近年、毎月分配金を出す投資信託は金融庁などの指導で人気がずいぶん落ちているというか、販売に大きな陰りが出ていると思います。要は、毎月分配金を保有資産から得る収入以上に資産を取り崩して分配する、悪い投資信託があるからです。
そうゆう、ご時世だから、自分は毎月配当があるように配当が安定している各種リートだけで自分ファンドを作成して、分配金を得ています。
それも、将来有望性のあるヘルスケア系と物流のリートだけでも毎月分配金がある自分ファンドが作成可能です。
そして、ここ数か月でどのリートの銘柄はかなり値上がりしていますね。これは、低金利とお金がじゃぶじゃぶだからしょうがないのかな。
そして、この自分ファンドを持って、初めて気づいたことがありました。
ヘルスケア系のリートにも、介護施設に入居するときの株主優待があるというものです。
例えば、先日、「日本ヘルスケア投資法人」(3308)から2019年4月期の資産運用報告書が送られてきました。
ちなみに、1口当たりの分配金は4,307円。
日本ヘルスケア投資法人の7月22日現在の株価は終値で、178,200円。
半期の配当利回りで、2.4%。年間では約4.8%になります。
そして、この日本ヘルスケア投資法人には、こんな株主優待が付いています。結構変わり種です。
(株式会社チャーム・ケア・コーポレーション)
- 入居一時金割引(入居一時金から20万円割引、入居一時金ゼロ円プランは家賃の1ケ月分を割引)
- 体験入居無料(1泊2日)
- 対象施設は、チャーム・ケア・コーポレーションが運営する全施設
(SOMPOケア株式会社)
- 〈SOMPOケア ラヴィーレ〉前払いプラン: 前払い金の3%を割引 月払いプラン: 月額利用料金のうち家賃相当額の3%を割引(契約終了まで)
- 利用対象者 投資主及びその配偶者並びにその親族(二親等まで)
(株式会社さわやか倶楽部)
- 初月利用料の10%割引
- 体験入居無料(1泊2日食事付)
- 日帰り(昼食付)施設見学無料
- 利用対象者 投資主及びその配偶者並びにその親族(二親等まで)
ちなみに、大手の株式会社チャーム・ケア・コーポレーション(6062)は会社自体も上場していますが、こちらには株主優待の設定がありません。少し不思議です。
そして、SOMPケアとさわやか倶楽部に至っては、自分のみならず、配偶者や親などにも優待が適用されます。
とかくリートは配当利回りが比較的高いことが魅力ですが、シニア世代には介護施設などの入居に際しての優待を目的にリートを保有してもよいのではないかと思います。
特に、ヘルスケア系リートは家族がもしもの時の要介護等になった時などに大きな効果を発揮する可能性があります。
リートにはこんな使い方もあるというご紹介でした。