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  • すごいものを観せてもらったよ、世田谷美術館「マルク・シャガール展」天才だよね

    すごいものを観せてもらったよ、世田谷美術館「マルク・シャガール展」天才だよね

    2023年8月23日(水)

    本日は美術展に行ってみようかな、と思ったのでした。自分的にはあまり相性というかいいイメージほもっていなかったマルク・シャガールです。今まで真剣に見た記憶はないのですが、何かフェミニンというか妖精が空を飛んでいるイメージの絵しか思い浮かばないのです。

    こんな食わず嫌いですが、これではいけないと思い、今、世田谷美術館で絶賛開催中のこの展覧会です。

    • 「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」 神奈川県立近代美術館コレクションから
    • 2023年7月1日(土)~8月27日(日) もうすぐ終わるよ
    • 入場料 大人1,200円

    世田谷美術館は田園都市線の用賀駅下車、徒歩17分です。17分ですが、歩道がきれいで歩くには苦のない散歩道ですね。世田谷美術館は昨年の1月に訪問した「グランマ・モーゼス展」以来です。

    到着したのはお昼の12時。予約なしでガチ訪問です。待ちもなく、直ぐ館内に入れました。館内はほどよい込み具合かな。

    そして、備忘録として、こんなカードを持っていると割引になるそうです。

    まずは結論から。今日もすごいものを観せてもらいました。自分の先入観に恥じ入るばかりです。もちろん妖精チックな版画もありますが、「サーカス」などの一連の構図、色使いは天才だと思いました。特に道化師などはピカソの絵の「腕を組んですわるサルタンバンク」より、自分は好きだな。これ版画とは思えないよ。

    自分が特に気に入ったのはこれかな。

    • 寺院とバッカスの話
    • 大きな道化師

    詩情あふれる世界を幻想的で色彩豊かに描いた愛の画家マルク・シャガール(1887-1985)。帝政ロシア領ヴィテブスク にユダヤ人として生まれ、戦禍や革命に翻弄されながらバリやベルリン、ニューヨークヘと活動の地を移した異邦人 画家という境遇も、作品に陰影を与えその妙味を奥深いものにしています。
    シャガールは絵画のかたわら版画制作にも精力的にとりくみ、約2,000点もの作品を手がけるなど、版画の分野でも 大きな足跡を残しました。版元や工房との協働によって生まれる版画作品には、絵画とは一味違った表現と味わいが刻まれています。
    本展では神奈川県立近代美術館の望月冨昉コレクションより、『ダフニスとクロエ』や『サーカス』など各年代と技法を代表する6つの版画集から選りすぐった作品約140点をご紹介し、技法ごとの表現の違いや物語、モチーフ、制作の背景などに注目しながらその魅力に迫ります。

    シャガール、ピカソやマティスと同じ20世紀を代表する芸術家だね。師匠すみませんでした、自分の今までの思い込みを恥じ入るばかりです。解説を読んでいると、ストラヴィンスキーやドビッシーなどとの交流もさもありなんの世界です。

    そして、このチケットで入れる2階の「雑誌にみるカットの世界」もすごかったよ

    最も感銘を受けたのが、「暮らしの手帳」の花森安治さんのカット原画です。この人、すごい人だったんだね。これを観るだけでも1,200円の価値があるね。

    そして魯山人のコーナーもあったよ。お腹一杯になって美術館を後にしました。本当にいいものを観させていただきました、本日も。

    ランチは赤坂に戻って、サカスの美登利寿司でちらし寿司を。14時で約20分待ち。

    火照った体をビールで冷やして、大満足の1日でした。

    「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能



  • 政治家よ、外遊する暇があれば「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」を観ろよ

    政治家よ、外遊する暇があれば「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」を観ろよ

    2023年8月22日(火)

    今日も映画の話しになるのですが、近年観た映画の中でその実在した登場人物に最大の衝撃を受けたのです。現代にこんな人がいたのかと。その映画とは

    • 「シモーヌ – フランスに最も愛された政治家」
    • 2022年フランス年間興行成績No.1 10週連続トップテン入り 240万人動員のロングランヒット

    自分は不覚にもこの人のことを知らなくて、ノーマークだったので、あまり関心がない中で映画を観に行ったのです。日比谷で時間は10時30分の回です。映画館に行ってビックリしたのは、かなり多くの人が詰めかけていたことです。この光景にはビックリです。皆んないい映画を知っているのね。この動員数は綾瀬はるか選手もタランティーノも負けているね。

    何の先入観も持たずに観たので、特別に感動したのです。監督はオリヴィエ・ダアンという人です。

    簡単にシモーヌ・ヴェイユのことを語ると、弁護士で政治家、EUの初代欧州議会議長(直接選挙制のもと)でアウシュビッツの生還者ということかな。

    1974年パリ、カトリック人口が多数を占め更に男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ヴェイユ(エルザ・ジルベルスタイン)はレイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示して「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」と圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。1979年には女性初の欧州議会議長に選出され、大半が男性である理事たちの猛反対の中で、「女性の権利委員会」の設置を実現。女性だけではなく、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など弱き者たちの人権のために闘い、フランス人に最も敬愛された女性政治家。その信念を貫く不屈の意志は、かつてアウシュビッツ収容所に送られ、“死の行進”、両親と兄の死を経て、それでも生き抜いた壮絶な体験に培われたものだった。

    『エディット・ピアフ 愛の讃歌』『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』に続き世紀の女性を描く3部作の渾身のラストとしてオリヴィエ・ダアン監督が完成させた本作は、公開初週NO.1に躍り出た後10週連続トップ10入りのロングランヒット、240万人を動員し2022年フランス国内映画の年間興行成績NO.1の記録を樹立。2017年に89歳で生涯を閉じた際には、国中がシモーヌ・ヴェイユ死去のニュース一色となり、国葬が執り行われ、キュリー夫人などの偉人たちが眠るパンテオンに5人目の女性として合祀されたが、未だその人気は衰えないことが証明された

    アウシュビッツの過酷な体験がこの人の活動の源です。そして全体主義を忌み嫌う精神は鋼のようです。日本の政治家は全員打ち首獄門(皆さん存在自体に恥を知るべきです)ですが、世界中の自由主義社会の政治家も頭をたれるべきです。独裁主義や全体主義に対して明確な意思表示をする人が少ないのは悲しいね、フランスの現大統領も商売のためなら彼の国にひざまずくような発言を平気でするしね

    日本の政治家もフランスに行ってあんな恥ずかしい写真をとるなら、この映画を日本で観て、少しは勉強しろよ。

    だんだん興奮してきましたが。本当に皆さん観るべき映画ですよ。比べることは難しいすですが、戦後の女性政治家ではサッチャーと同格ぐらいのインパクトのある人ですね。

    その後は、今日も銀座の「はしご」で排骨担々麺をね。まずは瓶ビールでのどの消毒です。

    排骨担々麺やっぱり旨すぎです。いい映画の余韻に浸りながら、最高です。

    「お葬式」を観て伊丹十三の偉大さを再確認、結局、日本映画は黒澤と伊丹だけじゃないのかな



  • 日比谷で「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る、これ大傑作だよ、あの人オードリー

    日比谷で「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観る、これ大傑作だよ、あの人オードリー

    2023年8月21日(月)

    本日も酷暑の東京でした。今日も映画館に涼みに出かけようかな。

    その前に閑話休題。先週、劇場での封切りすぐに観に行った綾瀬はるか選手主演の「リボルバー・リリー」ですが、かなり観客動員で苦戦しているという報道がありましたね。やっぱり綾瀬はるかを観る映画としてはいいのですが、ストーリーなどがやっぱりおかしいという批評があるようです。自分と感じた感想をみんな感じるんだね。ちょっと配役もね。

    そして、本日報告する映画も観に行くかどうかかなり迷った映画なのです。その映画とは東宝シネマズで現在上映している、

    • エドワード・ヤンの恋愛時代

    このエドワード・ヤンという監督は台湾の方で相当評価が高いようです。その評価の高さから数年前に自宅でDVDを借りてきて、彼の最高傑作と言われる「牯嶺街少年殺人事件」を観たのです。4時間近い大作です。

    だけどこの映画、どこがいいんだろうという、というのが自分の感想だったのです。おそらく自分はこの監督はダメという評価をしたのです。途中で視聴もやめたしね。

    そんな中でのこの「エドワード・ヤンの恋愛時代」ですので、ためらうのもわかってもらえると思います。そして、何か題名もダサいしね

    あらすじを含む映画について何も知らないで、ガチ鑑賞してきました。

    結果はこの映画は当たりだったね。面白い筋と映画の構成でしたね。日本の恋愛映画とは一味違うよね。何か思想があるというか、なんたって孔子だものね

    だけど、あのチチ役の人は完全にオードリー・ヘップバーンを意識させている姿かたちだよね。

    急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。

    モーリーが経営する会社の状況は良くなく、彼女と婚約者アキンとの仲もうまくいっていない。親友チチは、モーリーの会社で働いているが、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの関係も雲行きが怪しい。

    彼女たち二人を主軸としつつ、同級生・恋人・姉妹・同僚など10人の男女の人間関係を二日半という凝縮された時間のなかで描いた本作は、急速な成長を遂げている大都市で生きることで、目的を見失っていた登場人物たちが、自らの求めるものを探してもがき、そして見つけ出していく様を描いている。

    そして、この映画を観たあとはランチです。日比谷から日本橋へ移動です。何故に日本橋。

    ここには「京都銀閣寺ますたにラーメン」があるからです。暑い夏でも移動するに値します。まずはビールとお新香。1本飲み終われば、ラーメンを1杯。至福の月曜日でありました。

    だけど、amazonでこの「エドワード・ヤンの恋愛時代」の中古DVD、すごい価格になっているね。

    タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな



  • 皆に大人気「美登利寿司」、こんなに待っても食べたい寿司なのかな?

    皆に大人気「美登利寿司」、こんなに待っても食べたい寿司なのかな?

    2023年8月19日(土)・20日(日)

    本題に入る前に、やっぱりこの話題です。一昨日の三笘さんのあの衝撃のドリブルゴールはすごかったね。世界中の空港であのシーンが流れているだろうね。やっぱりプレミアが世界で一番流れるコンテンツだものね。

    暑いので、土日は基本的には部外活動はなしです。自宅でDVD鑑賞をしながら、土曜日の夕食に出かけるだけのいつもの週末です。

    そして、観たDVDはこの2本です。

    • 砲艦サンパブロ
    • 私は死にたくない

    やっぱり監督のロバート・ワイズに敬意を表してです。

    まずは「砲艦サンパブロ」です。主演はあのスティーヴ・マックィーンです。映画は3時間の超大作です。だけどやっぱり鬼門の中国です。大巨匠でも駄目だったね。話しのすじがあまりにつまらなくて、いくらマックィーン主演でもこれではどうしようもないね。

    少なくとも、もっと派手なドンパチを入れないとね。

    続いて「私は死にたくない」です。これも監督はロバート・ワイズです。社会派ものですね。そしてモノクロで、実は実話というもの。これは十分におもしろいと思うのですが、もう少しワルでないと何かさまにならないというか。まあ、これを映画にするのがアメリカの良心なのかな。

    そして、恒例の土曜日の夕食です。昨日のランチで利用した、赤坂サカスの「美登利寿司」です。何故なら、昨日勉強したLineでの予約システムが十分便利と知ってね。実は受付(機械式)だけして、自分の番がきそうになったらお店に行こうと思ってね。

    だけどやっぱりすごいことになっているね、美登利寿司。夕方の18時に受付をします。待ちは10組ぐらいかな。19時ぐらいには案内されるかな、と思っていましたが入店できたのは19時30分過ぎです。

    皆んなこの待ち時間、退屈だろうね、赤坂はショッピングするところもないのでね。

    自分たちは自宅でテレビを観ながら待機です、楽でいいね。この方法を知ったら、「美登利寿司」率が高くなりそうで、怖いね。

    まずはアサヒのスーパードライを瓶でいただきます。家族は握りのセットです。ランチと違って結構よいお値段するのね。セットの中には、“うに”も“いくら”も入ってといる。

    そして、自分はこれだけ夜メニューの中で以上に安かった“バラちらし”(1,150円)です。

    酒飲みにはこれぐらいで丁度よいね。ビールも2本飲んで、ご機嫌な土曜日の夕食タイムでした。自宅にも近いしね。

    こんな感じでまったりした週末を過ごしたのでした。

    赤坂の老舗名店「志乃ぶ寿司」で再度ドボン、きっかけはお店に預けている“My 塩”でシャリ玉を食べるお客さんに引きづられて



  • 白金台の松岡美術館でヘンリー・ムアとグレコの彫刻に驚愕、ルノアールを見に行ったのに

    白金台の松岡美術館でヘンリー・ムアとグレコの彫刻に驚愕、ルノアールを見に行ったのに

    2023年8月18日(金)

    関東圏は雨が降らず、水の心配が出てきた昨今です。本日も酷暑なり、危険な暑さです。というわけで、本日も散歩に行くかわりに美術館に行ってみたのです。

    本日は東京に40年近くいるにもかかわらず、一度も行ったことのない美術館です。白金台にある「松岡美術館」です。こんな企画展をやっていたのでね。

    • 「モネ、ルノワール 印象派の光」
    • 2023.06.20 ~ 2023.10.09
    • 観覧料: 一般 1,200円

    この白金台、実は自分は6年間ほど住んでいたことがあるのです。娘の学校があったのでね。近くがよいと思って。10年ぶりに伺いましたが、ほとんど変わっていない町並みです。ただ、プラチナ通りのお店はほとんど替わっているかな、という印象です。

    そんなプラチナ通りから一つ小道を入った所にこの「松岡美術館」はあります。初めての訪問です。そして、この美術館の歩みです。

    初代館長であり、美術館の創設者である松岡清次郎は若いころから書画骨董を愛し、約半世紀をかけて一大コレクションを築きました

    80歳を迎えるころ、「優れた美術品は一般に公開し、一人でも多くの美術を愛する人に楽しんでいただこう。学術的価値のあるものは、その道の専門家や若い学究の研究資料として利用してもらおう。そうしてこそ私のこれまでの蒐集が意義を持つのではないか」と考えるようになり、美術館の設立を決意しました。

    当館は開館以来、所蔵品のみで展示を行っています。それは、「私立美術館は美術品を蒐集した館の創立者の美に対する審美眼を、その一つひとつの美術品を通して、ご覧いただく方に訴えるべきところ」と考えた清次郎の意志によるもの。

    そして、本日の鑑賞で一番どぎもを抜かれたものは、モネでもルノワールでもなくこの2人の彫刻です。

    • ヘンリー・ムア(1898 – 1966)
    • エミリオ・グレコ(1913 – 1995)

    ムアは4点、グレコも数点あったと思いますが、どちらも力強くてなめらか。うっとりするような彫刻です。これを観に来るだけでも価値あるね。

    2Fの絵画では、ルノアール2点とモネが数点ありましたが、自分が一番引かれた絵がこの3点。

    • ルイ・ヴァルタ「水浴の女たち」(1910年)
    • ポール・シニャック「オレンジを積んだ船、マルセイユ」(1923年)
    • アンリ=エドモン・クロッス「遊ぶ母と子」(1897-8年)

    シニャックとクロッスはまるでマチス、マチスより前の作品です。ヴァルタはセザンヌだね。

    松岡美術館、ゆったりと観れる本当によい美術館でした。今度はここで所蔵のピカソを見たいね。

    美術館を後にし、ランチは赤坂サカスの「美登利寿司」へ。何か酸っぱいものを食べたくなったのでね。14時でも20分待ちかな。どこの「美登利寿司」もすごいね。

    本日はカウンター席です。まずはビールで体を冷やします。本日はランチの“ちらし”を頼んでみました。1,050円です。このボリュームで茶碗蒸しとサラダも付くのね。

    だけど、ネタがでかければいいというものではないと思うのですが。だけどこの“ちらし”ならつまみにもなるね。ビールとで堪能しました。

    ビールとで、1,870円のランチでした。

    今日も充実の1日でした。本日の収穫はヘンリー・ムアとエミリオ・グレコだったね。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰



  • 「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」を鑑賞、あの有名な写真ね

    「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」を鑑賞、あの有名な写真ね

    2023年8月17日(木)

    本日からブログの本文に日付も入れて少し日記風にしてみようかな。今読んでいる常盤新平さんの「銀座旅日記」を読んでね。もちろん池波正太郎さんの「銀座日記」もそうだよ。

    こうも灼熱の暑い日が続けば、映画か美術展に行くしかないね、散歩でもしようものなら死んじゃうからね。というわけで、本日は既に今週は2日ほど映画館に行ったので、本日は美術館へ。そして、まずは月1回の循環器系のかかりつけ医に行きます。

    1ケ月前のエコー検査の結果を。まあいいでしょう、との言葉、すぐに死ぬことはないね、と。一安心です。

    診察が終われば11時です。その後本日は、恵比寿の「東京都写真美術館」で絶賛開催中の「本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語」に行くことにしたのです。恵比寿にはおいしいラーメンやさんもあるのでね。

    • 開催期間:2023年6月16日(金)~9月24日(日)
    • 料金:一般 800円

    恵比寿ガーデンプレイスに来るのは何年ぶりだろうか。10年ぐらいたつのかな。

    そして一つ失敗したことが。大人の休日倶楽部カードを持っていけば、割引が効いたのにね。

    ちなみに自分は写真フェチではないので、本橋成一もロベール・ドアノーも知りません。だけど、数週間前に渋谷で観た「ソール・ライター展」には感激してもので、その写真つながりということで

    だけど、空間的にもゆとりのあるところにあるね、「東京都写真美術館」、初めて訪問しました。入場者はぽつぽつという感じです。

    写真を観ていた思ったのは、このロベール・ドアノーてあの普通にみんながよく見ているキスシーンの写真を撮った人なのね、自分は初めて知りました。題名は、「パリ市庁舎前のキス、パリ」

    今回の写真展で特にいいと思った作品はこの3つかな。すべて、ロベール・ドアノーでした。

    • ノートルダムの怪獣(1969.4)
    • パリ市庁舎前のキス、パリ(1950)
    • 雨の中のチェロ、パリ(1957)

    ノートルダムの怪獣だけ、ポストカードをは販売していなくて残念無念。だけど、この写真展の写真はほぼすべてモノクロでしたが、終わり近くにはカラー写真もあるのです。だけど、白黒からカラーになった途端にマジックが消える、のね。これって、三谷幸喜の「マジックアワー」だよね。

    あとドアノーも本橋も道化師(ピエロ)やサーカスを撮った構図の写真がありますが、いい味出しているね。

    そして、ランチは恵比寿駅ビルのアトレ恵比寿へ。何故か、ビールでとんかつが食べたくなったんでね。6Fの「かつ彩」さん。初めて入ったよ。カウンター席に陣取れば、まずは瓶ビールです。当然、来たのはエビスビールです。そして、思いがけないつまみが。豚煮が数切れ、よいサービスだね。昼間に飲むビール美味しです。

    とんかつは「ロースかつ御膳(95g)」で。とんかつはまあこんなものかな。

    だけど、サービスがよいお店です。ほっこり、充実した1日でした。

    渋谷の「ソール・ライターの原点 」、巨匠の写真以上にその絵画にしびれたよ、必見



  • 目黒シネマで「バクダットカフェ」と「パリ、テキサス」の2本立てを観る、映像美だね

    目黒シネマで「バクダットカフェ」と「パリ、テキサス」の2本立てを観る、映像美だね

    昨日から映画繋がりです。実は昨日も映画鑑賞に目黒駅近くにある目黒シネマという実に渋い映画館に行ったのです。お目当てはこの2本立てです。実に貴重だなと思ってものでね。

    • バクダット・カフェ
    • パリ、テキサス

    どちらもDVDで30年以上前に観たことはあるのですが。その時には心に刺さらなかったのですが。まあ、その時の日本はイケイケの時代だったし、自分もノリノリの時代だったので、おそらく刺さらなかったんだな。

    しかし、今、年齢と時代がマッチしたと思うんだな

    自分はこの映画館に何回か足を運んでいますが、これだけ観客が入っているのは初めて観たな。8割以上は埋まっています、ほぼ9割かな。特に若い人、若い男性も多かったね、映像志向の人かな。

    特に2本目の「パリ、テキサス」の方が多かった。

    まず、9時45分から1本目の「バクダット・カフェ」です。ジェヴェッタ・スティールが歌う「コーリング・ユー」があまりにも有名な映画ですね。

    観ての感想。こんな映画だったんだ。ちゃんと観たのはもしかして初めてかもという印象。 こんなおデフな女性の人が主人公だったんだ。(失礼)

    2/3までの会話が饒舌でない方が好きだな。だけど風景の変わるショットがいいよね。まあこんな空間が広がる映像の映画もないね。強いて言うとすると舞台をヨーロッパに移せばフェリーニ的な映像なのかな。あのピアノを弾く子の音、グールドのような音だったね、やっぱり意識していると思います。あの画家もボテロのような絵でいいね。

    まあ、とにかくアラビアロレンスとは違う、一つの映像美の映画だと思いました。

    2本目は「パリ、テキサス」です。

    言わずとしれた、あのヴィム・ヴェンダース監督の有名な映画ですね。これももうあらすじは全く記憶にありません。

    今回、この映画のオープニングを観ていて、初めて気づいたことが2つほど。

    これ、1984年第37回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したのね。初めて知りました。(汗)それと、原作・脚色があのサム・シェパードなのね。これ本当に驚きました

    だから最後のあの場面の2人だけの会話がかなり長い理由がわかりました。やっぱり詩人でもあるのでね。面目躍如というところかな。ライ・クーダーのギターが映像にマッチして痺れるね。話しとしてはそんな大したことはないのですが、あの映像美とオープニングのつかみがうまいよね、それと印象的な映画のタイトルもね。

    だけど、これがパルム・ドールなのねと思った次第です。何を意味するかはご想像におまかせします。

    今回は本当に貴重な2本立てでした。もうお腹いっぱいというところです。

    映画の後は雨が降り出したので、近くの「天下一品」でラーメンを、こってりとあっさりの中間の屋台の味スープでね。目黒に行ったら、やっぱり「かづ屋」で支那そばを食したかったよ

    目黒シネマで松田優作の「蘇る金狼」と「野獣死すべし」を観た、小林麻美より風吹ジュンだね



  • タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな

    タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したら、綾瀬はるかがユナ・サーマンになったのかな

    この2023年のお盆期間は東京でじっとしておりました。そんな中で14日と15日の両日で自分の中での話題の映画「リボルバーリリー」と「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」を劇場で観たのです。

    まずは綾瀬はるか選手に敬意を評して「リボルバーリリー」からです。原作は長浦京さんの同名の小説からですね。監督は行定勲で、東映映画です。

    劇場の予告篇でこれを観て、久々に日本のアクション物を見に行こうと思ったのでした。綾瀬はるかちゃんが予告でもスタイリッシュだったのでね。

    自分としては「アトミック・ブロンド」でのシャーリーズ・セロンのような映画を少し期待していたのですが。まあそこまで期待するのはまあコクというものでしょう。

    舞台は1924年の戦時の東京です。背景には陸軍と海軍の対立とお金の問題を背景に問題が起こるのね。綾瀬さんのアクションは最初はキレがあってよかったんだが。最後の打ち合いはさすがにあれだけの相手に4人では無理だろうという設定には興ざめだな。ここは監督の力量の差でしょう。あの戦いを4人で制するのはインド映画しかないと思う、きっぱり。

    あの女の人はシシド・カフカなのか。エンドロールで判りました。自分は途中で立とうとは全く思いません。まあ、綾瀬はるか選手をよっぽど嫌いな人でなければ、楽しめるとは思います。繰り返しますが、あのシャーリーズ・セロンのように背中の筋肉だけでもバキバキだったら、綾瀬はるか選手、すごかったと思います。

    だけど、あの終わり方はよかったね。ということは続編もありということでね。更に肉体改造をしてもらいたいな。だけど、敵役のキャラというか役者がダメだと思うな。もし少しキャラ立ちしたキャラと配役を望むな。それと、少し間でクスと笑えるようなゆとりも欲しいね。そう、タランティーノ映画のように。何かアクションと人情噺になっているものね。もっと渋い要素(深夜プラス1な渋みたいにね)やスパイ要素も欲しいね。それは次の暗殺者Xに期待かな。

    次は綾瀬選手の前日に観た「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」です。渋谷のヒューマントラストシネマです。

    もうこの映画はニヤニヤして観て、本当に楽しい視聴でした。こんな体験はあの「モリコーネ 映画が恋した音楽家」依頼だね。その数日前に偶然に「トゥルー・ロマンス」を観ていたので、最高に楽しめました。脚本はタランティーノだよ。レザボア・ドックスの中にあのアラバマの名前が出てくるのね、知りませんでした。

    ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、ゾーイ・ベル、サミュエルLジャクソンが喋りまくっています。実に興味深い話しが多々あります。おそらくこの映画を観る人はタランティーノ映画をすべて観ている人だと思うので、間違いなく楽しめるよ

    みんな面白い逸話ばっかりで忘れてしまったよ。例のハーヴェイ・ワインスタインも触れないわけにはいかなかったんだろうな。

    まあ、興味深いおっさんでした。タランティーノが「リボルバー・リリー」を監督したらどんな映画になったんだろうね。

    「お葬式」を観て伊丹十三の偉大さを再確認、結局、日本映画は黒澤と伊丹だけじゃないのかな



  • アウターブランドのヘルノから「青山店10周年コラボG-SHOCK」が発売、完売必至?

    アウターブランドのヘルノから「青山店10周年コラボG-SHOCK」が発売、完売必至?

    話しは突然ですが、イタリアの有名な冬のアウターブランドと言えば、モンクレール(moncler) vs ヘルノ(HERNO)です。そして、自分は断然、ヘルノ派なんだね。ヘルノの方が落ち着いているんだよね。

    というわけで本日はそのヘルノの話しです。話しの始まりは、この週末の日本経済新聞の広告でした。何と、

    「ヘルノ青山店10周年でコラボG-SHOCK販売」というではありませんか。

    イタリアのラグジュアリーアウターブランド「ヘルノ」は、ヘルノ青山店の10周年を記念して、日本限定の別注モデル「HERNO Laminar G-SHOCK」を発売する。機能性に特化した「ラミナー(Laminar)」とタフネスという概念を持つ「Gショック」とのコラボレーションで、時計のベースには初代のフォルムを受け継ぐ「DW-5600」を採用

    文字盤や裏蓋、ベルトが重なる部分にラミナーのロゴが配され、特別でありながらさりげない意匠使いがヘルノらしい仕上がりだ。ベルトに施されたイヌイットの雪の家“イグルー”から着想を得た三角格子ラインは、専用の化粧ボックスなどにもあしらわれ一体感のあるプロダクトとなっている。

    スペシャルショッパーも用意されているのでギフトにするのもいいだろう。

    • HERNO Laminar G-SHOCK
    • 29,700円(税込)
    • 48.9×42.8×13.4mm

    自分はG-SHOCKという時計に興味もなかったのですが、もちろん保有もしていませんが、この時計に付加価値はあるのかどうかがよくわからないんだな。

    ただ、ヘルノのファンだけなんですが。販売はこんな感じで行われるようです。

    • 公式LINE経由特設EC先行予約販売日 8月18日(金)10:00-8月24日(木)23:59
    • ヘルノ青山店先行発売日 8月25日(金)
    • その他直営店・特設EC発売日 9月1日(金)

    ちなみに、

    G-SHOCKのDW-5600はスピードモデルと呼ばれている

    なぜスピードモデルと呼ばれているのかと言うと、1994年公開の大ヒット映画「スピード」から由来しています。 主演のキアヌ・リーブスが身につけていた時計こそ、G-SHOCKのDW-5600ウォッチだったとのこと。

    究極のタフさを目指した初代の形を引き継ぎ、今なお高い人気。

    どおりで、見た目がゴツいのね。やっぱりヘルノの路線とは少しイメージが違うような気がするのですが。だけど、ネットのうわさを見ると完売必至との情報も

    とにかく値段は手頃なので、手に入れてもいいかな、手に入ればね。

    8月25日(金)にはヘルノ青山店に行列ができるのかな。

    偽ロレックスのガラスが破損、そんな時は赤坂のジュリエット、1ケ月・8,000円で修復



  • 新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

    新宿の老舗「すずや」で“とんかつ茶づけ”を食す、何でも裏メニューから表へ

    先週は既にご報告のとおり、新宿のSOMPO美術館に「山下清展」を訪問して、その圧倒的な作品に魅了されて、会場を後にしたのです。時はお昼13時30分です。アウェーの新宿ではなじみのお店がないんだな。ランチはどこにしようかな

    ラーメン店には食指が動くお店がなかったので、とんかつのキーワードで検索です。なんと近くに老舗の“とんかつ茶づけ”で有名な「すずや」さんというものがあるではありませんか。自分は全くのノーマークのお店です。

    ランチにしては少しお高めですが、本日はこちらで。

    なんと、SUZUYAビルの5階に入っているのね。とんかつで当てて新宿の一等地にビルが一棟建ったのね。恐るべし“とんかつパワー”

    • 新宿区歌舞伎町1-23-15 SUZUYAビル5階

    ちなみに「すずや」さんの名物“とんかつ茶づけ”にはこんな物語があるようです。

    多くのお客様に親しまれて60年あまり・・・

    それは私ども、料理人のまかないから始まりました。 1950年代のまだ電子レンジもない時代、すずやが惣菜屋だった頃、冷えてしまったとんかつをなんとか暖かくして食べようとお茶をかけたのが始まりです。

    やがてそれは当時のお客様に「裏メニュー」として拡がり、また育てられ、月日をかけて商品化されました。

    「美味しいものを楽しく食べる、だから身体に良い」をモットーに現在も研究は重ねられ、今なお「とんかつ茶づけ」は進化を続ける一番のゆるぎない人気メニューです。

    そんなことは別にして、平日の14時に店内に突入です。初めてのお店は緊張するね。ランチタイムは過ぎていますので、ほどよいお客の入りです。1人ですので、眺めの良い窓側のカウンター席に陣取ります。まずは瓶ビールを1本。アサヒのスーパードライです。自分お疲れ様です。

    ビールと窓越しの新宿の雑踏を見ながらメニューを拝見。

    そりゃあ、ここは名物の「とんかつ茶づけ」しかないよね。予算オーバーでも。ちなみにランチメニューはなかったよ。

    • 普通サイズ 1,680円
    • 大サイズ  1,930円
    • 小サイズ  1,400円

    名刺代わりに「普通サイズ」を注文です。(ご飯、お味噌汁、キャベツ、お漬け物はお替り自由)

    ソースは下記の3つから選択です。

    • 定番醤油味
    • からし醤油味(創業当時のなつかしい洋からし味)
    • にんにく生姜醤油味
    • (夏季限定)とうがらし醤油味

    自分は少し変化球で、“からし醤油味”にしました。

     

    食べ方もメニューに書いてありますね、こんな感じが一番良いようで。

    1. まずはご飯のおかずとして、とんかつと炒めキャベツを食す
    2. シメをお茶漬けでどうぞ、とんかつ2-3切れ、炒めキャベツ少々、お茶は静岡県川根の番茶、ご飯少量、高菜がよく合うとのこと

    ちなみに店員さんも食べ方はご存ですか、と聞いてくれますよ。

    待つこと10分、「とんかつ茶づけ」の着丼です。定員さん曰く、お茶漬けにしたい時に声をかけてもらえれば、番茶を持ってくるとのこと

    まずはビールととんかつを。薬味にからしなどはありませんので、そのまま食べるスタイルです。ソースもかかっていますので。だけどこの炒めたキャベツからして、変わっているね

    とんかつは一口サイズに切ってあり、ソースはの味はかなりしっかりと付いていますね。ご飯が進むね。本来のとんかつですが、まあこんなものなのかな。

    だけど、香の物のセンスが光るね。よい漬物です。お替りをしたのは香の物とお味噌汁でしたね。

    そして、最後はとんかつを3切れ残して、ご飯の上へ。番茶をかけます。まずは一口。まあ味変はないかな。とんかつとお茶漬けですね、まあ食べやすいけどね。やっぱりひつまぶしに軍配は上がるかな。

    とにかくご馳走様でした。ビールとで2,370円のランチでした。

    “続とんかつ修行”代々木上原の「とんかつ武信」の“名物 醤油かつ丼”の美味さにまさに驚愕したぞ!

     



  • 8月10日は何の日、「ハットの日」だよ、イエローハット・ピザハット・リンガーハットの日だと

    8月10日は何の日、「ハットの日」だよ、イエローハット・ピザハット・リンガーハットの日だと

    今日のブログは格調高い話しだよ。

    ところで、昨日の8月10日は何の日か知っていましたか?自分はその回答を日本経済新聞に掲載された広告で知ったのです。

    正解は、8月10日は「ハットの日」なんだそうです。ここまでは語呂合わせでよくある話しなのですが。そして、広告では、

    「ハット首脳会談2023年 廊下篇」公開中!

    とのことです。そして、どうゆう意味か?

    イエローハット、日本ピザハット、リンガーハットジャパンの3社は、昨年好評だった「ハット首脳会談」に続き、今年も8月10日の「ハットの日」に向け、「ハット首脳会談2023」を開催。

    3社社長自ら「ハットの日」を盛り上げるべく出演し、さらに各社の社員が出演した特別映像が8月3日より公開中だ。

    ここからがこの話しの核心だよ。

    「イエローハット」のハットは「HAT=帽子」、「ピザハット」「リンガーハット」のハットは「HUT=小屋」と、英語では別の意味のハットだ。この事実周知のため、8月10日「ハットの日」を通して、3社は様々な活動を展開している。

    昨年は3社の社長が集結した「ハット首脳会談」を開催、SNS投稿数が19万件を超えるなど大きな反響を集めた。

    しかし、今年行われた「ハットの日」に関する調査では、ハット違いの認知率36%と、まだ3社の「ハット違い」が知られていないことが明らかになった。

    36%の人が知っていれば、大した認知率だと思うのですが。普通の人は知りません。しかし、面白い企画を考えたね。これはもう政治献金をして8月10日を祝日にするしかないのでは。海の日と祝日で連休、最高だね。まあ、悪い冗談かな。

    ちなみに豆知識を。「リンガーハット」のリンガーの意味は、自分は知りませんでした。

    「リンガーハット」とは英語で「Ringer Hut」と記述して、前半の「Ringer(リンガー)」とは、長崎で貿易商をやっていた、フレデリック・リンガー(Frederick Ringer)さんと言う人物に由来しているとの事です。

    イングランド出身で、グラバー園で有名なグラバー商会に勤務しており、幕末に日本に来日したのだとか。その後自ら事業を立ち上げ、貿易や産業の発展に貢献した人物になるのだそうです。現在でも長崎グラバー園に、急リンガー邸、として、リンガーさんの邸宅が保存されているとの事です。
    「リンガーハット」を直訳すると、リンガーさんの小屋、との意味になりますね。

    ちなみに「ちゃんぽん」とは、中国語でいろんなものを混ぜる、との意味の「攙(チャン)」と、煮る、との意味の「烹(ポン)」を語源にしたということです。

    まあ、頭がよくなったね。

    麹町の有名ラーメン店「ソラノイロ」を訪問、JAL国際線でもこちらの中華そばが提供中



  • 裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕

    裸の大将「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」、貼絵を見て驚愕

    もう8月に入ってからは勢いが付いてしまって、美術展めぐりの日々を過ごさざるをえなくなったね。勢いというものは怖いね。

    というわけで、昨日ものこのこと新宿に出かけてきました。自分のホームグラウンドではないので異邦人の気持ちだね。

    • 生誕100年 山下清展ー百年目の大回想
    • 2023.06.24(土)- 09.10(日)
    • SOMPO美術館(新宿)
    • 入場料: 大人 1,400円

    先に鑑賞したあとの感想を書きます。“山下清はすごかった”。今まで名前だけは知っていたのですが、本格的に作品を見たのは初めただったのです。とにかくすごい美術展だったということ。絵としては素朴なものもありますが、貼絵のその根気さと才能には恐れい入りました

    今年見た美術展では、「マティス展」「デイヴィッド・ホックニー展」とそしてこの「山下清展」が双璧だね。現在、これだけの絵が日本に集結しているわけですので、皆さん、ルーブルに行っている場合ではないよね。この展覧会で3つ挙げろと言われれば、この3点だね、自分の感性では。

    • 長岡の花火(貼絵)1950年
    • グラバー邸(貼絵)1956年
    • ストックホルムの夜景(水彩画)1961年

    特に水彩で色を付けた「ストックホルムの夜景」はマティスやゴッホを想像させますが、彼のオリジナルな描き方なんですね。デッサンがうまいとかではなくて、その描き方の根気に狂気を感じるね。グラバー邸の貼絵も色彩という点からは頂点だと思います、まさにフェルメールだと思ったよ。

    だけど、かれのペン画でよくわかるのですが、雲の描き方に特徴があるね。自分もこんな雲を書こうかな。昭和の時代に「日本のゴッホ」と呼ばれたそうですが、ゴッホというより自分としてはマティスのなんだよね。

    絵として素朴ですので、あの「グランマ・モーゼス」に近いものがあるのかな。彼女より山下清の方が古い人ですが。ここまで来ると、絵のうまい下手は関係なく、もう狂気だね。特に中期以降の貼絵はね。

    ちなみに人となりも紹介しておきます。

    山下清(1922-1971〔大正11-昭和46〕年)は放浪の天才画家として知られており、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表し、多くの人々の心を捉えました。

    生誕100年を記念する本展では、代表的な貼絵の作品に加えて、子供時代の鉛筆画や後年の油彩、陶磁器、ペン画などを展示し、山下清の生涯と画業をご紹介します。日本各地を自由気ままに旅する生活を好んだ清は、驚異的な記憶力をもち、スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことができました。ときおり旅から戻ると、高い集中力を発揮して、手で細かくちぎった紙片を緻密に貼り合わせることで、超絶技巧的とも言える貼絵を制作しました。そこに見られる丁寧な細部描写と豊かな色調という魅力は、油彩やペン画、水彩画など他の作品にもよく表れています。

    このような多彩な作品約190点、そして旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料を間近に鑑賞することで、49歳で逝去するまで個性的な創作活動を続けた山下清の世界をご堪能いただければ幸いです。

    繰り返しますが、とにかくすごいよ、山下清展。自分も反省していますが、食わずぐらいはダメだよ。ちなみに図録は2,500円だったよ、自分は思わず購入しました。

    最後に混雑状況ですが、平日昼間でもかなりの混雑だったよ、特に高齢の方が多かったよ。

    世田谷美術館で話題の「グランマ・モーゼス展」に行って、驚いたのなんの。恐るべし

     



  • アーティゾン美術館で「抽象絵画の覚醒と展開」を鑑賞、デュビュッフェはすばらしいね

    アーティゾン美術館で「抽象絵画の覚醒と展開」を鑑賞、デュビュッフェはすばらしいね

    灼熱の東京です。こんな暑さでは、昼間は映画館か美術館しかないね、なんたって外歩けないもの。この時期、映画館はアニメとホラーものばっかりで全く楽しくないんだな。

    というわけで、昨日も美術館めぐりです。そして、伺ったのは京橋というか日本橋にあるアーティゾン美術館です。あのブリジストンの石橋さんの美術館ね。

    そしても何をやっているかです。

    • アーティゾン美術館
    • ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開(セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ)
    • 2023年6月3日-8月20日
    • 入場料: 大人 1,800円

    一応、web予約してお昼の12時の回に伺いました。だけど、あと2週間で終了するのね。

    お客さんの入りは丁度よい塩梅かな。

    入場して最初の絵がセザンヌです。

    • 「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」

    解説を読んていると、ピカソやマティスは何でもセザンヌの絵をかなり研究していたんだとか。だから、最初からセザンヌなんですね。続いてすぐに、マチスが2点、ピカソが3点ほど。

    やっぱり美術展でピカソとマティスがあると格調高くなるね、そしてピカソとキュビスムを起こしたブラックの絵も2点。ブラックの絵は初めて見たかな。

    そして、先週、六本木の国立新美術館でも見た“ヴァシリー・カンディンスキー”も数点ありました。やっぱり、この人も惹きつける絵を描きますね。

    そして、この展覧会で自分が唸った絵が“ジャン・デュビュッフェ”の絵、数点です。メキシコのタマヨみたいな絵書くね。これはすばらしいよ、すごい絵だと思った。

    ジャン・デュビュッフェてこんな人なのね。

    ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)。1901年にル・アーヴルで生まれたフランスの画家

    デュビュッフェは、伝統的な様式や技法にとらわれず、西洋文明そのものを否定して、子どもや未開の地の人、精神に障害をかかえる人などによる粗くはあっても生命力が漲る表現を、アール・ブリュット(生の芸術)と呼んで賛美し、自らの芸術制作の契機としました。

    そして、こんな企画ですので、現代の方に近づいていくとやっぱりこの人がいました。

    ジャクソン・ポロックです。数点ありましたが、もう凡人ではわかりません。ジョージア・オキーフの絵も2点ほど。オキーフの生画は初めて見たね。もちろん草間彌生先生の古い抽象画もありましたよ。

    あと一点ほど。ザオ・ウーキー(1921 – 2013)という方の「水に沈んだ都市」(1954年)も不思議な魅力を称えた絵でした。

    繰り返しますが、今回の収穫は“ジャン・デュビュッフェ”の絵でした。

    もうすぐ終わりますので、2023年夏は必見の展覧会と思いました。

    「アーティゾン美術館」でピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」を堪能



  • ブランドメガネの購入なら「パリミキ」、スマイル商品券と株主優待で3割引き

    ブランドメガネの購入なら「パリミキ」、スマイル商品券と株主優待で3割引き

    昨日のブログは港区発行のスマイル商品券を利用して「おつな寿司」でおいしいお寿司を20%割引で食したというお話しでした。

    本日の話題もこの港区発行の「プレミアム付港区内共通商品券」(通称はスマイル商品券)です。本日の核心に入る前に今一度この商品券についておさらいをしたいと思います。

    • 発行は年に2回(2月と8月)
    • 販売単位: 1口1万円:共通券5,000円+限定券7,000円 (額面:12,000円分)
    • プレミアム率: 20% (前回まではプレミアム率は25%でしたが、今回から5%下がりました)
    • 使用可能場所
      • 共通券:すべての商品券取扱店舗、医療機関、タクシー
      • 限定券:大型店舗、医療機関、タクシーを除く、商品券取扱店舗

    前回までの自分の使用場所はほとんどが近くのスーパーと飲食店だけだったのです。案外利用場所が限定されるのでね。というわけで、飲食店での有力な利用場所は前述の「おつな寿司」だったのです。

    そして、本日の本題です。実は前回に気づいたのですが、もう一度利用店舗に目をこらしてみた時です。何と、麻布十番にある「メガネのパリミキ」でも利用できるのです。それも、共通券でも限定券でもです。ということはメガネが20%引きで購入可能ということになります。

    そして、自分は株式会社パリミキホールディングス(証券番号: 7455)の株主なのです。そして、こんな株主優待があるのです。

    • 株主優待カード 2枚
      • 100株以上 通常価格より10%割引
      • 300株以上 通常価格より20%割引

    自分の所有株は100株なので10%の優待カードの保有者です。

    ということはこの株主優待とスマイル商品券を利用すれば、メガネでもサングラスでも約30%引きで購入できることになります。

    そして、先日、メルカリで購入したサングラスを度付きのレンズに交換するために麻布十番の「メガネのパリミキ」に急行したのでした。

    「メガネのパリミキ」はデータベースが共通化されており、どこのお店で購入しても、また同じ度数でと言えば同じものを作ってくれます。今回も度数は同じで、サングラスで紫外線の強弱によって色がつくタイプのものにしました。このレンズの良いところは、映画館に行っても便利ということです。映画を見るときには普通の透明レンズになるのでね。

    レンズ2つで税込み、23,000円ほど。優待カードを見せてもちろん10%引きになります。そして、決済は港区のスマイル商品券(デジタル版)で決済をお願いしました。

    何の問題もなく、決済完了です。実質レンズ代は16,000円程度ですね。

    メガネのフレームはメルカリでバートン・ペレイラのものを10,000円で購入したもの。有名ブランドの度付きサングラスが26,000円で出来上がりです。

    スマイル商品券のこの使い方、やみつきになるね

    おしゃれなメガネ立てをお探しなら、スイス製のSACCOがおすすめ

     



  • 夏の酸っぱい食べ物とスマイル商品券が揃えば、六本木の「おつな寿司」だね

    夏の酸っぱい食べ物とスマイル商品券が揃えば、六本木の「おつな寿司」だね

    恒例の土曜日の夕食です。こんなに酷暑が続くと、人間やっぱり、冷たい麺かお酢をきかせたさっぱりした食べ物を欲するのは人間のサガなのでしょうか。

    そして、話しは変わりますが、例の港区発行の新しいプレミアム付商品券(スマイル商品券)も数日前にゲットしており、準備は整いました。

    何の準備かと申しますと、スマイル商品券が使えて酸っぱいものと言えばここしかありません。六本木の老舗寿司屋さん「おつな寿司」さんなのですね。

    前日の金曜日に予約の電話です。直前でもカウンター席2つが確保できました。ラッキーです。そして、当日、昼間の灼熱の余韻が残る中、19時におつな寿司に到着です。

    入り口には、“本日は満席です”ですの掲示が。こんな掲示はここ数年間は見たことなかったね。本日も一番奥の大将の前のカウンター席に相成りました。

    まずはビールです。本日はアサヒのスーパードライにしてみました。なんとなくね。

    夏のこの季節に寿司やのカウンターでビールを一口、日本人に生まれてよかったよ、を実感です。コースはいつものこちらです。

    そして、本日のつまみの一品目は、ツナです。こちらのツナはボリュームがあり、自分にとっては若干苦手なのですが。二品目はかつおくんです。冷やしたジュレが添えてあります。まさにこの季節の一品だね。

    おつまみ2つでビール1本を完飲です。ここから芋焼酎のお湯割りに移ります。

    いよいよ本日の握りです。

    • いか
    • ひらめ
    • ほたて(かんぱち)
    • あじ
    • 赤身まぐろ

    ホタテまでは塩できりっといただいたよ。“あじ”は脂がのっていたね。連れはホタテが苦手なので、大将がかんぱちに差し替えてもらいました。赤身まぐろまでで、中入りで茶碗蒸しをいただきます。飲み物は芋焼酎が2杯目に突入。

    そして、後半戦はこんなラインナップだよ。

    • かに
    • 中トロ
    • いくら
    • 玉子焼き
    • おつな名物“いなり寿司”
    • 鉄火巻(今日は反対に巻いてみたとのこと、中は中トロだね)
    • あなご

    そして、本日のお味噌汁はエビだったよ、美味しです。そして、最後は桃入りのアイス最中だったよ。これも夏を感じさせるね

    お会計はニコニコでスマイル商品券を利用させていただきました。差し引き2割引きで食べれるのは超うれしです。

    だけど本日のカウンターの隣席のおばあちゃん、話しを何気に聞いていると、上皇様の学習院の初等科から大学まで御学友だったとのこと、その食欲も含めて驚きでした。

    本日もご馳走様でした、おかげで英気を養いました。

    赤坂の老舗名店「志乃ぶ寿司」で再度ドボン、きっかけはお店に預けている“My 塩”でシャリ玉を食べるお客さんに引きづられて





  • 国立新美術館の「テート美術館展 光」の人の多さに驚愕、難解な絵なのにすごいよ

    国立新美術館の「テート美術館展 光」の人の多さに驚愕、難解な絵なのにすごいよ

    今週は美術展めぐりの週だったね。週初めから「ソール・ライター展」と東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」と立て続けに訪問したのでした。そして、この金曜日には週の美術展まわりの締めとして六本木は国立新美術館で開催されている「テート美術館展」に灼熱の中、訪問したのでした。

    • 「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」
    • 会期: 2023年7月12日[水]-10月2日[月]
    • 会場: 国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
    • 入場料: 一般 2,200円(税込)

    本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。

    「光の画家」と呼ばれるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや風景画の名手ジョン・コンスタブルといった英国近代美術史を彩る重要な画家たちの創作、クロード・モネをはじめとする印象派の画家たちによる光の描写の追求、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験の成果、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソン等の現代アーティストによってもたらされる視覚体験にまで目を向けます。

    本展では、異なる時代、異なる地域で制作された約120点の作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、様々なアーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。

    伺ったのはお昼の12時です。チケット売り場は2-3名の行列しかないですが、展示スペースに入場すれば、かなりの人が押しかけています。これにはビックリしたな。あの「デイヴィッド・ホックニー展」より多くの人です。

    何か難しい絵が多いね。目玉のターナーの「光」をテーマにした作品かと思いますが、自分にはまったくピンとこなかったよ。学芸員の方の解説を聞けばすごい絵なのかもわかりませんが、絵をみただけでは自分にはこの絵のすばらしいがわかりません、自分の感受性がないのかな。

    だけど、その中でも自分の関心を引いた絵はこの2点だな。

    • 「スウィング」ワシリー・カンディンスキー作 1925年
    • 「アブストラクト・ペインティングス(726)」ゲハルト・リヒター作 1990年

    カンディンスキーは「絵画は音楽のように抽象的であるべきだ」という考えに基づいて多くの作品を残したとのこと。

    リヒターのこの作品は「画家がそれ以前に描いたイメージがぼんやりと見え、ぼやけた効果は、光の反射を暗示」だそうです。

    リヒターのこの作品の考え方は自分でも応用できそうだな。

    だけど、本展示会は相当難解な作品ばかり(自分の感想ですが)ですが、これだけの人が平日に詰めかける日本人、すごいよね。

    自分的には「デイヴィッド・ホックニー展」が100倍凄いし、人が殺到してもおかしくないと思うのですが。まあ、ホックニーの方が現代的だと思うね。

    やっぱり人の心はわかりません。そんな感想を持ちました。

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰



  • 東京で唯一の水天宮の「どんどん」へ聖地巡礼、やっぱりカルト“うどん”

    東京で唯一の水天宮の「どんどん」へ聖地巡礼、やっぱりカルト“うどん”

    数日前に清澄白河にある東京都現代美術館に「デイヴィッド・ホックニー展」を見に行った帰りです。時刻はお昼の1時30分過ぎです。生まれて初めて降り立った清澄白河でご当地のラーメンを食べて帰ろうかと思ったのでした。

    自分が調べた限り、清澄白河はラーメンの不毛の地でした。すぐに諦めて、転身です。考えてみると、清澄白河から水天宮は半蔵門線で1駅ですよね。そして、自分にとっての水天宮と言えば、箱崎のバスターミナル近くにあるあの店なんだね。

    山口県の萩出身の自分にとっての萩のカルトな食べ物はやっぱり「どんどん」のうどんしかないよね。この感覚は萩の人でないとわからないと思います。

    というわけで本日は水天宮の「どんどん」へ聖地巡礼してランチを食そうと思ったのでした。

    話しは脇道にそれますが、この箱崎に二十数年前はソフトバンクの本社があったのです。自分もそこに通っていたのです。その時には「どんどん」は出来ていなかったんだよね。

    ちなみに関東圏での唯一の「どんどん」はこの水天宮だけです。

    というわけで、本日のランチは水天宮(箱崎)の「どんどん」です。電車で1駅ですが、電車で急行します。

    2時入店です。お客さんはまばらです。こちらはセルフの店なので、カウンターに並びます。「丸亀製麺」では天ぷらを選択しますが、ここ「どんどん」では肉うどん以外は邪道と思うのです、萩出身の自分的にはね。肉うどんの大Lは620円です。わかめむすびに触手が伸びますが、ここは自重します、炭水化物攻撃になるのでね。

    そして、薬味台で、セルフねぎをたっぷりと乗せ、一味を振りかけ、準備万端整いました。

    この太めの茹で加減がフニャフニャのうどん、もうたまりません。これに甘辛いスープに絡んで、何とも至福の時です。このお店でアルコールがあったらな。つみまみで野菜のかき揚げとビールを飲んで、最後にまた列に並んで肉うどんが食べれたら最高だな。これは夢だな。

    ここで、ねぎをたっぷりと盛った効果が出てきます。スープと絡んだねぎとのマリアージュです。一気に完食です。

    そして、食べながら思案したのです。ここでテイクアウトして夕食も家どんどんにしようかと。悪魔のささやきです。そして決断したのです。家族3食分、テイクアウトしようと。

    そしてレジ横で見つけた、「わかめむすびの素」も合わせてゲットです。このわかめむすびの素が美味しいのなんの。白米の上にかけるだけで至福のわかめむすび体験ができます。これはすごいよ。家族にLineで報告すると、“よくやったと”激励が

    というわけで、夕食は家どんどんを実食です。そして、誤算が。テイクアウトは麺とスープを一緒にしないでね。セパレートしてテイクアウトできれば最高だよ

    改善してほしいな、是非。だけど、美味しゅうございました。

    萩で食べる「どんどん」の“肉うどん”はミシュラン三つ星級だよ、甘いスープと柔らかいうどん



  • 浅草合羽橋の犬印鞄製作所で「道具巻き」を購入、これ包丁も入る便利なグッズ

    浅草合羽橋の犬印鞄製作所で「道具巻き」を購入、これ包丁も入る便利なグッズ

    数日前のブログに書きましたように、今週初めに故池波正太郎先生の聖地とも言うべき、台東区の西浅草にある池波正太郎記念文庫に赴いたその後です。何と、前の通りの看板には合羽橋商店街の文字があるではありませんか。

    ここがあの合羽橋ですか。キッチン道具の聖地ですね。通りをよく見れば、外人さんの比率が圧倒的に高い光景です。自分は東京に住んで40年になりますが、この合羽橋商店街に足を踏み入れたのは初めてかな。そもそも浅草に来ることも殆どないしね。

    というわけで、ここまで来たからには散策するしかないね。

    やっぱり外国人に大人気の包丁を扱う店が多いし、包丁の店には外人がたくさんいます。

    そして、自分にとって新鮮だったのは今まで東京では見たことがない竹細工のカゴなどを扱っている店もあるのね。ここに来ればいいんだね。この竹細工や木製のわっぱ弁当などはロフトでも東急ハンズでもあまり見ないしね。恐るべし合羽橋道具街です。

    で本日の本題です。そんな合羽橋商店街で少し毛色の変わったお店を発見したのです。名前は「犬印鞄製作所」です。

    • 東京都台東区浅草4丁目41番地8号

    名前にはこんな由来があるそうです。

    犬印鞄製作所

    昭和28(1953)年、戦後間もない物資のない時代に犬印鞄製作所は商標登録されました。アルプスの救助犬が人命を救うためその首に付けている小さな樽を大事に運んでいたように、私たちの作った鞄が“お客様の大切な荷物をしっかり守れるように”という思いを込めて、鞄に寄り添う犬のマークを現在まで使っています。

    いわゆる帆布鞄のバックや雑貨を作っているお店ですね。で、そこの何に心を奪われたかと申しますと、この「道具巻き」なのです。

    合羽橋オリジナルネーム

    「道具巻き」

    ペンチやスパナなどの工具入れ、ペンや定規やハサミなどを収めるロールペンケースなど使い方は自由自在。工夫次第でどんどん愛着が増すアイテムです。内側にはファスナーポケット付きで、名刺、消しゴム、付箋、USBなど小物類の収納にも便利。

    本体外側もゴム留めのため内容量に関係なくしっかりとホールドできます。

    モノグラム(刺繍)を入れてプレゼントにもお勧めです。

    そして、さすがに合羽橋らしく、大きいものは包丁巻といって包丁の収納もできるグッズです。色も数種類の色があります。自分としては、文房具の他に絵画用の筆をたくさん収納できるグッズが欲しかったのです。だけど、その場では買えなかったね。帆布で5,000円以上かと。

    自宅に帰り、心を落ち着けて、一晩熟考します。冷静な自分。やっぱりこれは買うしかないね。一期一会です。

    というわけで、翌日も合羽橋に行って購入したよ。

    • 包丁巻き(中)/赤 7,920円
    • 道具巻き/カーキ 5,445円

    「犬印鞄製作所」の商品はネットでも販売していますが、この道具巻きは店頭販売しかしていないとのことです。散財しました、まあいいか。

    現代風に進化を遂げた下駄、一目見て“mizutori”に恋に落ちた、ソールのゴム交換も可能

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    【犬印鞄】犬印純綿6号帆布顔のショルダー(小)
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  • 東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰

    東京都現代美術館の「デイヴィッド・ホックニー展」に衝撃を受けた、現代美術の最高峰

    もう早いもので8月になったね。今年もあと5ケ月だな。8月もあっという間にすぎるんだろうな。その昨日8月1日は東京都現代美術館で開催されている「デイヴィッド・ホックニー展」を天候が大荒れの中、見に行ったのです。

    もちろんホックニーの名前は知ってはいましたが、画集の表紙をみるぐらいで軽い写実的な絵を書いている人ぐらいにしか思っていませんでした。

    東京都現代美術館は江東区にあるのね、初めて訪れました。最寄り駅は半蔵門線の「清澄白河」です。上野ではないのが面白いね。やっぱり現代美術を意識しているのかな。

    そんなことよりこの展示会です。

    東京都現代美術館では、2023年7月15日(土)から11月5日(日)まで、「デイヴィッド・ホックニー展」(主催:東京都現代美術館、読売新聞社)を開催します。現代で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニー(1937年、イギリス生まれ)の日本では27年ぶりとなる大規模な個展です。

    ホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し続けてきました。本展は、イギリス各地とロサンゼルスで制作された多数の代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作まで120点余の作品によって、ホックニーの世界を体感できる機会となるでしょう。

    チケット代は一般 2,300 円と少し高めで少し引きますが。

    展示会を見ての率直な感想。すごいものを見たよ、本当にね。生ホックニーはすごいよ。美術手帖がこんなキャッチコピーを出すのも、納得です。

    デイヴィッド・ホックニーが現代美術の最高峰と言われる理由とは。東京都現代美術館で「見る」ことを探求する

    美術手帖ロサンゼルス時代では「午後のスイミング」はいいよね、何か軽いマティスみたい。

    ドローイングがまたすばらしい。ブルーノ・マーズには笑ったね

    「(額に入った)花を見る」なんて、2022年の作だよ。

    「ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の戸外政策」も「ノルマンディーの12ケ月」もその巨大さと着想のすごさには参ったね。ゲルニカのようなメッセージ性はないけれど、これだけのものを書けるバイタリティはどこから来るんだろうね。

    今まで、食わず嫌いでした。ピカソやマティスとは違う視点ですが、現代美術の最高峰だと納得しました。一昨年のボテロなんかの非ではないね。

    だけど、よくこれだけのものを日本に持ってきたね。作家との信頼関係なのかな。それ以外には考えられないね。おそらく展示会の終わり近くになれば、もう一度再訪するね。

    ゲルニカとかアヴィニョンの娘たち、ルソーの“夢”を生で見た時と同じぐらいの衝撃を受けました。2023年、他はさておき必見の展示会ですね。自分にとってももう生きている間にこれだけのものは一同に見れないと思います。

    当然、この展覧会のカタログも購入させていただきました。3,300円(税込)

    そんな衝撃の8月1日でした。

    東京都美術館の「マティス展」に行ったよ、やっぱりドローイングの天才だよね



  • 池波正太郎の聖地巡礼に行ってきたよ、それは浅草の池波正太郎記念文庫だよ

    池波正太郎の聖地巡礼に行ってきたよ、それは浅草の池波正太郎記念文庫だよ

    自分にとって亡くななられても頻繁に手に取る作家は、池波正太郎さんぐらいかな。司馬遼太郎もいいけど、少し説教臭いのでね。「池波正太郎の銀座日記」なんかを数年おきに読むと、その都度発見があるものね。

    というわけで、本日は池波正太郎さんのお話しです。池波さんの何の話しかと申しますと、何でも浅草には「池波正太郎記念文庫」というものがあるというのを初めて知ったのです。

    そんな聖地があるとはね。本日はその聖地巡礼をしたのでした。

    • 池波正太郎記念文庫 (入館無料)
    • 東京都台東区西浅草3-25-16
    • TEL: 03-5246-5915
    • (台東区生涯学習センター1階・台東区立中央図書館内)
    • 地下鉄日比谷線「入谷」駅より徒歩8分

    作家・池波正太郎の全資料約30.000点を収録している文学館で台東区立中央図書館に併設されているのです。この酷暑の中、出かけてきました。この入谷駅に降り立つのは、人生は初めてだね。何か、ミラノより遠い気がします。そんな冗談はさておいて、建物の外観はこんな感じです。まあ、行政の建物だから味気ないのはしょうがないね。

    そして、文庫の入り口です。ここから先は写真は禁止なので、写真はありません。

    生前の先生の仕事場が再現されています。机の上は自分と同じぐらいにたくさんのものが置いてあるのね。巨匠の机の上を見れるだけで貴重だね。

    その他で目を引いたのは、やっぱり生原稿かな。修正された原稿が所狭しと飾ってあります。先生ぐらいになると、もう原稿用紙のマス目なんて関係ないんだね。自分も文章を書く時はそうしようと。

    あと貴重だなと思ったのは、池波先生の生の絵画が飾ってあるね。中には味のある絵もあるね。(よくそんな軽口がいえるね、あなた)

    鬼平や剣客商売の重要な箇所を指し示した大きな江戸地図もありきす。

    だけど、この文庫の叡覧していた人はその時間帯では自分一人だったよ、寂しいね。そして、驚いたのは、公共の図書館にこの池波正太郎関連のグッズが販売されていたことです。前述の江戸地図も販売されていたよ。

    そして、自分が思わず購入してしまったものがこれです。

    • 池波正太郎記念文庫 図録 (1,500円)

    これを見れば、この文庫の収蔵品が全部わかるもの。自分の関心のあった池波先生の絵画もあるしね。ちなみに、いろんなグッズがありましたが、一覧はこんな感じです。

    本当に池波ワールドを満喫し、図書館をぶらっと一回りです。当然、池波正太郎コーナーがあります。すごい量の蔵書です。ここに来れば池波先生の蔵書はすべて揃っているね。今は絶版の貴重本もね。

    そして、池波ワールドを満喫した後、近くを散策です。すぐそばは合羽橋の商店街なのね。上野まで散策して帰りました。

    本当によいものを拝見させていただきました。先生、ありがとう。

    「池波正太郎の銀座日記」を再読、先生オススメの「オペラ・ハット」に今の映画が色あせると言わせるとは