カテゴリー: ラーメン

  • なに~、あの京都の「新福菜館本店」の味を秋田で更に進化させた末廣ラーメンとは、初めて知ったぞ

    なに~、あの京都の「新福菜館本店」の味を秋田で更に進化させた末廣ラーメンとは、初めて知ったぞ

    自分は秋田に全く縁もゆかりもないのですが、本日は秋田の話しです。

    先日の日本経済新聞の記事で秋田の名物“いぶりがっこ”を使った料理のレシピが紹介されており、それをどうしても作りたくなったのでした。

    ということで、まずは東京の普通のスーパーでは手に入りにくい“いぶりがっこ”を手に入れるために有楽町にある東京交通会館1階の「末廣ラーメン」に急いだのでした。

    お目当てのいぶりがっこを手にし、店内をなんとはなしに見回っていると、琴線に触れる商品が目についたのです。

    乾麺の表紙の黒いラーメンに反応する自分です。パッケージを手に取ると、あの京都の「新福菜館本店」の味を秋田で更に進化させてラーメンの表記です。あの秘伝の味を。

    京都の「新福菜館本店」の名前を出されては、引き下がれません。そして、秋田で進化させたとは、ただ事ではありません。まさに掟破りです。

    こんなストーリーがあるようです。

    創業昭和十三年、長い歴史と変わらぬ繁盛が 美味しさを約束します

    末廣ラーメン本舗は京都駅前の屋台『新福菜館』が発祥の中華そば専門店です。京都は様々な中華そば店が凌ぎを削っている日本でも有名なラーメン激戦区。『新福菜館』は京都では最も古い屋台なのですが全国でも3本の指に入る歴史の古さだそうです。

    全国各地のラーメン店を食べ歩いた先代が『新福菜館』の味に惚れ込み「修行させてください」と飛び込みました。最初は門前払いを受けましたが、何度も何度もお願いをしに通ううちに熱意が伝わり、修行させていただくことになりました。 「やるからには徹底的に教えてやる。ビデオを持ってこい!なんでも教えてやる」との有難いお言葉を、親方から頂きました。直伝頂いたこの味をベースに先代が雪国である東北に合うようにと改良して今の味となりました。

    なんとすごい話しです。話しは続きます。

    末廣ラーメンのこだわり/おいしさの秘密

    特徴のある真っ黒な中華そばは、『新福菜館』直送の京都の溜り醤油を用いた返しの色です。そのこだわりの返しに加えるスープは、豚骨に頼らず、たくさんの豚肉を使っております。更に鶏、沢山の野菜を加え、たっぷり時間をかけて煮込みます。

    店舗は複数ございますが、それぞれの地域にあるお肉屋さん、八百屋さんから仕入れをし、昔ながらの羽釜で仕込む製法を取っております。店舗で一から仕込むため、混雑時などスープ調整のお時間をいただく場合がございますが、妥協せず毎日スープと向き合っております。

    また、この返しを使った同じく真っ黒な「ヤキメシ」も人気商品でございます。黄身を乗せるのが、人気のある食べ方です。

    そして、パブロフの犬のごとく、ラーメン2袋とヤキメシの素をお買い上げです。そして、土曜日のお昼に実食です。

    家族が試食します。評価的には、これはこれでありということのようです。

    見た目的には、スープは○、麺はやっぱり細すぎかな。乾麺だからしょうがないかな。

    リピしたいと思います。我が家の定番になりそうな予感の秋田の「新福菜館」のラーメン

    北の地での進化、恐るべし秋田の末廣ラーメン。

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  • 渡辺樹庵さん指摘の“資本のあるところにこのクオリティでやられると厳しい”とは。その虎ノ門の「ロビンソン」で実食

    渡辺樹庵さん指摘の“資本のあるところにこのクオリティでやられると厳しい”とは。その虎ノ門の「ロビンソン」で実食

    本日は久しぶりに純粋に新着ラーメンのお話しなのです。

    それはTwitterを何気なしに見ていたときです。

    高田馬場「渡なべ」などのラーメン店をプロデュースし、ラーメンコンサルタントという肩書を持っていらっしゃる有限会社 渡なべスタイルの代表である渡辺樹庵さんがツイートされていたのです。ちなみに、この渡辺さん、“今までに食べたラーメン店は8,000軒以上という、生粋のラーメンフリーク”という強者なのですね。
    その渡辺さんが紹介されていたのが、東京は虎ノ門にある「ロビンソン」での、中華そば(小盛り)のことだったのです。

    「これは個人店ではないなぁ」という雰囲気のお店です。コンセプトがわりとしっかりと出来ていて、わりとしっかりと作り込まれているお店です。資本のあるところにこのクオリティのものをやられると、今後、個人店はかなり厳しくなってくる気がします。

    プロの人から見て、味的にもすぐに個人店ではないなと思わせるとは、どんな味なのか興味がわくのです。

    ちなみにこの「ロビンソン」ですが、こんなお店なのですね。

    虎ノ門にラーメン店「自家製麺 ロビンソン」打ちたて麺を提供

    料理年歴約20年の田中恵大さんと伊藤浩二さんが営む同店。以前、田中さんは元麻布の日本料理店で、伊藤さんは西麻布のイタリアンで働いていたという。2人は互いの店を行き来し合う友人で「いつか2人で店を開きたい」という夢を今回実現させた。

    座席はカウンター8席。

    メニューは、「中華そば」「つけめん」「中華そば細麺」の3種類(以上850円~)。

    • 「中華そば」には打ち立ての手もみ中太つづれ麺
    • 「つけ麺」には打ち立てのストレートの細麺
    • 「中華そば細麺」には熟成したストレートの細麺

    を使う。それぞれ「小盛」「並」「大盛」から麺の量を選べ、ワンタン2個と「味玉」1個をトッピングした「特製バージョン」も用意する。

    田中さんと伊藤さんは「当店のラーメンの特徴は、店内で毎朝手打ちしている打ち立ての麺。北海道産の“春よ恋”や九州産の“宝いずみ”など5種類の国産小麦をブレンドしている。打ちたて麺ならではのプルッとした、ツルモチ食感をぜひ味わってほしい。スープには、京都産の“京紅地鶏”や鳥取産の“大山鶏”、北海道産“日高昆布“羅臼昆布”などを使っている。鶏と魚介の調和するバランス型で、飲み干せる優しいスープ”」と話す。

    営業時間は11時~14時。日曜・祝日定休。

    こんな記事を読んだからには、訪問して実食せざるをえません。

    年末年次の京都旅行から帰ってすぐに、2022年1月初旬に伺ったのでした。お店は虎ノ門ヒルズ近くのビルの1階です。13時30分頃に伺ったのですが、お店の前には行列はありません。

    だけど、中に入って驚きました。入って右側に待機場所があって、そこに10名ほどが待機しているのです。まずは食券機で食券を購入です。そして、本日は手打ち麺はないようですね。

    お客さんの回転は結構よいかな。20分ほどでカウンター席に案内されたのです。そして本日は、次のとおりです。

    • 中華そば細麺(900円)
    • 味玉(100円)

    店内は完全オープンキッチンスタイルです。待つこと3分。きれいな上品なな中華そばが出てきたのです。大判の海苔も添えられています。

    チャーシューがまるで牛肉のように見えます。スープはやさしい味ですが、少しパンチもあるのかな。完全な魚介系とも違うな

    麺は手打ち麺であればもっと違った感じなんでしょうが、今日の麺はまあまあかな。

    全体の印象としては、見た目通り上品で落ち着いた感じのラーメンかな。何かこれといったパンチがほしいのも事実ですね。

    渡辺さんが指摘された、これは個人店の味ではないなというのは、どこで見分けられるのか分からずです。プロの目は冷徹ですね。

     

  • 帰りは福岡空港の「博多一幸舎」で泡系の博多ラーメンを食さずにはいられなかった。だけど“しょうが”は紅で白はないだろう

    帰りは福岡空港の「博多一幸舎」で泡系の博多ラーメンを食さずにはいられなかった。だけど“しょうが”は紅で白はないだろう

    いよいよ2021年12月の1泊2日の福岡は博多への旅もはや帰京するだけです。天神から地下鉄で福岡空港に向かいます。天神より博多駅からの方が空港には近いのですね。

    なんと博多駅からは2つ目の駅が福岡空港駅です。次の宿泊場所は博多駅周辺にしょうかなと、と思った次第です。

    福岡空港ではお土産を物色します。やはり昨日の夜にいただいたモツ鍋の美味しさが忘れられず、モツ鍋を東京に残る家族にはお土産にしたのでした。

    そして、つい1時間前には、「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」でラーメンの並を1杯いただいたのです。まだお腹も当然いっぱいです。

    だけど、冷やかしのつもりで福岡空港の国内線旅客ターミナルビル 3Fにある禁断の「ラーメン滑走路」に足を踏み入れたのでした。これが間違いでした

    いろいろなラーメン屋さんが出店していますが、行列のある店、行列のない店といろいろ明暗を分けています。テナント料も高いだろうし、競争も激しそうです。

    そんなお店の中で、今回は街なかのお店にはいけなかった(博多駅近くの総本店にはいけませんでした)、有名店の前で足が泊まったのでした。

    お店の名前は「博多一幸舎 福岡空港ターミナル店」

    国内外で60店舗以上を展開し、世界で愛される「博多 一幸舎」。

    看板は豚骨のうま味をたっぷり抽出した脂泡が表面を覆う“泡系”の一杯。熟練の職人が特注羽釜で炊き上げたスープは、濃厚ながら後味はスッキリ。自家製の平打ち麺を使用。

    さすがに一番長い行列が出来ているお店でした。お昼の12時過ぎで十数名が並んでいます。

    この行列に吸い込まれるように、券売機の前に立っている自分です。替玉なしでラーメン1杯ならなんとか食べれるぞ、という自分です。一番安い「豚骨ラーメン」(780円)を購入です。チケットを購入し、行列に加わります。

    今回の旅行で一番残念だったのは、このいわゆる“泡系”の博多ラーメンを食べれなかったことなのです。東京ではほとんど聞かないこの泡系の博多ラーメンなのですが。

    15分待ってカウンター席に案内されます。定員さんのきびきびとした接客は好感が持たれます。カウンターの前においてあるトッピングをチェックします。

    • 辛子高菜
    • 白しょうが
    • ごま
    • 辛味

    です。だけど、やはり博多ラーメンにはあの真っ赤な紅生姜だろうと。白しょうがではいろどりにも問題ありです。

    そして、待つこと3分。やってきました、泡系の博多ラーメンです。確かにスープの表面は泡で覆われています。トッピングは普通です。実食です。

    麺もスープも普通においしい博多ラーメンです。辛子高菜と白しょうが、ごまをたっぷり乗せいいただきます。スープも泡立っているから味に変化があるということはなく、普通なのですね。ビジュアル的にはこちらのほうが映えするということでしょうか

    お腹はいっぱいなのに、あら不思議、ぺろりで1杯完食です。

    今回の旅行では博多ラーメンを計3食いただいたことになりました。満足できる旅でした。

    帰りはANAで1時間半で東京に戻ります。

    次は年末年始の京都旅行です。

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  • 天神の老舗「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」で博多ラーメンの矜持を見たぞ、恐るべし

    天神の老舗「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」で博多ラーメンの矜持を見たぞ、恐るべし

    2021年師走に旅した福岡の1泊2日の旅は慌ただしいです。

    朝食は宿泊先の「ホテルモントレ ラ・スール福岡」で食したというのに、どうしても福岡の街中でもう一杯博多ラーメンを食べたいんだな、これが。

    というわけで、宿泊先の天神エリアで是非とも食べたい有名店を探したのです。

    そして、探しだしたのが「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」なのです。

    やはり王道の博多ラーメンも食べてみないといけないな。そして、“赤のれん”の屋号には弱いんだな。あの東京は西麻布の老舗博多ラーメンの赤のれんを思い出さないわけがないのです。

    開店時間の朝11時に伺います。「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」はこんなお店なのです。

    • 福岡市中央区大名2-6-4

    濃厚とんこつ派の心を鷲掴み!天神エリアの実力店

    福岡の繁華街・天神西通りで存在感を放つ博多ラーメン界の重鎮。定番人気のラーメンは茶褐色スープが特徴。豚の骨や脂のうま味までたっぷり抽出し、醤油だれを利かせるのがこだわりで、平打ち麺が絡む。麺とベストマッチの焼飯もぜひ!

    11時数分前に伺うと、常連らしき人が数名既に並んでいます。店構えは老舗の雰囲気です。11時と同時に暖簾が掲げられ、店内に入ります。ぼっちですので、カウンター席に座ります。

    メニューを見ると、ラーメン屋さんというより、町中華店ですね。定食から中華の一品までレパートリーは広いです。既にラーメン屋さんとは言えません。東京では考えられないメニュー構成です。

    そして、ラーメン1杯の値段も考えられないのです。一番シンプルなラーメン(並)が580円なのです。朝食もたっぷりいただいた後なので、注文はこの580円のラーメンを注文したのでした。待つこと3分。

    非常にシンプルかつ美味そうな博多ラーメンがやってきました。紅生姜とごまも揃っています。万全の体制が整いました。トッピングもネギ、シナチク、チャーシューのバランスも最高です。確かにスープは茶褐色です。食べる前から美味そうです。

    実食です。これぞ博多ラーメンのド直球です。硬めの麺との絡みもバツグンです。博多ラーメンはこれだよな。とにかく麺、スープ、具材のバランスが良いのです。気をてらったところは全くありません

    そして、極め付きなのが、そのお値段です。これならおやつ代わりと言うか、間食でも気楽に立ち寄れます。550円の博多ラーメン、マクドナルドでも吉野家でも十分に戦えるコスパの良さです。

    恐るべし博多ラーメンのすごさを垣間見させてくれるラーメンでした。“たかが博多ラーメン、されどこの博多ラーメン”なのでした。

    明日も博多ラーメンブログを書きますが、今回、博多ラーメン店を3店訪問しましたが、分的にはこの「元祖赤のれん 節ちゃんラーメン」が一番ツボにハマったかな

    福岡到着1食目は有名店「博多らーめん Shin-Shin 天神本店」で全部入りらーめんを食す、美味し。替玉はなしよ



     



  • 福岡到着1食目は有名店「博多らーめん Shin-Shin 天神本店」で全部入りらーめんを食す、美味し。替玉はなしよ

    福岡到着1食目は有名店「博多らーめん Shin-Shin 天神本店」で全部入りらーめんを食す、美味し。替玉はなしよ

    はや師走の12月中旬の日曜日の午後に久しぶりの福岡に降り立ったのでした。福岡に来るのは10年ぶりぐらいかな。なにぶんにも来福する目的がなかったためです。

    そして、本日のホテルは天神です。まだチェックインはできないというので、ホテルに荷物を預け、まずは遅めのランチです。なにはともあれ、1食目は博多ラーメンでしょう。

    天神であれば、まずは雑誌での露出度の高いこちらのお店を訪問します。

    有名店「博多らーめん Shin-Shin 天神本店」さんです。

    • 福岡市中央区天神3-2-19

    麺は福岡の中でも“極細”、芳醇スープとの絡みがハツグン!

    屋台で腕を磨いた店主が営むラーメン居酒屋で、多くの支持を受ける天神エリアの名物店。自慢のスープは骨の髄から出るコクと甘さが引き立ち、福岡での細めのストレート麺との絡みが抜群。とんこつスープで作る、中華鍋仕上げのチャンポンもオススメ。

    訪問したのは14時半過ぎでしょうか。お店の前に行くと、通りを挟んで整然とこの時間帯でも十数名の行列です。お店の回転は良さそうです。だけど、次から次えと行列に人が加わるのです。

    お店の前の看板には、“お持ち帰りやっています”と。餃子も肉と野菜の炒めものもあります。こちらでテイクアウトして、ホテルに持ち帰って夕食もありだなという妄想が駆け巡ります。

    待つこと15分。いよいよ店内に案内されます。カウンター席を確保です。

    メニューを眺める前に喉の消毒のために生ビールを注文して、心を落ち着かせます。

    メニューを見ての第一印象です。つまみからチャンポン、焼きそばまでメニユーの品目が多いな。自慢のラーメンは大丈夫かと不安がよぎります。今どきの東京のラーメン店では考えられません。

    雑誌が薦めていたのは“煮たまごラーメン”です。だけどメニューを見て思ったのは、一期一会です。ここは思い切って、“全部入りラーメン”(950円)に行くしかないと

    ビールを飲み干したバツグンのタイミングでやってきました。今回初の博多ラーメンです。

    紅しょうのトッピングはテーブルにあるのですが、定番のごまはないのですね。

    実食です。麺も細麺と書いてありましたが、博多ラーメンならこんなもんでしょう。

    スープもラーメンも平均以上にうまいです。トッピングも満足度の高い具材です。そして東京の博多ラーメンでは必ず替玉をするのですが、麺もかなりの量で替玉なしでもOKでしたね。

    ただ博多ラーメンは博多ラーメンであり、大きな差別化要因は見つからず(専門家に言わせればちがうのでしょうが)です。だけど、大変美味しくいただきました。

    ご馳走様でした。

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  • 東京は八重洲地下街の「東京ラーメンストリート」で熊本で大人気という「天外天」の特製ラーメンを食す

    東京は八重洲地下街の「東京ラーメンストリート」で熊本で大人気という「天外天」の特製ラーメンを食す

    久しぶりに東京のラーメン店の紹介です。

    東京駅の八重洲口の「東京ラーメンストリート」に新しいお店が出来たと聞いて気になっていたのでした。

    東京駅八重洲口の『東京駅一番街』(東京都千代田区丸の内1-9-1)にあるラーメン施設『東京ラーメンストリート』

    「東京で真っ先に食べたいお店」をコンセプトに、これまでは東京に店舗を構える店が出店していたが、2021年7月より東京以外の名店が出店する期間限定店舗企画『ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート』が展開されている。

    第1弾は神奈川の名店『支那そばや』が出店し、連日行列を作る人気を得ていたが、第2弾として現在出店して早くも話題を集めているのが、熊本ラーメンの人気店『ラーメン天外天』(本店:熊本県熊本市中央区安政町2-15)だ。こちらは2022年2月24日までの期間限定店舗となる。

    自分は数ヶ月前、上記の“ラーメンの鬼”と言われた故佐野実さんゆかりの「支那そばや」にも行ったのですが、いまいちピンとこなかったんだな。

    第二弾は熊本で人気の「ラーメン天外天」とのこと。自分的には、熊本ラーメンでは「桂花ラーメン」に勝てるところはないと思っているのですが。

    そんなこんなで、恐る恐る平日の14時に訪問したのでした。ちなみに「天外天」はこんな感じのお店です。

    熊本ラーメンは豚骨ラーメンだが、豚の他に鶏の旨味も合わせていることと、ニンニクを効果的に使うのが特徴。豚ゲンコツに鶏ガラを合わせたスープは口当たりこそ軽めながらも旨味の濃度が高く、グイグイと飲み進めさせるパワーがある。

    さらにスープの上には大量の自家製ガーリックパウダーを浮かべることで、パンチの効いた味わいに。翌日を気にしない人にはスライスしたニンニクの醤油漬けもオススメだ。

    平日の14時だと言うのに、十数名の行列です。先に食券を購入して、列に並びます。

    そして本日注文したラーメンは「特製天外天ラーメン」(1,170円)と替え玉(150円)です。初来店記念にと特製ラーメンをチョイスです。

    テーブルの上にも面白いものが置いてあります。熊本の味・元祖ふりかけの素「ご飯の友」です。箸立てには、“ニンニク醤油漬け・紅生姜”を用意してあります、と書かれています。注文を取りに来られたお姉さんにこのセットをお願いします。

    待つこと5分、ラーメンの登場です。まず、スープを一口。典型的な博多の豚骨ラーメンの味ですね。麺も同じ感じです。少し変わったところでは、海苔が1枚とニンニク風味に少しパンチがあるところかな。まあ、これはこれで一種の完成しているラーメンとお見受けしました。

    だけど、個性的かなというとどうなのかな。自分も数十年前に熊本に3年住んだことがありますが、当時はこんなラーメン店さんはなかったと思うのです。

    自分的には熊本ラーメンなら断然「桂花ラーメン」と思った次第です。

    ともかく、ご馳走様でした。

     

  • 今回はソーキそばを3店食べ比べ。残念ながら“EIBUN”はお休みで。 国際通り近くの「金月そば」で食す

    今回はソーキそばを3店食べ比べ。残念ながら“EIBUN”はお休みで。 国際通り近くの「金月そば」で食す

    今回2021年10月の沖縄旅行では、沖縄そばを計3回食したのでした。そのうちの1回は前日に記した首里城近くの「ほりかわ」です。

    自分の家族が今年沖縄に何回か旅行した時に食べた沖縄そばの中でNo.1というのが、国際通り近くの「OKINAWA SOBA EIBUN」というのです。

    • 那覇市壺屋1丁目5-14

    そう言われるからには、2食目はこちらでソーキそばを食べようと思ったのでした。勇んで急行します。国際通りからもすぐ近くにあるのですね。だけど、運悪く本日は定休日だったのです。外観からは沖縄そばやさんには見えませんね。

    転進します。国際通り近くは観光客が多いので避けたかったのですが、しかたありません。

    その中で評判がよかったのが、「金月そば」(国際通りむつみ食堂店)です。今日のランチはこちらにします。

    • 那覇市牧志2-1-16

    行列もあるようなお店のようですが、運良く今日は並んでいる人はいません。入り口で食券を買うスタイルのようです。当然“本ソーキそば”(880円)です。1日限定15食と書いてありますが、本当かな。

    そして、こちらのお店は残念ながらアルコールは置いてありません。

    お兄さんが一人で調理から配膳までされているので、大変そうです。待つこと10分、ソーキそばの登場です。

    こちらもソーキは別皿です。最近はこのスタイルが多いのかな。実食します。これは普通においしい沖縄そばです。だけど、これといった特徴がないのが残念だな。だけど、お客さんが次から次へと入ってくる繁盛店のようです。

    やっぱり軟骨状態になったソーキそばが食べたいな。

    そして、本日の夕食です。今夜の宿は旭橋にあるダブルツリーにしたのでした。

    だけど夕食ですが、お昼にソーキそばを2食したせいであまり食欲がないのです。軽く食べれるお寿司屋さんを探しますが、適当なお店がないのです。

    うろうろしている時にまたまた沖縄そばやさんを見つけてしまったのでした。沖縄で寿司でもないだろうと判断し、夕食もソーキそばに決めました。お店はこちらです。

    • 琉球麺屋 かりゆしそば 那覇店
    • 那覇市久米1丁目1-1

    こちらのお店の1番人気は“軟骨ソーキそば”とのこと。だけど、さすがに今回はソーキそばでも(小)にしたのでした。そして、3分でソーキそばの登場です。

    こちらはソーキが丼の中に入っている自分の好きなスタイルです。スープも少し濁った感じのよさげな外観です。

    定番の紅しょうがも乗せ、コーレーグースをたっぷり入れれば、いつものソーキそばです。

    これはこれで非常に美味しく食べたのです。

    今回の滞在でソーキそばはこの3回食べたのですが、ぜひこれは特別というソーキそばには出会えなかったな。

    だけど、ご馳走様でした。また、来月に沖縄に行くときはどこに行こうかな。

     

  • 首里城近くの沖縄そば「ほそかわ」は雰囲気がバリのウブド、斬新なソーキそばだよ

    首里城近くの沖縄そば「ほそかわ」は雰囲気がバリのウブド、斬新なソーキそばだよ

    この11月中旬に沖縄へまた一人旅を敢行したのでした。今回の旅の目的はヒルトンのホテル修行なのです。飛行機はマイルを利用してのフライトで結果的には非常に効率の良いホテル修行となったのです。あえて自分に納得するしかな妄想ですね。

    1泊目の宿泊は、「ダブルツリー by ヒルトン那覇首里城」なのでした。宿泊記は別に書くとして、今日はホテルの近くにあった“沖縄そば屋”さんについてなのです。

    こちらのホテルでもらった周辺マップを見ながら、午前に首里城周辺を散策したのでした。ご存知のとおり、首里城は数年前に火災に見舞われたのですが、首里城には観光客はまばらながらいらっしゃいましたね。

    さくっと首里城を見終わった後に、ホテルに戻ろうと地図を見ながら散策したのでした。

    表通りに2つのノボリが立っているのです。“ほりかわそば”というノボリです。

    だけど、通りからはお店らしきものは見えません。何の先入観もなくおもしろそうだと思い、狭い路地をグングンと奥に行きました。だけどなかなかお店らしきものにぶつからないんだな。迷路のような感じです。

    本当に狭い路地にそのお店はあったのです。外から見るお店の風情と入り口の雰囲気がよいのです。朝食を食べたばかりですが、これは入店して一食あずからないわけにはいかない風情なのです。時は11時過ぎです。

    そのお店の名前は、「首里 ほそかわ」です。

    • 沖縄県 那覇市 首里真和志町 1-27
    • 首里城より徒歩2分

    入り口で食券を買うスタイルです。“そーき・そば”は単品で790円です。じゅしぃやかき揚げなどが付くセットメニューも追加で選べます。ちなみに、一番高い“じゅしぃ+小鉢+かき揚げ+シークァサージュースー”がつくAセットは460円です。

    自分はと言うと、ここは“そーき・そば”は単品でしょう。だけど、朝11時ですが、オリオンビールの誘惑には負けたのでした。

    自分が案内された席は窓側のカウンターです。いわゆるボッチ席です。

    店内は結構広く、テラス席もあります。まるで、バリ島のウブドの喫茶店に来ているようです。まずは、窓越しに路地を見ながらオリオンビールを傾けます。

    まあ、このビールを飲みながらのまったり感はたまりません。

    席に案内されて、10分ぐらいで“そーき・そば”が運ばれて来ました。一見して、非常に繊細なそーきそばです。盛り付けが上品ですね。ソーキは別皿なのですね。沖縄そばとは思えない風情です。(失礼)

    だけど、こんな雰囲気で、こんな上品な沖縄そばをいただくのは初めての経験です。

    お味ですが、おいしい麺とソーキです。だけど、自分は下品なソーキそばが何となく好きなんだな。ソーキは麺と一緒に入っているのが、好きなのです。そして骨も一緒に食べられる方が好きなのです。

    那覇空港に到着して、1Fの空港食堂手前のお店でかけつけ1杯のソーキそばが大好きなのです。(あんまり評判は高くはないようですが)

    だけど、「首里 ほそかわ」は一度は言ってみる価値のある沖縄そばやさんです。こんなお店のアプローチがあるとは。大変勉強になりました。

    那覇では訪れる価値のあるお店ですね。

    那覇の沖縄そばの超人気店「EIBUN」にお昼に突撃、20名の行列でノックアウト、“BUNBUNそば”やっぱり激ウマ



     



  • 東京ラーメン新人賞”のとんこつ部門で2位の西日暮里の「えどもんど」。競争力のある二郎系ラーメンだった

    東京ラーメン新人賞”のとんこつ部門で2位の西日暮里の「えどもんど」。競争力のある二郎系ラーメンだった

    先日、毎年恒例のラーメンの祭典の雑誌、「第22回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2021-2022」が発売されたのです。発売と同時に購入し、ラーメン店をチェックする自分が怖いのですが。

    そして、お店をチェックしていると琴線に触れたお店があったのです。

    2020年12月4日オープンの「えどもんど」というお店だったのです。

    “東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー新人賞部門”の「とんこつ」で第2位のお店なのです。

    • 東京都荒川区西日暮里5-31-9
    • JR山手線ほか西日暮里駅より徒歩3分

    国産の厳選素材を組み合わせたスープは多重な旨みあふれる

    「見た目よりは重さを感じませんし」の言葉通り、スープは豚骨ベースながらあっさり。「スープを構成する肉・骨・香味野菜・醤油の風味が、口中で混然一体となる」

    卓上のラー油や胡椒などはスープでなく、麺にかけることを推奨。「スープに入れると元に戻れないけれど、麺なら“戻れる”」と。

    アブラましは別皿で提供。そこに麺を入れれば油そばに!

    太平打ち麺は店内で製麺。茹でムラが出ないよう、大きな釜で茹でられる。

    • “ラーメン(豚2枚・半玉子)”900円

    8割の人がこちらを注文。「ヤサイ通常、ニンニクなし、アブラ少し」が基本。麺/300-350g

    この記事というかこちらのラーメンのうまそうな写真を見て、突撃することにしたのです。

    さすがに西日暮里は行ったことがない土地なのです。土地勘が全くありません。駅前の交差点で道に迷いながら、お店に到着です。大きな街道沿いにあります。

    1時15分ぐらいですが、行列は3名です。雑誌の教えの通り、“ラーメン(豚2枚・半玉子)”900円の食券を購入し、順番を待ちます。

    入店時にまずは麺の量だけを聞かれるのですね。ここはさすがに普通です。チケットもここで店員さんに渡します。

    こちらのお店の無料のトッピングの言い方です。

    • 野菜抜き   野菜は入れません
    • 野菜少なく  通常より少なく盛ります
    • 野菜少し   通常+少量増します
    • 野菜増し   通常+野菜増します

    ニンニクも同じ符牒ですね。

    席に案内され、しばし待ちます。すると、トッピングを聞かれて、ラーメンがすぐに提供されるスタイルです。

    本日の自分は「ヤサイ少し、ニンニク少し、アブラ少し」と声をかけました。

    そして、ラーメンの登場です。アブラも別皿で提供されます。見た目は間違いなく、あのラーメン二郎なのです。こちらの方が肉が分厚いかな

    ラーメンとの格闘が始まります。味も二郎なんだな、これが。思ったのが、TRYラーメン大賞で二郎ぽいラーメンがランクインするとは意外でした。

    麺もうましで、気に入りました。特に肉塊とも言うべきお肉はおいしいです。このお値段であまり行列なく食べれる二郎のインスパイア(そう呼んでもよいのかな?)としては十分に競争力のあるラーメンと思った次第です。

    場所柄、自分には少し遠いですが、リピしたいお店ですね。

    ご馳走様でした。

  • 「麺や七彩」前代未聞の煮干しラーメンだった、麺も手打ちで肉は二郎並み

    「麺や七彩」前代未聞の煮干しラーメンだった、麺も手打ちで肉は二郎並み

    本日はある方のブログを拝見して、是非、訪問してみたいラーメンのお店があったのです。そのお店の名前は「麺や 七彩」というお店なのです。なんでも、煮干し系と自家製麺で東京でも非常におすすめするお店と太鼓判を押されていたのです。

    こんな情報を目にしたからには、急行するしかありません。

    • 東京都中央区八丁堀2-13-2
    • TEL 03-5566-9355

    平日の13時30分に伺いました。人気店ですので、行列を恐れていましたが、自分は運良く席にすぐにつけたのでした。

    まずは、券売機でチケットを購入です。何の情報もなく訪問したのですが、一見してかなり高いお値段だなと思った次第です。特製ラーメン(醤油・煮干)で何と1,600円もするのです。これには少し怖じけたのでした。

    そして、自分が選んだのが、

    • 喜多方肉そば(1,470円)

    です。そして、席に付くと、お兄さんが麺の量を聞いてくるのです。並・中・大でどれにしますかと。そして、自分は思わず大と応えたのでした。大でも追加の料金は必要ありません、良心的。後で調べるとこんな感じの量ですね。

    • 並(150g)
    • 中(200g)
    • 大(250g)

    そして、どのラーメンにも醤油と煮干があるようなのですが、ここはお兄さんには聞かれず、後で出てきたのは煮干しだったので、ディフォルトは煮干し推奨ということでよいのかな

    だけど、メニューを見ると肉そば以外はすべてラーメン表示なのですが、どうして肉ラーメンだけは肉そばと呼ぶのかな

    厨房を見ると、お兄さんがガチで麺を作っていらっしゃいます。よって通常のラーメン屋さんと比べてラーメンが出てくるのは時間がかかりますね。10分以上ぐらい待つ覚悟が必要です。

    そして、出てきたラーメンがこちらです。見た目は黒々としたスープに肉がぎっしりです。麺ももちもちのガチの手打ち麺です。きしめんを更に手作りしたような麺です。

    まずはスープです。見た目はギトギトしたように見えますが、純粋に煮干したっぷりのうま味全開のスープです。煮干しの苦味は一切ありません。自分が似ていると思ったのは、斑鳩の濃口スープとの比較ですが、こちらの方があっさりと煮干しのうまみだけで美味しです。

    そして、お肉が柔らかいこと。これだけのお肉があれば十分です。

    極めつけは、やはり麺ですね。ラーメン屋でこんな麺は食べたことはありません。少し柔らかめでスープと馴染む度合いが半端ではありません。シナチクも細切りですね。

    今日は煮干しの肉そばでしたが、自分が食べた煮干し系のラーメンでは最高峰だと思った次第です。これなら醤油の方もさぞかし美味しいのだろうな。

    だけどこちらのラーメン、癖になるうまさです。値段さえ気にしなければ、煮干し肉そば、ここに極まり、の感です。そのお値段もこれだけ手間ひまかけた麺とスープではしかたないと、素直に納得です。

    ご馳走さまでした。恐るべし、さすがは激戦区の東京です。

    そして、帰りには空を見上げれば本日のパラリンピックを祝してのブルーインパレスが!

    30年ぶりに渋谷の「喜楽」を訪問、ほぼ二郎ラーメンらしき中華そばが出てきたよ

     

     



  • 水道橋の「中華そば 勝本」の清潔感は東京一。“チャーシューご飯”とお新香で至福の時だよ、もちろん“中華そば”もね

    水道橋の「中華そば 勝本」の清潔感は東京一。“チャーシューご飯”とお新香で至福の時だよ、もちろん“中華そば”もね

    本日は「第21回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2020-2021」に掲載されていたTRY審査員の“しらす”さん(斉藤光輝)さんが紹介されていた中華そばやさんに目が止まって訪問することにしたのでした。

    何でも、この“しらす”さんは飯ものハンターとのことです。

    飯ものハンターでもあり、ラーメン店の丼検索にも余念がない、そんな彼が勧める絶品丼とは?

    そんな彼が勧める6店の中に東京の水道橋にある「中華そば 勝本」は入っていたのです。

    • 東京都千代田区神田三崎町2-15-5
    • JR総武線ほか水道橋駅西口より徒歩2分

    おすすめは、“チャーシューご飯”(300円)なのです。

    肉にも米にもこだわり抜いた上質なチャーシュー丼。ほどよく脂身がのった角切りチャーシューと、おいしく炊けたご飯の相性が抜群。漬物も付いて高い満足度。

    これだけの情報を仕入れて、13時丁度にお店に急行したのでした。

    外には5名程度の行列でしょうか。行列しながら、厨房を見て、ビックリしたのです。

    厨房には4名程度の方が真っ白い作業着を着て、非常にキビキビと仕事をされているのです。

    10分ほど待って、席に案内です。本日、食券機で選んだのが、「中華そば」(730円)と「チャーシューご飯」(300円)です。

    そして、店内を見てまたビックリしたのです。こんなきれいなラーメン屋さん見たことないと思った次第です。厨房の方、フロアーの店員の方のサービス、清潔感などを勘案すれば、味は別にしてNo.1のラーメン屋さんなのではないでしょうか。おしぼりもチャンと出てきます。

    テーブルにはこんな紹介が。

    薬味の楽し味(たのしみ)

    中華そば

    鶏と煮干しの効いたスープを楽しみながら食べて頂けるように丁寧にスープを仕込んでいます

    「黒胡椒」をかけると風味と辛さが味を引き締めます。シンプルに「一味」を加えてお好みの辛さに。

    そして、待つこと3分。先に「チャーシューご飯」の登場です。付いてくる、お新香の組み合わせが見事です。こちらのチャーシュー、柔らかくて美味いです。台湾のウーロー飯とはまた別のうまさです。チャーシューがゴロゴロと入っています。お新香と交互に食べれば、まさに至福の時です。

    半分ぐらい食した頃に、いよいよ「中華そば」の登場です。

    見た目は、典型的な中華そばです。トッピングは、海苔・チャーシュー2枚、ナルト、ネギ・シナチクです。麺はストレートの中太麺ですね。まずはスープです。

    スープはパンチの効いたスープです。少し塩気の強い中華スープかなと思った次第です。こちらの麺は自分の好みです。非常に洗練された中華そばと感じました。具材も完璧です。

    ただ、自分にもスープはもう少し塩気少なめというか、濃いめでないスープの方が今の好みかな。だけど、このセットで1,030円とは非常に良心的なお値段だと思います。

    特にお新香の旨さにはビックリです。

    お店の清潔感、サービスも含めれば東京で非常におすすめできる中華そば屋さんだと思いました。

  • 飛騨高山市民のソウルフード店、「ちとせ」で高山ラーメンを食す、ルーツだよね

    飛騨高山市民のソウルフード店、「ちとせ」で高山ラーメンを食す、ルーツだよね

    飛騨高山での食事です。そんな飛騨高山で自分のイメージは最初から飛騨牛しかなかったのでした。だけど、飛騨高山の町中を歩くと、飛騨牛を売り物にする肉料理のお店はもちろん、飛騨牛のお寿司の看板を多く目にします

    そんな中でも、特に目にするのが“高山ラーメン”の看板なのです。自分たちが飛騨高山らに到着したのが、14時ぐらいです。

    評価の高い、高山駅近くの「真砂」(まさご)というラーメン屋さんを目指します。情報ではまだ開いている時間なのですが、お店に行ってみると、既に閉店との看板です。

    次を目指しますが、評判のよいお店ははこの時間帯では空いていません。

    そうこう歩くうちに、家族2名が1951年創業の「喫茶ドン」(Coffee Don)を発見です。これホテルのお勧めマップに出ていたと言うではありませんか。女性2名はこちらの喫茶でデザートするというのです。家族とは別れて、自分は高山ラーメンを目指します。

    そして、目の前にあった行列ができていた「飛騨高山 中華そば 鍛冶橋そば」に吸い込まれるように入店です。どうしても、一食は高山ラーメンを味わってみたい一心です。

    そして、岐阜県は東京と違ってアルコール禁酒令は出ていないのです。まずは、本当に久しぶりに外食でビールです。やっぱりラーメンの前の、ビールたまりません。

    残り少なくなったビールを見極めて、“高山中華そば”(750円)を注文です。注文から2分程度でサーブされます。あまりの速さにびっくり出す。

    食べてみるとその速さが分かります。麺はチャルメラみたいな細縮れ麺なのですね、高山ラーメンは。具材は、チャーシュー、ねぎ、シナチク、海苔という定番です。スープは魚介系でかなり塩っぱい感じの強いスープですね。

    一番シンプルなラーメンを注文したのですが、これが高山ラーメンだとすると評価は低いかな。

    まあ、食後のあとは、街をそぞろ歩きです。そんなことをしていると夕方の6時ぐらいです。もう、夕食も飛騨高山の町中で済ませてホテルに帰ろうということになったのです。

    家族は一度は飛騨牛の握りを食べたいと言うので良さげなお寿司屋さんを見つけたのですが、山の中でお寿司というのも何となく粋ではないな

    まあ、高山駅の方に向かいます。ホテルの送迎バスがあるので。そして、高山駅の近くでこれぞB級グルメの貫禄あるお店「ちとせ」の前で思わず立ち止まらせるオーラを感じたのです。家人が言うには、ここは“飛騨高山の人たちにとってのソウルフード”のお店と言うではありませんか。

    こんなお店を見つけたからには突撃しかありません。19時ラストオーダーで15分前に入店です。この時間帯でも店内はほぼ満席です。注文は券売機で購入します。

    注文したものは、

    • 焼きそば(肉焼きそばは既に売り切れ)
    • 餃子
    • 玉子入り中華そば

    です。まずは、ビールで喉の消毒です。ビールには餃子です。東京と違って、少し中身のボリュームの少ない餃子です。まあ、餃子とビールの組み合わせ最高です。焦げ目が特徴かな

    そして、名物?の焼きそばです。麺はかなり太麺のもっちり系です。ソースも少し甘めで、この味付けが飛騨高山の人たちにとってのソウルフードの味付けなのでしょうという味です。

    そして、自分が注文した「ちとせ」の中華そばです。基本系はお昼に食べたラーメンと同じです。細い縮れ系の麺と少し塩っぱい系の魚介スープです。

    ということで、おそらく高山ラーメンの基本形はこの「ちとせ」から始まったんだなと納得した次第です。

    だけど、店員さんのオーダー他のさばきも的確で、歴史のある町中華のお店ですが、評価は高いと思いました。

    飛騨高山の食のルーツはここだな、キッパリ。

    [宿泊記]飛騨高山での泊まりは「ホテルアソシア高山リゾート」、温泉付きだよ、上高地からは車で1時間



     



  • 30年ぶりに渋谷の「喜楽」を訪問、ほぼ二郎ラーメンらしき中華そばが出てきたよ

    30年ぶりに渋谷の「喜楽」を訪問、ほぼ二郎ラーメンらしき中華そばが出てきたよ

    本日はお昼に全然別のところに行こうと思って、自宅を出たのでした。だけど、夏の熱い日差しにうんざりして、突然、表参道で髪でもカットしたいな、という気持ちがふつふつと湧いてきたのです。

    なんたって、今週末から東海と関西に小旅行するので、やっぱり身なりをすっきりしたいんだな、これが。

    ということは、ランチは渋谷界隈で取ることになったのです。

    馴染みの「桂花ラーメン」に行きたい気持ちを抑えて、今日もラーメンの新規開拓です。ふと、頭に浮かんだのが、渋谷の道玄坂の路地にある中華そばの「喜楽」だったのです。自分としてはあっさりの中華そばを食べたくなったのでした、老舗の。

    渋谷「喜楽」は昭和27 (1952) 年創業。後数年で創業70年を迎える中華料理の老舗です。

    確か、前回訪問したのは30年ぐらい前だったと思います。随分月日が経過したな。よって、喜楽のラーメンの記憶は全くありません。

    緊急事態宣言を無視するかのように、人が多いスクランブル交差点を渡り、道玄坂を目指します。時刻は13時頃です。路地に入ると、記憶のとおり、ストリップ小屋の前に喜楽はありました。外には8名ぐらいの行列です。7-8分待って、入店です。お店は1階のカウンターと2階があるのですね。外の看板で、今日は“チャーシューワンタン麺”(1,050円)に決めました。

    仕切りは、中国系のお姉さんです。お姉さんがオーダーを取ります。そこでやっぱり、この一言が出たのでした、大盛りで

    1階の一番奥のカウンターに案内です。厨房は4名です。中にはインド系らしき男性の方もいらっしゃいます。オーダーはよどみなく、処理されていきます。

    そして、待つこと5分。自分のカウンター越しに、30年ぶりの“チャーシューワンタン麺”がドド-ンと置かれたのでした。

    見た目は、煮玉子が乗ったまさしく二郎ラーメンですないですか。こんなラーメンだったかな。まあ、いいや。自分の記憶違いか、長い年月の間にスタイルが変わったかの、どらかでかす。

    麺も中太麺です。麺も少しごわごわとした二郎系ですね。渋谷で二郎のインスパイアが食べれるとは夢にも思いませんでした。老舗の喜楽さんに、申し訳ありません。チャーシューもすごい量です。これはこればまずまずのラーメンだと思いますが、中華そばからはぶっ飛んでいると思った次第です。これなら、あえてワンタンはいらないな、と思ったね。

    次に来るときは、素直にチャーシュー麺の普通盛りにしようかな。だけど、他のお客さんはもやし麺を注文している人が多かったのが、印象深かったです。これが、名物メニューなのかな?

    だけど、今日の喜楽のチャーシューワンタン麺にはやられました。何たって、心構えがない中でドド-ンと二郎系ラーメンが登場したのですから

    (追記)

    以来、2週間に一度の割合で通っていますよ。やっぱり中毒になるんだね。注文するのは「チャーシュー麺」(950円)だよ。家二郎なら、通販でやっぱりこれだよね。

    これが究極の家二郎だと確信した。桔梗庵さんのセットを知らないと人生の損失。ニンニク入れますか?

     



  • 10年ぶりに三田の二郎ラーメンでおじさんを見た。で今日は、三田の中華そば「むらさき山」さんを訪問。麺が際立つ

    10年ぶりに三田の二郎ラーメンでおじさんを見た。で今日は、三田の中華そば「むらさき山」さんを訪問。麺が際立つ

    昨日(8月2日)は先週末にも訪れた「みなと保健所」をお昼に尋ねたのでした。目的は家族のワクチンパスポートの申請書類を提出のためです。

    自分の分は先週金曜日に訪問して、10分の待ち時間で即日交付されたのです。その時に、書類を作成された方から直接聞いたのは、予約なしでもこの窓口に直接申請すれば、翌日には窓口で交付されますよと確約されたのでした。

    そして、家族の2回目のワクチン接種が8月1日に完了したのでした。

    そして、翌日の8月2日に家族分のワクチンパスポートの申請です。だけど、今回は窓口の方から塩対応をされたのです。3日前に聞いたのとは全く別で、パスポートの渡しは営業7日後の8月10日にしか手渡せないと言われたのでした。

    先日聞いた話しとは違うと思いましたが、まあ公式な対応はこうなるのでしょう。港区のHPに書いてある郵送での受付と同じですね。

    まあ、前回が神対応をされたのでしょう、と納得です。

    そして、ランチタイムです。せっかく三田まで来たので、付近でラーメン屋さんを検索です。三田と言えば、「ラーメン二郎」の聖地です。まずはラーメン二郎の前を通りましたが、この行列では50分待ちかな。そんな行列に並ぶ根性はありません。ちらっと、10年ぶりぐらいに二郎さんのお顔を拝めただけでもよしとしましょう。

    そして、検索の結果、本日訪れたいと思ったのが、三田の中華そば屋さんの「むらさき山」です。だけど、勝手知ったる見た界隈ですが、なかなかお店にたどり着けないんだな、これが。

    やっと見つけたお店はカウンター席の小さなお店です。12時40分ぐらいに入店です。数分並んで食券機の前です。

    本日は“中華そば+大盛り+味玉”をチョイスです。ちなみに「むらさき山」さんのこだわりはこんな感じです。

    さらりとした豚骨魚介スープ

    国産の生ゲンコツのみ、しかも後ろ足だけを大量に使用したスープは、インパクトやパンチを狙うのではなく、後からじんわりとくるような優しい味を下支えしている。後ろ足は、前足と比べると太く、中の髄が豊富に含まれているという。それが抜群のコクの深さの秘密でもある。豚骨スープをベースに、国産の煮干し・鰹節をえぐ味を出さないようわが子のように丁寧に火加減を調整しながら加える。

    「豚骨と魚介を使うときは、バランスが命。」

    自分の子供にも安心して食べさせられるよう、化学調味料を使用せず、優しい味わいとなるように配合されているため、濃厚な見た目ながら最後まで飲み干してしまう。

    そして、待つこと3分、中華そばの登場です。まずはスープを一口。やさしい魚介系です。美味しです。具材はオーソドックスです。奇をてらったものはありません。麺をひとすすり。

    麺が変わっていると思いました。かなり主張の激しい麺とお見受けしました。スープとよく絡まるというよりは、麺独自のうまさを堪能して欲しいと要求している麺ですね。

    自分はこれはこれでありだと思います。だけど、自分の中での中華そばのスタンダートは銀座の「共楽」と思っているので、もう少し一体感は欲しいかな。あと、ワンタン麺もあればね。

    だけど、この「むらさき山」の麺は、あのソラノイロと同じレベルの麺とお見受けしました。

    ご馳走様でした。

     

  • 東京駅のラーメンストリートの「斑鳩」で “人気No.1 魚介とんこつ 濃厚全部入りらー麺”を食す。本当に、超濃厚だよ

    東京駅のラーメンストリートの「斑鳩」で “人気No.1 魚介とんこつ 濃厚全部入りらー麺”を食す。本当に、超濃厚だよ

    平日のランチです。今日は何にしようかな。何のアイデアも思い浮かばないのですが、脳裏にかすめたのが、先日の佐野実さんの中華そばを食べに訪れた、東京駅地下街のラーメンストリートなのです。

    その一店舗に見覚えのあるラーメン店「斑鳩」(いかるが)を目に止めたのでした。何のアイデアも思い浮かばないなら、そこに行こうと決心したのでした。

    ラーメン界で「インスパイア系」最大勢力は「二郎インスパイア」。

    私の知る限り、最初に「二郎インスパイア」と呼ばれたのは、世田谷区で2002年に開業した「らーめん辰屋」の「辰醤油らーめん(2015年閉店)」。だが、それよりも前に「インスパイア」と呼ばれたラーメン店がある。今回紹介する「九段 斑鳩」がそれである。

    動物系と魚介系をブレンドしたスープは、当時人気だった中野の「中華そば 青葉」に近いとの評判が立ち、「青葉インスパイア系」と呼ばれることもあった。しかし、独学で自分の味を作り上げた坂井店主にとって、「インスパイア」の一言で括られてしまうのは、本意ではなかったかもしれない。

     

    • 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 地下南通り  東京ラーメンストリート
    • Tel: 03-3286-3586

    お店には平日の13時30分に伺いましたが、先日訪問した佐野実さんのお店のような行列はありません。外の食券機でチケットを購入するスタイルのようです。

    そして、本日選んだのが

    • 人気No.1 魚介とんこつ 濃厚全部入りらー麺(1,130円)+大盛り(120円)

    らー麺よりも、

    鰹節濃く、味濃く、油多め

    インパクト強く仕上げた一杯

    まあ、初めてのお店です。やっぱりお店のNo.1を食べないと始まりません。

    そして、待つこと5分です。「濃厚全部入りらー麺」の登場です。一見したところ、トッピングが特にきれいです。特にチャーシューは非常に質感豊かで、美味しそうです。メンマは太くて、長いメンマです。半熟卵もきれいです。この手のラーメンでは珍しい、海苔も添えられています。

    麺は中太のストレート麺です。スープはつけ麺のようなドロリ系です。

    このスープにはこの麺という相性ですね。スープを味わうという感じのスープではないのが、少し残念かな。だけど非常に風味のあるスープです。

    斑鳩のラーメンとしては、このスタイルが渾身の一杯だと思います。具材も含め、非常に完成度の高いラーメンですね。

    次に行ったときには、“東京駅らー麺”を食べてみたいな。

  • TRYラーメン大賞で激賞、江戸川橋にある「三の寅」の味噌ラーメン、チャーシューごろごろで今までで一番美味い味噌ラーメンかな

    TRYラーメン大賞で激賞、江戸川橋にある「三の寅」の味噌ラーメン、チャーシューごろごろで今までで一番美味い味噌ラーメンかな

    それは何気に「第21回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2020-2021」というムック本を見ていたのでした。何でも“第21回 業界最高権威”というおどろおどろしい副題が付いているムック本です。

    その“TRY新人大賞・総合”の部で堂々の第2位にランクされていたのが、2019年10月29日オープンの東京の江戸川橋にある「三ん寅」(さんとら)さんです。

    • 新宿区山吹町362 プレステージ362 1F 102号
    • TEL 03-6265-3989
    • 地下鉄有楽町線江戸川橋1bより徒歩2分

    「みそ部門で殿堂入りを果たした「大島」の後に、「すみれ」のDNAを継ぐ新星が燦然と降臨」。店主は、17年もの長きにわたって札幌の超名店「すみれ」を支えた人物で、本店の店長も務めていた凄腕。独立にあたって、全国で5軒目となる暖簾分けが許された。その味は、まさに札幌みそラーメンの王道

    「これから常勝店となる貫禄を感じる」「名店みそ部門での入賞も確実」と、来年以降の活躍も確実視されている。首都圏のみそ部門に風穴を開ける、大型新人の登場だ。

    店長の菅原章之さんの経歴です。

    趣味で食べ歩きをしていた20歳の時に「すみれ」と出会い、感動。その後、脱サラしてラーメン職人の道へ。

    暑い夏の盛りですが、こんな紹介記事を見たからには、夏でも“味噌ラーメン”の気分になったのでした。お昼の13時30分過ぎに江戸川橋の「三ん寅」さんを訪問です。

    自分が伺った時には外に行列こそありませんでしたが、店内はほぼ満席の状態です。自分はぼっち席を何とか1つ見つけたのでした。まずは入り口のチケット発券機で食券を購入です。

    本日は一番オーソドックスな“味噌ラーメン(大盛)”(950円)を注文します。煮たまご(150円)も魅力的ですが、今日は自重です。

    だけど、自分が席に付いてラーメンを待つ間に、外では10名程度の行列になったのでした。この場所でこの時間にこの行列とは、相当な人気店です。

    そうこうするうちに、味噌ラーメンが運ばれてきました。

    一見すると、具材も含め非常にオーソドックスです。スープにはかなりの脂も浮いています。

    チャーシューはごろっとした感じです。ソーキというか、二郎のチャーシューから脂身を取り除いたような感じかな。自分は好みだな、これは。

    麺は中太の縮れ麺です。まずはスープを1口。

    味噌と少し動物性の脂身のある美味いスープです。具材の横に刻みしょうがもあります。味噌を食べやすくするのかな。とにかく麺とスープと具材のバランスが良いです。

    チャーシューもこのお値段でこれだけのお肉が入っているとは驚きです。

    あまり東京で味噌ラーメンは食べないのですが、こちらのお店の味噌ラーメンはここ数十年で一番うまいと素直に思いました。超人気店でムック本で絶賛の2位というのも頷けます。

    また、リピートのお店ができました。このお値段でこれだけのものが食べられるとは、驚きです。ご馳走さまでした。

  • 東京の中華そばはここに極まり、東銀座の「萬福」、“ザ・王道の中華そば”を堪能

    東京の中華そばはここに極まり、東銀座の「萬福」、“ザ・王道の中華そば”を堪能

    それは、「絶品!東京の町中華-通いたくなる、あの店の一皿-」というムック本を見ている時だったのです。“こだわりが詰まった一杯を「麺」”というページをめくっていたのです。その先頭で紹介されていたのが、東銀座の「萬福」(まんぷく)というお店です。

    • 中央区銀座2-13-13
    • TEL 03-3541-7210

    “3代受け継がれる、ザ・王道の中華そば”

    関東大震災後間もなく、初代の笠原福次郎さんが、屋台で中華そばを売り出したのが始まり。歌舞伎座の裏手に暖簾を掲げたのは1929年(昭和4)のことだ。洋食出身の初代は「西支料理」として西洋と中華の料理を提供していたが、客の嗜好や時代の流れとともに中華が中心の構成になった。

    3代目の久保秀恭さんは幼少期から家業を手伝い、祖父から受け継いだ味を今も守っている。看板メニューは屋台時代から変わらない「中華そば」だ

    特徴的な三角形の薄焼き卵をはじめ、チャーシュー、ナルトなどの具材は位置も当時のまま。秘伝のスープは飲み干せるほどうまい。唯一残った洋食の「ポークライス」も、店の歴史を伝えるひと皿。銀座で100年近く愛される名店に出かけよう。

    おすすめは、当然、中華そば

    今もレシピが守られている初代考案の醤油味のスープは、すっきりとして味わい。ストレートの細麺は特注品。

    何故、この「萬福」というお店に反応したかは、銀座の中華そばの名店「共楽」を知った時、銀座の中華そばでは、その「共楽」と今回紹介した「萬福」が歴史的にも2大巨頭ということが頭に入っていたのです。

    こんなお店紹介を見たなら、突撃するしかありません。平日のランチ時に訪問します。時刻は13時30分過ぎです。外までの行列はありませんが、中では待っている人もいます

    お店の外観は、少しハイカラな町中華の佇まいです。

    中はこの時刻でも満席です。そして、お客さんがひっきりなしに入ってくるのです。驚きました。そして、本日、自分が注文したのはまずは王道の“ワンタンメン(大盛)”(990円)です。待つこと5分強というところで、ワンタンメンの出来上がりです。

    共楽のスープと比べると色は明らかに濃い色ですね。まずはスープを1口。うまみたっぷりのスープです。少し塩気を感じられるスープです。

    具材は、薄焼き卵とほうれん草が少し変わっているところです。厚めのチャーシューが1枚です。麺は細麺ですね。やっぱり老舗の味、うましです。麺とスープと具材のバランスが絶妙ですね。ワンタンもたっぷりと、ほっこりします。

    ただ、少し気になったのは、スープを飲み進んでいくとやっぱり塩気を感じるんだな。自分としては、少し魚介系の香りがする薄めの共楽の方が好みかな。

    だけど、銀座でまたリピートしたいお店ができたのでした。ご馳走様でした。

    やっぱりうますぎるよ、芝大門の味芳斎は。最近ハマっているのが麻婆豆腐、絶品だよ

     



  • 〈カズ散歩1〉リトルヤンゴンと呼ばれる高田馬場駅前のタックイレブンビル、妖しい光を放って恐るべし

    〈カズ散歩1〉リトルヤンゴンと呼ばれる高田馬場駅前のタックイレブンビル、妖しい光を放って恐るべし

    日本経済新聞の2021年7月17日土曜日の夕刊の記事です。「くらし探検隊」という特集記事でした。タイトルは“「リトルヤンゴン」高田馬場のいま~増える中華・ベトナム系店舗~”というものです。

    「リトルヤンゴン」とも呼ばれる東京・高田馬場。民主化運動の弾圧から逃れてきたミャンマー人が1990年代後半に集まったとされるが、近年目立つのは中華系やベトナム系の店舗。変わりゆく街を歩いてみた。

    リトルヤンゴンは線路に囲まれている、という。

    JR山手線と東京メトロ東西線も、西武新宿線の結節点でもある高田馬場。街に出てもミャンマーの香りはしない。そこで、日本ミャンマー・カルチャーセンターのマヘーマー所長と落合清司理事長に案内されたのが、駅前にあるタックイレブン高田馬場ビルだ。

    電車の音が鳴り響くビルの表にはスナックなどの日本語の看板が連なる。普通の雑居ビルに見えるが、中にはいるとそこはミャンマーだった。

    アウン・サン・スー・チーさんが描かれたマスクに辛そうなスパイス-。

    上層階には輸入食品や雑貨がところ狭しとならぶ店が多数ある。5ケ月分の食材を買い込んだという技能実習生の女性(24)は「懐かしい故郷の食事を作れる」と満面の笑みを見せた。

    (中略)

    リトルヤンゴンがタックイレブンという「点」ならば「面」として広がるのが中華系の店舗だ。駅から早稲田通りを落合方面に5分歩くと中華系の料理店や雑貨店、台湾スイーツの店などが15点ほどあった。背景には中国人留学生の急増がある。

    駅周辺ではタックイレブンを含め数々のビルに掲げられる「行知学園」という真っ赤な看板が目に付く。中国人留学生を対象とした予備校だ。

    (後略)

    そして、自分がミャンマーを観光で家族旅行したのが、2011年の年末年始です。丁度10年前です。このころは、スー・チーさんは軟禁状態だったのです。

    こんな記事を見たからには、カズ散歩ならぬ、現場を見に行くしかありません。真夏のお昼にでかけます。散歩の前にますばランチです。

    今日は高田馬場で高評価のラーメンや「渡なべ」さんを訪問です。

    • 東京都新宿区高田馬場2-1-4

    入り口も主張のない、知らなければ見逃すであろう店構えです。店内はカウンター席だけの10席ぐらいのお店です。お客さんはほぼ一杯です。

    初めてのお店なので一番オーソドックスな「ラーメン」(850円)と替え玉を注文です。

    待つこと5分。ラーメンの登場です。非常に濃厚そうな魚介系のスープに中太麺です。シナチクでかし。豪快にでかいチャーシュー1枚。見た目ほど濃厚ではなく、麺がうまいです。温かいつけ麺を食べている感じかな。だけど、替え玉が変わっています。一転して、博多ラーメンのような細麺に変わるのです。これもしっかりしたコシで美味しです。

    個性的なラーメンですが、これはこれでありという魚介系のラーメンです。

    そして、本日の散歩の目的の高田馬場のタックイレブンビルを目指します。確かに、駅前の雑居ビルという感じです。ビル内は昼間なのに妖しい雰囲気がプンプンと伝わってきます。

    1階には「ノングインレイ」というミャンマー料理のお店です。在日のミャンマーの人が見れば、郷愁さそう料理の数々です。自分ももう、モヒンガーの味は忘れたな。

    分かりにくいエレベーターで6階まで、中華食材点さんをひやかしで訪問です。

    だけど、記事のとおりビルの外はミャンマーの香りはしないですね。

    自分は中華食材店で、押し豆腐を手に入れたのです。あの中国飯店の定番、“干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物”を作ってみたくなったのでした。

    妖しい光を放つ高田馬場のタックイレブンビル、恐るべしですね。

     

     

  • 山形の冷やしラーメンを新橋で食す。お店は「肉そば 鶏中華 最上川」。冷やし中華とは違うんだよ

    山形の冷やしラーメンを新橋で食す。お店は「肉そば 鶏中華 最上川」。冷やし中華とは違うんだよ

    本日のラーメンのお話しです。だけど、今日は夏らしく、“冷たいラーメン”のお話しなのです。先日、日本経済新聞の夕刊を見ていると、「食紀行」というコラムで“山形の2大冷麺”という紹介記事を読んだのでした。

    内容はこんな感じです。

    山形は暑い。

    1933年に気温40.8度を記録して以来74年、2007年に埼玉県熊谷市などに抜かれるまで、山形市は長く「日本一暑い街」だった。その山形で生まれた2大冷麺が「冷やしラーメン」と「冷たい肉そば」だ。今でも山形の夏は暑く、この2つの看板に吸い寄せられる山形県民は多い。

    「最初は「邪道だ」とも言われたようですが、コロナ禍前には(3人だけで切り盛りする店で)1日600食出た日もありました」。山形の冷やしラーメンの老舗「栄屋本店」の3代目、阿部徹さんはそう話す。

    冷やしラーメンは、酸っぱい冷やし中華とは全く別物で、いわゆる普通のラーメンを冷たくしたものだ。だが、単に冷やすだけではスープの脂が固まってしまう。それを克服したのが徹さんの祖父。

    「夏は冷たいラーメンが食べたい」との客の声に応えて研究、1952年に商品化した。

    注文すると氷の浮かぶラーメンが出てきた。「夏は10個以上、冬も3-4個入れてます」。チャーシューは脂身の少ない牛肉。ほかに太いメンマ、キュウリ、かまぼこ、ノリ、モヤシ、ネギ。かつおや昆布のだしが効いたスープが弾力ある中太麺にからむ。

    (後略)

    こんな記事を読まされた折は、やっぱり冷たいラーメンが食べたくなるんだな、これが。

    自分にとって新鮮だったのは、冷やしラーメンと冷やし中華が明確に違うというところかな。

    早速、都内で山形の冷やしラーメンを検索です。新橋に「肉そば 鶏中華 最上川」というお店があるようです。というわけで、本日のお昼は新橋のこの「最上川」さんに突撃します。

    まずは、定点チェックで、新橋のチケット屋さんでJAN・ANA優待券の価格をチェックします。最安(2021年7月20現在)は2022年5月までの利用期限で、1,480円が最安値のようですね。

    そして、13時30分にお目当ての山形の冷やしラーメンの「最上川」さんを訪問です。店内はテーブル席2つで、L字型のカウンター席です。店内はこの時刻でも8割の入りです。

    みんな暑いから冷たいラーメンを食べたいのかな。

    そして、自分が今回選んだのが、“山形名物 親鶏使用”「冷たい山形そば」(大盛り)900円です。

    勝手がわからないため、初めてのお店は緊張します。

    待つこと5分、待ちに待った「冷たい山形そば」の登場です。

    まずはスープを1口。なんとなく、まろやかさがないかな。すごく直線的なスープと拝見しました。具材は、さかがきごぼうが入ってるのが変わっているかな。麺です。太麺で自分は好きなタイプです。だけど、少し固めすぎるかな。直線的なスープといい、麺の硬さも含め、もう少しなのですが、改良を加えた方がよいと思った次第です。

    だけど、山形そばで思い出されるのが、あの「桃山」なのですね。あのカレーそば、やっぱり食べたいな。

     

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  • 「ラーメンの鬼」故佐野実さんの「支那そば屋」が東京初出店!看板メニューの「醤油らぁ麺」を食す。感想は?

    「ラーメンの鬼」故佐野実さんの「支那そば屋」が東京初出店!看板メニューの「醤油らぁ麺」を食す。感想は?

    最近なんだかランチ時のラーメンの話しが多くなってきており、ラーメンブログのようになったきました。そんなおりですが、またまた、是非訪問しなければいけないラーメン屋さん情報を見つけたのでした。

    見つけた情報のタイトルは“「ラーメンの鬼」故佐野実さんの「支那そば屋」が東京初出店”というものです。

    「ラーメンの鬼」と呼ばれた佐野実さん(享年63)が創業した人気ラーメン店「支那そばや」(横浜市戸塚区)が東京に初出店する。

    東京駅八重洲南口地下1階にある「東京ラーメンストリート」に15日から11月4日まで期間限定で出店。佐野さんの妻しおりさん(60)は「支那そばやの看板である醤油らぁ麺を用意したので、お店に来られた方々にまずは味わってほしい」と話している。

    しおりさんはオープンに先立ち、14日に同所で行われた内覧会に出席。佐野さん自身も生前、東京進出を計画したことがあったが、新横浜ラーメン博物館からのオファーと重なり、断念したことがあったという。

    東京ラーメンストリートはこれまで東京を中心とする人気店が中心だったが、新たに「ご当地ラーメンチャレンジ」として全国の名店が期間限定で出店することになった。その第1弾が「支那そばや」

    佐野さんと親交の深かった人気ラーメン店「せたが屋」(本店・東京都世田谷区)の前島司代表が今回の企画に協力しており、しおりさんは「前島さんから1番目に声を掛けていただいた」と感謝。佐野さんの弟子らの協力を得て人員も確保することができ営業のめどがついたという。

    看板メニューの「醤油らぁ麺」は1杯1000円

    現在、中華そばにはまっている自分ですが、こんな記事を見ると突撃するしかありません。

    そして、本日伺ってきました。オープンしてすぐということもあり、お昼時を外して14時に訪問です。既にこの時間でも10名程度が外で行列をしています。

    チケットを先に購入して、列に並ぶスタイルのようです。

    そして、本日自分が選んだものは「チャーシュー麺大盛り」(1,530円)というものです。

    行列に並ぶこと、15分で店内に案内です。待つこと10分、ようやく佐野実氏の支那そばとご対面です。ファーストインプレッションはシンプルで良さげです。

    スープの最初の一口は上品なスープです。魚介系の匂いもまったくしません。クセのないスープです。麺は少し柔らかめかな。もう少し硬めの方がよいと思った次第です。

    トッピングは、シャーシューとネギとシナチクと海苔のシンプルな中華そばです。

    だけど、食べ進めていくうちに、器が深過ぎでダメなのです。麺をとるのに少し苦労するのですね。チャーシューももう少し噛みやすいというかくずれる感じの方が食べやすいと思った次第です。スープも飲み進めていくと、少し塩っぱさが残る感じかな。

    今回は器も含めてのラーメンと気付かされました

    自分としては中華そばは、やっぱり銀座の共楽とソラノイロの方が美味いと思った次第です。

    辛口のコメントで失礼しました。

    ちなみに、東京ラーメンストリートにはソラノイロもありますよ。