カテゴリー: イタリア

  • [シチリア・ミラノ旅行記10]カターニャのレストランで“うに”と名物“いわし”のパスタを食す、おすすめレストラン2店だよ

    [シチリア・ミラノ旅行記10]カターニャのレストランで“うに”と名物“いわし”のパスタを食す、おすすめレストラン2店だよ

    シチリアはカターニャでのレストラン紹介が続きます。

    2日目の夜(昼間はタオルミーナに日帰り旅行してました)は、同じく旧市街にある「Trattoria La Canonica」さんを訪問でした。実はこちらのお店はネットでの評価が高く前日に家族がこちらのレストランをチョイスしていたのですが、昨日まで1週間ほどお休みとの表示があったのです。

    • 「Trattoria La Canonica」
    • Via Raddusa 7 50 Metri Piazza Del Duomo, カターニャ

    というわけで、2日目は満を持して訪問です。開店の19時に伺いましたが、お客さんはまだ誰もいません。店内はかなり独特です。いたるところにオーナーの趣味の絵画や置物、写真などが飾ってあります。もうお店というより、自分の趣味の部屋という様相です。

    どのテーブルにもワインのボトルが3本ほど置かれています。

    お店はオーナー自らが注文をとったり、サーブされていました。高齢のおじいさんです。まだ、お客がいないこともあり、自分たちが座ったあたりの写真の有名人を紹介されました。こいつは、ドルチェ&ガッバーナのステファノ・ガッバーナだよ、これは元フェラーリの総帥のルカ・ディ・モンテゼーモロなどなど。いずれもお店に来訪された時の写真です。

    カターニャではかなりの有名店なのでしょう。

    そんな話しより注文です。まずは喉がかわいたので、ビールです。こちらのビールは「MESSINA」という地元ビールです。赤ワインもグラスでいただきましたが、注ぎの量が多くて大満足です。(量が多ければいいのか)

    • いわしのパスタ(特にシチリアというかパレルモの名物)
    • 魚介のパスタ
    • 牛フィレステーキ(自分は何故かステーキが欲しくなったのです)

    そして、どれも美味しくいただきました。“いわしのパスタ”は10年前にパレルモに行った時に何回も食べた記憶が蘇りました。本当に美味しです。

    大変オススメできるレストランですよ。

    そして、3日目は実は軟弱になって、中華にしようとそのお店に向かったのですが、開店は20時からということで断念です。

    そして、あたりを徘徊して大変良さげなリストランテを見つけたのです。

    • Ristorante Colapesce
    • Viale XX Settembre, 78, カターニャ

    少し大振りなお店で、デーブルには白いナプキンがかかっている高級店かな。19時開店でしたが、当然、まだ誰もお客はいません。日本人3名が予約なしで訪問です。

    予約はあるのか、とか偉そうに聞いてきます。席があるじやないか、ということでこちらのお店に決定です。

    このお店のおもしろいところは、店内にこんな感じのたくさんの魚を並べたケースがあって、自分の好きな魚を選べるところです。

    まあ、まずは本日は白ワインをグラスでいただきます。注文です。

    • ウニのパスタ(イタリアにたくさん来ましたが初めてウニパスタに遭遇しました)
    • スナッパーのソテー(衣をつけた揚げ物、スナッパーはフエダイ)
    • 魚のスープ

    この魚のスープを選んだ時に、どの魚でスープを作るか、先程のケースの前で魚のチョイスです。定員は大きな魚を進めるのですが、スープには小さい魚の方がいいだろう、日本人は魚のことを良く知っているんだぞ、というオーラを出しながら赤身の小さめの魚をチョイスしました。その時は値段などはわかりません。まあ、20ユーロはしないだろうなということで。

    肝心の実食タイムです。うにパスタは味はウニですが、見た目がよくないな。もう少しドーンとウニをもらないとダメだよ。味はおいしいよ

    スナッパーは及第点以上です。期待していなかった魚のスープもこんな感じでかなりのボリュームです。日本人にはこの一品でお腹一杯です。

    こちらのお店は少しウエイターがタカビー(古い表現だな)な感じですが、雰囲気・お味・お値段も含めお薦めできますよ。

    結論的にはカターニャのレストランで魚介系を頼めば外れはないというか、及第点以上だよ。ステーキも美味しいよ。結局、名物の馬肉は食べませんでしたが。

    [シチリア・ミラノ旅行記11]カターニャから1時間、シラクーサはちょっぴりアフリカ風情のある街、旧市街は雰囲気よいよ






  • [シチリア・ミラノ旅行記9]カターニャのレストラン紹介、本日は「Trattoria la Pentolaccia」、デザートは名物“カンノーリ”で決まり!

    [シチリア・ミラノ旅行記9]カターニャのレストラン紹介、本日は「Trattoria la Pentolaccia」、デザートは名物“カンノーリ”で決まり!

    シチリアのカターニャには3泊したので、夕食にレストランで食べれる機会は3度です。本日はその3回の機会に訪問したレストランをご紹介したいと思います。

    まずは一言。シチリアは何を食べてもうまいね、大きなはずれはまずないと思います。ラジオのパーソナリティのロバート・ハリスさんがシチリアを旅行した際にレストランでボロネーゼパスタを注文したところ、“ボローニャに行って食べろ”、と言われた逸話を思い出しました。

    どこのお店もカルボナーラやステーキはありましたが、ほとんどが魚介系のパスタや一皿ですね。行って知ったのですがカターニャは馬肉が有名なのですね。どこのお店にも普通に馬肉ステーキはメニューにありました。自分たちは注文しませんでしたが。

    今回訪問したお店はカターニャの旧市街にあります。そして、カターニャではレストランは夜営業は19~20時にオープンしますが、19時ごろに食事をしているのは観光客ぽい人たちだけです。地元の人はかなり遅い食事をするようです。

    まず、1日目は通りすがりに見つけたお店です。窓越しにみる店内の雰囲気がよさそうだったので。だけど、食事をするのは裏側の庭園にある屋外です。20時ぐらいには観光客で一杯になりました。お店の名前は、

    • 「Trattoria la Pentolaccia」
    • Via Coppola 28 Pressi Teatro Vincenzo Bellini, Angolo Via Antonino Sangiuliano., カターニャ

    まずは何と言ってもビールです。本日の全くの移動日でしたが、自分ご苦労さまです。そして、ビールがなくなる前にデカンタで赤ワインを確保します。お客さんが増えてきたので、注文してもすぐに持ってきてくれないという危険性が満ちてきたので。

    そして、本日注文したのが、

    • リゾット・ペスカトーレ(魚介のリゾット)
    • ムール貝のトマトベース煮込み
    • 魚介の盛り合わせ

    これを3名でシェアします。シチリアのレストランはシェアするので小皿を持ってきてと言っても、全くイヤな顔をしません。気持ち良いサービスです。

    そして、カターニャでは前菜の「魚介の盛り合わせ」を注文すると、どこもかこパターンでした。大きめの海老のグリル、タコを茹でたもの、白身魚のソテーの組み合せです。

    自分としてはもう少し生の魚介の盛り合わせを期待していたのですが、まあ鮮度の問題などもあり、地元ではこれが盛り合わせなんだろうな、と納得です。

    どのお皿もワインを飲みながら、最高です。この季節でも野外の食事でも丁度よい気候というところでしょうか。

    ワインを飲んでいる自分を無視で、女性陣はデザートを物色しています。こんな感じで好きなものを選べというスタイルです。

    そして、女性陣がお揃いで注文したのが、“カンノーリ”というシチリア名物のデザートです。

    映画「ゴットファーザー」にも毎回登場するお菓子だそうです。何でも、カンノーリはイタリアのシチリア島で発祥したお菓子です。正方形のパスタに近い生地を金属の筒に巻きつけて油で揚げて、その中にリコッタチーズがベースになったクリームを詰めてありますとのこと。

    こんな感じでシチリア上陸の初日の夕食タイムは過ぎていったのです。ちなみにお会計は60ユーロ(9,000円)でしようか。まあ3名でこの値段なら東京と変わらないね。

    ボナペティート!

    カターニャのレストラン紹介は明日も続くよ、あと2件ご紹介します。

    [シチリア・ミラノ旅行記10]カターニャのレストランで“うに”と名物“いわし”のパスタを食す、おすすめレストラン2店だよ




     



  • [シチリア・ミラノ旅行記8]タオルミーナは素晴らしい、グランブルーの絶景レストランは休業中(2)

    [シチリア・ミラノ旅行記8]タオルミーナは素晴らしい、グランブルーの絶景レストランは休業中(2)

    タオルミーナの日帰り旅行の続きです。

    イゾラベッラで楽しいひとときを過ごし、まだロープウェーで崖の上に戻ります。時間も1時30分となり、ランチを食べようということになったのです。

    ランチでは是非に行きたいレストランがあったのです。映画「グランブルー」の絶景レストランです。このレストランは「UNA HOTELS」内のレストランなのです。

    そして、こちらホテルはタオルミーナの中心街から少し離れています。自分たちは路線バス(片道1ユーロ)を利用して訪問しました。行きは下りですので歩いてもいけますが、帰りは上りなのでまず無理ですね。

    そして、その絶景レストランでビールと、頭の中では妄想状態です。ホテルの入り口に行くと、何か不吉な雰囲気です。人気が全くありません。コロナで潰れたのかな?(失礼)

    入り口の張り紙を見ると、「改装中で休業」とあるではありませんか。ここまで来て、残念無念です。お腹もすき、急いで転身です。再度、路線バスで崖の上に戻ります。

    歩きながら良さげなお店を物色します。比較的落ち着いた感じの市街地に入るメッシーナ門の近くの「SAPORI DI MARE」にします。テーブルにはクロスもかかっています。

     

    女性陣はティラミスとカプチーノです。自分はビール大と生牡蠣2個を注文です。

    だけど、生牡蠣がサーブされないのです。確かに注文したのですが、家族の間ではおそらく新鮮なのがないので、どこかに買いに行ったのよと。

    待てど暮せどやっぱりサーブされません。もうビールでお腹が満たせたので、あえて何も言わずです。地元の人たちが利用する良いレストランでした。美味しそうな惣菜もありましたね。

    帰りのバスは16時45分でしたので、メイン通りでショッピングです。このショッピング通りには驚きました。高級でセンスのよいお店が並んでいるのです。お土産屋さんもありますが、明らかに他のイタリア観光地の通りとは各が違います

    昨日も書きましたが、パテック・フィリップとロレックスの専門店もあるのでわかります。

    小道もこんな感じでセンスが良いです。本当は、ギリシア劇場に行きたかったのですが、ショッピングに夢中になり、今回は断念です。また次の機会でよいかな。

    そして、余談です。このタオルミーナ訪問時に自分としては是非行きたいところがあったのです。サヴォカ(Savoca)という村のカフェです。タオルミーナ近郊の海沿いの山の上にあります。その村には、映画「ゴッドファーザー Part1」でマイケルがシチリアに避難していた際に登場したアポロニアのお父さんが経営するバールがあるのです。あのアポロニアを見初めたカフェです。自分のその場所に座って写真を撮りたかったんだな。

     

    現地でわかったのですが、その村に行くには車で40分ぐらいかかるのかな。料金も片道45ユーロぐらいです。バス停にも“タクシーで行くサヴォカ”という張り紙がありました。

    当然、サヴォカまで行く時間的余裕はないのは自明です。次の機会にね。

    帰りは日没間近です。当然、帰りはエトナ山の写真などは撮れません。ご注意を。

    だけど、タオルミーナには感心しました。実にスノビッシュな感じで奥が深い街です。

    シチリア観光では是非時間をたっぷりとっての観光をオススメします。少なくとも1泊はしたいな。

    [シチリア・ミラノ旅行記9]カターニャのレストラン紹介、本日は「Trattoria la Pentolaccia」、デザートは名物“カンノーリ”で決まり!






  • [シチリア・ミラノ旅行記7]グランブルーの舞台、タオルミーナは絶景なり、高級感あるリゾート、崖の上にあるのね(その1)

    [シチリア・ミラノ旅行記7]グランブルーの舞台、タオルミーナは絶景なり、高級感あるリゾート、崖の上にあるのね(その1)

    シチリア上陸の2日目に“あのグラン・ブルーの舞台”となったタオルミーナ(Taormina)に日帰りでバスで行ったのです。

    まずは、そのタオルミーナの感想です。一言、実にすばらしい景観の高級リゾートです。自分はアマルフィもポジターノもカプリもチンクエ・テッレ(Cinque Terre)にも行きましたが、高級感では一番かな。何故なら、ショッピングエリアにはあの時計のパテック・フィリップの専門店もあるぐらいですから。購買力のあるリゾート客が来るのでしょう。景色も凝縮されています。自分的にはお気に入りの地になったのです。

    まずは、カターニャからタオルミーナへの行き方です。カターニャのバス乗り場は旧市街の一角、鉄道のカターニャ駅のすぐ近くにあります。塀で囲まれているエリアです。そこにカターニャを起点とするバスがひっきりなしに発着を繰り返します。カターニャからタオルミーナまでは片道1時間、往復で9ユーロです。

    バスは1時間に約1本ですので、行かれる方は時間を確認してからが時間のロスがないと思います。時刻表はこんな感じです。

    バスのチケット売り場は、バス停の塀の外の20メートル先にあります。観光客はこの売り場を知らない人が多く、自分にも尋ねられた次第です。もちろんクレカも使えます。

    行きのバスでエトナ山を間近に観たい人は進行方向の左側の席に座れば、ナイスショットで写真もとれます。実はタオルミーナは海岸線に広がる街だと勝手にイメージしていたのです。だけど、街の中心は崖の上にあるんだな。眼下に青い海を見下ろすという絶景の地です。だから、バスも山道をほぼ360度のカーブを何回も切り替えして、登っていくのですね。

    まあ、すごい道でした。ペルーのマチュピチュに行く道みたいでした。

    タオルミーナのバス停は街の中心から徒歩で7-8分のところにあります。

    自分たちは到着後、まずは映画「グラン・ブルー」のロケでも使われた、美しい入江にある小島「イゾラ・ベッラ」(Isola Bella)を目指します。バス停のすぐ近くにイゾラ・ベッラに行けるロープウェー駅があります。

    往復で6ユーロです。とてもじゃないけど、下りでも歩くのは無謀というものです。下に降りてからその目指す入江に降りる階段があります。キレイな花に囲まれた天国のような小道です。帰りはこの木道の階段、かなり体力を消耗します。

    入り江の海水浴場はシーズンオフですので少し閑散とはしていますが、ビーチパラソルを指して日光浴とこの季節でも海に入っている人もちらほらいます。

    確かにタオルミーナの下界は暖かいです。

    自分たちも写真撮影会のこどく、写真を取りまくります。

    このイゾラ・ベッラ観光ですが、ロープウェーも頻繁に来るわけでもないので待ち時間も含め2時間ぐらいの時間は費やしますね。

    タオルミーナは話しが長くなりそうなので、2回に分けて書きます。続きは明日に。

    [シチリア・ミラノ旅行記8]タオルミーナは素晴らしい、グランブルーの絶景レストランは休業中(2)




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  • [シチリア・ミラノ旅行記6]カターニャの「Four Points by Sheraton」は街から少し離れているが、お薦めできるホテル、風光明媚だよ

    [シチリア・ミラノ旅行記6]カターニャの「Four Points by Sheraton」は街から少し離れているが、お薦めできるホテル、風光明媚だよ

    再度、シチリアとミラノの旅の話しに戻ります。

    今回のシチリア旅行の拠点はシチリア島の東側のシチリア第二の都市のカターニャにしました。ここを拠点にタオルミーナなどを訪問しようと思ったのでした。

    行ってみての自分の感想です。タオルミーナは確かに大変魅力的なところです。それと比べるとカターニャは大きな街ですが、まあそれだけかなと思います。タオルミーナはカターニャ空港からバスで1時間で行けます

    タオルミーナは小さな街ですが、世界的な観光地でもあり、ホテルが安ければ泊まるという選択肢もありです。ただ、自分が訪問した11月下旬はシーズンオフなのか、多くのホテルが休業中という印象です。(映画グランブルーに登場した崖っぷちにあるレストランのホテルも改装中で休業中でした)

    自分たちがカターニャにしたのは、ここからは交通の便がよいのと(四方八方にバスが出ている)、ホテルの選択肢があるということなのでした。

    そして選んだのが、「Four Points by Sheraton Catania」です。今までの旅人生で地元ホテル系は当たり外れが多いので、冒険を侵さず、大手チェーン系のホテルがあればそちらをチョイスです。ホテルのステイタス(ここではMarriot Bonvoy)のこともあるしね。

    そして、ここが魅力的だったのが料金の安さです。シチリアには3泊したのですが、1泊あたりのホテル代が86ユーロだったのです。(税金・サービス料は別途)シーズン外とはいえ、魅力的な値段です。

    立地などは考えもせず予約です。まあ、Cataniaと名前が付いてSheratonなら問題なかろうと。だけど、かなり街の中心から離れているんだな、これが。(現地に着いてこの事実を知ったのです)

    UBERやタクシー利用で街の中心(旧市街)まで18ユーロぐらいかかります。余談ですが、カターニャのタクシーでクレカ決済ができることは驚いたな。

    立地はすぐ前が海で海岸線が続く高級住宅地にあります。朝は海岸べりを走る人がたくさんいます。実にのんびりとした風光明媚な抜群の立地(車利用の人にとっては)です。

    路線バスもホテル前から出ているようですが、当方は3名でしたので、時間の無駄も考え、バスは一度も利用していません。

    そして、ホテルの周りにはほとんど飲食店もコンビニもありません。数件の飲食店はあるようですが、グーグルによれば。

    ホテルは開放的な作りです。ロビーもよい雰囲気です。

    お部屋も30平米以上のお部屋です。ベランダも広いです。デッキチェアもあります。エキストラベッドを入れても全く問題ない広さです。水回りも全く不満ありません。ただ、バスタブはありません。

    朝食ビュッフェは一度食べましたが、少し割高と思ったので一度きりでした。朝食付きプランを格安で予約できるのならありだと思います。

    豪華ではありませんが、普通のハムや卵料理、チーズなどのイタリア朝食ですね。但し、オムレツコーナーや朝シャンはありません。

    そして結論的に言うと、最初は毎回かかるこの交通費はどうかと思いましたが、この安さと設備・環境を考えれば自分たちでも再度訪問でもここを選ぶかな。なんでも安心できるホテルは別格です。どうせ往復の交通費も1日に1度しか往復しないので。

    こんな感じで、ホテル情報が少ないカターニャですが、「Four Points by Sheraton Catania」はオススメできるホテルです。

    [シチリア・ミラノ旅行記7]グランブルーの舞台、タオルミーナは絶景なり、高級感あるリゾート、崖の上にあるのね(その1)






  • [シチリア・ミラノ旅行記5]ミラノからシチリアへのLCCで、帰りのRyanairで悲劇は起こった、事前手続きを怠りペナルティ

    [シチリア・ミラノ旅行記5]ミラノからシチリアへのLCCで、帰りのRyanairで悲劇は起こった、事前手続きを怠りペナルティ

    ミラノで1泊し、翌日には今回の旅の本命のシチリアはカターニャに向かいます。昨日早朝に到着したマルペンサ空港にバスで再び向かいます。そして、昨日購入したムーレーのダウンはクラウンプラザホテルで預かってもらいました。

    シチリアのカターニャへは今回は一番格安のLCCを選択です。

    • (往路)easy jet
    • (復路)Ryan air

    どちらも25ユーロ前後のチケット代です。

    自分はeasy jetには何十回も乗っていますので全く違和感はありません。やっぱりどちらの飛行機も両空港ともに沖止めでした。飛行時間は1時間30分程度でLCCでも全く苦になりませんでした。マルペンサではeasy jetの登場手続きがすべて自動化されていたのには少し驚きました。行列はなく、非常にスムーズなチェックインです。

    行きにeasy jetは極めて快適で何の問題も起きませんでした。シチリアのカターニャ空港は海のすぐそばにあり、シチリア島を見ながら着陸体制に入ります。10年ぶりのシチリアです。感慨深いものがありますね。

    カターニャ空港から市内(旧市街のカターニャ駅あたりまで)はウーバーでもタクシーでもかなりの値段ですね。ウーバーでもホテル(Four Point Sheraton)まで47ユーロぐらいかな。

    そして、自分たちはそんなに距離もないのにこの値段に尻込みし、まずはバス(ALIBUS)で市内を目指すことにしました。まずはチケット購入です。到着ロビーを出て右側の屋外に出たところにブースが3つあります。一番遠くのブースがこのALIBUSのチケット売り場です。1人片道4ユーロです。これでまずは旧市街の中心のカターニャ駅を目指します。乗車時間は20分ぐらいかな。

    そして、カターニャ駅からFour Point Sheratonまでウーバーを利用します。ウーバーで18ユーロぐいだったかな。Four Point Sheratonは海辺にあるホテルで街からは少し離れています。車かバス一択のホテルです。自分たちは滞在中、バスを利用したことはありません。

    そして、帰りのRyan Airで事件は起こったのです。自分はRyan Airを利用するのは初めてだったのです。何故なら、結構辺鄙な飛行場を利用するエアラインだったので。

    だけど、今回はeasy jetとの料金差があまりにも大きく、初Ryan Airを予約したのでした。

    先のブログでも紹介したように、持参したパソコンが充電器の問題で利用できなかったのです。予約してあるので印刷したeチケットを持っていけば特に問題はなかろうと

    日曜日の朝8時のカターニャ空港です。マルペンサのeasy jetの搭乗手続きのようにまだ人間がさばきます。搭乗手続カウンターにはかなりの人が並んでいます。約30分並んだかな。

    カウンターの人が言うには、予約が見つからないと言うのです。そんなことはないと押し問答が続きます。先方が言うには、事前手続きが住んでいないので180ユーロ(3名で)の費用がかかるとのこと、なんのことか理解できませんでしたが、これを支払えば搭乗できるとのこと。選択の余地はありません。クレカで支払って搭乗券を発行してもらいます。

    非常に理解不能で、納得できなかったんだな。

    だけど後でメールを見ると、確かに搭乗の2日前に事前のチェックイン手続きをしないと50ユーロ取られるよ、という文面が確認できたのです。

    何と事前のチェックイン手続きをとらないと、Ryan Airはボーデングパス発行?の費用がかかるようです。

    こんな理不尽、知らないよ。

    ここから当日は、魔の日曜日の出来事が続いたのです。その最悪の顛末は後日記事にします。

    [シチリア・ミラノ旅行記6]カターニャの「Four Points by Sheraton」は街から少し離れているが、お薦めできるホテル、風光明媚だよ






  • [シチリア・ミラノ旅行記4]ミラノのアウトレット行きのバス、事前予約が必須だよ、100%乗車率だった

    [シチリア・ミラノ旅行記4]ミラノのアウトレット行きのバス、事前予約が必須だよ、100%乗車率だった

    本日はミラノから約1時間で到着するセッラヴァッレ・デザイナー・アウトレット(Serravalle designer outlet)について書いてみたいと思います。

    当日は早朝にミラノ・マルペンサ空港に到着し、特に何の予定も入れずに、バスでミラノ中央駅に到着したのでした。まずはクラウンプラザホテルに赴いて、スーツケースなどの一式を預かってもらったのでした。時刻は朝の8時30分です。

    大きな買い物は帰国間近にしたかったのですが、特に予定もなかったので、ミラノ郊外のアウトレットに行ってみようということになったのです。

    まずはアウトレット行きのバスの乗り場を調べます。ミラノ市内では2ケ所、ミラノ中央駅前にも乗り場があるようです。

    丁度、中央駅正面の大きな道路を渡った対面中央にあります。確か、8時45分ぐらいにバス停に到着したのでした。まあ、平日でもあり、そんなに呑気にアウトレットにいく乗客は少ないだろうと思っていたのです。(これがあまい考えでした)

    すでにバス停ではお姉さんがチケットを販売・確認していました。自分たち3名も気軽に往復3名分を直接購入です。片道10ユーロ(往復20ユーロ)です。

    こんな感じで出発時刻に合わせて自動的に帰りのバスの時間も決まるようです。1日3便です。

    • (出発)9:00 → (帰り) 16:15 (現地発時間)
    • (出発)9:30 → (帰り) 18:15 (現地発時間)
    • (出発)13:00 → (帰り) 20:15 (現地発時間)

    ところがこの後、びっくりするような光景が見られたのです。時間間際には予約なしの人は乗車できず、次のバスと言われているようなのです。結局、3割ぐらいの乗車率でミラノ市内の次の乗車場所に向かいます。市内をぐるぐると30分ほどかかります。

    そしてこの乗車場所では人が溢れているのです。とれもじゃないけど、事前のネット予約がないともう乗れない状況です。結局1つの席も空くことなく、乗車率100%で出発です。

    すごい人気のアウトレット行きバスなのですね。驚くと同時にビックリした次第です。

    結局ミラノ中央駅からアウトレットまでは2時間かかりますね

    肝心のアウトレットですが、大混雑のバスとは違って、ほどよい感じで人がいる感じかな。

    グッチを初めとしてモンクレーなども揃っています。自分たちはムーレー(MooRER)で大物のダウンを購入です。

    自分の感想としてはお店はかなり揃っていますね

    帰りの16時15分のバスです。こちらも当然100%の乗車率で帰ります。更にみんなが大きな買い物バックを下げていますので、輪をかけて社内混雑が激しくなっています。

    こんなにこのアウトレットバスが盛況とは驚いたのなんの。

    そして、帰りも約2時間の道のりです。皆さん、ご苦労さまです。

    こんな状況なら、このアウトレットバス、事前にネット予約が必須だと思います。急に行っても乗れないよ、自分たちは運がよかったのかな。

    “恐るべし、ミラノのアウトレット人気”、といったとろでしょうか。

    [シチリア・ミラノ旅行記5]ミラノからシチリアへのLCCで、帰りのRyanairで悲劇は起こった、事前手続きを怠りペナルティ






  • [シチリア・ミラノ旅行記3]ミラノのクラウンプラザシティはサービス・立地・コスパの三方良し、朝食に朝シャンがあってビックリ

    [シチリア・ミラノ旅行記3]ミラノのクラウンプラザシティはサービス・立地・コスパの三方良し、朝食に朝シャンがあってビックリ

    ミラノでの今回の宿泊ホテルは「クラウンプラザ・ミラノシティ」にしました。到着時の1泊とシチリアから帰った後の2日間、計3泊したのでした。

    自分のミラノでの定宿はIHG系のこちらのホテルか、歩いても3分の距離にあるヒルトン・ミラノなのです。どちらもミラノ中央駅には歩いていけます。遠いクラウンプラザから歩いて徒歩10分かな。もし、雨が降れば、地下鉄で1駅です。ヒルトンは中央駅からは徒歩3分ぐらいです。

    そして、今回、クラウンプラザに決めたのは圧倒的なコスパの良さだったんだな。ヒルトンはかなり高かったですね。但し、上級会員でラウンジが使えることにベネフィットを求める人はヒルトンかな。

    • Crowne Plaza Milan City
    • Via Melchiorre Gioia 73 Milan Italy

    そして、肝心の宿泊料金です。今回は3泊とも“ポイント+キャッシュ”での予約です。これが圧倒的にコスパがよいのです。IHGのポイントはその時はほぼなかったのですが、丁度セールでポイント購入で100%ボーナスのキャンペーンをしていたので、ポイント購入して予約です。予約のレートです。

    • Nightly Points Used: 24,500
    • Nightly Cash Amount: $30.00 (USD)

    自分は過去の宿泊経験から、IHGのダイヤモンド会員ならお部屋がアップグレードされて角部屋の広いルームでエキストラベッドを1台入れても窮屈感のないお部屋が割り当てられるのは間違いないと思っていたのです。

    当方は大人3名で宿泊ですが、このエキストラベッドも追加料金をとられることはありません。そして、IHGの今年5月のサービス変更により、最上級のダイヤモンド会員は朝食が2名まで無料でいただけるようになったのですが、今回は3泊共に3名共無料でした。(よっ、太っ腹だね)

    チェックイン時にこんな感じのバウチャーをもらえますので、朝食のレストランで見せればOKのようです。

    お部屋はこんな感じでやっぱり広く、ベット上の壁にはいつものようにアヴァンギャルドなペイントがかかっています。水回りとも全く問題ありません。ストレスフリーで過ごせますね。歩いて30秒のところにスーパーもありますので、飲み物等の補充には便利です。

    そして、こちらのホテル直結の地下鉄は3号線なので、ドゥーモやモンテ・ナポレオーネにも乗り換えなしでいけるのは非常に便利です。

    そして、ホテルの朝食で非常に珍しいことが起きたのです。何と朝シャンがあるのです。クラウンプラザホテルクラス(失礼)で朝食でフリーのシャンパンがあるとは驚きました。そして、ミラノの人は節操があります。この朝シャンを飲むのは自分だけなのです。いつもまだ開栓していないので、ホテルの人に開栓してもらいます。

    ただ、家族には朝から酔っ払い状態でひんしゅくはかうのですが。

    そして、オムレツコーナーも和中華もありませんが、ハムや1品料理も十分満足できますね。なんたって無料は神です。

    いずれにしても、ミラノのクラウンプラザは立地よし、サービスよし、コスパよしのホテルです。大変オススメできます。

    [シチリア・ミラノ旅行記4]ミラノのアウトレット行きのバス、事前予約が必須だよ、100%乗車率だった






  • [シチリア・ミラノ旅行記2]ミラノのマルペンサ空港から市内まではバスが鉄道のどちらかが賢明だね

    [シチリア・ミラノ旅行記2]ミラノのマルペンサ空港から市内まではバスが鉄道のどちらかが賢明だね

    2022年11月16日朝7時という早い時間帯にミラノ・マルペンサ空港(MXP)に降り立ちました。到着ロビーに出ると、さすがにこの時間帯なので人は少ないです。ただ出迎えのプラカードを持った人も数名いらっしゃいます。

    そして、無事家族でも合流です。到着日本日の予定は特に立てていませんでしたが、今回の旅行で行きたいところの一つに、「HERNO」(ヘルノ)のアウトレットがあったのです。

    このアウトレットはマジョーレ湖畔の街ストレーザに近いLesa(リサ)というところにあるのです。ミラノ市内からよりもマルペンサ空港からが近いのです。

    スーツケースを預けて、このヘルノのアウトレットに行こうかどうか、家族協議です。初日から荷物になるものを購入するのは面倒ということになり、本日はおとなしくミラノ市内に向かうことにしたのでした。

    ちなみに空港の荷物預かり所は朝8時開店のようでした。荷物一つ30㎏まで、1日・7ユーロだったと思います。ターミナル1の出口5番近くですね。到着ロビーを出て、左に行けばあります。

    前置きが長くなりましたが、マルペンサ空港からミラノ市内に向かうには、空港バスか鉄道でのマルペンサ・エクスプレスの二択になると思います。時間的には鉄道の方が50分強で若干かかる時間は短いです。

    • バス 片道 10ユーロ
    • 鉄道 片道 13ユーロ(往復では20ユーロとなり、鉄道と同金額になります)

    自分たちは普通、バスを利用するのです。到着ロビーを出て左側に進めば、チケット購入窓口があります。こちらではクレカも利用できます。バス乗車時に直接購入は現金だけかな。

    ちなみに、市内から空港に向かう際はミラノ中央駅正面を前側から見て建物左側にバスが止まっています。自分はいつもバスを利用するのですが。

    空港に向かう時はバス乗り場近くのキオスクみたいな売店ではクレカでの購入も可能ですね。今回利用した時はお店の人が時刻表みたいなものを見て、バス停で買えと言われたのです。キャッシュを利用したくなかったのですが、仕方ありません。

    ただ、帰国時にマルペンサ空港に向かう時は雨が合っていたために、濡れたくなかったので、鉄道一択だったのです。マルペンサ・エクスプレスのミラノ中央駅の乗り場は1番ホームです。少し奥まったところにあるホームです。

    チケットはそこかしこにある自販機で購入してください。行き先をmalpensaと入力すれば、チケットを購入できます。確か、中央駅からは各時間帯25分発と55分発の1時間に2本運行していると記憶しています。

    まあ、マルペンサ空港は市内からかなり離れているので、バスか鉄道のどちらかが賢明だと思います。

    [シチリア・ミラノ旅行記3]ミラノのクラウンプラザシティはサービス・立地・コスパの三方良し、朝食に朝シャンがあってビックリ






  • [シチリア・ミラノ旅行記1]初エバー航空(BR95便)で台北・桃園経由でミラノへ。エコノミーのロングフライトはつらいね

    [シチリア・ミラノ旅行記1]初エバー航空(BR95便)で台北・桃園経由でミラノへ。エコノミーのロングフライトはつらいね

    本日より、この2022年11月中~下旬に家族3名で旅をしたイタリアのシチリア(カターニャ・タオルミーナ)とミラノの旅行記を記したいと思います。本来であれば、旅先で書いてブログにアップして更新していくのですが、今回はパソコンに充電できない(充電器の問題)という失態をしたので、旅先でパソコンが開けなかったのです。

    まずは、11月15日から旅は始まります。家族2名はシンガポール経由で自分は台湾経由のエバー航空で出発し、現地のミラノ・マルペンサ空港でほぼ同時刻到着で合流します。

    今回、そのような変速になったのは単にANAの特典航空券でチケットを確保したためなのです。

    まずは往路での自分のチケット(エバー航空)です。11月15日発です。

    • BR197便 成田 14:00 → 台北(桃園)17:05
    • BR95便  台北(桃園)21:50 → 台北(桃園)06:15(翌日)

    3週間前にも成田空港に来ましたが、空港のショップはまだシャッターを下ろしているところが多いです。制限エリア内も人は少ないですね。

    まずはいつものように制限エリア内のANAラウンジでまったり過ごします。お昼の時間はお客さんが少なくて快適です。まずはビールと“かき揚げそば”といなり寿司で台北までのエコノミークラスに備えます。ワインを飲んでまったりしていると、搭乗時間です。

    初エバー航空です。搭乗客は6割ぐらいかな。足元はこんな感じです。まあ、3時間ですので、苦になりません。エコノミーの機内食です。豚の角煮のようです。味は不味くはないレベルです。選択肢はなかったな。だけど、飲み物のサーブがダメだな。1回しかないのです。だからワインも1杯のみで終了です。

    まあ何というかあっさりとしたサービスです。そうこうする間に台北の桃園空港に到着です。

    約4時間のトランジットです。本日はエバー航空のラウンジです。エバーのラウンジは確か4つあったと思いますが、一番大きなラウンジをチョイスです。

    食事は点心が2種類、台湾らしい食事がいくつか並びます。珍しいと思ったのが、ハーゲンダッツのアイスクリームが食べ放題かな。

    まあ、ワインを飲みながらまったりと過ごします。桃園空港の制限エリア内も人もあまり多くなく、お店も閉まっているいるところも多しの印象です。

     

    少し眺めのトランジットを過ごし、いよいよミラノに向けて搭乗開始です。

    こちらも6割ぐらいの搭乗率かな。エコノミーの14時間強はやはりつらいね。食事もこんな感じです。2種類の中からポークを選択です。

    やはり飲み物のサービスが乏しく、ワインがあまり飲めないのです。これでは熟睡できません。日本語の映画はまあまあの本数とラインナップかな。トップガン・マーヴェリックもあったよ。飛行ルートはきれいにソビエトとウクライナ上空を避けてのルートです。到着前の軽食はこんな感じです。サービスもこんなものなのかな。

    そして、今回はエコノミーということでリラックスした体制でないと困難に直面すると思い、この路線では登場後すぐにパジャマに着替えたのでした。

    長いフラインも何とかやり過ごし、無事、ミラノに到着したのでした。

    で入国手続きには、びっくりしたな。ミラノでは日本パスポート保持者はEU市民と同様に、機械で手続きするのね。パスポートを読み込ませ、写真を取ればすぐに入国できるのね。ぎよう列もなくものの1分で入国できるとは。

    1年前のローマではまだこのシステムになっていなかったのでは。

    というわけで、戦々恐々とした台北経由のロングフライトでミラノに1年ぶりに戻ってきたのでした。明日よりイタリア旅のブログが続きます。

    [シチリア・ミラノ旅行記2]ミラノのマルペンサ空港から市内まではバスが鉄道のどちらかが賢明だね






  • ミラノからどこへ行くか!そうだ、シチリアに行こう、easyjetとRyanAirでカターニャまでひとっ飛び、航空券を確保

    ミラノからどこへ行くか!そうだ、シチリアに行こう、easyjetとRyanAirでカターニャまでひとっ飛び、航空券を確保

    昨日のブログでは急遽11月中旬に決まった特典航空券利用での東京-ミラノ往復のチケットを抑えたところまで記したのでした。ミラノはショッピングとグルメ目的なので、3日間もあれば十分なのです。

    さてそこからどこに行くかです。inとoutのミラノ縛りだけです。電車で行くか、LCCを利用するかです。だけど、ミラノから上の方は季節も季節なので寒い方には向かいたくないな、そんな心境です。

    電車でフィレンツェあたりのトスカーナに行く旅程が一番安易だと思うのですが。ヴェネツィアはこの季節ではキラキラしていないんだろうな。

    コロナ前まではヨーロッパに行ってよく使っていたLCC大手はeasyjetとRyanAirです。自分的に好きなのは辺鄙な空港を使わないeasyjetの方なのですが。

    早速調べてみると、パリでもロンドンでもマルタでも30-40ユーロ/人というチケットがゴロゴロ出てきます。だけど、ロンドンやパリに行ってもミラノで買い物は十分なので、行く必要はないかな。

    そんな時に頭に浮かんだのが、シチリアなのですね。自分ひとりでもシチリアを2-3週間かけて回りたいなと思っていたのです。

    シチリアには以前一度訪れているのです。それは2010年夏にアルジェリアのチュニスを訪れた際、フェリーでシチリアに渡ったのでした。下船した港はトラーパニ。深夜12時着。埠頭を30分ほど歩いて最寄りのバルに駆け込み、タクシーを呼んでもらい、パレルモのヒルトンへ。高速をぶっ飛ばして2時間半と4万円支払ってホテルに朝の4時に到着したという苦い思い出が。確かパレルモにも2泊したのかな。今となっては非常に良い思い出です。

    昔話に花が咲き、失礼しました。

    12年ぶりにシチリアはどうかな。パレルモ側ではなく、反対のカターニャ便を調べます。カターニャの近くにはあのタオルミーナがあるのですね。グラン・ブルーの舞台です。一度行ってみたかった憧れの地です。その近くにはゴットファーザーを撮影した村があるのです。あのマイケルがシチリア逃亡中に立ち寄った坂道の角のカフェに一度行きたいんだな。

    というわけで、ミラノ-カターニャを調べます。easyjetは復路(日曜日)の便がかなり高額になっています。というわけで往路はeasyjet、(復路)はRyanAirでベルガモ着という便を3名分・合計約30,000円で確保したのです。

    そして、カターニャにはFour Point Sheratonがあるのですね。初めて知りました。ここで3泊の予約もOKです。

    というわけで、シチリアではカターニャからほど近い憧れのタオルミーナにいよいよ行けそうだな。楽しみです。

    このブログをアップすれば、メキシコに行くために成田空港に向かいます。

    アディオス!

  • 出発1ケ月を切って特典航空券で東京-ミラノを確保、エコノミーは辛いな、だけど、シンガポール航空は燃料サーチャージが格安なんだろう

    出発1ケ月を切って特典航空券で東京-ミラノを確保、エコノミーは辛いな、だけど、シンガポール航空は燃料サーチャージが格安なんだろう

    明日からメキシコへぼっち旅に出かけるのですが、その旅行前に家族間で急に旅行の話しが持ち上がったのです。丁度1週間前の出来事なのです。

    娘が転職することが決まったとの報告があり、11月に海外旅行に行きたいというではありませんか。新しい職場はいわゆるトラベル関係のサービス業なので、一般人とは繁忙期が違う職場になることもあり、今年の年末年始はおそらく働くなくてはならないのです。

    まあ、こんな家族の話しはここまでで。

    旅先としては、ハワイを含めたアメリカはこの円安と物価高で行く気が全く起こらないな。3名の燃料サーチャージだけで40万円ほどになります。旅行予定期間も10日ほどとれるので、東南アジアもありえません。ということで、欧州方面ということになりますね

    まずは、ANAの特典航空券を調べます。

    今回はヨーロッパ方面ですが、エコノミークラスでも構わないという立ち位置です。だけどそんな悠長なことは言ってられません。

    旅行まで1ケ月を切っている中で、ビジネスクラスはただの1つの空きも見いだせません。ロンドン、パリ、フランクフルト全滅です。

    旅行先として一番無難?なミラノを検索してみます。エコノミークラスで奇跡のような苦行のようなルートに空きが2つあるようです。そして、燃料サーチャージもこれまた奇跡の1人74,000円程度です。素朴な疑問ですが、どうしてシンガポール経由だと燃料サーチャージが安いのだろう?そのルートとは

    • (行き)羽田 → 関空 → シンガポール → ミラノ (基本、シンガポール航空利用)
    • (帰り)ミラノ → フランクフルト → 羽田 (ルフトハンザ航空利用)

    特に往路は一旦シンガポールまで行きミラノを目指すという飛行機の搭乗時間に目がくらみそうです。家族に相談すると、「それで全然構わない」という弁です。というわけで、まずは特典航空券を2人分、確保です。

    もう1枚自分の航空券の確保に頑張りました。特典航空券を利用しないのであれば、この時期シンガポール航空で178,000円(燃料サーチャージ含む)ぐらいが最安値かな。やっぱり出費をセーブしたいので、再度、特典航空券を調べます。

    そうするとミラノに先の2名と同時間着ぐらいでエバー航空があるのです。こんなルートです。だけど、こちらのルートは燃料サーチャージ124,000円と60,000マイルです。目がくらみそう。

    • (行き)成田 → 台北(桃園) → ミラノ (エバー航空利用)
    • (帰り)ミラノ → フランクフルト → 羽田 (ルフトハンザ航空利用)

    特に行きは初めてのエバー航空かな。エコノミー食はどんなんだろう?魯肉飯や角煮が提供されるのだろうか。エバー航空によれば、“エバー航空 25年ぶりのヨーロッパ新路線 ミラノ”とのことですね。ヨーロッパにエコノミーで行くのは10年ぶりかな。何か恐ろしいような。

    というわけで、何とか出発1ケ月を切って特典航空券で東京-ミラノを3名分、何とか確保できたというお話しでした。

  • イタリアのミラノで日本帰国用のフォームに対応したコロナ陰性証明書を出してくれる医院を見つけた。

    2022年3月22日、ようやくあの悪しき“まん防”が日本中で解除されましたね。

    だけど、海外からの帰国時の日本仕様でのPCR検査申請証明書が不要になることは現在でもありません。海外に行って何が一番面倒なのかは、この日本帰国時の日本仕様での陰性証明書を入手することなんだな。時間もかかるし、費用も当然かかります。

    この手続書類が不要になれば、気軽に海外に行けるのにね。まあ現在ではヨーロッパを除いてですが。

    そんな中でもやはり一番行きたいのはやっぱりイタリアなんだな。半年前にも強行して一人旅をしたイタリアなのですが。

    その時の旅の最後はミラノからのアウトにしたのです。その時はVISAのプラチナデスクで紹介してもらった女医さんのところに伺い、PCR検査をしてもらい、日本仕様の陰性証明書を入手できたのですが。

    ロンドンなどでは、現在は町の大きな薬局では、この日本仕様の陰性証明書を発行してもらえるという情報もありますが。

    そんなおり、ふとしたことからTwitterでミラノで日本語の陰性証明書に対応した医療施設を紹介されたツイートを見たのでした。

    自分の備忘録も含めて、記しておきたいと思います。(ある事情により、その医療機関の情報については削除させていただきました)

    まあ、費用もかかる話しなので、そもそもこの陰性証明書の提出がなくなればよいのですが。

     

  • 「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

    「ジョルダーニ家の人々」、これは現在の多様な家族のあり方を描いたイタリアドラマの大傑作

    丁度1週間前にこんなタイトルのブログを書いたのでした。

    “まいったな。まだこんな知らないイタリア映画があったとは、ロバート・ハリスさんおすすめの映画「輝ける青春」”

    この「輝ける青春」に大感動して、同じ脚本家のサンドロ・ペラトリア、ステファノ・ルッリが担当したイタリアのドラマ「ジョルダーニ家の人々」というDVDを観たのでした。

    上映時間6時間39分という長尺です。このドラマは東京の岩波ホールで2012年に上演された時は「13時40分から3回の休憩を挟み21時15分で終了」というものだったのです。

    DVDでは4枚組です。

    そして、自分は2週間の週末ですべてを見終えました。

    はっきり言います。「傑作」です。現在の家族の問題、社会問題(難民、同性愛というジェンダーの問題)がすべて含まれています。やはり、ミケランジェロとルキノ・ヴィスコンティ、そして(ゴッドファザー)を生んだ国は偉大です。家族が流動化していく先進国の中流階級以上の問題をいろいろなエピソードを交えながら、多層的にドラマは展開していきます。

    尊敬する向田邦子が生きていたら、日本でもこんな脚本を書くだろうな、多分。

    ちなみに、原題は「Le Cose che restano」は”残るもの”という意味だそうです。このタイトルの高尚な意味は自分の思考範囲ではよく分かりません。

    物語の概要です。

    そしてふたたび、大きな愛につつまれる―

    イタリアのある家族の離別と再生を6時間39分にわたって描く感動の大河ドラマ。脚本は「輝ける青春」のサンドロ・ペラトリア、ステファノ・ルッリ

    ローマに暮らすジョルダーニ家は、技術者の父、元医師の母、外務省で働く長男アンドレア、心理学者の長女ノラ、建築を学ぶ次男ニーノ、高校生の三男ロレンツォと、一見不自由のない幸せな家族に見えた。
    しかし三男の不慮の死をきっかけに、家族は心に秘めていた問題や困難に向き合うなかで、一人ずつ家を離れていく。彷徨える者たちが運命のように出会う人々、不法移民の女性とその娘、不治の病のフランス人、戦場で記憶を失った大尉等・・・。
    一本の川がいつか大河の流れとなるように、父と母、アンドレア、ニーノ、ノラ、それぞれの運命と人生は、ふたたび織りあわされて、血のつながりや民族を越え、より大きな家族を成してゆく
    ラストシーンのジョルダーニ家の開け放たれた窓のように、さらに豊かに、開かれた未来に向かって―。

    自分の備忘録として、配役を記しておきます。自分的には、この映画はアンドレア・ニーノ・ノラの3兄弟とシャーバの物語と思います。特にニーノとシャーバが最高の立ち回りを演じています。

    アンドレア 演 – クラウディオ・サンタマリア 長男。

    ノラ  – パオラ・コルテレージ 長女。心理カウンセラー。

    ニーノ  – ロレンツォ・バルドゥッチ(イタリア語版) 次男。建築学専攻の大学生。

    ピエトロ  – エンニオ・ファンタスティキーニ 父。技術者。

    アニタ  – ダニエラ・ジョルダーノ 母。

    ロレンツォ  – アレッサンドロ・スペルドゥーティ 三男。

    シャーバ  – ファリダ・ラウアジ

    アリナ  – レイラ・ベクティ シャーバの娘。娼婦。

    シモーネ・ニコライ教授 – ヴィンチェンツォ・アマート

    フランチェスカ  – アントニア・リスコヴァ シモーネの妻でインテリア・デザイナー。

    カタルド刑事  – フランチェスコ・シャンナ 潜入捜査官。

    ミシェル 演 – ティエリー・ヌーヴィック ノラの患者であるフランス人の銀行員。

    ヴァレンティーナ  – ヴァレンティーナ・ダゴスティーノ ニーノの幼なじみの親友で同じ大学で建築を専攻している女子学生。

    ヴィットリオ・ブラージ大尉 演 – エンリコ・ロッカフォルテ ノラの患者。

    いろいろな講釈を述べましたが、是非、心を構えて見るドラマです。

    必観でしよう。考えさせられます。この感じ、やっぱりイタリアしか作れないんだろうな。



  • まいったな。まだこんな知らないイタリア映画があったとは、ロバート・ハリスさんおすすめの映画「輝ける青春」

    まいったな。まだこんな知らないイタリア映画があったとは、ロバート・ハリスさんおすすめの映画「輝ける青春」

    今日は久しぶりに感動する長編映画を観たのでした。実はその映画は自分は全くのノーマークの映画だったのです。その映画を教えていただいたのは最近平日は毎日聞いているInterFMのロバートハリスさんがナビゲーターをしている教えて“大人のラジオ”「Otona no Radio Alexandria」という番組の中で紹介されていたのです。

    映画のタイトルは「輝ける青春」という思わず赤面しそうなベタなタイトルなのです。このタイトルで損をしているのかな。監督はマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ(Marco Tullio Giordana)です。作品の紹介プロフィールです。

    2003年カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリ受賞
    上映6時間、1日1回上映ながら、本国イタリアはもとより、日本でも興収8千万円の大ヒットとなった壮大な感動作!!

    イタリアのある家族の涙と喜びに満ちた40年!カンヌ映画祭・ある視点部門グランプリを皮切りに、各国の映画賞を受賞。イタリア・ヨーロッパでも大ロングランとなり、日本でも1日1回上映でありながら、なんと興収8,000万を記録!6時間の贅沢なイタリアへの心の旅をお楽しみください!

    ◆2003年 カンヌ国際映画祭ある視点部門 グランプリ
    ◆2003年 ヨーロピアン・フィルム・アワード 監督賞ノミネート
    ◆2004年 ダヴィッド・デイ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)最優秀作品賞ほか6部門受賞
    ◆2004年 ロッテルダム国際映画祭 観客賞
    ◆2004年 シアトル国際映画祭 監督賞

    上映時間は6時間14分という超長編ものです。自分の場合はDVD2枚組で前編と後編の2枚組でした。話しは、1960年代から現代に至るまでのイタリアのある2人の兄弟の家族をめぐるイタリア近代史を織り交ぜながらの大河ドラマでしょうか。

    内容は保証済みです。思いっきり感動できます。舞台はトリノ・ローマ・シチリア(パレルモ)・ミラノ・トスカーナです。脚本よし、風景よし、俳優陣よしのすべて三拍子揃い踏みです。

    だけど、赤い旅団は出てくるやら、シチリアでのマフィア絡みありで、ゴッドファーザーに相通ずるものがあります。やっぱりシチリアものは良いね。

    そして、後の舞台のトスカーナの風景の絶景は何者にも代えがたい魅力を放っているのでした。こんなにすばらしいものを今まで何故しらなかったのだろうか?

    タイトルだけ見るとドン引きするようなタイトルですが、本当に内容はすばらしいですね。お兄ちゃんの方はアルパチーノに似ているという意見がありますが、それはどうかな。

    おすすめします。よい映画を紹介してもらいました。やっぱりイタリアは良いね。また、行きたくなりました。

  • ナポリタンは邪道か、イタリア人にはパスタにケチャップをかけることは受け入れがたいと

    ナポリタンは邪道か、イタリア人にはパスタにケチャップをかけることは受け入れがたいと

    2022年2月7日(月)の週明けの日本経済新聞を朝から見ていると、“これはいかんだろう、異議あり”という記事を目にしたのでした。

    自分的には世界を2分するような論争です。その記事です。

    ナポリタンは邪道?

    イタリア人「容認できず」89%、世論調査 米・スペインも否定多く

    [ロンドン=共同]世論調査大手ユーガブは7日までに、世界の17カ国・地域でイタリア料理のさまざまな食べ方の是非を尋ねた結果をツイッターで公表した。

    イタリア人にとって最も受け入れがたいのが「パスタにケチャップをかけること」。「容認」が7%、「容認できない」が89%に上り、日本で人気のナポリタンなどはイタリアでは邪道に映るという「食文化の差」が浮き彫りになった。

    調査は昨年11~12月に米国やアジア、中東、欧州諸国などで実施。日本は対象に含まれていない。

    パスタとケチャップの組み合わせは各国でも評価が分かれた。米国やスペインでは否定派が40ポイント以上多く、インドネシアや中国では逆に肯定派が50ポイント以上多かった。

    イタリアでは評判が悪かったのは他に、パスタをゆでる際「冷水を入れてから沸騰させる」「ピザにパイナップルをのせる」など。それぞれ否定派が71ポイント、63ポイント多かった。

    「パスタを付け合せとして食べる」「イタリア料理の食後にカプチーノを飲む」については、イタリア以外のすべての国と地域で容認派が過半数を占め、イタリア料理の母国だけがかたくなに「容認できない」とした。

    何か民族の尊厳をかけた論争になりそうな予感です。自分にとってイタリアは世界で一番好きな国で訪れた回数もダントツで多いのです。このコロナ禍でもイタリアの現状を見ておこうと2021年10月に1人旅を決行したのでした。確かに、イタリア人にパスタを作らせれば、ほとんど誰が作っても美味いのは認めます。だけど、パスタとスパゲティは違うのです。

    ケチャップで作るナポリタンは見た目はパスタ麺ですが、実はスパゲティ麺なのです。

    この違いわかるかな。

    よしわかった。ここではあえて、寿司については論争すまい。すでにグローバルな食べ物なので。寿司とsushiは全く違うものということで同じ土俵に乗りそうなのが、日本とイタリアの違い、ミラノカツレツ(ドイツのカツレツ「シュニッツェル」でも)と日本が誇る“とんかつ”の違いです。繊維を叩いて切って揚げるミラノカツレツは豚に失礼ではないのか。断然、とんかつの方が王道だろう。たらこスパゲッテイは日本人が発明したんだぞ

    そして、記事の中でカチンときたのが、少なくとも味についてはあの米国人には否定してほしくなかったな。なんでもケチャップをたっぷりかける文化があるのに。

    そうゆうわけで、味をめぐる民族紛争に終わりはありません

    だけど、実際にイタリア人に目隠しでナポリタンを食べさせれば、美味いというのでは?

    昭和の味だよ、マルメイのナポリタンは偉大なり、なぜ東京のスーパーは置かないの

     



  • ブルネロクチネリの本社のあるソロメオ村は本当に田舎だよ。その人間主義的経営とは?

    ブルネロクチネリの本社のあるソロメオ村は本当に田舎だよ。その人間主義的経営とは?

    2021年12月1日の日本経済新聞の朝刊の1面です。「カイシャの未来」という特集記事です。本日は“志を探して3”(社員はコストじゃない)という記事を取り上げます。

    何故なら2021年10月、1月半前に訪れたイタリアのソロメオ村にある「ブルネロクチネリ」を取り上げていたのです。思ったの、自分はこの目でその光景を見てきたのだという自負です。

    その特集記事はこんな内容なのです。

    イタリアの小村、ソロメオの9月の空は澄んでいた。

    緑の丘陵に鐘の音が響き、中世に迷い込んだよう。14世紀に建てられた古城がファッションブランド、ブルネロクチネリの本社だ。

    色鮮やかなカシミヤ製ニットで人気の同社は1978年に創業。60カ国以上に店舗を広げ株価は直近5年で3倍に。1400人がこの村で働き、丁寧な手仕事で評価を高めてきた。

    ベゾス氏が訪問

    従業員の力を引き出してきたのが創業者のブルネロ・クチネリ会長が掲げる「人間主義的経営」だ。米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾスの最高経営責任者(CEO)をはじめ、この地を訪れて理念に触れる経営者は後を絶たない。

    午後5時半以降の仕事のメールは禁止、昼休みはたっぷり1時間半。なのに従業員の賃金は業界平均より2割ほど高い。熟練工が指導する養成学校のほか、文化や芸術は人を成長させるとの信念から劇場や図書館、ワイナリーまで設けた。

    かつて米ニューヨークで違和感を感じながら働いていた男性従業員(43)は言う。「自然に囲まれ上下関係なく早慶し合って働ける。毎朝、起きるのが幸せだ」

    クチネリ氏の原点は工場で働く父の姿だ。疲れ果て「こんなひどい侮辱を受けるなんて」と涙を流すことも。「働くとは消耗ではない。誰しも仕事を通じて人間の尊厳を高めるべきだ」

    企業会計ではモノとカネは資産になるが、ヒトはただ費用として扱われる

    (中略)

    再びソロメオ村。クチネリ氏が最後に力を込めたのは「千年後のビジョン」の大切さだった。「モノがなくなってもヒトが尊厳を持てば「番人」として次世代に引き継いでいける」。働く人を核に永遠に挑む。

    この記事を自分は非常に懐かしく思ったのでした。

    自分の関心はもっぱらそのブランドに合ったのですが。どうしてこんなに付加価値(すなわち値段が高い)のある商品をイタリアの小さな村から世界に出せるのだろうかと思い、一度、そのソロメオ村の空気を触れてみたいと思ったのでした。

    自分はペルージャに2泊3日し、その中1日でソロメオ村を訪ねたのでした。行ってみて、本当に田舎なのですが、村の家屋は立派なのには驚いたな。ペルージャから車で25分ぐらいかな。タクシーで30-40ユーロといったところです。

    もちろんトスカーナの風景はきれいですが、この村の立派さです。だけど、こんな世界的企業がある村ではバールが1軒あるだけで、タクシーも捕まらないのには困ったのでした。

    豊かな自然の中で働きたい人には天国なんだろうな。だけど、やっぱり人間関係等の世俗のストレスはあると思うのです。最後は相田みつおで、“やっぱり人間だもの”

  • (2021年10月ターキッシュエアラインズ搭乗記198便)インタンブール-羽田のビジネスクラスの食事は非常時の対応と判断したな

    (2021年10月ターキッシュエアラインズ搭乗記198便)インタンブール-羽田のビジネスクラスの食事は非常時の対応と判断したな

    ミラノのマルペンサ空港のラウンジでまったり過ごした後は、いよいよ日本への帰るフライトです。マルペンサを19時35分発のターキッシュエアラインズでイスタンブールまでです。

    発着便も乗客も少なく、非常にスムーズに搭乗と出発です。

    こちらの路線は中距離ということで、足元にある程度余裕のある座席です。但し、ヨーロッパ内のビジネスシートのように3列での間の席を飛ばしてのなんちゃってビジネスクラスではありません。

    離陸後は、きっちりとアルコール類などのサーブから始まります。そして、DENON製のノイズキャンセリングのヘッドホンも長距離路線と同様に配られます。

    但し、行きのローマ線も帰りのミラノ線もどちらもポーチ類は配られなかったな。これは少し残念です。情報によれば、トルコのブランドのポーチが配られるとの情報があったのですが。

    食事です。まずはトルコ料理の前菜です。メインはお肉・エビ・パスタの中からのチョイスです。自分が選んだのは一番無難そうな「Grilled Turkish Style Meatball」というものです。

    そして、出てきた料理がこちらです。何かハンバーグの煮込みにしか見えないのですが。

    だけど、お味はスパイシーでいけますよ。

    インタンブール航空に近づいての夜景はすごく綺麗です。定刻通りのフライトでした。

    そんなこんなで深夜のイスタンブールの空港に到着です。中東の不夜城の空港の一つですね。

    既に行きの時にショップは一通り把握しているので、買い物もなく、ターキッシュエアラインズのラウンジに直行します。

    心配していた行きの早朝のラウンジではなかったアルコール類ですが、帰りは夜ということでちゃんとアルコール類はありました

    安心しました。こちらのラウンジはこのご時世、この時間でもかなりごった返していました。

    恐るべし、インタンブールです。

    そして、深夜1時40分の便で東京・羽田に戻ります。198便です。

    ここでは、事前に搭乗前にかなり厳しい日本政府が現在要求しているコロナ用の必要書類の検閲というかチェックが厳しく入ります

    すべて揃っていないと搭乗できないようです。中には、抗議している人も散見されます。

    定刻どおりの搭乗と出発です。今回の便のビジネス客は5名程度というかなりお寒い感じです。搭乗後は、日本入国にあたり政府が求める書類が配られます。誓約書等々です。

    乗客も少ないので、ヴェルサーチのポーチの色も選ばせてくれたのです。自分が選んだのは今回は、赤です。

    深夜ですが、食事です。前菜はかなり大胆なチキンとレタスのサラダとトルコ料理の小皿です。なかなか豪快です。メインは今回はさすがに魚をチョイスです。

    アルミで蒸し焼きにした白身のお魚でずか、これが案外おいしかったんだな。

    そとて、到着まえの食事はオムレツをチョイスです。

    今回のビジネスクラスの食事としては疑問符が付きますが、これは非常時ということなのかな。フライングシェフが同乗する真のターキッシュエアラインズの食事をいつか楽しみたいものです。

    まあ、不要不急でもなかった2021年10月のイタリア旅行記はこれで(完)です。

  • マルペンサ空港の「SALA MONTEVERDI」ラウンジでアリタリア航空の倒産を知った衝撃!

    マルペンサ空港の「SALA MONTEVERDI」ラウンジでアリタリア航空の倒産を知った衝撃!

    いよいよ今回のイタリア旅行の全日程を終え、帰国の途につきます。

    今回のコロナの影響で一番心配していた、旅行先での日本帰国用(日本政府フォーマット)の72時間以内のPCR陰性証明書を手に入れることでした。

    実際に感じたのは、1週間程度の旅行(仕事以外)で行くなら、予め現地でのPCR陰性証明書を出してくれるところを目処をつけていかないと、おそらくダメだと思ったことです。

    自分の場合は、VISAカードのプラチナデスクで紹介いただいた女医さんのところに行って、帰国用の書類を整えたのでした。

    まあ、旅行会社に頼めば法外な料金で陰性証明書を出してくれるところを紹介してもらえますが、あまりにも高すぎ、暴利です。

    自分の場合は、140ユーロで済みました。

    現在の海外(観光)旅行のハードルはこの点が一番困難度が高いと思います。

    そして、ミラノ市内からマルペンサ空港に向かいます。まあ、気楽な一人旅ということもあり、バスで向かうことにしました。空港へのバスはミラノ中央駅からですと、正面から見てミラノ中央駅の左側の通りからバンバン出ています。

    チケット代は10ユーロです。バスが停まっている近くのスタンドでチケットは売っていますね。空港へは約1時間弱でしょうか。国際線はほぼ第1ターミナルなのかな。

    マルペンサ空港の出発ロビーも人はまばらです。到着のローマの空港も同じでしたが、ミラノの空港のこんな風景は今後も見ることがない異様な光景です。

    今回は免税手続きもすることなくチェックイン手続きを終われば、すぐに制限エリア内に入ります。目指すはラウンジですね。

    いつものように「SALA MONTEVERDI」ラウンジです。

    中に入って驚きました。人がほとんどいないのです。そして、出発の案内を見て、二度驚きです。夕方の一番ラッシュの時刻にとにかく飛行機が飛んでいないのです。

    こんな光景初めて見ました。

    そして、その後知ったのですが、あのイタリアのナショナルフラッグのアリタリア航空が2日前に倒産したということです。だからアリタリア航空の出発便がマルペンサでなかったわけです。

    新しい航空会社はITAという会社ですね。丁度、移行期間中にあたり、全くイタリア籍の飛行機が飛んでいない状況にぶつかったのです。

    だけど、この「SALA MONTEVERDI」ラウンジですが、以前利用したときのイメージと違って、ビールもアルコールも食事も十分で今回は十分に満足できたのでした。

    とにかく眺めと混雑していなくて、まったりできてよかったな。

    そして、いよいよ経由地のイスタンブールに向けてのフライトです。

    今回のイタリア旅行も楽しかったな。

    まあ、最後の最後でもいろんな意味で異様な光景が印象に残りました。

     

  • ミラノの地下鉄パスは超便利。ヒルトン近くのグルメ通りを見つけた。旅の最終日は台湾料理で締め

    ミラノの地下鉄パスは超便利。ヒルトン近くのグルメ通りを見つけた。旅の最終日は台湾料理で締め

    今回はミラノ滞在で感じた雑記を記したいと思います。

    ミラノは地下鉄が充実している街というのは分かっていたのですが、今回は地下鉄のパスを購入・利用して重宝したのでした。

    • 1回券:Ordinary ticket Mi1-Mi3 2€(90分間有効)
    • 1日券(24時間):Daily ticket 7€
    • 3日券(72時間):3 days ticket 12€

    チケットはゾーン制になっていますが、ミラノの主要観光地は、1番中心のMi1-Mi3内にあります。Mi1-Mi3の範囲のチケットを購入(3 days ticket 12€)すれば大丈夫です。

    自分の今回ミラノ滞在は2泊3日なので、3日券を初めて購入して、利用したのでした。これが便利なんのです。ミラノに2日でも滞在する予定の人なら、黙ってこの3日券を購入するこをお勧めします。小銭を取り出して販売機で購入するという煩わしさを考えれば、手間も時間も節約できます。

    1回ごとにチケットを購入しても1.5ユーロ必要ですし、なんたって時間の節約になります。本当に重宝しました。通りの名前は“コペルニコ通り”というのかな。

    次は自分の備忘録にもなるのですが、最終日に宿泊したヒルトン・ミラノの近くにグルメストリート?を見つけたところかな。

    ホテルの正面玄関を出て、右側の通りを降りていくと、通りの両サイドに手頃なビストロがたくさんありますね。ヒルトンの近くのこのストリートは初めて歩きました。

    食事をする時には非常に重宝します。もちろん中華料理店もドーンとあります。今回最終日のランチに立ち寄ったお店がこちらの台湾料理屋の名前もズバリの「Ristorante TAIWAN」です。

    • Via Adda, 10, 20124 Milano MI, イタリア

    台湾料理と名乗るお店は珍しいなと思った次第です。お店に入れば、イタリア人もおいしそうに台湾料理を食べています。

    ランチもありますが、困ったのはこちらのお店のメニューはイタリア語だけなのでした。

    だけど、まずはビールです。ビールは青島ビールがあるようです。

    というわけで自分が選んだ料理はすべて写真を指差しての注文です。

    “空芯菜の炒めもの”と“角煮めし”というものです。異国で食べる中華はうまいね、やっぱり。

    少し変わったものを頼んだようで、隣のイタリア人の女性が興味深そうに自分のお皿を見ていたのが、印象に残りました。

    角煮めしも八角が聞いて、よいお味をしています。今回の旅の最終ランチでしたが、十分に楽しめたな。ヒルトンに宿泊して、ここの通りで食事をとれば、何の不満もないな

    よしグルメストリートを見つけたのでした。

    今回のブログは自分の旅の備忘録として。