2024年4月13日(土)
東京の桜はすでに散り初め、今にも雨が降りそうな曇り空の金曜日です。
今日も午前は映画をまず1本観たよ。日頃はあまり行かない有楽町の角川シネマでね。
観たのは「劇場版 再会長江」というもの。いわゆるドキュメンタリーです。観ての感想は、非常に面白くて、ためになったよ。いわゆる習近平の強権中国ではなく、個人が直に中国の庶民に接したドキュメンタリーです。北京は上海の住民の視点とは全く違った、政治色のない、庶民の生活を描いていますね。感慨深いのはチベットに近いシャングリラの街でもこの10年で人の考え方が急速に変わったということ。インターネットですね。奥地でも30歳までは結婚したくないという若い女性。このドキュメンタリーはこんな感じ。
中国全土で話題騒然‼
長江源流、最初の一滴を求める6300キロの旅、
驚きと感動のドキュメンタリ一
中国の母なる大河·長江。上海、南京、武漢、重慶、雲南、チベット高原まで、広大な中国大陸を横断する、全長6300キロのアジア最大の大河だ。日本人監督の竹内亮は、10年前にNHKの番組で長江を撮った時、一つの後悔があった。それは北極・南極に次ぐ地球第三の極地と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮れなかった事。
あれから10年、日本から中国南京市に移住し、「長江沿いの民」の一人になった竹内は、2021年から2年かけて再び長江6300キロを走破する。旅の途中で10年前に撮影した友人たちと再会しながら、一本の大河を通して中国の10年の変化を見つめ、今度こそ「最初の一滴」をカメラに収めるべく、長江源流をめざす。
自分が訪問したことのある長江流域は上海だけです。少し似た風景の桂林には行ったことはありますが。あのコロナ発祥の武漢も南京も長江流域の大都市なんだね。三峡あたりの光景はすばらしいね、道は怖そうだけど。
登場人物で一番印象深かったのはあのシャングリラのツームーさんだね。10年前に彼らが上海に招待したのが人生の転機になったんだね。すごいよ、その考え方の変わりよう。
辺境の地でのインターネットの衝撃、まざまざと見せつけられました。監督の竹内 亮さんのコメントです。
「中国は何だかよく分からないけど、不気味で怖い国」 飛行機で2時間の隣国なのに、街中で中国人観光客を見かけるのに、実際の中国について、日本人はほぼ何も知りません。
大手メディアで流れる現代中国は、どれも「批判ありき」で描かれており、中国に住む私からすると、リアルではありません。「キングダム」や「三国志」など、日本人は中国物語が大好きなはずなのに…。
《再会長江》は、政治的な文脈は一才無く、主に私と長江沿いに住む友人達との友情を描き、ミクロな視点からよりリアルな中国を浮かび上がらせようという作品です。
この映画を見終わった後、皆さんの中国に対する見方が変わる、という自信があります。それは別に特別な事をしたわけではなく、批判でも称賛でもないフラットな視点で中国を描く人が、日本にはあまりにも少ないからです。私は別に、「日中友好」を唱えるつもりはありません、あくまで「隣にこんな面白い国あるよ」と言いたいだけです。
さあ皆さん、私と一緒に悠久の大河・長江を旅して、この巨大で不思議で面白い国、中国の今を見つめてみましょう!
このドキュメンタリー、是非、映画館の大画面で観た方がいいよね。本来はNHKが作る作品だよね。どうしたNHK。
自分としてはチベットのラサには一度行きたいね。
|