2019年11月19日の日経新聞朝刊の1面にANAとJALの記事が出ていた。
見出しは、「ANAとJALの欧米路線数 羽田が成田を逆転」というものです。
記事の内容は、
日系航空大手が2020年3月の羽田空港の国際線発着枠の拡大に合わせ、羽田からの欧米の都市に就航する発着便を大幅に増やす。
ANAはミラノなどに新たに就航し、現在の2倍の18路線に拡大する。
(中略)
欧米路線については、ANAは来年3月以降に成田発のサンノゼやワシントンなどの米国4路線を羽田発に移管するほか、サンフランシスコ、ミラノやイスタンブールなど5路線を新規に就航。
18路線に倍増する。一方で成田発の路線は現在の10路線から7路線となる。
JALも現在、羽田から欧米4路線に就航しているが、10路線前後に増える見通し。成田は現在の10路線から減り、羽田発の欧米路線が成田を上回ることになる。
ANAとJALの欧米路線数の合計は羽田発が27前後、成田発が15前後になる。
羽田はビジネスのほか欧米からの国際線と日本の国内線をつなぐインバウンド向け空港としての性格も強まる。
成田は国際線同士の乗り継ぎやLCCの拠点の色合いを強めることになる。
いろんなところで噂されていましたが、ANAの新規就航路線はミラノとイスタンブールと明確に書かれていますね。
ANAは既にアリタリア-イタリア航空とのコードシェア便運航開始していますが、こちらは成田発着ですから、差別化はできますね。
だけど、以前、JALが破綻するまで飛ばしていた鬼門のルートですね。自分としてはイタリア大好きなので、ミラノに飛ばしてくれると素直に大変うれしいですね。
アメリカン航空の成田のアドミラルクラブも閉鎖されるし、デルタ航空も全面的に羽田に移管するとなると、成田空港は寂しくなりますね。
メジャー路線は羽田に移動、マイナー路線と東南アジア方面などが成田に残りそうですが、なんか、成田空港のさびれ感が相当出てきます。
今年の台風の大雨で成田空港で乗客が醜いことになったのも、都心から遠いことから起きたことです。素直に、都心から近いということだけでも、これだけ自然災害が起こる近年では朗報ですね。
だけど、先日の日経ビジネスの電子版で見たのですが、スクープ記事で「JALがマレーシア航空支援に名乗り」という件、その後どうなったのでしょうか。他紙も含めて何の後追い記事も出てきませんね。
日本航空(JAL)が経営再建中のマレーシア航空の事実上のスポンサーに名乗りを上げたことが10月28日、日経ビジネスの取材で分かった。
なんか、労使の問題を抱えているマレーシア航空、JALは大丈夫なのでしょうか。
話しはANAのミラノ線に戻りますが、特典航空券の予約に備えて、また、マイルを貯めていかねばと思った次第です。シートはあまり期待できないかな。何といっても、やはり観光客主体の客層でしょうから。