スマホやPCの販売・修理・インターネットをすべてサポートする店舗を展開している会社に、ピーシーデポコーポレーション(証券コード 7618)という会社があります。神奈川県が地盤です。
シニアやデジタル機器の扱いに慣れていない人を、月額課金制で会員として囲い込みながら、収益を上げてきて順調に成長してきましたが、数年前に法外な料金を請求したということで世間からたたかれ、事業モデルの再構築を余儀なくされた会社です。
6月28日現在の株価は、427円。
2019年3月期の売上は404億円、1株当り純利益(EPS)30.94円、PER 13.8倍、1株当り純資産 479.94円です。年間配当は13円で、配当利回りは3%です。
近年は前述の事業モデルの再構築を余儀なくされている影響で、減収減益で厳しい業績が続いていますが、赤字になることなく、利益は出ている会社です。
会員制のサブスクリプションモデルで、ますます複雑になるデジタル機器やスマホなどの扱いに疎い人向けのこのサービスは、個人的にはお金が妥当であれば、ニーズはたくさんあると思っています。
そして、そのピーシーデポより株主優待が届きました。
店舗での物販に使える1,000円分の金券です。但し、ピーシーデポのプレミアムメンバーが利用すれば2,000円分の金券に変身します。また、技術サービス利用時ならだれでも2,000円の金券となります。
まあ、通常は1,000円の金券の価値と思いますので、配当合わせると5%を超える利回りとなります。
自分はこの銘柄は何回か買っては売りを繰り返して、現在は100株を優待目的で保有中です。
2018年6月に最終購入し、購入価格は589円で塩漬け中です。
直近の高値は2016年の1,358円で、そこで不祥事が発覚し、株価は低迷しています。
しかし、事業モデルがまったく時代と合わないというわけではなく、低迷していると言ってもサブスクモデルで黒字も確保しているので、どこかで株価が上向くのではと希望を持って保有はしている状況です。
四季報によれば、「収益性の月額課金は新規会員の開拓進み貢献。正社員積極採用による人件費増をこなし営業益底打ち。社長が役員と正社員を中心に時価最大6億円の保有株を贈与」と期待がもてる記述があります。
まあ、配当と優待を期待して持てる株式かと思いますし、どこかで株価が高騰する局面まで待てる現在の株価の位置だとは思いますが。
いかがでしょうか。