土日は朝はほとんど毎週映画を1本づつ見ています。自宅でDVDですが。
自称「午前10時の映画祭 in my house」といったところでしょうか。そこで、自分なりに2018年の下期に見た映画で印象に残った作品を列挙してみたいと思います。
- 長く熱い週末(主演: ボブ・ホスキンス)
- ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
- 黒いオルフェ
- モナリザ(主演: ボブ・ホスキンス)
- 穴(監督: ジャック・ベッケル)
- ノー・マンズ・ランド
- 孤狼の血
- 現金に手を出すな
- ザ・スクエア/思いやりの聖域(第70回カンヌ映画祭最高賞受賞)
- その男ゾルバ
- ブラウン・メアリー
- ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
- レディ・プレーヤー1(監督: スティーブン・スピルバーグ)
- Xミッション(主演: エドガー・ラミレス)
主演がボブ・ホフキンスの映画が2本入っていますが、この人、主演を張れるような風貌をしていないにもかかわらず、小悪党ものをやらせたら天下一品です。切羽詰まった感が半端ありません。「長く熱い週末」の触れ込みは“英国映画協会「20世紀のイギリス映画ベスト100」で21位に輝く犯罪映画の傑作!”だそうです。若き日のヘレン・ミレンが妻役で出ていますが、大変な美人ですね。監督はジョン・マッケンジーです。特に、最後の終わりがよい。これを観れずに死ねるか、です。
あと、「Xミッション」ですが、この映画知りませんでした。エドガー・ラミレスが主演でみた映画。話しのすじは大したことないが、映像はすごいと思います。エドカー・ラミレスが出るだけで、映像が締まります。マシュー・マコノヒー主演の「ゴールド」でも、エドガー・ラミレスがいなかったら、ダメな映画で終わっていたと思います。この人の「カルロス」も長い映画ですが、おもしろいですね。役者根性があると思います。
今、男性俳優の中では、ライアン・ゴズリングとエドカー・ラミレスが一番いけていると思います。
「黒いオルフェ」は名作として知られていますが、初めて観ました。話しよりはその世界観に関心しました。ガルシア・マルケス的世界のラテンですね、特にラストは。もちろん、カルロス・ジョビンの曲も大傑作。
「レディ・プレーヤー1」は最近SFXを持ち込んで作ったゲームのような世界観、これが年取ったスピルバーグが監督したなんて信じられません。スピルバーグ恐るべしです。スピルバーグは「ペンタゴン・ペーパー」も撮っていますが、こちらは王道的な作りとラスト終わり方が時代を風刺した意味シンな終わり方がよかった。
カンヌのパルムドールの「ザスクエア」は毒とユーモアが聞いて、現代を切り取ったような映画。音楽の使い方といい、切れ味のするどい風刺映画。同じ系列で「ノー・マンズ・ランド」も同じ。
「孤狼の血」は役所浩司に日本アカデミーの主演男優賞をあげたいですね。見た後、豚を食べれなくなりました。
最後ですが、白黒のフランス映画「穴」。ただただ、傑作です。脱獄もの、ここに極めりですね。監督のジャック・ベッケルの遺作にして最高傑作というのもうなずけます。まだ観ていない映画の中にこんな傑作があったなんて信じられません。またまた、これを観れずに死ねるか、です。
来年の抱負は、ボブ・ホスキンスのように、切羽詰まらないように暮らしていきたいものです。