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  • どうして東京にはローストダックを出してくれる店がないの、肉が美味しいのに

    どうして東京にはローストダックを出してくれる店がないの、肉が美味しいのに

    2024年6月21日(金)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。

    お昼すぎに銀座の絵画教室に出かけます。 教室は13時から2時間です。 本日は今日から2回ほど黒インクと笹ふでで描く、2回目です。要は笹を斜めに切って、黒インキをつけて描くというもの。今日の課題はヒマワリ。今日は2時間でこんなヒマワリを描いたよ。写真を見ながら、直接笹ふでで描き、簡単に色をつけました。こんな感じの絵。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。 銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。3時過ぎで待ちはなし。まずはビールから。カウンター席でまったりです。

    今日は珍しく、カウンターに欧米人の若いカップルが。なんとかオーダーはできたようです。

    自分はまったりビールを。飲み終わる頃合いを見計らって、いつもの“麺お願いします”のコールです。 いつものように“ワンタンメン”です。いつもの変わらぬおいしさです。変わらない木曜日の日課。

    今日は自分がここ数ヶ月というか昔も考えていた疑問を一つ。何故、世界で一番のグルメ大国のここ東京において、あの海外の街中華で見かけるロースダックとそのアヒルの吊るしがないかです。海外では、街中華でこんな光景はロンドンでも見かけるしね。

    最近、バンコクに通うようになって、あの「新記プラジャック」のようなジューシーなローストダックを普通に出してくれないのかな。日本でダックと検索すれば、ほとんどすべてが北京ダックということになるものね。ダックは皮ももちろんうまいけど、お肉もジューシーでチキンなんかより、遥かに美味いと思うのですが。

    日本でダックと言えば、北京ダックしかないのは、こうゆう売り方をしないと単価を高くできないからかな、そう思うのは自分のみなの。

    自分が知っている範囲で言えば、ダックを注文してお肉まで全部サーブしてくれるのは六本木や赤坂にお店を持つ「中華茶房8」のみだもんね。

    そして、この記事を書いていて「中華茶房8」のHPを見てビックリです。以前は北京ダック1匹で2,980円だったのに、4,980円(税込)と倍近くに値上がりしたのね

    「中華茶房8」が最後の牙城と思っていたのに、ガックリくる自分。

    自分の中では世界一のローストダックと思っているバンコクの「新記プラジャック」のこんな盛りのローストダックが330バーツ(約1,400円)だよ。

    こんなお店があれば毎週通うのにね、本当にどうして東京には普通のロースト・ダックを出してくれるお店がないのかな。東京の七不思議です。

    際コーポレーションの中島社長なら目をつけそうだけど、こんなお店出してよね。

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

     



  • 「デ・キリコ展」には参ったね、その独創性はまさに20世紀の天才だよ

    「デ・キリコ展」には参ったね、その独創性はまさに20世紀の天才だよ

    2024年6月20日(木)

    昨日は一転、真夏のような日差しがもどり、カンカン照りの中、はるばる上野まで出かけたよ。今日の予定は美術展へ行くことです。

    上野の東京都美術館で現在、絶賛開催中の「デ・キリコ展」に行ってきたのです。

    • 展覧会名: デ・キリコ展
    • 会 期: 2024年4月27日[土]~8月29日[木]
    • 休室日: 月曜日
    • 開室時間: 9:30~17:30、金曜日は20:00まで
    • 会 場: 東京都美術館 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
    • 観覧料金(税込): 一般2,200円

    自分が訪問したのが平日水曜日の正午過ぎです。土曜・日曜・祝日及び8月19日(月)までは日時指定予約はなしで入室できます。自分も予約なしでガチ訪問です。

    場内はほどよい人数でゆったりと観れます。そして、自分にとってのデ・キリコ氏ですが、はっきり言って全くノーマークの画家でまったく知識はありませんでした。

    行ってビックリです。20世紀絵画の巨人ですよ、本当に驚愕しました

    20世紀美術に衝撃を与えた孤高の画家!

    イタリア人の両親のもとギリシャで生を受けたジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)。1910年頃から、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めます。

    後に「形而上絵画」と名付けた1910年代の作品は、サルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュルレアリスムの画家をはじめ、数多くの芸術家に衝撃を与えました

    1919年以降は伝統的な絵画技法に興味を抱くようになり、古典絵画の様式へと回帰していきます。それと同時に以前の形而上絵画の題材を取り上げた作品も頻繁に制作するなど、90歳で亡くなるまで創作を続けました。 本展はデ・キリコのおよそ70年にわたる画業を「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの絵画を余すところなく紹介。さらに彼が手掛けた彫刻や舞台美術も展示する、日本では10年ぶりの大規模な回顧展です。

    デ・キリコ芸術の全体像に迫り、その唯一無二の表現力を堪能できるまたとない機会となるでしょう。

    入室するとまず自画像4点と人物画です。天才は普通の絵を書いてもうますぎです。特に大きい赤いスペイン服をまとった自画像はいいね。

    時に印象派に傾倒した時もあったらしく正にルノワール張りの裸婦像もあったよ。このもろにルノワール、ダリの原型もあったりしてね。

    マヌカンを描いた時あたりが独創性では最高潮なんだろうね、建物の上に数枚の旗を描くのが好きだね。20世紀で言えば、ピカソは別格としてもデ・キリコの才能もすごいね。

    晩年のローマのスペイン広場が見える邸宅の風景は見るに値するよ

    本当にみんな、観に行った方がいいよ、この感動はデビット・ホックニー以来かな。

    というわけで、感動したついでに図録(3,000円)も買わずにはいられませんでした

    終われば、お腹も空きます。上野ならここの“とんかつ”でしょう。

    • とんかつ「山家」

    13時30分に訪問して、待ちは1名のみ、超ラッキー。

    ロースかつ定食が870円だよ、そして、ロースかつはこの厚さ。ビールも飲んで1,450円は東京一、いや日本一のコスパでしょう。

    ほろ酔い気分で上野を後にする自分。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰

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  • 再度の小津の「宗方姉妹」を観に劇場へ、やっぱり名作はいい、田中絹代が出色

    再度の小津の「宗方姉妹」を観に劇場へ、やっぱり名作はいい、田中絹代が出色

    2024年6月19日(水)

    昨日の東京というか関東は大雨の1日でした。そんな時は映画に限るね。

    本日もお目当ての映画のために日本橋のTOHOシネマズにお出かけです。ちょうど1週間前に観た「午前十時の映画祭」での小津安二郎の「宗方姉妹」をもう一度、まぶたに焼け付けたくてね、カッコいいセリフだね。

    上映は今週木曜日までなので、劇場ではおそらく見納めになると思ってね。

    小津安二郎が松竹を離れ、はじめて新東宝で製作した作品。日本の伝統的な価値観を大事にし、ニヒリストめいた夫に耐え続ける姉と、そんな姉に反発する現代的な妹の対比を通して、戦後の日本の家庭の崩壊を描く。原作は大佛次郎

    1950年製作/112分

    やっぱりこの映画では田中絹代がいいよね。凛とした日本の昔の女性という感じで

    謎めいた言葉、この映画でのキーワード、“新しいということは、古くならないもののこと”。

    田中絹代こと節子のBARの壁にかかっているドン・キホーテの言葉。

    • I Drink Upon Occasion Sometimes Upon No Occasion – Don Quixote
    • 「私は理由があって飲む。時には何の理由もなくて飲む」

    やっぱり笠智衆が出てくるシーンはいいよね。主なシーンはこの3つ

    • 最初の京都の家で高峰と上原謙との場面、あの舌を出すぞという場面
    • 中盤の田中絹代との2人での京都での会食シーン
    • 高峰とうぐいすのモノマネをするシーン

    あの笠智衆のすき間のある余韻の残るゆったりとした会話、ただものではありません。対局にある、上原謙のあの軽さもいいよね。

    今、経営学者の楠木建氏の本を読んでいますが、彼の人生の師は“高峰秀子”です。この映画も高峰秀子のコミカルな役がなければ、こんな映画にはならなかったよね。小津の力量か。納得です。

    観終われば11時30分です。雨も降っていて(雨の日はランチ100引きのお店)で、いつもラーメンばかり食べていると体に悪いと思って、日本橋室町で目をつけていたこちらのお店にいったのです。

    • 「日本橋 肉鮮問屋 佐々木」

    こんなランチが格安で食べられるというのです。肉の卸しだからね。だけど店舗前に行って、火曜日は休み、頭の後ろからガツーンです。

    すぐに転身です。

    歩いて2分のところにある、いつもの「ますたに」ラーメンに行くしかないね。外は大雨。ビールとお新香でまったりするのが一番です。

    今日もご馳走様。天気は最悪だったけど、心はポカポカの一日でしたよ。

    小津の「東京暮色」は悲劇的な作品と言われるが、笠智衆の存在が救いだな

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  • 黒沢清監督がセルフリメイクの「蛇の道」、柴崎コウの熱演だけが光ったね

    黒沢清監督がセルフリメイクの「蛇の道」、柴崎コウの熱演だけが光ったね

    2024年6月18日(火)

    週初めの月曜日は午前にまずは映画を1本。

    本日は渋谷のテアトルシネマで柴崎コウ主演の「蛇の道」を観に行ったよ。

    この映画、何でも黒沢清監督がセルフリメイクするならこの作品しかないということで、フランスに舞台を移して再度撮った映画とのこと

    2度も撮りたいほどよい原作なのかね、それを確かめにね。

    「岸辺の旅」「スパイの妻」の黒沢清監督が柴咲コウを主演に迎え、1998年に手がけた同名映画をフランスに舞台を移してセルフリメイクしたリベンジサスペンス。娘を殺された父親と彼に手を貸す精神科医が繰り広げる徹底した復讐の行方を、全編フランスロケ&フランス語で描き出す

    8歳の愛娘を何者かに惨殺された父親アルベール・バシュレは、偶然知り合った精神科医・新島小夜子の助けを借りながら、犯人を突き止めて復讐を果たすべく殺意を燃やしていた。やがて2人はとある財団の関係者たちを拉致し、次第に真相が明らかになっていくが……。

    他人の復讐に協力する謎めいた精神科医という難しい役どころを柴咲がフランス語で熱演し、2019年のフランス映画「レ・ミゼラブル」で注目を集めたダミアン・ボナールが復讐に燃える男アルベールを演じた

    2024年製作/113分/G/フランス・日本・ベルギー・ルクセンブルグ合作
    原題:Le chemin du serpent

    観ての感想。話しのすじはわかったようでわからないサスペンスです。そして、柴崎コウ以外の俳優がダメだね。特に相手役のダミアン・ボナールの演技はひどいね、全く切実感のないというか気合が入っていない動きです。つまり柴崎コウ以外のはダメだね、予算の関係なのか、監督の力量というか、監督をフランス勢がバカにしているか。

    特に興ざめしたのが、3人の男を捉えるシーン。あんなに緩慢であんややり方では人は捉えられないよね。みんな普通に暴れるよ、簡単にお縄にならないよね。

    そして、あんなに都合よく人に目撃されないのも興ざめです。

    まあこれは柴崎コウをフランスで撮りたいための映画なんだろうね、辛口だけど。

    そして、なんであんな端役で西島秀俊を出演させるんだろうか、意味ないと思うけど。

    終われば、いつものように道玄坂の「喜楽」へ。13時40分に到着。待ちは1名のみ、ラッキー。今日も“チャーシュー麺”(1,000円)

    本当にまだ外人に見つかっていないので助かっています。途中の「一蘭」は50分の行列、一蘭こどきで気が狂っているよ、外人さん

    フランス映画「理想郷」、田舎暮らしも西田敏行の“人生の楽園”のようにはいかないよね、現実

     



  • 映画「上海特急」のディートリッヒ、ただならぬ退廃的美貌だね、言い得て妙

    映画「上海特急」のディートリッヒ、ただならぬ退廃的美貌だね、言い得て妙

    2024年6月17日(月)

    はや週末です。1週間が経つのは早いね。 そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。

    土日に映画を1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。 今週観た映画はこちら。難解と渋さがね。

    • メメント
    • 上海特急

    「メメント」は今や泣く子も黙る大監督のクリストファー・ノーランの2作目の作品だよね。デビュー作は「フォロイング」で数ヶ月前にこちらの映画を観て、その才能に感心したのです。「メメント」はこんな感じの話しです。

    およそ10分間しか自分の記憶を保てなくなった男レナード(ガイ・ピアース)。彼は妻をレイプし殺害した犯人を捜し出すため、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨で書き記すなどして必死の行動を始める…と、ストーリーを書いてしまうとこうなるのだが、実際はドラマの展開を逆転させ、いわば連続TVドラマの最終回からいきなり見せられ、ラストが第1話に相当してしまうという、ユニークな構造で推し進めていく新進クリストファー・ノーラン監督によるクライム・サスペンス

    こんな難解で不思議な映画は初めてです。結局、自分の頭ではどうなっているのか分かりませんでした、その構成がね。得意の時間軸を触りまくっているので、何がどうなっているのか。商業的には難しかったのでは。

    「上海特急」はマレーネ・ディートリッヒ様を観たくてね。製作は1932年なので相当古いね。

    今観ると、流石に筋も映像も甘いね。話はこんな感じ。

    世界を惑わせたディートリッヒのただならぬ退廃的美貌と妖艶!
    大女優にのめりこんだ巨匠が極める魅惑の頂点!

    内乱の中国、北京を出た上海行き特急の一等車に乗り合せた7人の男女。上海リリーと名乗る謎の女性は英軍将校と5年ぶりに再会して愛の炎が燃え上がる。途中で反政府軍が列車ジャックして乗客たちは人質になり、反抗したら殺される不安におののくサスペンス。乗客たちの運命は反政府軍がにぎる。

    確かに退廃的美貌とは言い得て妙です。まあ、すごいものを観たということでね。

    そして土曜日の夕食は半年ぶりの六本木の「中国飯店」です。前日に予約して19時に3

    名で訪問です。まずはサッポロの黒ラベルで喉の消毒です。注文はメニューを見ずとも決まっています。名付けで、“我が家の黄金メニュー”です。

    • 干し貝柱とシャンツァイと押し豆腐の和え物
    • 里芋の葱油炒め
    • 小籠包(今日は6個、各人が2個づつね)
    • 黒酢の酢豚
    • 松の実のせ牛挽き入り醤油味チャーハン(通称“黒いチャーハン”)
    • 胡麻団子

    どのお皿もやっぱり抜群に安定のお味です。最後に胡麻団子をいただけば、そこはもう天国です。お会計はビールを2本いただいて、16,000円ほど。

    ご馳走様でした。

    “午前十時の映画祭”で小津安二郎の「宗方姉妹」を観たよ、傑作だった

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  • 映画「オペラ座の怪人」製作20周年記念、話のすじはわかったがミュージカルの方がよし

    映画「オペラ座の怪人」製作20周年記念、話のすじはわかったがミュージカルの方がよし

    2024年6月15日(土)

    昨日は朝一でひと仕事したよ。お墓の申込書を青山霊園の事務所へ。

    終われば、六本木ヒルズへ移動します。東宝シネマズで本日から始まる「オペラ座の怪人」を観るためです。何でも、20周年を記念して4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開だそうです。これは見逃せません。

    実はミュージカルでは2回ほど、ブロードウェーで観ているのです。直近では6年前、娘と2人で。映画は観たことがありません。さすがに英語のミュージカルでは話しの細かい筋までわからないので、もやもやとはしていたのですが。

    映画で話しをマスターしようと思ってね。

    釈迦に説法ですが、話しはこんな感じ。

    「キャッツ」「エビータ」などの大ヒットミュージカルを生みだした作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、ガストン・ルルーの小説をもとに手がけたミュージカル「オペラ座の怪人」を映画化。ロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本に参加し、「バットマン フォーエヴァー」「フォーン・ブース」のジョエル・シュマッカー監督がメガホンをとった。

    19世紀のパリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。リハーサル中に起こった事故をきっかけにプリマドンナの代役を務めることになった若きオペラ歌手のクリスティーヌは、初主演となったその舞台で喝采を浴び、幼なじみの青年貴族ラウルとも再会を果たす。クリスティーヌに才能を見いだしたファントムは、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを亡き父親が授けてくれた「音楽の天使」と信じ、プリマドンナへと成長する。ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心をひかれていくクリスティーヌだったが、ある時、ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。

    ファントムをジェラルド・バトラー、クリスティーヌをエミー・ロッサム、ラウルをパトリック・ウィルソンが演じ、ミュージカルシーンの歌唱もすべて本人が担当。スワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアをはじめとした豪華絢爛な美術と衣装や装置なども見どころで、アカデミー賞では撮影賞、美術賞、歌曲賞にノミネートされた。日本では2005年1月に公開され、興行収入42億円の大ヒットを記録した。2024年6月、20周年を記念して4Kデジタルリマスター版でリバイバル公開。

    2004年製作/141分

    観ての感想。ミュージカルを観た時、何故、最初に象が出てくるのかわからなかったのですが、劇中オペラだったのね。映画は結構伏線ありの詳しい話しをたどるのね。そりゃ、英語の「オペラ座の怪人」を観ただけでは話しはわからないよね。

    だけど、映画でもあの猿のおもちゃが最初と最後に出てくるところ、時間軸がどうなっているのか映画を観てもわかりませんでした。もう1回、映画を観る必要があるかな。

    映画の方が原作に忠実で、ミュージカルの方がサービス精神旺盛でいいかな。何せ、あのメインテーマを後半でも流してくれるもんね。

    終われば火照った体を冷やしに、麻布十番の「新福菜館」へ。ビールがうまいね。そして、中華そばへなだれ込みます。

    今日もよい1日でした。本日の東京は今年の最高気温、梅雨はくるのかね。

    [ロンドン旅行記3]ロンドン観光の締めはやっぱり「レ・ミゼラブル」だよね

     



  • 税金と社会保険料の支払い、スマホ決済なら楽天ペイのこの裏技ルートが最強

    税金と社会保険料の支払い、スマホ決済なら楽天ペイのこの裏技ルートが最強

    2024年6月14日(金)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。 お昼すぎに銀座の絵画教室に出かけます。 教室は13時から2時間1本勝負です。

    本日は今日から2回ほど黒インクで描きます。使う筆は笹ふでです。要は笹を斜めに切って、黒インキをつけて描くというもの。今日は2時間でこんな蟹を描いたよ。蟹の写真を見ながら、直接笹ふでで描き、簡単に色をつけました。こんな感じの絵になりました。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。

    銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。3時過ぎで待ちはなし。まずはビールから。カウンター席でまったりです。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。いつもの変わらぬおいしさです。変わらない木曜日の日課。

    実は昨日も「共楽」に行ったのです。水曜日は定休日なのね。大失敗でした。

    (昨日の休業)

    そして、今日の話しはみんな嫌い、税金や社会保険料の支払いの話しです。何故なら6月にはぞくぞくと各行政から向こう1年の請求書が届くのでね、この話し。

    自分に届く支払いはこんな感じ。

    • 東京都の固定資産税
    • 住民税
    • 国民健康保険

    この中で金額的に一番高額なのが、国民健康保険料です。どうしてこんなに高額なのかね

    そして、昨年まではモバイルレジのアプリ経由でクレジットカードで支払っていたのです。この支払い方法の欠点はクレジットカード払いの手数料が数%上乗せされることです。

    そして、今年届いた請求書で確認すると、すべてスマホ決済で決済できそうなのです。この決済だと余分な手数料が徴収されないのです。知っている人には釈迦に説法。

    自分の感覚として、請求書のスマホ決済で一番スムーズなのが(相性がいいのが)、“楽天ペイ”なのです。

    現在は楽天ペイで支払えば、最大1.5%のポイント還元もあるし、余分な手数料もとられないしね。

    だけど驚くことを発見したのです。今発売中の「日経トレンディ 2024年7月」号の“5大ポイント経済圏を使いこなす”という特集記事です。

    その中の、“ポイ活達人の裏技”に驚愕したのです。こんな裏ルートがあるというのです。一例です。

    • (計3%還元) JAL PAY × WAON ルート
    • (計2.5%還元) JAL PAY × ANA PAY × 楽天Edy ルート

    すごいことを考える人がいるね。自分が思ったのは、上記の2.5%ルートは楽天EdyのところでAndroidスマホが必須でなければ魅力を感じたのですが。

    結論としては、最も手間いらずで楽天ポイントが1.5%還元される楽天ペイにしようかと思案中です。3%還元ルートはミニストップ店舗にいかないといけないのが、ネックです

    こんな裏技、どれもすぐに改悪されそうな予感。

    クレジットカードの海外事務手数料、マイルやポイントも考慮すべきだよ

     



  • 「キッチンから花束を」を観る、“ふーみん”さんの腕の太さに職人を感じたよ

    「キッチンから花束を」を観る、“ふーみん”さんの腕の太さに職人を感じたよ

    2024年6月13日(木)

    昨日はトノバンこと加藤和彦さんのお話しでしたが、今日は一転して“ふーみん”の話しだよ。

    “ふーみん”と聞いて骨董通りのグルメのことを思い出した方は食通だね、そうでもないか。

    “ふーみん”とムーミンは違うんだよ、これ大事

    というわけで本日は“ふーみん”のドキュメンタリー映画の話しです。

    • 「キッチンから花束を」

    その映画を先週、劇場に観に行ったよ。話しはこんな感じ。

    東京・南青山で多くの人々の食卓的存在となってきた中華風家庭料理店「ふーみん」と店主の「ふーみんママ」こと斉風瑞(さいふうみ)さんにスポットを当てたドキュメンタリー

    日本で台湾人の両親の間に生まれ育った斉風瑞さんが1971年に開店した「ふーみん」は、連日長い行列ができる超人気店として50年にわたり愛され続けている。看板メニューの「納豆チャーハン」や、イラストレーターの故・和田誠さんが生み出した「ねぎワンタン」など数々の名物料理で知られ、料理研究家の平野レミさんや絵本作家の五味太郎さんなど著名なクリエイターや文化人にも同店のファンは多い。斉風瑞さんとその家族を3年半にわたって取材し、数々の証言を交えながら、さまざまなメニューが生まれたエピソードや彼女と料理の原点についてひも解いていく。

    これまで多くのCMやミュージックビデオを手がけてきた映像ディレクター・菊池久志が監督を務め、俳優の井川遥がナレーションを担当。

    2024年製作/89分

    観ての感想。名物のメニュー皿がアップにされるシーンが10皿ぐらいありますが、その料理が際立っています、まさにヨダレもの。これだけ見に行っても楽しめます。

    それと、ふーみんさんの体は小さいのに、あの腕の太さには参りました。本当に鍋を50年振り続けている人の偉大さ。足元にも及びません。

    ふーみんのレストランを知っている人には10倍楽しめる映画だと思います。素直によいドキュメンタリーでした。“ねぎそば”喰いてえな

    ここからは自分のこと。自分的にはこの「中華風家庭料理 ふーみん」さんとはあまり相性がよくないのです。10年前までは「ふーみん」から歩いて2分のところに住んでいたのですが。あまり感じのよくないサービスの人に出会ったからかな。料理も自分的にはドキッとするおいしさはなかったのです。

    銀座で観たのですが、観終われば町中華に行きたくなります

    銀座ならここしかないでしょう。東銀座の「萬福」です。3年ぶりの訪問かな。いつもは毎週、手前の「共楽」なのでね。

    瓶ビールを1本。サッポロの赤星です。背筋が伸びるビールだね。ラーメンは王道の「中華そば」(800円)をいただきました。

    自分としてはやっぱり共楽かな、失礼しました。

    町中華のない表参道、暮らしてみると生活しにくい街、庶民スーパーが必要だよ

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  • トノバンこと加藤和彦のドキュメンタリー、時代というかノスタルジーを感じたよ

    トノバンこと加藤和彦のドキュメンタリー、時代というかノスタルジーを感じたよ

    2024年6月12日(水)

    先週こんなドキュメンタリーを劇場で観たよ。

    • 「トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代」

    もちろん加藤和彦という名前は知ってはいましたが、時代的にはあまり接点がなかったかな、自分としては。その世界観もね。「ザ・フォーク・クルセダーズ」は自分と年代的にかなり違うし、「サディスティック・ミカ・バンド」はその音楽性があまり自分の趣味ではなかったので。

    そんなよく知らない加藤和彦のドキュメンタリーが製作されたので、足を運んだ次第です。

    2009年没。享年62歳。死因は自殺とのこと

    ドキュメンタリーはこんな感じ。

    日本のポピュラー音楽史に残る数々の名曲を生んだ音楽家・加藤和彦の軌跡をたどったドキュメンタリー

    「ザ・フォーク・クルセダーズ」や「サディスティック・ミカ・バンド」など時代を先取りした音楽性で多くの人々に影響を与え、「トノバン」の愛称で親しまれた加藤和彦。日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景をとらえた貴重な映像、日本のポップスの金字塔といわれる“ヨーロッパ3部作”に隠された逸話などを紹介。さらに、不朽の名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」を新たにレコーディングし、さまざまなジャンルのミュージシャンによって進化する楽曲の姿を映し出す。

    ミュージシャン・高橋幸宏が加藤に寄せた思いから映画の企画が立ち上がり、「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」の相原裕美が企画・監督・プロデュースを担当した。

    2024年製作/118分

    映画で知ったこと。

    竹内まりあのデビューシングル「戻っておいで・私の時間」は、作詞: 安井かずみ 作曲: 加藤和彦というすごい組み合わせだったんだね。ちなみに「不思議なピーチパイ」もこの2人のコンビです。映画にはその辺りの逸話も聞けますよ。

    自分的には冒頭で述べた通り、あまり聴き込んだという人ではないのですが、晩年はよくセレブ雑誌でそのライフスタイル、いわゆるヨーロッパ志向の強いということで見かけていましたね。

    そして、自分的にはこの加藤和彦が死ぬ前に軽井沢で会ったという人のことを知っているのです。何かの縁でこの話しの顛末を知っているのです。

    そして、ミカバンドの福井ミカさんも波乱万丈の人生を送ったんだね。

    時代を感じさせるドキュメンタリーでした。

    劇場は白い髪の年配の方がたくさんいらっしゃって、びっくりでした。

    「愛と哀しみのボレロ」を劇場で観たよ、まさにこれを観ないでに死ねるか

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  • “午前十時の映画祭”で小津安二郎の「宗方姉妹」を観たよ、傑作だった

    “午前十時の映画祭”で小津安二郎の「宗方姉妹」を観たよ、傑作だった

    2024年6月11日(火)

    週初めの月曜日です。6月も中旬なのに、首都圏はまだ梅雨入りではないのね。

    本日もまずは映画のお話しから。今回の「午前十時の映画祭」のラインナップは渋い映画週間だね。上映しているのは、小津安二郎の「宗方姉妹」です。ここ1年間で小津監督の作品は集中的に劇場で観たのですけど、この作品は観たことありません。

    本当に楽しみに日本橋のTOHOシネマズに行ったよ。この映画の背景はこんな感じなんだね。

    対照的な姉妹の生き方を通して当時の社会を浮き彫りにした小津安二郎監督の異色作。松竹を離れ、小津が初めて新東宝で撮った作品。主演の田中絹代は、『大学は出たけれど』(29)から『風の中の牝鶏』(48)まで、数々の小津作品に出演。1949年、戦後初の日米親善大使として渡米、帰国後に初主演したこの作品は年間配収1位の大ヒットとなった。

    映画の紹介タイトルには、“対照的な姉妹の生き方を通し、当時の社会を浮き彫りにした小津の野心作”とあります。

    あらすじはこんな感じです。

    何事にも保守的な節子(田中絹代)は、自由奔放に生きる妹の満里子(高峰秀子)と同居して面倒を見ている。夫・亮助(山村聰)が失業中なので節子はバー勤めをしているが、満里子には皮肉屋の夫に黙って仕えている姉のことが理解できない。京都にいる父・忠親(笠智衆)が余命いくばくもないと知った節子は、妹にはそのことを伏せ、二人で京都に赴く。そこで節子は初恋の相手であり、今は家具店を営んでいる田代(上原謙)と再会する

    はっきり言いますが、名作でした。田中絹代は初めてじっくり観ましたが、確かに名女優です。納得しました。高峰秀子のコミカルな役は他でも代役は効きそうですが、田中絹代はこの役だよね。そして、父親役で笠智衆がいれば、映画としては格が一段落上がること間違いなしですね。しかし、上原謙もあの難しい役で、サラッする演技はすばらしい。

    この映画の本題、姉妹の考え方ですが、どちらが古いのか、新しいのか、自分には回答ではないね。

    ヴィム・ヴェンダースが小津に惚れ込むのもわかるよね、やっぱり外国でも欧州でないとこの良さは理解されないよね。

    観終われば、いつものように日本橋室町の「ますたに」へ。ほてった体をビールで冷まします。いつもの“ますたにラーメン”、やっぱり美味しです。

    そして、今日は訃報を。

    先週に知ったのですが、あのサックス奏者のデビット・サンボーンがお亡くなりになったとのこと。享年78歳とのこと。あの都会的なAORの極地のサンボーン節が聴けなくなると寂しくなるね。

    是非、渡辺貞夫さんには長生きしてほしいね。

    小津の「晩春」を映画館で初鑑賞、原節子の顔立ちは派手なんだね、ビックリ

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  • キャグニー主演の「白熱」はピカレスク映画の大傑作、ぶったまげたよ

    キャグニー主演の「白熱」はピカレスク映画の大傑作、ぶったまげたよ

    2024年6月10日(月)

    はや週末です。1週間が経つのは早いね。 そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。DVDを土日に1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。

    今週観た映画はこちら。

    • 工作 黒金星(ブラックビーナス)と呼ばれた男
    • 白熱(原題: WHITE HEAT)

    「工作」はいわゆる韓国から北朝鮮へ入るスパイものです。おそらく描かれているのはかなり事実でしょう。一番興味を持ったのが、金正日に面会する場面だね。おそらくあんな雰囲気の宮殿なんだろうね。端から見ると、北朝鮮のそんな光景がすべて滑稽に見えるよね。

    まあ当事者にしてみれば、すべてが死と裏腹なんだろうね。金正日と目を合わせるな、第2ボタンに視線をね。

    映画としてはどうなのかな、あんまり韓国人以外興味がわかないかな、そもそも金大中の立ち位置がわからないのでね。

    次に観た古い映画の「白熱」は傑作でした。製作は1949年だよ。ジェイムズ・ギャグニーは偉大なり、を再発見しました。

    話しはこんな感じ

    悪事なら何でもござれの偏執的かつマザコンの凶悪犯罪者コディ(ジェームズ・キャグニー)。警察はハンク(エドモンド・オブライエン)をスパイとして彼に接近させていく。一方コディの妻ヴェルナ(ヴァージニア・メイヨ)は手下のエド(スティーヴ・コクラン)と通じて夫を亡き者にしようと図るが…。
    ギャングスターとしての名声をも持つ名優J・キャグニーの戦後を代表するピカレスク映画の大傑作

    ここで彼は映画史上に残る極上のワルを嬉々として演じきっており、その非情さ壮絶さは暴力描写がまかり通る現代の映画でもお目にかかれないほど。名匠ラオール・ウォルシュ監督の演出はシンプルで力強く、過剰なお仕着せもない。現代のバイオレンス映画がもっとも回帰すべき点を如実に示す名作

    監督: ラウール・ウォルシュ

    1949年にこんな凝った映画を撮っていたんだね。ジェイムズ・ギャグニーとバージニア・メイヨ(妻役)の魅力爆発です。話しが凝っていすぎて、びっくりです。大傑作です。

    そして、土曜日の夕食です。本日は1週間前のバンコクを懐かしんで、タイ料理店へ。

    六本木の「ジャスミンタイ 六本木店 」(JASMINE THAI)へ。19時に3名で予約して訪問です。

    お店の雰囲気とメニューを見て、はずれのない典型的な高級タイ料理店ですね。タイ大使館御用達だもんね。注文したのは、

    • 豚肉と野菜のサラダ
    • プーニムパッポンカレー/蟹のカレー炒め
    • 空芯菜炒め
    • フレッシュマンゴと餅米添え

    パッポンカレーは上品な盛り付けで量は少なめかな。空芯菜炒めはさすがの上品さです。

    白ワインも頼んでご機嫌な土曜日の食事でした。3名で9,600円ほどのお勘定でした。

    ご馳走様でした。

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

     



  • 「マッドマックス フュリオサ」は自分には理解不能、AC/DCの音楽と思えばいいのか

    「マッドマックス フュリオサ」は自分には理解不能、AC/DCの音楽と思えばいいのか

    2024年6月9日(日)

    木曜日はいつものとおり、1週間で唯一、ルーティーンのある日です。 銀座の絵画教室に出かけます。本日は全3回で描くベニスの風景を書く3回目です。この絵はマンガペンというもので描いた今日は最終日の水彩の着色です。こんな感じの絵に仕上がりました。

    今回の肝は、数枚のベニスの写真の中から自分で構図を切り取って、好きなように描くということです。

    教室には10名ほどいますが、みんな構図のとり方が違って面白いね。

    そして、お絵描きが終われば、これまたいつもの遅いランチです。銀座の老舗ラーメン店の「共楽」さんへ。まずはビールから。カウンター席でまったりですが本日は満席です。

    おばちゃんの捌きがすごいよね、感心します。ビールを飲み終わる頃に、“麺お願いします”のコールです。 いつものように、“ワンタンメン”です。いつもの変わらぬおいしさです。

    そして、本題です。本日は週初めに観た映画から。今日はこれだよ。

    • 「マッドマックス フュリオサ」(Furiosa: A Mad Max Saga)

    映画のまえがきはこんな感じ。

    2015年に公開され、日本でも熱狂的なファンを生んだジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。同作に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語を描く

    世界の崩壊から45年。暴君ディメンタス将軍の率いるバイカー軍団の手に落ち、故郷や家族、すべてを奪われたフュリオサは、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになる。狂ったものだけが生き残れる過酷な世界で、フュリオサは復讐のため、そして故郷に帰るため、人生を懸けて修羅の道を歩む。

    「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ではシャーリーズ・セロンが演じ、強烈な存在感とカリスマ性で人気を博した女戦士フュリオサを、今作では「クイーンズ・ギャンビット」「ラストナイト・イン・ソーホー」などで人気のアニヤ・テイラー=ジョイが新たに演じた。ディメンタス将軍役で「アベンジャーズ」「タイラー・レイク」シリーズのクリス・ヘムズワースが共演。1979年公開の第1作「マッドマックス」から「マッドマックス 怒りのデス・ロード」まで一貫してメガホンをとっている、シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが、今作でも監督・脚本を務めた。

    2024年製作/148分/PG12

    自分は劇場でマッドマックスを観たのは初めてかな。DVDでもほとんど観たことないのですが。

    観ての感想は、あらすじはもうどうでも良い。この監督のセンスに付き合うしかない映画だよね。但し、映画館の大スクリーンと音響で観るべき映画。まさにAC/DCと同じく、マンネリがいいんだよね、オーストラリアだものね

    自分には理解できない話しと映像だけど、まあいいか。AC/DCだものね。

    オーストラリアが産んだ偉大なマンネリ、偉大なり

    2004年の夏、ベニスのリド島の映画「ベニスに死す」の舞台となった「ホテル・デ・バン」に泊まった。が今は、高級マンション

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  • 久々にAPPLE製品のクーポンに惹きつけられて、UCプラチナカードを申し込んでみた

    久々にAPPLE製品のクーポンに惹きつけられて、UCプラチナカードを申し込んでみた

    本日は本当に久しぶりにクレジットカードの話しです。

    久しぶりに新しいカードに興味を持って、クレジットカードの申し込みをしたのでした。そのカードとは、

    • UCプラチナカード

    です。UCカードのプロパーのプラチナカードは聞いたことがありませんので、今回は満を持して発行したのかな。

    基本スペックはこんな感じ。

    • 年会費 16,500円(税込) 家族カード 3,300円
    • 対象ブランド VISA

    海外・国内旅行傷害保険については、カードでの支払いが必要となります。

    • 旅行代金をUCプラチナカードでお支払いいただいた場合に、海外旅行では最高1億円、国内旅行では最高5,000万円の傷害死亡・後遺障害の補償

    これも年会費が安いプラチナカードなので、仕方ないところなのかな。

    自分がこのカードを申し込もうと思った理由は、この“新規入会キャンペーン”に目がくらんだからなのです。

    • 条件達成で、APPLE製品の購入で使える40,000円分のクーポンをプレゼント
      • カード入会申込月の翌月から4ヵ月間のご請求金額合計が税込21万円以上の方(ショッピング利用)
      • クーポンはポイント交換サイト「STOREE SAISON」内の 「Apple Rewards Store」でApple製品のお買い物でのみ利用可能
    • 初年度年会費無料

    この初年度年会費が無料でAPPLE製品の40,000円クーポンがもらえるなら、申込みありと判断したのでした。AirPod Proでも購入すればよいかと。

    カードもこんな感じでシンプルでいいしね。持っていて損はないかと。

    肝心のポイントですが、このカードは常時2倍のポイントが貯まるとのこと、つまりショッピング利用合計金額1,000円につき2ポイント貯まります。

    ただ、UCポイントのマイルへの交換率が悪い

    • ANAマイル交換  1ポイント=3マイル
    • JALマイル交換   1ポイント=2.5マイル

    ということは、ANAマイルでも100円につき0.6マイルしか貯まらないことになります。

    この先どうするかは別にして、入会キャンペーンゲットのハードルも低いし、申し込みたくなるカードですね。

    ところで自分の現在のクレジットカードのメインとサブはこんな感じ。

    • (メイン)ANA VISAプラチナ SFC プレミアムカード
    • (サブ1)JALカード TOKYU POINT JGC CLUB-Aカード(master)
    • (サブ2)セゾンプラチナ・アメリ力ン・エキスプレス・カード

    この3枚のカードがあればマイルが貯まるし、国際ブランドも分散されて自分にとっては一番心地よい状態なのですが、あえてUCのプラチナカードに申し込んでみた次第です。

    発行されるのかな。

    [追記]

    この記事をアップして1日後にUCプラチナカードの申し込みページを見てみると、“ご好評につき本キャンペーンの新規受付は終了しました”の文字が。

    あまり見かけないよね、こんなこと。ということは申込人数が多ければ、まずいキャンペーンだったのかな、カード会社側にとってね。

    クレジットカードの海外事務手数料、マイルやポイントも考慮すべきだよ





  • [搭乗記]バンコク-羽田 エコノミークラス JL034便(復路)

    [搭乗記]バンコク-羽田 エコノミークラス JL034便(復路)

    2泊4日の慌ただしいバンコク滞在を終え、空港に向かいます。マッサージと新記レストランのローストダックを堪能した充実の実質3日間の滞在でした。

    唯一の不満は、ホリデイイン スクンビットのレイトチェックアウトが渋くて、粘って交渉しても14時30分だったことぐらいかな、まあ些細なことですね。

    本日の帰国便は深夜発のレッドアイ便です。

    • JL34便 バンコク(22:05)→ 羽田(06:20)

    市内から空港に向かうのは公共交通機関です。スクンビットからは1時間20分ぐらいで到着しますね。夕方のラッシュでかなり混雑していました。東京の満員電車なみです。

    空港へはきっちり出発の3時間前に到着したのですが、すでにJALカウンターはオープンしてエコノミーのチェックインは行列です。20分ぐらい並んだかな。

    今回はすぐに無事チェックインできました。半年前はノーショーで空き席が確定するまでチェックインできなかったのでね。

    特にすることもないので、すぐに制限エリアに入ります。ラウンジでまったりしようと思って。JGCのステイタスは持っているのですが、あえてライオリティ・パスで入室できるDコンコースの「Miracle Lounge」(ミラクル・ラウンジ)を目指します。

    JALはEコンコースなのでね。

    自分はこのラウンジは初めてかな。入室時は空きが目立っていましたが、時間が経つにつれて満室ぐらいになったよ。

    ここの良いところは、麺コーナーがあるところです。やっぱり一口、麺があると落ち着くよね。食事も問題ないくらいに揃っています。2時間まったりするには良いラウンジです。

    特に、スワンナプーム国際空港はラウンジも多数あるので、逃げ場があっていいよね。1月前のマレーシアのコタキナバルの空港ではえらい目にあったものね。

    飲んだくれていると、そろそろ搭乗の時刻が迫ってきました。

    本日も定時出発のようです。搭乗は最後の第5グループでした。本日の便もほぼ満席のようです。何とか乗れてよかったよ。(この気持ち、事情がわかる人にはわかると思います)

    そして、こちらの便は離陸後すぐに、食事が提供されます。選択なしの1択です。

    “鶏のそぼろ丼”とのこと。まあ、何でもワインをいただければ美味しくいただけます

    小皿の抹茶そばとポテチが安定の美味しいでした。そろそろビジネスクラスでヨーロッパに行きたいね。

    かなり揺れるところもありましたが、まあ定刻どおり、羽田に無事到着です。やっぱり羽田は都心に近いだけに、早朝着でも安心感があるよね。

    次は6月末にまたフィンランドのヘルシンキを予定しています。行けるかな。

    [搭乗記]コタキナバル- 成田 エコノミークラス MA80便 2024年4月(復路)

     



  • [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

    [バンコク旅行記2024-3]新記のローストダックは世界一、もう地上の天国だよ

    昨日はバンコクでマッサージ三昧の日々のことを報告しました。

    本日はグルメの話しです。お昼の12時にマッサージの予約を入れ、1時間半のマッサージを終えてから、ランチです。朝食はホテルブュッフェでたんまりと食べますので、この時間が丁度よいランチタイムです。そして、ランチは同じ店に3日続けて行ったよ。まさにマッサージも同じで毎日の定番コースなのです。

    そのランチのお店とは、シーロム地区にあるのローストダックの名店、こちらです。

    • 「新記プラジャック」

    自分たちの毎日の行き方は、ワット・ポーでマッサージを終え、近くのボート乗り場から乗り合いボートに乗船します。ワット・ポーで乗り、途中にアイコンサイアムを通り過ぎ、サトーン船着き場で下船。お店までは徒歩8分かな。この行き方が一番コスパよく、早くていいよ。

    途中でアイコンサイアムに立ち寄ってもいいしね。

    肝心のお店「新記プラジャック」です。いつ行っても絶賛営業中です。もちろんお目当てはローストダックです、自分的にはね。

    はっきり言って、ここのローストダックは世界一です、あの素朴さというか下品さがいいよね。ジューシーで肉がたっぷり付いたローストダックがこの値段で食べれるのです。

    いつも注文したのはこれ。

    • Roasted Duck 中(330バーツ)
    • Pork Wonton with Red Pork (65バーツ)←妻はこれ

    これにチャーンビールの大瓶ビールを2本も飲めば、完全な地上の天国です。

    ローストダックの甘みのあるソース、やはり老舗の力です。バンコクではやっぱりこれです。

    そして、レストランにはもう1軒行ったのです。飛行場に向かう前に腹ごしらえです。スクンビット周辺で良いタイレストランがあればなと思っていました。そして、見つけたのがこちら。

    エムクオーティエデパート内です。他の店とは内装も違い、料理の質も良さそうだったので。

    • 「Luk kai thong」ルーク・ガイ・トーン

    中に入ってびっりしたのは眺めの良さです。お店の名前の “Kai Thong” は黄金の鶏、“Luk” は子どもを意味します。そのため、お店は鳥カゴを模した造りになっており、緑も多くてとてもお洒落な店内です。

    メニューを見てビックリ。ミシュランをもらった料理がたくさんあるのね。その中から自分たちはこの3品。

    こちらの料理はミシュランの星が付いていで、注文してみました。下には太麺があり、スープはフカヒレチックで値段は安く、絶品だったよ。

    連れ曰く、「空芯菜炒め」は今まで食べた中で一番美味しかったとのこと。

    そして、ここの名物は、タイティーのかき氷とのこと。道理で中年3人組が変なものを食べているなと思ったのです。かき氷を食べていたんだな。

    こちらのお店はアイコンサイアムなもあるようです。

    良いお店を見つけたね、バンコクに来たら再訪必死のお店ですね。

    [コタキナバル旅行記4]味雅の海南チキンライスが今まで一番美味いと思ったよ

     



  • [バンコク旅行記2024-2]マッサージ三昧の日々、ワットポーのマッサージだよ

    [バンコク旅行記2024-2]マッサージ三昧の日々、ワットポーのマッサージだよ

    バンコクの旅の話しに戻ります。

    今回の2泊4日の旅でしたことは、非常にシンプルで、マッサージとグルメだけでした。ショッピングはジムトンプソンの本店とアウトレットにも行きましたが、触手が動くものは見つかりませんでした。

    本日はマッサージの話しです。自分たちにとってバンコクでのマッサージはここ一択です。ワット・ポーの外にある「chetawan massage for health」です。

    あのワットポー内にあるマッサージと同じ人達がやっています。前回の旅ではワット・ポー内にある店でマッサージを受けましたが、お店の人からここはワット・ポーの入場料がかかるので、次からは外のこちらのお店に行け、と指示されたのです。

    というわけで、今回の旅でもこちらのマッサージ店に毎日予約して3日間通ったのです。

    初日は早朝にバンコク到着、ホテルに荷物を預かってもらい、そのままマッサージに行きます。スクンビット駅からはメトロで直接ワット・ポーまで行けるのね

    ちなみに今回の旅では東南アジアでは初めてグラブやウーバーを使わず、公共交通機関だけで移動しました。BTS、メトロ、バスと。バンコクは便利だね。

    ワット・ポーというかこちらのマッサージは「サナームチャイ駅」下車だよ。さすがに王宮がある駅だけに、他の駅とは違ってこんな金ピカの構内だよ。

    マッサージやさんも、駅から徒歩3分の距離だよ

    初日こそ予約なしの飛び込みでしたが、妻が前回施術してもらった方の写真を受付で見せれば、その彼が対応してくれたよ。そして、自分たちが受けたのは3日間ともこのマッサージです。

    • Thai Massage with balm 90分 870バーツ

    メニューを見るたびに大麻オイルはどんなのかなと思うのですが、チキンの自分には無理かな。こちらのマッサージのいいところは、本当に時間通りきっちりとしたマッサージ施術をしてくれるところです。仲間内のおしゃべりもなくてね

    こんな感じで毎日予約して、3日間通ったよ。東京にこんなマッサージやさんがあれば天国なのにね。

    そして、帰国日のホテルをチェックアウトして空港に向かう前に最後の一揉みです。

    3日間通ったワットポーのマッサージの支店のスクンビット店です。スクンビットのホリディインからも徒歩圏で便利です。こちらのマッサージやさんは初めてです。

    メニューは写真撮影禁止です。自分たちは1時間のコースです。30分の足の角質取り、30分のマッサージです。1人350バーツ。現金のみでクレジットカードは利用不可

    角質取りは7-8年前の香港以来です。そして角質が取れるわ、取れるわ。

    たまにやらないといけないね。

    こんな感じでマッサージ三昧でした。

    [バンコク旅行記1]バンコクでのクレカのキャッシング、手数料220バーツは請求なし

     



  • 「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ

    「ハリーとトント」は人生の渋みをしみじみと感じさせる良い映画、捨てたもんじゃないよ

    2024年6月3日(月)

    はやもう6月です。時の移ろいは早いね。来月はオリンピックだよ。

    そして週末の過ごし方はほぼルーティーンです。DVDを土日に1本づつ視聴して、土曜日は外食に出かけます。今週観た映画はこちら。

    • ハリーとトント
    • 刑事ジョン・ブック/目撃者

    「ハリーとトント」は全くのノーマークでした。淀川長治先生がその昔推奨されていたので今回観てみたのです。話しだけ聞くとなんかつまんなさそうです。

    こんな映画です。

    第47回アカデミー賞(R)主演男優賞受賞! 老人と猫の旅を通して人生の哀歓が情感豊かに描かれた、名匠ポール・マザースキー監督の傑作ロード・ムービー

    愛猫のトントと一緒にニューヨークのマンハッタンに住む72歳の老人ハリーは、行政の区画整理のためアパートから強制的に立ち退きを迫られる。やむなく彼はトントを連れて長男の家に行ったものの、そこで嫁に気兼ねし、結局実娘シャーリーを頼ってシカゴに赴くことに。その旅の途中で拾ったヒッピー少女や、初恋の女性との再会。さらにはアリゾナ、ロスと旅を続けることになるハリーは、さまざまな人々と心通わせていくのだが……。

    心に刺さる映画でした。映像もテキパキと展開し、女々しいところがないのが特にいいです。

    内容的には本当に何もないのですが、そこがいいよね。主演の俳優もいい味を出しています。

    自分的には、スケアクロウより傑作だと思うのですが。

    「刑事ジョン・ブック/目撃者」は監督目当てですピーター・ウィアーね。先日劇場で観た「ピクニックatハンギング・ロック」が非常に良かったのでね。この目撃者も映像的には似ていますね。静謐な映像処理がお得意ですね。内容的には安易なストーリー展開ですが、まあ楽しめる映画です。ハリソン・フォード若いね。

    そして土曜日の夕食は「東京バル Ajito 六本木」へ、前から気になっていたお店です。

    • 東京都港区六本木4-5-2 六本木Uビル 2F

    一応、前日にネットから予約して伺いました。2名で19時に訪問です。

    入店してビックリです。若い人で店内はほぼ満席で、実に活気があります。大変な人気店のようです。そして、人気の訳がすぐにわかりました。リーズナブルな価格設定、スピーディーなサービス、お味もいいしね

    注文はQRコードで注文です。特に関心したのは、飲み物は注文するといの一番で提供されます。わかっているね。注文したものはこんな感じ。

    • 北海タコとハラペーニョのマリネ
    • フレッシュオイスター
    • ムール貝蒸し
    • マルゲリータのトルティーヤピザ
    • 柔らか牛ハラミステーキ

    グラスワインを何杯飲んだのか記憶にありません。

    だけど、お会計だけは覚えているよ、何たって8,888円というビックリ数字だったのでね。

    良いお店を知りました。再訪は必死ですね。ご馳走様でした。

    「ピクニックatハンギング・ロック」は事件も謎だけど、映画も不思議な感覚

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  • 映像も余韻も心がまさにざわつく映画だよね、まさに快作「関心領域」

    映像も余韻も心がまさにざわつく映画だよね、まさに快作「関心領域」

    2024年6月1日(土)

    バンコクの旅のブログが始まっていますが、今日は急遽、映画の話しを。

    バンコクから帰国してすぐに観に行きたかったのが「関心領域」(原題:The Zone of Interest)です。やっぱりカンヌとアカデミー受賞作には敬意を払います。

    映画はこんな感じ。

    「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」のジョナサン・グレイザー監督がイギリスの作家マーティン・エイミスの小説を原案に手がけた作品で、2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞。ホロコーストや強制労働によりユダヤ人を中心に多くの人びとを死に至らしめたアウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る一家の日々の営みを描く。

    タイトルの「The Zone of Interest(関心領域)」は、第2次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉で、映画の中では強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしを描いていく。

    カンヌ国際映画祭ではパルムドールに次ぐグランプリに輝き、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の5部門にノミネートされ、国際長編映画賞と音響賞の2部門を受賞した。出演は「白いリボン」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」のクリスティアン・フリーデル、主演作「落下の解剖学」が本作と同じ年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したサンドラ・ヒュラー

     

    観ての感想。話しはもちろんシンプルです。アウシュビッツ強制収容所のヘス所長の家族の模様を淡々と描きます。歴史の細かいことを知らないのですが、この所長はすぐに亡くなったのかな、あの描き方からして。

    感触はザラつく不思議な終わり方ですね。結論めいたことは一切なし。カメラワークも秀逸です。ほとんどアップなしの、無関心を装うような引いたカメラワークに終始しています。

    結局、この所長も組織の一員で職務を完璧にこなした組織の一つのコマということかな、異動辞令もあり、組織ありき。だけど、ヒムラーとヒトラー、本当に誰が組織を動かしていたのかな、もう指揮命令系統が分かるようでわかりません

    展開展開で単色のスクリーンが続く構成。音楽の不器用和音。あのアニメの少女の描き方、何を表しているのか、自分にはわかりませんでした

    最後のエンドロールを観て、奥さんはサンドラ・ヒュラーなのか、今、ドイツの中年女役をやらせたらこの人ピカ一だよね、美人ではないけれど。

    だけどお母さんはどうしていなくなったのかな、理由がわかりません。

    いろんな含蓄を含む映画で、まさしく快作で不思議な余韻を残す映画です。監督の十中にハマっているね。

    観終われば、ざわついた心を鎮めに渋谷の「喜楽」へ。なんと、窓には喜楽グッズの販売が始まっています、やり過ぎ、だけど売れると思う。

    14時ですので、待ちなしでカウンターへ。チャーシュー麺美味し

    ざわついた心を鎮めてくれました。ご馳走様でした。

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  • [バンコク旅行記2024-1]ホリデイイン  スクンビットはアクセスの良さとコスパ

    [バンコク旅行記2024-1]ホリデイイン スクンビットはアクセスの良さとコスパ

    2024年5月下旬のバンコクの旅です。

    本日の話しはホテルなのですが、この時期は雨季に入っていますが、暑さというか蒸し暑さは半端ではないね、とても呑気に観光できる環境じゃあないよね。殺人的な蒸し暑さで30分も外にいればもうダメです。

    ホテルの話しと言えば、現在自分がステイタスを持っているのはIHGとhiltonとBonvoyのみ。IHGだけが最高位のダイヤモンドエリート。そうなると、どうしてもIHG系が最優先になるんだね。そして、無職ともなれば、やっぱりその中でもホリデイ・インが第一ターゲットです。

    前回の2023年12月の時は「ホリデイ・イン バンコク シーロム」Holiday Inn Bangkok Silomに宿泊したのでした。そして、バンコク市内にホリデイ・インは上記のシーロムとスクンビットにもあります。

    そして、また同じホテルに泊まっても芸がありませんので、今回はスクンビットの方に宿泊したのです、2泊ね。

    • 「Holiday Inn Bangkok Sukhumvit」 (ホリデイイン バンコク スクンビット)

    1泊は2,975バーツ(約12,700円)税金等すべて含む。一方、シーロムのホリディインの方は20%ぐらい安いですね。このお値段で2名分の朝食が含まれていれば(エリート資格で)、格安です。まあ、誤差の範囲で、自分の用途に合わせればよいかと。だけど、タイは競争が激しく、ホテル代がバカ高くなくていいね。

    クセス的には、BTSのアソーク駅とプロムポン駅の中間、プロムポンから徒歩6分、アソークからは徒歩8分、メトロのスクンビット駅からも徒歩8分。要はBTSもメトロも使えて超便利です。

    ホテルに隣接してエムスフィア (Emsphere)というショッピングモールもあるしね。食べ物には困りません。

    肝心のホテルです。1階はコンシェルジェカウンターがあり、チェックインは9階です。高層ビルなので豪華なロビーとかはありません

    自分たちのお部屋はBTSを下に見る25階の部屋でした。お部屋はこんな感じで全く問題はありません。但し、ほとんどのお部屋でバスタブはないと思います。シャワーの出は、不満を言うほどではないと思います。但し、テレビは小さい壁掛けかな。

    一言で言うと、ホリデイイン スクンビットは設備とかは多少年季も入っていますが、都心の機能的なホテルでしょう。

    朝食です。朝食は8階です。

    オムレツや麺コーナーもありますが、まあ可というレベルかな。特に特筆しておいしいものはありません。皆さんが指摘する、プールが朝食会場の前にあります。だけど、雰囲気はいいよ。

    おいしい朝食をいただきたいなら、外に行ったほうが良いと思います。自分たちは無料なのでその選択肢はありませんが。

    そして、レイトチェックアウトは14時までが限度のようです。(シーロムの方では16時でもOKでしたが)

    あと部屋では日本のコンセントが普通に使える仕様でした。

    総評です。

    (ホリディインのシーロムとスクンビットの比較)

    • お部屋料金的には、20%ほどシーロム安い
    • お部屋とロビーはシーロムの方がゴージャス、朝食もシーロムがよい
    • 但し、アクセスの良さと繁華街に近いのはスクンビット、例えて言うならスクンビットが新宿ならシーロムは代々木的な立地かな

    結論としては、旅行の目的に合わせて選べば良いかとね。

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  • [搭乗記]羽田- バンコク エコノミーククラス JL033便 2024年5月(往路)

    [搭乗記]羽田- バンコク エコノミーククラス JL033便 2024年5月(往路)

    本日から急遽、タイのバンコクに2泊4日の弾丸旅行に出かけることにしたのでした。

    何故なら、今、IHGで25%割引のセールとTopCashBackの15%キャッシュバックが利用できたのでね。往復とも機中泊というフライトです、この歳ではキツイね、だけどしかたないね。

    • JL33便 羽田(01:20)→ バンコク(05:50)

    所要時間は6時間30分。バンコクは昨年の12月以来です。

    最近は成田発が多かったので、出発前の楽しみ、プライオリティパスで無料のお好み焼きが食べれないのは少し残念です。

    羽田に到着して失敗がもう一つです。第3ターミナルでチェックインを先に済ませ、小腹がすいたので、出発前にうどんでも食べようかと思い、第2ターミナルへ移動して丸亀製麺にお邪魔しようかと。閉店時間は22時との記載があったので、大丈夫だろうと。到着したのが21時35分です。店の入り口には本日の営業は終了しましたの看板が。おそらく21時30分にはオーダー受付が終了するんだね。

    というわけで、制限エリア内のラウンジへ、プライオリティパス利用です。

    いつものように「TIATラウンジ」に行くと、工事か何かでプライオリティパス利用は「SKY LOUNGE SOUTH」に行ってくれとのこと

    そしてこちらのラウンジを使うのは初めてですが、カレーやおにぎり、一品料理なども数種類あり、食べ物はTIATより充実しているね、特にカレーの味はgoodだよ

    キャパはそんなに広いとは言えませんが、JAL・ANAラウンジのように快適に過ごせますね

    2時間ほど飲み食いしていれば、あっという間に搭乗時間の深夜1時です。

    座席はいろいろ理由があって最後尾あたりの55Eです。

    乗ってみてわかったのはバンコク便、やっぱり恐るべしです。ほぼ満席なのです。

    そして、この便はさすがに深夜便ですので、離陸後のサービスは軽食、飲み物とおつまみ、それとアンパンの提供でした。食事は到着2時間前の朝食でした。やっぱりこの方が体に良いよね。そして、食事は選択枝なしのオムレツとソーセージのセットのみです。

    意識高い系エコノミー食よりこちらの方が安定のおいしさだよね。

    というわけで定刻どおり、バンコクはスワンナプーム空港に定刻通り到着しました。

    イミグレーションは早朝ということもあり、行列なしで本日も通過です。

    ピックアウトする荷物もありませんので、そのまま鉄道でスクンビットに向かいます。Makkasan駅で乗り換えです。早朝の鉄道なのに、電車は大混雑です。

    というわけで本日より数回、タイ・バンコクの旅行記が続きます。

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