先日の鹿児島への帰省の折り、ショッピングで天文館を歩いている時でした。
ロフトが入っているビルを見つけたので、来年の手帳でも物色しようと思い、入館した。
そして、このビルの1画に鹿児島には不釣り合いな(鹿児島の皆さん、すみません)ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)のお店を見つけたので何かおもしろいものがないかと物色しました。
そこで、かわいらしいものを見つけてしまった。
鮫島工芸社で作られているという鹿児島では有名な「オッのコンボ」という人形です。
鹿児島市の照国神社で行われる毎年恒例の春を告げるイベント 「縁起初市」で売られているもののようです。
「オッのコンボ」は鹿児島弁での名前で、「起き上がり小法師」のことを言うそうです。
全長が6cmくらいの手の指先に”ちょこん”と乗るくらいの大きさです。
現在、鮫島工芸社では、ご家族4人で制作をしているとのこと。
全てが手作りなので、1つ1つ顔の表情が違います。
説明文を読んでいくと、この部分に一番惹かれたんだな。
「オッのコンボ」は家族の人数よりも、1つ多く買って帰り、台所の大黒様と一緒に飾ります。
1つ多くするのには、昔から、家族一同の無病息災の祈願と、みんなの数よりひとつ余計に幸福がやってくるように、また、丈夫で賢い子供をさらに1人でも多く授かるようにという願いも込められてるとのこと
現在は、「合格祈願」「交通安全」「縁結びの神様」とも言われているそうです。
白のオッのコンボもいましたが、こちらは女の子の神様。女の子の人数分を化粧台に飾ることで美しく成長するようにという願いが込められていると言います。
売り場にはありませんでしたが、黄のオッのコンボもいるそうです。金運UPの願いが込められているそうです。
自分的には、やはり、ここは赤のオッのコンボですね。自分の家族は4名なので、5体買うことにしました。1体 450円程度だったと思います。
そして、手作りなので、顔の表情が皆違うことが、後から判明しました。少しタレ目も確かにいますね。
好みの子を探して、じっくりと選ぶ人もいるよとは、後で知りました。
赤のオッのコンボですが、足元の絵柄は、太陽をあらわしていて、なんだか見ているだけでも元気をもらえるような気がします。
そして、オッのコンボには作法があるようです。
(お供え場所)
台所・安全な火元の周辺または冷蔵庫の上か食器棚の上などに小さなお盆にのせて火元に向くようにお供えするとこ
(古い起き上がり小法師の処理の仕方)
古くなったオッのコンボやダルマは全国各地の神社にてお炊きあげしていただきましょう
などなど
自分の場合は、自分のデスクの前に5体並べて置いてあるが。「合格祈願」「交通安全」「縁結びの神様」が2,500円程度で叶えば安いものですが。