すごいものを観せてもらったよ、世田谷美術館「マルク・シャガール展」天才だよね

2023年8月23日(水)

本日は美術展に行ってみようかな、と思ったのでした。自分的にはあまり相性というかいいイメージほもっていなかったマルク・シャガールです。今まで真剣に見た記憶はないのですが、何かフェミニンというか妖精が空を飛んでいるイメージの絵しか思い浮かばないのです。

こんな食わず嫌いですが、これではいけないと思い、今、世田谷美術館で絶賛開催中のこの展覧会です。

  • 「マルク・シャガール 版にしるした光の詩」 神奈川県立近代美術館コレクションから
  • 2023年7月1日(土)~8月27日(日) もうすぐ終わるよ
  • 入場料 大人1,200円

世田谷美術館は田園都市線の用賀駅下車、徒歩17分です。17分ですが、歩道がきれいで歩くには苦のない散歩道ですね。世田谷美術館は昨年の1月に訪問した「グランマ・モーゼス展」以来です。

到着したのはお昼の12時。予約なしでガチ訪問です。待ちもなく、直ぐ館内に入れました。館内はほどよい込み具合かな。

そして、備忘録として、こんなカードを持っていると割引になるそうです。

まずは結論から。今日もすごいものを観せてもらいました。自分の先入観に恥じ入るばかりです。もちろん妖精チックな版画もありますが、「サーカス」などの一連の構図、色使いは天才だと思いました。特に道化師などはピカソの絵の「腕を組んですわるサルタンバンク」より、自分は好きだな。これ版画とは思えないよ。

自分が特に気に入ったのはこれかな。

  • 寺院とバッカスの話
  • 大きな道化師

詩情あふれる世界を幻想的で色彩豊かに描いた愛の画家マルク・シャガール(1887-1985)。帝政ロシア領ヴィテブスク にユダヤ人として生まれ、戦禍や革命に翻弄されながらバリやベルリン、ニューヨークヘと活動の地を移した異邦人 画家という境遇も、作品に陰影を与えその妙味を奥深いものにしています。
シャガールは絵画のかたわら版画制作にも精力的にとりくみ、約2,000点もの作品を手がけるなど、版画の分野でも 大きな足跡を残しました。版元や工房との協働によって生まれる版画作品には、絵画とは一味違った表現と味わいが刻まれています。
本展では神奈川県立近代美術館の望月冨昉コレクションより、『ダフニスとクロエ』や『サーカス』など各年代と技法を代表する6つの版画集から選りすぐった作品約140点をご紹介し、技法ごとの表現の違いや物語、モチーフ、制作の背景などに注目しながらその魅力に迫ります。

シャガール、ピカソやマティスと同じ20世紀を代表する芸術家だね。師匠すみませんでした、自分の今までの思い込みを恥じ入るばかりです。解説を読んでいると、ストラヴィンスキーやドビッシーなどとの交流もさもありなんの世界です。

そして、このチケットで入れる2階の「雑誌にみるカットの世界」もすごかったよ

最も感銘を受けたのが、「暮らしの手帳」の花森安治さんのカット原画です。この人、すごい人だったんだね。これを観るだけでも1,200円の価値があるね。

そして魯山人のコーナーもあったよ。お腹一杯になって美術館を後にしました。本当にいいものを観させていただきました、本日も。

ランチは赤坂に戻って、サカスの美登利寿司でちらし寿司を。14時で約20分待ち。

火照った体をビールで冷やして、大満足の1日でした。

2023年GW明けは、本当は上野の東京都美術館で現在絶賛開催されている「マティス展」に行こうか考えたのですが、さすがにGW明けシニアが大挙し...



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