伊集院静さんの、突然の画家志望の方には「バルセロナのピカソ美術館」に行ってこい、はウンチクのある名言

イタリアへの旅のブログから今日は脱線です。

それは、先日届いた雑誌に自分に非常にささるある一文が掲載されていたのです。

その雑誌とは、クレジットカードのダイナースが発行する「SIGNATURE」(シグネチャー)の11月号です。そして、この雑誌の冒頭には、伊集院静さんの「旅と言葉」というエッセイが掲載されているのです。伊集院さんは約2年間ほど病気療養のため、復帰されて今回が2回目のエッセイです。

今回のタイトルは、“モンセラット”です。

(前略)

バルセロナの一角にピカソ美術館があり、彼の“青の時代”の名作が何点かあるが、興味深いのは、ここにピカソが幼少(四・五歳)の折に描いた鳩の絵があり、彼の十歳前後のマラガ時代に描いたデッサンも、大きな油彩作品と展示してある。「よくここまで幼少の頃、まだ十歳前後でこれだけの作品が描けたものだ」とたいがいの人は感心し、近代の巨匠の本当の力量を見直す

これは嘘のような話だが、関西の或る老舗の会社の跡継ぎが急に画家になると言い出し、皆をあわてさせ、親も周囲の人もどうゆうわけか私に相談に来た。

「バルセロナのピカソ美術館に行って、ピカソの幼少、若い時の作品を見せなさい」

嘘のような話だが、跡継ぎはそこに立ち、ほどなく志望を変えたそうだ。

非常に含蓄のある先生のお話しです。だけど、バルセロナには自分は数回訪問したことがあるのですが、このピカソ美術館には行ってないな。

何かとち狂って、画家志望を相談されたら、自分もこのフレーズを使わせてもらおうと思った次第です。よいお話しを聞かせていただきました。

そして、今回の伊集院さんのメインの話しは、バルセロナ郊外にあるモンセラットという修道院にある“黒いマリア”のことなのです。黒いマリアの前で祈り、銅像のある部分を撫でると奇跡が起こるという言い伝えがあるのです。

伊集院さんもご家族の病気回復を願って、奥さん(あの篠ひろ子さん)と一緒にお参りに行ったという話しなのです。

実は自分も以前に伊集院さんがこの話題について書かれたエッセイを読んで、自分にも奇跡が起こらないか(訪問した気持ちが邪だったため、自分には奇跡が起こらなかったが)と思い、バルセロナを訪問した際に、家族でこのモンセラットの“黒いマリア”を訪ねたのでした。

バルセロナからは電車で約1時間で行けますので、時間があれば訪問されるとよいと思います。岩だらけの崖の上に立つ修道院です。コロナ前であれば、ヨーロッパ中から観光客が集まる場所でしたが、今はどうなのかな?

そして、このモンセラットの修道院の話しになると思い出すのが、スペインが生んだオペラ歌手のモンセラット・カバリエなのですね。スペインの至宝と呼ばれる歌い手ですが、有名なのはあのバルセロナオリンピックの開会式でフレディ・マーキュリーと一緒に「バルセロナ」を唄ったステージが思い起こされます。

既にどちらも故人です。時の経つのは早いです。

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