昨日は現在、上野の東京都美術館で絶賛開催中の「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」の鑑賞に雨の中ですが、出かけたのでした。
電車でものの20分ぐらいのところにいるのに、上野に行くのは20年ぶりかな。なかなか足が向かない地なんだな、自分的には。
よって上野公園の桜並木を見るのも初めてなのです。路上での宴会は禁止なのですね。とにかく、外人の人の多さにびっくりです。巷言われていますが、日本の一番のキラーコンテンツはチェリーブロッサムなのではないでしょうか。東京都心の高級ホテルのホテル代金が一番高騰するのはこの季節なのですね。
今日の本題の「エゴン・シーレ展」です。この東京都美術館は初めて訪れましたが、上野動物園のすぐ横にあるのですね。そして、平日のこの雨のお昼時間なのに、美術館の中の人の多さに二度びっくりです。桜鑑賞以上に美術館の人の方が多いくらいです。
この間の佐伯祐三展でも感じましたが、日本人はいつからこんなに絵画好きになったんだろう。あまり有名でもない絵の前で多くの人がじっと鑑賞しているのです。
鑑賞は事前予約制で一般2,200円なりです。予約に空きがあれば当日でも窓口に行けば入場できるようです。
肝心のエゴン・シーレです。自分はこの人をこの展覧会で初めて知りました。1890年生まれで28歳で亡くなるという短命だったのね。
シーレの絵の中で一番有名なのは(この展覧会でもポスターになっている)、「ほおずきの実のある自画像」だと思いますが、この絵は本当に小さいのね。独特の構図と絵模様でインパクトのある作品です。世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンで活躍した画家。わずか28年という短い生涯の間に鮮烈な表現主義的作品を残し、美術の歴史に名を刻んだ。



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