも不思議なのは、主人公とあの女子生徒との関係、主人公はあの生徒に何を期待というかイメージをもっていたんだろうね

    タルコフスキーやフェリー二の難解さとは違う、とにかく監督のメッセージがわかりませんでした。

    だけど良質な映画には間違いありません。おすすめです。

    観終われば、ここは有楽町。日本橋のあの店でランチを。

    京都ラーメンの「ますたに」さんへ。旅行があったので、10日ぶりの訪問です。

    まずはビールとたくわんです。やっぱり心落ち着くこの一瞬です。

    飲み終えればラーメンのコールです。

    今日も良い一日でした。眠かったけれどね。

    カンヌのパルムドール受賞作「落下の解剖学」を観たよ、結末が少し安易と思う

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    雪の轍 [ ハルク・ビルギネル ]
    価格:4,906円(税込、送料無料) (2024/10/19時点)

    楽天で購入

     

     



  • [パリ旅行記2024秋-1]現在のパリのICカードはスマホNavigo一択だよ

    [パリ旅行記2024秋-1]現在のパリのICカードはスマホNavigo一択だよ

    キャセイパシフィック航空を利用して、羽田発で香港を経由・乗り継ぎして無事パリに到着しました。今回の旅行は結局、家族3名だったので空港からホテルまではUBERを利用したので、公共交通機関は到着してすぐには利用しませんでした。

    UBERやタクシーを利用しないのであれば、安全性を考えれば空港からロワシーバスでオペラまで行き、そこから地下鉄などで移動ということになるのが普通かな

    ちなみに、シャルル・ド・ゴール空港の第1ターミナルでのUBERのピックアップポイントは16番ゲート前になります。

    というわけで、本日はパリでの公共交通機関で利用できるICカード(日本で言えばスイカやパスモ)について話しです。

    パリでのこのICカードは通称Navigo(ナヴィゴ)。以前であれば、Navigoカードを手に入れるには乗り場窓口でカード(2€)を購入です。

    • Navigo Easy (自動発券機でチャージして利用)
    • Navigo Jour (1日乗り放題乗車券・乗車日とゾーンを選んで利用)

    自分たちも事前調べで、この「Navigo Jour」(ナヴィゴ・ジュール)を利用しようと思っていました。ちなみにゾーン1(パリ市内)+ゾーン2(ブローニュの森他)で8.65€。

    だけど調べていくうちにスマホでのこのNavigoのアプリがあることが判り、インストール

    正式名は「IDF Mobilites」というのかな。(App StoreではNavigoと入力すればこのアプリが表示されます)

    後述するように結局このアプリは利用しませんでしたが、物理的なカードを購入しなくてもスマホのこのアプリも利用できるようです。もちろんカード代の2€も必要ないしね。

    だけど、オリンピックは偉大です。

    スマホを持っている人であれば、上述の話しは無視して結構

    自分はiPhoneですが、すでにiPhoneのウォレットでデフォルトでこの「Navigo」が入っているのです。オリンピック直前にこのサービスがスタート。

    • ウォレットの+を選択
    • 交通系ICカードを選択
    • フランスの「Navigo」が現れます
    • 「Navigo」を選択して続けるを押す

    そうするともう、こんないろんなチケットを選択する場面が現れます。

    購入したいチケットを選択し、ウォレットに登録している決済で、もうチケットを購入できるのです。もちろん日本出発前にも買えるし、到着後でもご自由に。ロワシーバスも1日乗り放題券も購入可能です。

    自分たちは、3日のパリ滞在でしたので、“Carnet 10 t + Tickets”(17.35€)というチケットを購入し、バスも地下鉄も全く問題なく利用できました

    こんな感じで使い切れなくて3枚残っています。

    これでパリ旅行が大変手軽になりましたね。

    [ヘルシンキ旅行記1]到着ロビーを出ればラウンジ、横にはデイチケット販売のキオスクあり

     



  • [搭乗記]羽田-パリ エコノミークラス CX549 & CX261便 2024年10月(往路)

    [搭乗記]羽田-パリ エコノミークラス CX549 & CX261便 2024年10月(往路)

    2024年10月17日(木)

    働いている娘の有給休暇が取れたので、急遽、10月10日から16日の予定でパリ他に家族3名で行って来ました。イタリアばかり行っていたので、パリは数年ぶりの訪問です。

    往路はJALの午前の045便を予定していたのですが、満席で乗れず、まずはここで撃沈です。

    羽田の出発ロビーでしばしの思案。カタール航空かキャセイかな。結局、午後のキャセイパシフィックでの香港経由でのパリ行きが一番利便性が良さそう。パリ到着は1日遅れになりますが仕方ありません。先払いしたホテル代1日分が無駄になりました。

    • CX549 羽田(16:25)-香港(20:00)
    • CX261 羽田(23:50)-香港(07:35)

    羽田のキャセイのカウンターはきっちり3時間前に開きます。チケットを発券して、制限エリア内へ。本日のラウンジはキャセイのラウンジをJGCステイタス利用で使用します。こちらのラウンジは初めて。広い窓とゆったりとした座席。利用客も多くなくゆったりとした雰囲気

    非常にこのラウンジ気に入りました。お酒はバーカウンターでもらうスタイル。名物の担々麺や点心もあって料理よし

    まったりしていると搭乗時刻です。

    CX549便は80%ぐらいの搭乗率かな。まあ香港までの4時間なんてすぐに過ぎます。

    キャセイのエコノミー食はこんな感じ。

    定刻通り、香港着。良いフライトでした。

    乗り継ぎは約4時間。ラウンジでまったりするにはちようど良い時間です。

    こちらでもJGCステイタス(JAL-JGCカード)を見せて、キャセイのラウンジに入室です。香港のキャセイラウンジも眺めこそありませんが、良い感じ。

    シャンパン(スパークリングワインかな)とダックをいただきながら、まったりとして過ごせば3時間なんてすぐ経ちます。そろそろパリ行きの登場です。

    そしてこちらのパリ行きは、中央席ながら足元広い非常席を確保できました、そして何と隣席も空きです。

    驚いたのは、香港からパリ行きのルートは中央アジアを横切るように今も最短ルートで行くのね、ソビエト上空は掠めるようにね。

    こちらのエコノミー食はチョイスに失敗かな。パリ到着前の朝食はお粥を選択です。

    パリへは定刻前にスムーズに到着しましたが、早朝でもパスポートコントロールは長蛇の列。ここを抜けるのに90分かかったかな。もっと窓口をオープンしないとダメでしょう。

    そして、ホテルまでは3名ですのでUBERを利用します。ホテルまで35ユーロほど。シャルル・ド・ゴールのターミナル1のUBERピックアップポイントは16番出口のところです。

    4日予定していたパリですが、こんな感じで3日間の旅行の始まりです。

    [搭乗記]羽田-ヘルシンキ エコノミークラス JL047便 2024年6月(往路) エコノミー食でカレー





  • 映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

    映画「サウンド・オブ・フリーダム」は実に志の高い傑作、児童人身売買の罪

    2024年10月10日(木)

    昨日は実に志の高い映画を観たよ、観た後そう思いました、心から。

    その映画とはこちら。

    • 「サウンド・オブ・フリーダム」

    秋雨の中、日比谷のTOHOシネマズに出かけてきました。

    自分的には全くノーマークで映画批評にも全く紹介されていませんでしたが。

    児童誘拐、人身売買、性的虐待など、国際的性犯罪の犠牲となった少年少女を救い出すミッションに挑んだアメリカの元政府職員ティム・バラードの奮闘を、実話をもとに描いたドラマ

    性犯罪組織に誘拐された少年少女の追跡捜査を進めていたアメリカ国土安全保障省の捜査官ティムは、上司から特別な捜査の許可をもらい、事件の温床となっている南米コロンビアに単身潜入する。そこで彼は、いわくつきの前科者や捜査の資金提供を申し出た資産家、地元の警察などと手を組み、大規模なおとり作戦を計画する。ティムの少年少女たちの命を救う捜査は、やがて自身の命をもかけたものになっていく。

    イエス・キリストを描いたメル・ギブソン監督作品「パッション」のジム・カビーゼルがティム役を演じ、ティム・バラード本人の職務に同行して役作りに励んだ。また、メル・ギブソンも製作総指揮として参加している。監督は「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」のアレハンドロ・モンテベルデ。

    2023年製作/131分/G/アメリカ
    原題または英題:Sound of Freedom

    いわゆる“児童誘拐しての人身売買”の話しですが、実話を下にした映画だそうですが、飛んだり跳ねたりせず、実にこの問題に対して切り込んだ超上質な映画でした。

    最期のエンドロールにに主役のティム・バラードの話しが挿入されるのですが、世界中の成人は耳を傾けようよ。そして、彼が言ったのは、この映画は少し前に撮影したのですが、“いろんな妨害が入り、公開できなかったとのこと”、狂っているよねこの世界

    誘拐は南米で起こるのですが、人身売買の最大の取引はアメリカ。昔の奴隷制時代よりも児童奴隷の数は多いとのこと

    そして、もう一つびっくりしたことが。こんな地味な映画でも6割ぐらいが埋まっていたのです。雨の平日の午前の回でもね。

    前日に観たドゥダメルの南米ですが、すごいことになっているね。

    新橋の人気ラーメン店「はるちゃんラーメン」の銀座店が出来たという情報を2日前に掴んだのです。(ちなみに新橋店には訪問履歴なしです)

    だけど何でも増殖する「ちゃん系」の新橋の名店「はるちゃんラーメン」店の姉妹店というではありませんか。

    • 銀座3-11-6(最寄り駅は東銀座駅)

    13時過ぎに訪問です。行列もなく、すぐにカウンター席に。その前に発券機で食券を。本日はノーマルな“ラーメン”(1,200円)を、残念ながらビールの販売はなし

    お店の雰囲気はとにかくキレイ、厨房もカウンターの上にも無駄なものは一切なし、普通のラーメン屋とは違います。作り手は女性2名のみ。

    待つこと3分。ラーメンがやってきました。スープがたっぷりです。上のお麩がいいね。

    麺は平打ちの中太麺です。つるつるしこしこです。チャーシューもたっぷりです。スープは少ししょっぱい感じかな。

    とにかく非常にうまいラーメンでした。

    また銀座にリピ決定のお店ができました。

    麹町のソラノイロで“中華そば”を食す。スープと麺は日本一。総合点では銀座の共楽かな。