東証の一部上場企業に(株)丸井グループ(証券コード:8252)があります。
2020年7月2日現在の株価は、1,948円です。
新型コロナウイルスの影響で小売業は試練の時を迎えていますが、丸井グループの業績を支えているのは丸井が発行するエポスカードです。
カード事業が絶好調で、2020年3月期は、営業利益が11期連続の増益、当期純利益も9期連続の増益で業績は好調です。
主な指標は下記のとおりです。
- EPS 117.6円
- PER 16.5
- 配当 50円(2020年3月期実績)
そして、2020年3月期でみれば、配当性向は43%です。
そんな丸井グループから、先日、株主優待が届いたのでした。これは、カブドットコム証券でのクロス取引で優待をゲットしたものです。
食料品やクオカードなどの金券の優待はクロス取引で優待をゲットするのは苦労しますが、この丸井グループは権利落ち日直前でもクロス取引ができるのです。
そして、自分は最低単位の100株の優待内容は下記のとおりです。もちろん所有株数に応じて、階段的に優待の金額は増えていきますが。
- お買物券: 1,000円分
- Webクーポン: 1,000円分
- エポスポイント: 1,000ポイント
そして、自分はこのエポスポイントがこの優待の目当てだったのです。
エポスカードのゴールドもしくはプラチナカードを保有している場合、エポスポイントは上記の2倍となる特典が付いているのです。
そして、エポスカードのマイルへのレートは下記のとおりです。
- ANAマイル 1,000エポスポイント=500マイル(但し、ゴールド・プラチナカード会員は600マイル)
- JALマイル 1,000エポスポイント=500マイル
自分のエポスカードは年会費無料のなんちゃってゴールドカードなのです。
そうすると、2,000エポスポイントがいただけて、ANAマイルに交換すると1,200マイルいただけるということになります。
マイルの価値換算は難しいですが、仮に1マイル=2円として計算します。
(丸井グループの優待部分の価値)
- エポスポイント(2,000ポイント) 2,400円
- お買物券とwebクーポン 合計2,000円
これに配当の5,000円も加えると、合計で100株保有で9,400円分いただけることになり、配当性向4.8%となるこれだけを目当てに保有できる株式と言えます。
もう少し正確に言うと、エポスポイントは年1回の特典ですが、お買物券とWebクーポンは半年に1回づつもらえますので、正確には年換算で11,400円分となります。
昨今はマイルがいただける株主優待は希少ですので、丸井グループの優待は貴重です。
そして、同封の共創通信を拝見すると、(株)エイブルとの提携が寄与し、取扱高が伸長しているとのことです。
何でも、2019年5月より、賃貸不動産仲介・管理の業界大手である(株)エイブルとの協業を本格的にスタートし、「家賃の支払いでポイントを貯めたい」という入居者のニーズに応えたエポスカードの家賃保証サービスをエイブルの全国直営店舗網を通じて拡大しているということです。
家賃をカードで支払えるなら、自分もそうしたいな。