自分は1年前にヘルスケア系のREIT(リート)と物流、いわゆるロジスティック系のREIT(リート)を組み合わせて自己流で毎月分配型のポートフォリオを組んでいる。ヘルスケアと物流のリートに限定したのは、今後、衰退する業種ではなく、需要が増えていくリートだからです。
例えば、下記のような組み合わせで毎月分配型のポートフォリオが組めます。
- ヘルスケア&メディカル(3455) 1月と7月に分配金
- ジャパンシニアリビング(3460) 2月と8月に分配金
- グローバルワン(8958) 3月と9月に分配金
- 日本ヘルスケア(3308) 4月と10月に分配金
- 日本プロロジス(3283) 5月と11月に分配金
- 日本リート(3296) 6月と12月に分配金
これで、約5%弱の年間での分配金になります。このようなポートフォリオは長期投資の分配金目当てですから、できれば、NISA口座での保有をおすすめします。
そして、ヘルスケア系のリートをもって、初めて、リートにも株主優待(正確には投資主優待)があるのに気づきました。40~50代の方には、親の介護も気になってくるという年代です。自分利用ではなく、親のためにヘルスケア系のリートを持つのもありだとおもいます。
例えば、直近で報告書をいただいた、大和証券系のヘルスケアリートに日本ヘルスケア投資法人(3308)がありますが、こちらの主な投資主優待制度は下記のとおりです。
対象者は、1口以上を所有している投資主様
主な優待先は下記の通り。
- チャーム・ケア・コーポレーション 入居一時金20万円割引 入居一時金0円の場合、家賃1ケ月分の割引、体験入居無料 →利用対象者は所有者本人のみ
- SOMPOケア株式会社 前払い金の3%を割引、月払いプランの場合は家賃相当額の3%を割引(契約終了まで) →対象者は投資主及びその配偶者並びにその親族(二親等)
- 株式会社さわやか倶楽部 初月利用料の10%割引、体験入居無料 →対象者は投資主及びその配偶者並びにその親族(二親等)
これは一例ですが、このヘルスケア投資法人だけで、著名な介護施設運営者の全国に散らばる施設で割引が受けられます。リートでない、例えば、チャーム・ケア・コーポレーションの株主自体には残念ながら株主優待の設定は現在はありません。
つまり、もしもの時に備えて、親のためにも自分の家族のニーズに合ういくつかのリートの投資主優待が受けられるヘルスケア系のリートを持つのも十分ありなのではないでしょうか。これで、年間5%の分配金がもらえれば、大満足です。
今回はヘルスケア系のリートを持って初めて気づいた優待制度の紹介でした。