「ドクトル・ジバゴ」は不倫映画ではない、時代と国家に個人が翻弄される話し

2025年2月18日(火)

昨日の月曜日は「午前十時の映画祭」の新しいラインナップでこの映画を日本橋のTOHOシネマズで観たよ。確定申告も始まっていますが、こちらの方の鑑賞が大事なのでね。

  • 「ドクトル・ジバゴ」

昔観た時の感想は“これ不倫映画じゃないの”と思ったのですが。

「アラビアのロレンス」の巨匠デビッド・リーンがロシアの作家ボリス・パステルナークの同名小説を映画化し、1966年・第38回アカデミー賞で5部門に輝いた大河ドラマ

ロシア革命に運命を翻弄された男女の愛を壮大なスケールで描く

19世紀末のロシア。医学生で詩人のユーリー・ジバゴは、育ての親の娘であるトーニャと婚約する。2人の婚約を発表するパーティで、近所の仕立屋の娘ラーラが痴情のもつれから発砲事件を起こす。1914年、第1次世界大戦に医師として従軍したジバゴは、戦場で看護師として働くラーラと再会。2人は互いに惹かれ合うが……。

「アラビアのロレンス」のオマー・シャリフがジバゴ、「ダーリング」のジュリー・クリスティがラーラを演じた。挿入曲「ラーラのテーマ」も印象を残し、作曲を手がけたモーリス・ジャールがアカデミー作曲賞を受賞した。

1965年製作/197分/イタリア・アメリカ合作
原題または英題:Doctor Zhivago

今回の感想。やっぱり“デビッド・リーン”は偉大なり”、“オマー・シャリフも偉大なり”を痛感させられました。これ不倫映画ではないよね。自分の以前の“若気の至り”を恥じます。

この“ドクトルジバコ”を通して、個人が国家や思想、時代に弄ばれることシニカルに描いているのね。だけど、ロシアというかソビエトという国は変わらないし、どうしようもないね。デビッド・リーンの最高傑作はまごうことなく「アラビアのロレンス」ですが、これもいいよね、当たり前か。

オマー・シャリフは出るだけで、映画の格調も高まるし引き締まるもの、すごい俳優だね。ピーター・オトゥールのような妖しげな雰囲気はありませんが。チャップリンの娘、ジバゴの正妻はあの「愛と悲しみのボレロ」のあの人なのにね。

久しぶりに格調高い映画を観させていただきました。やっぱり再度、“デビッド・リーン”は偉大なり” 。

観終われば、ここは日本橋。やっぱりここしかないでしょう。京都ラーメンの「ますたに」さんへ。お昼の13時過ぎ、ランチの混雑もひと段落で、カウンターでたくあんつまみに、ビールです。映画で熱った体を冷ましてくれます

飲み終わったところで、ラーメン(並)です。

週初めの月曜日、有意義でした。明日からはまた最強寒波とのこと。

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