このブログ記事を書いている滞在地は、現在、北海道一周旅行中の釧路のANAクラウンプラザホテルなのです。
昨日までのブログは、余市の「オチガビワイナリー」を訪問したまででした。
その後、ワイナリーで楽しんだのちは、ランチ目当てで小樽を目指します。
小樽のグルメと言えば、あの有名な“小樽あんかけ焼きそば”です。
数か月前の日本経済新聞の食紀行というコラムで“小樽あんかけ焼きそば”という記事を目にして、切り取っていたのです。
小樽ではこの焼きそばを是非食べてみたいと思った次第です。
すし、ガラス工芸、運河や赤レンガ倉庫の街並みなどで知られる北海道内有数の観光都市、小樽。
1960年代から地元で親しまれている味が「小樽あんかけ焼きそば」だ。2019年に開いたご当地グルメのイベント「B-1グランプリ」全国大会で4位に入るなど、じわり脚光を浴びている。
「小樽市民の社員食堂でありたい」。
JR小樽駅前のアーケード街「小樽都通り商店街」で64年から営業する「中華食堂 桂苑(けいえん)」の店主、沢田初さんは話す。
世代を超えて訪れるファンに料理を提供するため、創業当時の味にこだわる。
ニンジンやタケノコ、キクラゲ、ピーマン、白菜、タマネギ、モヤシといった野菜と豚バラ肉ゃエビをあんに絡める。
茶色のあんはしょうゆベースで、砂糖やニンニクを加えて味付けする。
具材の量は多く、箸でかき分けないと焼きそばにはたどり着けない。
(中略)
あんかけ焼きそばが小樽で広まったのは、すでに廃業した「中華料理 梅月」の影響が大きいとされる。
同店は57年に「五目あんかけやきそば」の提供を始めた。当時の小樽市内は百貨店3店が営業する活気ある時代。
あんかけ焼きそばを買い物帰りに食べるというのが「休日の定番レジャーでった」(五十番菜館店主の沢田寛さん)という。
60-70年代に「札幌味噌ラーメン」が道内各地ではやり、札幌市などではラーメン専門店が増えた。ただ、小樽では既に、あんかけ焼きそばがハレの日の定番料理に育っており、地元に根付いた。
現在はゴルフ場やホテル、スーパー銭湯などでも味わえる。
そして、トッピングも楽しんでとのことです。
小樽あんかけ焼きそばを食べる際に欠かせないのがトッピングだ。店ごとに独自に進化してきただけに、決まったルールはないものの、練り辛子と酢、紅ショウガの3つが代表格といえる。
練り辛子は皿の端にそっと盛ってあることが多い。あんに混ぜたり、具材の上に少しのせたりして楽しむことができる。
酢を垂らすとコクが増し、あんの味を変えられる。チャーハンや焼きそばでもおなじみの紅ショウガは盛り付けに彩りを添えるといった役割も果たしている。
そして、その噂の「中華食堂 桂苑」に月曜日の午後1時30分に突撃したのでした。
店内を見ると、満席のようです。外で10分ぐらい待って、席に案内されました。前日の「ヒルトン ニセコ」のスタッフから、小樽あんかけ焼きそばは量が多いので注意が必要ですとの警告を受けていました。
車の運転の関係で、ビールを注文できないのが残念です。
量をおそれ、3人で2つあんかけを注文です。腰が砕けています。情けない。
そして、餃子を1皿注文します。
だけと、周りを見渡すと、年老いたご婦人でもあんかけ1人前をペロリと食べています。
そして、やってきました。小樽あんかけ焼きそばです。
あんが光っています。あんの量は半端ではありません。
まずはトッピングはつけず、焼きそばを食べます。見た目ほど、こってりとはしていません。麺とトッピングの相性が抜群です。これなら1皿いけるかもという味わいです。
少し焼きそばにあきてくると、お酢をつければまた違う味を楽しむことができます。
ただ、お酢はあんの方が個性が強いので、あまりお酢をむかけても味が変わらないと思うのは自分だけかな。
だけど、初めての小樽むあんかけ焼きそば、十分に堪能しました。
そして、お会計をすませアーケードを歩いていると、“小樽一おいしい!西川のぱんじゅう”という昭和のお店を見つけたのでした。
お店に立つご主人の白いコックコートのお姿に惚れて、家人が入ったのでした。
親父さんのお話しでおじけづき、食べれないのに10個800円のぱんじゅうを購入したのでした。
そんなこんなで、小樽を後にして、札幌を目指します。